東南アジアで経済的に繁栄している場所、シンガポール。そのシンガポールでも有名な場所といえば、マーライオン像でしょう。マーライオン像そのものはさしたる魅力はありませんが、その周辺の雰囲気は海岸沿いの都市国家ならではのものです。そんなマーライオン像まで空港からアクセスしました。

写真1. マーライオン像とその周囲
補足本記事では、シンガポールの都市鉄道のMRTを地下鉄などと訳さず(地上区間が多いため)、単に都市鉄道と表記することにします。
復習:多様な側面をもつシンガポールと神髄
シンガポールはマレー半島の先端付近に位置することもあり、昔から交通の要衝として発展してきました(それゆえ現在のシンガポールで最も大きな企業はシンガポール航空です)。
図1. シンガポールの位置(googleマップより引用)
また、歴史的経緯から多くの民族が住んでおり、それぞれの民族が互いに集まり、その民族街を形成しています。また、歴史的経緯により(シンガポール政府の意向もあるでしょう)、都市国家として発展してきました。それらの多様性がシンガポールの魅力でしょう。
シンガポールの代表的な観光スポットは以下の通りです。
- チャイナタウン
- リトル・インディア
- ブギス&アラブストリート
- セントーサ島
- シティホール
ここでは1つ1つの観光スポットに言及いたしませんが、中国、インド、イスラム世界の香りを感じることが可能で、かつ海岸リゾートを楽しめる側面もあります。
しかし、いずれも本国のミニチュア版という先入観はまぬがれません。そうであれば、都市国家らしい場所を満喫するのがシンガポール観光の礼儀ではないのでしょうか。
それにふさわしいのは、シティホール周辺です。さらにその南側のマーライオン像付近もシンガポールらしさを感じるスポットです。そう!マーライオン像そのものがシンガポール観光のハイライトではなく、マーライオン像とその周囲がシンガポール観光のハイライトとなるのです。
マーライオン像とそのアクセス
では、マーライオン像はどこにあるのでしょうか。
図2. マーライオン公園の位置(googleマップより引用)
位置を簡単に示しました(図2)。シンガポールの南側の海岸沿いにあります。シンガポールの空の玄関口、チャンギ空港からも都市鉄道で階段を使う乗りかえは不要です。最寄駅は東西線(と南北線)のラッフルズ・プレイスです。
Stage1. 都市鉄道でのラッフルズ・プレイスまでの移動
では、実際に都市鉄道でラッフルズ・プレイスに向かいます。

写真2. 第3ターミナルの都市鉄道のりば
第3ターミナルの都市鉄道のりばです(写真2)。「Train to City」と意味がわかりやすく記されています。日本語でも電車(市内行)と表示され、わかりやすいです。

写真3. 改札口がある
改札口があります(写真3)。外国の鉄道は改札がない、なんていうのは部分的に正しくありません。この例は正しくない側に当たります。

写真4. 改札口はスマート
改札口はスマートです(写真4)。昔の日本の改札のようなバーがあるタイプではありません。

写真5. VISAカードのタッチ決済機能も利用可能
ここで朗報です。シンガポールカードを持っていなくとも、クレジットカードのタッチ機能で改札を通れます。シンガポールカードにはデポジット料金(払い戻しなし)が必要ですが、クレジットカードのタッチ機能にはそれが不要です。
VISAカードを年会費無料で入手する方法の1つがエポスカードです。私も2023年の海外旅行から実際に使っており、その利便性はかなりのものです。下記記事で詳細に書いていますが、航空会社のマイルに交換可能だったり、海外での手数料が安いことも魅力です。
(紹介記事)海外旅行に使えるカード:エポスカード
【エポスカード】



写真6. 都市鉄道の様子
都市鉄道の様子です(写真6)。私が見た限り、空港からの都市鉄道は4分30秒間隔で運転されていますが、便によっては立ちが生じています。

写真7. 車内の様子
車内の様子です(写真7)。車体幅が広いことが印象に残ります。

写真8. 都市鉄道からの車窓
都市鉄道からの車窓です(写真8)。熱帯らしい植物と現代的な都市景観の競演です。

写真9. タナメラで乗りかえ
空港にやってくる路線は東西線とされていますが、空港支線という扱いで、東西線本体に直通していません。タナメラで乗りかえです。とはいえ、2面3線の構造で両方向に乗りかえることが可能です(写真9)。進行方向左側のホームに降り、ホームの反対側に来る電車に乗れば中心街に直結します。それがわからなくとも、多くの人に付いて行けば問題ないでしょう。

写真10. タナメラからの東西線
タナメラからの東西線です。車内案内を撮影しました(写真10)。

写真11. ラッフルズ・プレイスで下車
ラッフルズ・プレイスで下車します(写真11)。ここは南北線と同じホームで乗りかえられます。このあたりの設計は日本の都市鉄道の香りが漂います。
Stage2. ラッフルズ・プレイスからマーライオン像への移動
さて、最寄駅に着いたら、マーライオン像に向かいましょう!マーライオン像そのものというよりも、周辺の雰囲気も味わうことが今回のポイントと確信しています。

写真12. エスカレータで地上に向かう
エスカレータで地上に向かいます(写真12)。

写真13. 改札口に向かう
改札口に向かいます(写真13)。

写真14. マーライオン公園方面はH出口
マーライオン公園方面はH出口に向かいます(写真14)。ただし、このときはM出口に向かいました。

写真15. M出口から外に出る
M出口から外に出ます(写真15)。高層ビル群、まさに都市国家シンガポールのハイライトともいえる風景です。

写真16. 方角的にはこの写真の右方向
方角的には右方向に進みます(写真16)。また、気温は30℃であり、日本よりもかえって涼しいという現実にも直面しました。

写真17. CIMB PLAZAを進む
CIMB PLAZAを進みます(写真17)。

写真18. CIMB PLAZAを進む
CIMB PLAZAを進みます(写真18)。

写真19. 大通りを進む
大通りに出たら左に曲がり、道なりに進みます(写真19)。

写真20. 大通りを進む
大通りを進みます(写真20)。

写真21. 大通りを進む
大通りを進みます(写真21)。

写真22. 有名なホテルの前を通る
有名なホテル(The Fullerton Hotel)の前を通ります(写真22)。

写真23. ホテルを過ぎたら橋の方向に向かう
ホテルを過ぎたら橋の方向に向かいます(写真23)。

写真24. マーライオン公園方面は道路を渡る
マーライオン公園方面は道路を渡ります(写真24)。

写真25. マーライオン公園目の前
マーライオン公園の目の前に着きました(写真25)。

写真26. 入口付近の偽物のマーライオン
もうマーライオンに到着でしょうか?その割には観光客は目を向きさえしません。それもそのはず、これは偽物です。

写真27. マーライオンに到着!
マーライオンに到着しました(写真27)。正面を眺めるには、奥の橋から撮影すると良さそうです。目の前のマダムの腕に水がかかっているように錯覚しますね。

写真28. マーライオンに到着
ベストポジションで撮影しました(写真28)。ここで自撮りをする人も多く、多少待つことはやむを得ません。水を吐き出しています。

写真29. 未来的な風景を背景に記念撮影する人々
未来的な光景を背景に記念撮影する人々の姿も見えます(写真29)。

写真30. 対岸を眺める
対岸を眺めます(写真30)。

写真31. ミニマーライオンもある
少し離れた場所にミニマーライオンがあります(写真31)。
マーライオン像付近を歩いてみて

写真32. マーライオン公園はイケイケドンドンな雰囲気
マーライオン像そのものは世界3大がっかりスポットと呼ばれますが、周囲の雰囲気は都市国家として繁栄を続ける都市国家、シンガポールを象徴する景観でした。その景観を良い角度で眺められることにマーライオン像観光の神髄があるように感じました。
また、開放的な雰囲気の飲食店も多く、ここでひと休みすることもシンガポール観光の1つの思い出となることでしょう。そのような意味で、シンガポールに寄る時間が生じたら多少無理してでも行くべき場所と思いました。
果たして前後はどこに行ったのでしょうか?
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シンガポールのマーライオンの観光:現在地
★本旅行記については、24年夏旅行のまとめで全体像(予算、日程、感想、そして次回への改善点)をまとめています。