三重県志摩半島の賢島。リアス式海岸が美しいリゾート地です。そんな賢島地区にはホテルが多くあります。その一角にコストパフォーマンスに優れるリゾートホテルがあります。そのようなリゾートホテルに宿泊しました。
写真1. 湯快リゾート 志摩彩朝楽の建物外観
湯快リゾートプレミアム 志摩彩朝楽の感想まとめ
湯快リゾートプレミアム 志摩彩朝楽の感想は以下の通りです。
- 館内から眺める英虞湾の光景は美しい
- 部屋は広く、ゆったりと滞在できる
- 食事も必要十分で多くの人が満足でき、総合的にコストパフォーマンスに優れる
詳細は以下に記します。
湯快リゾートプレミアム 志摩彩朝楽へのアクセス
ホテルで重要な点はアクセスでしょう。リゾートホテルは中でゆっくりするのが基本であり、ビジネスホテルほどの利便性は求められませんが、それでもアクセスは重要でしょう。
図1. 広域地図(googleマップより引用)
図2. 賢島駅からホテルまでの経路(googleマップより引用)
広域地図(図1)と最寄駅(賢島駅)からのアクセス(図2)を示しました。広い目で見ると、リゾート地の賢島に位置し(厳密には賢島とは異なる島の本州島に位置するが)、細かな目で見ると、その賢島駅から1.0kmの場所に位置します。
賢島駅からは無料送迎バス(予約は前日の18:00まで)があり、予約すれば駅から簡単にアクセスできます。
賢島駅までのアクセスを簡単にまとめました。
表1. 賢島へのアクセス
東京駅 | 大阪難波駅 | 近鉄名古屋駅 | |
所要時間 | 4時間 | 2時間30分 | 2時間10分 |
運転本数 | 毎時1本程度 | 毎時1本 | 毎時1本程度 |
運賃+料金 | 15,510円 | 4,410円 | 4,010円 |
備考 | 名古屋のりかえ | 一部は大阪上本町発着 | 別途テクあり |
賢島へは近鉄電車でアクセスできます。近鉄電車は特急を走らせており、大阪難波(一部は大阪上本町)や近鉄名古屋からアクセスできます。
図3. 近鉄特急ネットワーク(公式サイトより引用)
参考に近鉄特急の路線図を示しました(図3)。これを見ると京都から賢島までの系統もありますが、1日2~4往復と本数が少なく、午前中に京都を発車する便と午後に賢島を発車する便に限られます。そのため、京都-橿原神宮前の系統と大阪方面-賢島の系統を乗りつぐのが現実的です。
原則として大阪と名古屋からそれぞれ1時間間隔で運転されており(日中時間帯の一部は鳥羽発着があり、賢島発着は2時間間隔となる時間帯がある)、それなりの時刻に賢島に向かうことができます。また、近鉄名古屋から五十鈴川までは別に1時間間隔で特急が運転され、下りは五十鈴川で普通電車に連絡、上りは宇治山田で大阪方面の特急の続行で発車します。つまり、下りは五十鈴川まで特急で向かい、五十鈴川で普通電車に乗りかえることで、上りは賢島から大阪方面の特急に乗り、宇治山田で乗りかえることで1時間に2回の乗車チャンスが提供されます。
このほか、伊勢神宮や鳥羽などに立ち寄り、賢島に向かうことも可能です。この場合、12/31~1月(=割引がなくとも特急に乗ると見込まれる)以外の場合は伊勢志摩チケレス割が自動で適用され、特急料金は320円です。
ともかく、鉄道による賢島アクセスはそれなりに考えられているということです。
湯快リゾートプレミアム 志摩彩朝楽の室内
ホテルで重要なポイントは室内でしょう。その室内を紹介します。
写真2. 部屋の玄関
部屋の玄関です(写真2)。和室を予感させる入口のたたずまいです。
写真3. 和室が展開する
和室が展開していました(写真3)。洋室プランもありましたが、和室のほうが安かったので…。
写真4. 和室が展開
和室が展開します(写真4)。
写真5. テレビと金庫が完備!
テレビと金庫が完備されています(写真5)。いすにすわりながらテレビを観るのは、このような温泉ホテルならではです。
写真6. 和室から入口を振り返る
和室から入口を振り返ります(写真6)。洋室と異なり、くつをぬいでくつろげる長所があります。
写真7. ハンガーと寝巻き
ふすまがあり、ハンガーと寝巻きが入っています(写真7)。後述しますが、食事は自らの高い洋服ではなく、寝巻きで行くと良いでしょう。
写真8. 照明は昼光色による直接照明
照明は昼光色による直接照明です(写真8)。個人的には和室であっても電球色による間接照明が雰囲気が出ると思いますが、自宅にいるようなくつろぎを提供していると解釈します。
写真9. 窓側にはいすとテーブルがある
窓側にはいすとテーブルがあります(写真9)。これも温泉ホテルならではの設備です。
写真10. 窓側でくつろげる
窓側でくつろげます(写真10)。グランピングの会場を眺めることができます。残念ながら海沿いの風景を堪能できません…。
写真11. 窓からの風景
窓からの風景を撮影しました(写真11)。海は見えますが…。
写真12. ろうかを歩く
部屋に入る前にろうかを歩いていました(写真12)。大きな窓があります。
写真13. 窓から絶景が広がる!
窓から絶景が広がります(写真13)。
写真14. 洗面台がある
洗面台があります(写真14)。汎用品に見え、自宅にいるようです。
写真15. バスルーム
バスルームも一般的なものです(写真15)。大浴場に行きましたので、ここは使わずじまいでした。このような場所でせっかくの温泉に入らないのはもったいないです!(共用ですので写真は撮れませんでしたが、大浴場は温泉ということもありゆっくりできました)
写真16. トイレ
部屋にトイレがありました(写真16)。
湯快リゾートプレミアム 志摩彩朝楽の食事風景
リゾートホテルといえば食事が付いています。夕食と朝食を堪能しました。
夕食の様子
まず、夕食の様子を紹介します。
写真17. 大きなレストラン
大きなレストランに収容されます(写真17)。窓が大きく外の風景を楽しめますが、だんだん暗くなることやブッフェ形式とあって、誰も風景を眺めていませんでした。
写真18. あらゆるものがそろうブッフェ
ブッフェの品ぞろえはなかなかでした(写真18)。焼肉がメインですが、焼肉以外にもレパートリーが多くあり、あらゆる顧客のニーズに応えています。一方、味付けは普遍的であり、個性的な味付けを望む人には不満かもしれません。私は普通の味付けで良い側ですので、特に不満はありませんでした。
写真19. 大量の肉
大量の肉が並べられています(写真19)。私が見た限り、食材の供給量は特に問題なく、「名目上は多くの品ぞろえだが、実質的な選択肢はない」という事態にはなっていませんでした。
写真20. 海鮮物もある
海鮮物もあります(写真20)。伊勢だけに伊勢エビもありました!
写真21. 寿司もある
寿司もあります(写真21)。
写真22. 焼きそばや揚げ物もある
焼きそばや揚げ物もあり(写真22)、多くの人が求める食事が可能なラインナップです。
写真23. ラーメンもある
ラーメンもあります(写真23)。ただし、火力が大きいようには見えず、おいしくゆでることに関しては疑問が残りました。客が調理する以上、火力は制限せざるを得ないのでしょう(私がラーメンを提供する店舗でアルバイトしていたからこのような細かなことを言うのでしょう)。
写真24. 焼肉会場!
レストランは焼肉会場となっていました(写真24)。洋服ににおいが付きますし、コインランドリーはありませんので、寝巻きで来ることがベストなのです。
朝食の様子
朝食もいただきました。
写真25. 朝食もブッフェ形式
朝食もブッフェ形式です(写真25)。
写真26. 軽量級の食材
食材は「軽量級」と分類でき、焼肉は選択肢にありませんでした(写真26)。まあ、そうでしょう。
写真27. フレンチトーストもある
フレンチトーストもありました(写真27)。ただし、シナモンシュガーをかけるという選択肢は与えられておらず(普通はそんなことをしない)、選択肢の狭さを感じました。
湯快リゾートプレミアム 志摩彩朝楽の共用スペースなど
最後に共用スペースなどを紹介します。
写真28. ゲームコーナーがある
ゲームコーナーがあります(写真28)。ラインナップは普遍的であり、個人的に期待していた近鉄特急運転シミュレータゲームなどはありませんでした。
写真29. 大浴場への通路
大浴場への通路です(写真29)。手前の大浴場は男湯ですね!
写真30. 手前は女湯に変わっていた
朝になったら女湯に変わりました(写真30)。
写真31. ロビーの様子
ロビーの様子です(写真31)。リゾートホテルらしくロビーがしっかりしています。
写真32. ゆったりとしたロビー
ゆったりとしたロビーです(写真32)。
写真33. ロビーの様子
ロビーの様子です(写真33)。右手に精算マシーンがありますが、1台しかなくちょっと不便です。私の前に精算に時間を要する方が使っており、送迎バスに間に合うかひやひやしていました。私は精算金額0円でしたので、電光石火のごとく終わりました。
湯快リゾートプレミアム 志摩彩朝楽に泊まってみて
写真34. 立派な入口
湯快リゾート 志摩彩朝楽。敷居が高そうな先入観がありましたが、そのようなことはなく、自宅にいるような感覚でくつろげました。食事も選択肢が豊富で誰でも受け入れる懐の広さを感じました。温泉も露天風呂もありくつろげました。
全般的に奇をてらわず、普遍的なサービスが提供され、かつ価格はそこまで高くありませんでした。(全く別の場所ですが)ここより価格帯の高い宿泊施設を選びましたが、接客や料理が個性的な部分があり、個人的にそぐわないと感じたところもありました(高い宿泊施設を選べば、満足度が上がるというわけでもない)。そのようなことを考慮すると、適度な価格でそれなりに満足できる湯快リゾート 志摩彩朝楽の良さがわかるというものです。
果たして前後はどこに行ったのでしょうか?
湯快リゾートプレミアム 志摩彩朝楽の宿泊記:現在地
賢島エスパーニャクルーズを楽しむ(→次)
★今回の旅行の全体像は24年伊勢・京都旅行の振り返りに記載しています。