信越本線とバスでの高崎と軽井沢の移動

群馬県の高崎と長野県の軽井沢。両者の距離はそう遠くないですが、途中に山越えがあるので、新幹線を使わない移動はそう簡単ではありません。今回はその困難に挑戦してみました。

写真1. 乗りかえポイント横川に到着した普通電車

復習:高崎と軽井沢の移動の概要

高崎と軽井沢の移動は新幹線で2駅です。そのため、時間を優先する人は新幹線を使うと良いでしょう。しかし、新幹線を使わない移動方法もあるのです。以下でその概要を紹介します。

高崎-軽井沢の移動方法(在来線利用)
・所要時間:80分前後

・本数:1日7往復

・運賃:1030円(きっぷ)

・乗りかえポイント:横川

在来線(信越本線)とバスを乗りつぎ、その所要時間はおおよそ80分です。群馬県の横川と長野県の軽井沢の間は鉄道路線がないので、この間はバスで移動する必要があります。バスが運転される区間は県境で人口も少なく、バスの本数は多くありません。そのため、高崎から軽井沢への移動は1日7往復に限定されるのです。

なお、バスは道路事情により、遅れることがあります。特に夏の軽井沢となれば、道路は自動車で埋め尽くされます。そのため、バスがある程度遅れても良いように余裕を見積もることも重要です(バス→信越本線の接続は20分ほどあるので多少の遅れで乗りつぎが破綻することはありません)。

バスは乗車時に運賃を支払います。なお、繁忙期であれば、バスは増車されます。ひどい混雑に見舞われることもないでしょう。

実際に高崎から軽井沢まで移動する

さて、実際に移動しましょう。私は寄居からJR線に乗っているので、運賃は通算です。

写真2. 高崎の電光掲示板

電光掲示板に行先が表示されています(写真2)。9:23発や10:23発は5番線からの発車ですが、高崎駅では「何線は○番線」と決まっているわけではないので、電光掲示板を確認する必要があります。9:23発の普通横川行きは4両編成です。

高崎駅の電光掲示板を見ると、3両編成はなく、4両編成か6両編成のようです。3両編成で本数を増やせば良いのにね!

211系(高崎)

写真3. 211系電車が入ってきた!

211系電車が入ってきました(写真3)。高崎地区の普通電車の多くはこの車両で、例外は高崎線に入る10両編成のみです。211系電車はオールロングシート、つまり窓に背を向けるタイプの座席です。どうしてもクロスシートが良いと思うのであれば、トイレ前のクロスシートに座るしかありません。

写真4. 上越線と分岐する

高崎を発車しました。上越線と分岐します(写真4)。かつては上越線は新潟への、信越本線は長野への、それぞれ大動脈でした。そのため、スムーズに運転するために立体交差になっています。

写真5. 北高崎に停車!

高崎の次は北高崎です(写真5)。分岐してすぐの場所にあるので、高崎の北側に位置しています。市街地にある感じはありますが、日中時間帯は1時間に1本しかありません。

写真6. 烏川を渡る

烏川を渡ります(写真6)。

写真7. 緑も見えてきた

高崎の市街地から離れ、徐々に緑が増えてきた感じがあります(写真7)。

写真8. 坂を登る

安中を過ぎると、徐々に勾配がきつくなります(写真8)。211系電車といえども、あまり速度は出せません。

写真9. 坂を登る

このように坂を登ります。

写真10. 周囲と高低差がある

鉄道は急勾配が苦手な交通機関です。そのため、周囲よりもゆるやかな勾配で高度を稼ぎます。そのため、このような高低差が生じるのでしょう(写真10)。

写真11. 上り電車とすれ違う

上りの高崎行きとすれ違います(写真11)。昔は別の車両もありましたが、2021年現在では211系電車に統一されています。

写真12. 周囲はだいぶ家が減ってきた

さらにのどかな景色になってきました(写真12)。

写真13. 碓氷川を渡る

松井田を出ると、碓氷川を渡ります(写真13)。このあたりにやってくると、森の中を走る印象があります。

写真14. 西松井田に停車!

西松井田に停車します(写真14)。横川の手前の駅です。

写真15. 勾配を登る

西松井田から横川も勾配を走ります。周囲も田舎らしい風景が広がります(写真15)。

写真16. このような景色が続く

特にこの1駅は景色が先ほどとは異なり、山に近づいてきた感じがあります(写真16)。

写真17. 横川に到着!

横川に到着しました(写真17)。先頭車両のほうが改札に近く、バスへの乗りかえはスムーズです。

横川でのバスへの乗りかえ

横川ではバスに乗りかえる必要があります。改札を出たら左手に進みます(図1)。

図1. 横川駅前のバス停の位置(googleマップより引用)

写真18. 横川駅前の様子

横川駅前の様子です(写真18)。それにしても人が多いですね。

写真19. 横川駅前の様子

このような道路を歩きます。横川-軽井沢が廃止されたのは1997年10月1日ですから、もう24年経過したことになります。

写真20. バス停の様子

バス停の様子です(写真20)。職員さんが出てきて並んでいる人の人数を確認していました。碓水バイパスを通るためか、あまり立客を出したくないという意図が伝わります。1台のバスでは対応不可と判断したのか、別のバスも動員しています。

運転士さんに520円を出し(私は1000円を出して480円返ってきました)、いよいよバスの乗客になります。

JRバスでの旅

横川-軽井沢はもともとJR線による運行がなされていましたが、長野行新幹線(現在の北陸新幹線)が開業した陰で、この区間は廃止され、バスによる運行に変わりました。運転取り扱いが特殊なこと、峠を越える県境のために流動が少ないことがその要因です。

今回は2台のバスが運転されていましたが、逆にいうとバス2台で賄えるということです。所要時間は32分とされています。

私は運が良いのか悪いのか、最後の窓側席に座れました。最後尾の狭い席です。逆にいうと、私がバス車内を後方から監視していたということです。

写真21. バス停の様子

バス停の様子です(写真21)。

写真22. 鉄道文化村の脇を通る

碓水鉄道文化村の脇を通ります(写真22)。

写真23. 煙が発生!

煙が発生していました(写真23)。これは蒸気機関車のものです。蒸気機関車だと受けが良いですからね!

写真24. 緑が広がる

バスは途中の停留所はありません。横川から軽井沢までノンストップです。途中は緑が広がります(写真24)。

写真25. 上信越自動車道をくぐる

上信越自動車道をくぐります(写真25)。

写真26. 見晴らしが良い

見晴らしが良い場所ですが、緑が多く、そこまで風景は開けません(写真26)。

写真27. 群馬県と長野県の県境付近を走行中

群馬県と長野県の県境付近です(写真27)。

写真28. 下り坂に変わった

県境を越えると下り坂に変わります。今まで碓氷峠は単なる関所というイメージがありましたが、峠だったんですね!

写真29. いわゆる「軽井沢」に入った

碓氷峠を越え、軽井沢に入ると、風景が一変します(写真29)。峠道から別荘地に変わったのです!この変化は急でした。

写真30. 素敵なログハウスがある

軽井沢らしく、素敵なログハウスもありました(写真30)。このあたりから道路が混んできました。夏の軽井沢なので、自家用車も多く、道路が混むのです。軽井沢を南北に結ぶ軌道系交通が必要と実感した瞬間です。

写真31. 軽井沢らしい風景が続く

軽井沢らしい風景が続きます(写真31)。

写真32. 軽井沢に到着!

軽井沢に到着しました(写真32)。軽井沢は新幹線もとまり、その新幹線で到着し、バスで各自の目的地に向かう人でバス停は長蛇の列でした。

確かに軽井沢は涼しく感じました。東京から新幹線で60分程度ですから、お手軽な避暑地として訪れる人が多いことも納得できます。

前後を読みたい!
さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

←(前)八高線の乗車記(車窓も収録、寄居→高崎、21年)

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しなの鉄道の乗車記(軽井沢→長野)(次)→

※それぞれ別ウィンドウで開きます。

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