特急かもめのグリーン車に乗る(博多→長崎、18年夏長崎・福岡鉄道旅行記)

記事上部注釈
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お盆の超繁忙期に特急かもめのグリーン車に乗りました。敷居が高いというイメージのあるグリーン車ですが、実際にはどうなのでしょうか?東京での指定席入手方法も合わせて記載しました。

グリーン車指定席の入手

私は首都東京に住んでいます。そして、みどりの窓口は混雑していて使いたくないです。でも、一見すると指定席券売機は九州の特急の指定席券を発行できなさそうです。しかし、それが発行できるのです。

指定席券売機のメニュー画面

図1. 指定席券売機のメニュー画面

指定席券売機のメニュー画面(の一例)を示します(図1)。ここに、乗換案内から購入という画面があります。この画面をタッチして、区間と自分が希望する時間帯を指定すると、九州であっても指定席券が購入できます。もちろん、座席表から希望の座席を選択することも可能です。このような機能を駆使することにより、駅員の手をわずらわせることなく九州の特急でも指定席券を入手出来るのです。

博多での出会い

私は885系よりも787系のほうが快適と思っていましたので、時刻表で「白いかもめで運転」という脚注がない列車を選択しました。そして、4番のりばで待ちます。

885系の先頭(博多)

写真1. 先発の885系(白いかもめ)の先頭

白いかもめはスマートな流線型が特徴です(写真1)。でも、ドイツの高速列車に似ているような気もしますね…。参考写真と比べてみてください。

ICEとレイルジェット

写真2. (参考)ICEの先頭(ウィーン中央で撮影、右側の車両がICE-Tです)

787系の先頭(博多)

写真3. 私の乗る787系かもめの先頭

ようやく私の乗るかもめがやってきました。発車直前にやってくるのですね。20分前のかもめ号が同じ4番のりばから発車しますからね。この車両もヨーロッパの高速列車に似ているように思います。具体的にはTGVですね。

フランクフルト中央駅に停車しているTGV

写真4. (参考)TGVの先頭(フランクフルト中央で撮影)

885系ほど似せていないのですが、何となく似ているように思ったのです。多くの乗客にとってはヨーロッパの高速列車とスタイルが似ていたところで、関係ありません。そして重要なのは内装です。こんなことを思いながら乗り込みます。

かもめの内装を堪能する

せっかくグリーン車に乗ったので、内装を堪能しましょう!

787系の内装

写真5. 787系のデッキ部分

787系はシックな外装ですが、デッキ部分は目立つように赤い扉になっています。よく見ると、ステップがあることがわかります。新幹線や都会の特急に慣れた身にはつまづく心配がありますので、注意したいものです。

787系の内装

写真6. グリーン個室の前を通る

787系にはグリーン個室が備わっています。そのグリーン個室の前を通って、いよいよグリーン車に入ります。

787系の内装

写真7. グリーン車の扉を通る

その扉は物々しい注意書きがあります(写真7)。

787系の内装

写真8. 座席からグリーン車の空間を眺める

ようやく座席です。ここから空間を眺めると、間接照明がイカしていることがわかります。また、天井の意匠にこだわっていることもわかります。

お手洗い周辺についても観察してみましょう。

787系の内装

写真9. デッキからトイレを眺める

デッキ部分は木目調ですね(写真9)。新車の時点ではここまで木目調を前面に押し出していませんでしたが、DXグリーン車を設置する際に内装も変更したのでしょうか。

787系の内装

写真10. トイレの洗面台

787系の内装

写真11. 機能的なトイレ(洋式!)

787系の内装

写真12. 着替えに重宝する台

トイレは標準的ながら清潔なものです。ここで興味深いものを見つけました。着替えのときに靴を脱いで台に乗っかれるようにしています(写真12)。利用者があまり多くないと想定されるグリーン車でしかありえませんね。普通車のトイレであれば、長居されては困りますからね。

座席本体も軽く見てみましょう。

787系グリーン車の座席

写真13. 1人がけの座席

787系のグリーン車は1人がけと2人がけの座席が並んでいます。こちらは1人がけの座席です(写真13)。

787系グリーン車の座席

写真14. 2人がけの座席

一方、こちらは2人がけの座席です(写真14)。いずれも快適そうですね。私は快適に過ごせました。

かもめ号からの車窓

そのような観察をするうちに、列車は博多を発車していました。

写真15. 福岡郊外の美しい光景

博多を出てすぐは住宅街が広がります。しかし、首都圏とは異なり、水田も広がります(写真15)。

写真16. 鉄道のジャンクション、鳥栖に停車!

ちょっとした山越えもありますが、そうサミット感がないうちに鳥栖に到着です(写真16)。ここから長崎本線に入ります。

写真17. 鹿児島本線と分岐する

そう、鹿児島本線と分岐するのです(写真17)。

写真18. 佐賀県の美しい水田

しばらくは水田が広がります(写真18)。

写真19. 美しい海岸線

肥前鹿島あたりからは海岸線沿いを走ります(写真19)。海岸線沿い=線形が悪いということですから、スピードは上がりません。

写真20. 美しい海外線

写真21. 橋と海のコラボレーション

この区間の白眉かもしれません。橋と海のコラボレーションです(写真21)。

写真22. さっき走っていた線路が見える

この区間を過ぎると、さっきまで走っていた線路が見えます。

写真23. やはり美しい海岸線

写真24. 遠浅の海が見える

やはり美しい海岸線が展開しますね(写真23-24)。このあたりで海とお別れです。

写真25. 島原鉄道の車両(素人だまし用のラッピングがなされています)

肥前鹿島からここ諫早までノンストップです。諫早では島原鉄道に出会いました(写真25)。諫早から2つ先の喜々津からは新線を走ります。特急は旧線を通りません。旧線経由の佐世保-長崎の観光列車も面白そうですね!

写真26. 山中の新線から見える水田

新線といっても、まったく車窓がつまらないわけではありません。このように、立体的な景色を堪能できます。

写真27. 長崎の路面電車の線路と併走する

いつの間にか長崎市内に入っていました。浦上の手前で路面電車の線路と併走します。このあたりが原爆の爆心地です。

写真28. 長崎に到着!

このようにして、長崎に到着しました。これ以降、暑い中で観光するのです。

前後を読みたい!

さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

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※それぞれ別ウィンドウで開きます。

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