京都の繁華街を歩く(寺町通周辺)

記事上部注釈
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日本でも有名な観光地の京都。京都の見どころは多くありますが、その多数は寺社仏閣にかたよっています。一方、京都は西日本有数の大都市であることを忘れてはなりません。京都の中心部を歩き、大都市らしさを実感しました。

写真1. 京都の中心街に通じる三条大橋

復習:京都の都市構造

まず、京都の都市構造を再確認します。

図1. 繁華街に直結する京都河原町駅(googleマップより引用)

京都の中心街に近い、阪急電車の京都河原町駅の位置を示しました(図1)。この近くには京阪電車の祇園四条駅もあり、徒歩でアクセス可能です。京都駅はこの南に位置し、京都駅そのものは京都の中心街から遠いのが現状です。

写真群1. 京都駅と京都タワーは接している

また、京都の中心街は清水寺、鹿苑寺(通称金閣寺と呼ばれる金閣がある寺院)などから距離があり、いわゆる京都らしい光景が広がる場所でもありません。

写真群2. 清水地区の光景(2022年に撮影、正確な場所は忘れた…)

図2. 観光客に有名な二年坂の位置(googleマップより引用)

ともかく、歴史的な風景が広がる場所のほかに、現在の大都市らしい中心街、そして郊外の住宅街という、多様な側面があるのが京都です。決して清水地区の歴史地区ばかりが京都ではないのです。

都市全体に歴史地区を期待し京都を訪問するとがっかりしますが、そもそもそのような期待が間違いなのです。都市の魅力は日々進化する姿なのですから…。

都市の魅力は多様な側面なことを参考に示しました(写真群3)。全部が左上の中世風だと飽きると思います!

写真群2. 多様な側面を有するベルリン市の例(ベルリンの街歩き観光を参照ください)

京都の中心街を歩く

御託はこの程度にして、京都の中心街を実際に歩いてみましょう!

図3. 今回の歩行経路(googleマップより引用、だいたいのルートとご理解ください)

ステージ1. 三条大橋から鴨川を渡り、アーケード街まで

京阪電車の三条駅から街歩きをスタートしました。

写真2. 三条駅は大阪から430円で到達可能

参考に三条駅の運賃表を示します(写真2)。京阪電車で大阪中心部から430円で到達可能です。

写真3. 三条大橋が見える

地下駅の京阪電車の駅から出て、地上にやってきました。三条大橋が見えます(写真3)。

写真4. 三条大橋から眺める鴨川

三条大橋から鴨川を眺めます(写真4)。

写真5. 橋の北側を眺める

橋の北側を眺めます(写真5)。

写真6. 少し古い建物もある

鴨川沿いを中心に古い建物が多く、京都らしさを感じます(写真6)。二年坂を満喫した後に、このような雰囲気を感じるために京都が人気なのでしょうか?まあ、私は京都駅が京都のメイン観光地と思っているので…。

写真7. 小道がある

小道があります(写真7)。ここも雰囲気ある通りでしょうか。いくら雰囲気ある通りであっても歩くだけならタダだからね!

写真8. 小川を眺める

小川を眺めます(写真8)。右側の建物はイカしており、中に入りたかったのですが、テナント募集中だったと思います。

写真9. アクセサリー専門店が隣接していた

その建物のとなりにはアクセサリー専門店(glänta kyoto)であり、アクセサリー以上の存在感の私がアクセサリーを付けるわけにいかず、入れませんでした。

写真10. レトロな内装のレストランに入る

レトロな内装のレストランに入りました(写真10)。写真だけ切り取ると京都らしい店で昼食をとった印象でしょうが、何を隠そうここはびっくりドンキーです。都内の店舗より空いており、駅近くのびっくりドンキーに行きたい人にはおすすめでしょう!

もっとも観光客と思われる客は皆無であり、ここだけ日常の時間が流れていました。

写真11. 三条のアーケード街に到着!

三条のアーケード街に到着です(写真11)。

ステージ2. アーケード街を歩く

次はアーケード街を歩きます。

写真12. アーケード街付近も京都らしさを感じる

アーケード街はいわばお仕着せの京都ではなく、日常の京都に近いものがあります。しかし、何となく京都にふさわしい雰囲気があります(写真12)。

写真13. 扇子を売っている

扇子を売っています(写真13)。

写真14. アーケード街を歩く

アーケード街を歩きます(写真14)。アーケード街で統一された看板を掲げており、道路上の配色もあいまって、和を感じます。

写真15. チェーン店がある

せっかくの京都なのにチェーン店、という感想もありましょう(写真15)。しかし、ここは日常生活の場という側面もあります。したがって、地元の人が使いやすいラインナップであることが重要です。

写真16. アーケード街を歩く

アーケード街を歩きます(写真16)。人の多さは多すぎず少なすぎずという感じで、活気があるという印象です。訪日観光客の姿も見られ、まさに国際観光都市という印象です。

写真17. 新京極の姿も見える

写真18. 風情ある小道がある

風情ある小道がありました(写真18)。

写真19. シカゴ!

脇の紹介はこの程度とし、この通りの紹介を続けます。シカゴを前面に掲げた店舗がありました(写真19)。

写真20. 商店街は長い

商店街が続きます(写真20)。

写真21. 店も人も多い

店も人も多いです(写真21)。このような街歩きは力点を置かれる機会は少ないように思いますが、ふらふら歩くのも良いものです。

写真22. 寺町京極商店街の南端に近づく

寺町京極商店街の南端に近づきました(写真22)。

写真23. ちょうちんが印象的

ちょうちんが印象的でした(写真23)。

写真24. 四条通を歩く

四条通を歩きます(写真24)。

写真25. 四条河原町の交差点

京都の中心街の1つ、四条河原町の交差点にやってきました(写真25)。四条は東西方向の通りの名称、河原町は南北方向の通りの名称です。そのため、東西に伸びる阪急電車は(四条だと他の駅もその名称になるので)河原町が駅名に使われています。近場の京阪は川端通を南北方向に通るので、(通りの名称だと駅名を1つに決められないので)四条を駅名にしていました。

これだと烏丸通と四条通が交差する南北方向の路線の駅も四条となり、同じ四条であっても乗りかえは困難です。そのようなこともあり、京阪電車は祇園四条、清水五条と識別のために駅名を変えました。

簡単に図にまとめました(図4→図5)。まあ、京都市営地下鉄も東西線開業時に御池駅を烏丸御池としたのだから、阪急電車と地下鉄も四条烏丸に改称したほうがわかりやすいと思います!

図4. 四条駅の紛らわしさ(解消前)

図5. 四条駅の紛らわしさ解消!

京都の中心街を歩いてみて

写真26. アーケード街はチェーン店と和風の店が混在していた

今回は京都の中心街を歩いてみました。西日本の大都市に多いアーケード街の商店街でありながら、和風の雰囲気が漂い、国際観光都市の雰囲気を感じ取ることができました。

一方で観光をそこまで意識したエリアでもないこともあり、日本の普通の大都市の中心街という雰囲気も感じました。「せっかく京都に来たのに」このようなエリアを歩くのはもったいないという感じる人もいるでしょう。しかし、都市の魅力は1つではなく、多様な側面があり日々変化し続けることにあります。そのようなことを再認識する街歩きでした。

前後を読みたい!

果たして前後はどこに行ったのでしょうか?

(←前)石清水八幡宮を歩く(京都駅からのアクセスも紹介)

京都の繁華街を歩く(寺町通周辺):現在地

京都駅を楽しむ(有名な駅ビル!)(→次)

★今回の旅行の全体像は24年伊勢・京都旅行の振り返りに記載しています。

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