ボンの街歩き観光(24年夏)

記事上部注釈
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西ドイツ時代の首都、ボン。かつて首都があり、現在でもある程度の首都機能が残っているとはいえ、あせくせとした印象はなく、のんびりとした都市の印象です。そんなボンの街歩きを堪能しました。

写真1. 美しいマルクト広場

重要

ボンの中心部は入り組んでおり、地図アプリで現在位置をときどき確認する必要があります。そのためには、たとえばグローバルWiFiで最低限のインターネット環境を整えることはこのような場面で重要と思いました。

復習:ボンの概要

いきなり「ボンを歩きました!」といっても不親切この上ないでしょう。そこで、最初にボンの概要を紹介します。

図1. ボンの位置(googleマップより引用)

ボンの位置を示しました(図1)。ドイツ北西部に位置します。ボンの基本情報について記します。

  • 州:ノルトラインヴェストファーレン州
  • 人口:33万人程度

ボンはノルトラインヴェストファーレン州に位置する人口33万人都市です。西ドイツ時代の首都でがありましたが、現在は州都でもありません。著名な点はベートーヴェンが産まれた場所ということでしょうか。

現在は首都機能の一部は残存しているものの、首都機能の多くは戦前と同じベルリンに復帰しており、のどかな中都市という印象です。

そのボンはフランクフルトやベルリンから直通する長距離列車が存在します。

図2. ドイツ国内の長距離列車網(ドイツ鉄道公式サイトより引用)

ドイツの長距離列車網を示しました(図2)。これで一目瞭然ですね!

図3. ボンに関わる箇所を示した長距離列車網(ドイツ鉄道公式サイトより引用後加工)

ここで注目するべき箇所を示しました(図3の左上のほう)

図4. ボンに関わる箇所を拡大した長距離列車網(ドイツ鉄道公式サイトより引用後加工)

ここでさらに拡大しました。図の右下にフランクフルト(Frankfurt)があり、左側にケルン(Köln)があります。ボンはこの間に位置しており、左側にBonnがあります。また、右にはSiegburgがあります。ボンにはこの両駅からアクセスします。ボン中央駅がボンの中心部に、ジークブルク駅はボンの近傍に設置されています。ボン中央駅はいわゆる在来線の駅、ジークブルク駅は高速新線の駅です。

フランクフルト空港駅からボン中央駅にも直通列車が走っています。すなわち、航空機から降りたら列車1本でボンに行けます。

表1. フランクフルトとボンの移動概要

所要時間運転本数
フランクフルト中央-ボン中央約2時間2時間間隔
フランクフルト空港-ボン中央約105分2時間間隔
フランクフルト中央-ジークブルク約60分2時間に2本程度
フランクフルト空港-ジークブルク約45分毎時2本程度

いずれも本数が控え目なのは、高速新線、在来線ともにフランクフルトを通らずにドイツ西部を南北に短絡する列車(フランクフルト中央駅を通ると遠回りになる)があるためです。

ベルリンからの直通列車は本数は多くなく、1日6往復のみです。ケルン-ベルリン間ノンストップの1日3往復(6時間間隔)の速達便のほか、ケルン-ベルリンで毎時1本運転される系統の一部が延長運転するくらいです。所要時間は4時間半~5時間程度です。

図5. ボン周辺の行政区分(VRS公式サイトより引用)

ボン周辺の行政区分を示しました(図5)。ケルンとの距離が近いことが読み取れます。フランクフルトとの行き来には長距離列車を使わないと不便ですが、ケルンとの行き来は中距離列車でも良いことがわかります。

図6. ノルトラインヴェストファーレン州の路線図(ドイツ鉄道公式サイトより引用)

長距離列車を除いた州の路線図を示します(図6)。ケルンは州の南のほうに位置し、ボンはさらに南に位置します。長距離列車も1時間に1本運転されており、ケルンとボンの行き来には大きな苦労はない印象です。


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ボンの街歩き観光

御託はこの程度にして、実際にボンを歩いてみましょう!

中央駅からマルクト広場(ボン大学経由)

駅からマルクト広場までボン大学経由で向かってみましょう!

図6. ボン中央駅からマルクト広場までの歩行経路(googleマップより引用)

おおよその経路を示しました(図6)。

写真2. ボン中央駅の正面からの風景

ボン中央駅から出るとこのような風景が広がります(写真2)。

写真3. 駅前の歩行者天国が続く

駅前から歩行者天国と呼べる道路が続きます(写真3)。

写真4. 途中で右に曲がる

途中で右に曲がります(写真4)。

写真5. 屋外のカフェを見ながら進む

屋外のカフェを見ながら進みます(写真5)。

写真6. ボンミュンスターが見える

ボンミュンスターが見えます(写真6)。

写真7. ボンミュンスターの脇を通る

ボンミュンスターの脇を通ります(写真7)。

写真8. ミュンスター広場を通る

ミュンスター広場を通ります(写真8)。

写真10. もう少し南に進む

写真11. 宮殿跡の脇を通る

宮殿跡の脇を通ります(写真11)。現在はボン大学として有効活用されてます。

写真12. 宮殿跡の脇を通る

その宮殿跡の脇を通ります(写真12)。

写真13. 宮殿跡を眺める

宮殿跡を眺めました。何となくポツダムの宮殿跡に近い印象を受けました。

(参考)写真14. ポツダムのサンスーシ宮殿(2023年に撮影)

参考までに写真を示しました(写真14)。

写真15. 宮殿跡からマルクト広場に向かう

宮殿跡からマルクト広場に向かいます(写真15)。

写真16. マルクト広場に向かう

マルクト広場に向かいます(写真16)。

写真17. マルクト広場の様子

マルクト広場の様子です(写真17)。

マルクト広場から路面電車の駅まで

マルクト広場の近くには路面電車の駅があります。

図7. マルクト広場から路面電車の駅まで

マルクト広場から路面電車の駅までの経路を示しました(図7)。

写真18. 午後も人でにぎわうマルクト広場

午後もにぎわうマルクト広場です(写真18)。

写真19. マルクト広場を歩く

写真20. マルクト広場から曲がる直前

写真21. 細い道を歩く

細い道を歩きます(写真21)。

写真22. 細い道を歩く

細い道を歩きます(写真22)。中心部に人通りが多く、欧州の都市の活力を実感します。

写真23. 細い道を歩く

細い道を歩きます(写真23)。

写真24. トラムの駅が見えてきた

トラムの駅が見えてきました(写真24)。

ミュンスター広場周辺

ある意味ボンの中心ともいえるのが、ミュンスター広場でしょう。

写真25. ボンミュンスターを眺める

ボンミュンスターを眺めます(写真25)。

写真26. 教会に近づく

教会に近づきました(写真26)。

写真27. 広場の風景

広場の風景です(写真27)。

写真28. 広場の風景

広場の風景です(写真28)。

写真29. ミュンスター広場にデパートがある

ミュンスター広場にデパートがありました(写真29)。本屋にも入ってみましたが、鉄道関係の書籍は見当たりませんでした。

写真30. ベートーヴェンの銅像がある

ベートーヴェンの銅像がありました(写真30)。

写真31. ベートーヴェンの銅像を眺める

ベートーヴェンの銅像を眺めました(写真31)。

Museum Koenig周辺

中心市街地から南側を歩きました。

図8. Museum Koenig電停付近(googleマップより引用)

ドイツ連邦共和国歴史博物館に行く際に間違えて手前の駅で降りてしまいました。そのため、このあたりをある機会に思わずめぐり合わせたので、その雰囲気を紹介します。

写真32. ボン南部のMuseum Koenig電停付近

写真33. 自然史博物館が見える

写真34. 自然史博物館の前に到着

自然史博物館の前に到着しました(写真34)。

写真35. 広い道路と優雅な建物

広い道路と優雅な建物です(写真35)。

写真36. 広い道路と優雅な建物

広い道路と優雅な建物があり、首都らしさも感じます(写真36)。アデナウアー通りという名称(ドイツ連邦共和国の初代首相がアデナウアー)からも首都らしさを感じます。このあたりは博物館も多く、首都の文教地区として整備された歴史を想像します。確かにこの近くに連邦政府庁舎があります。

事故とはいえ、首都らしさを感じることができ、ある意味貴重な体験でした。

そのほかのボンに関するギャラリー

そのほかの写真をギャラリー形式で紹介します。

写真37. ボン中央駅

写真41. 路地の光景

写真42. 路地の光景

写真43. 昔の教会

写真44. マルクト広場での朝市

写真45. 突如出現したI Love Bonn

写真46. 駅前のパン屋

写真47. 駅前のパン屋の雰囲気(ここで出発前の昼食とした)

ボンを散策してみて

写真48. 全体的に優雅な建物が多い

今回、旅行全体のバランスを考え、中都市のボンに宿泊しました。大都市ではないこともあり、のんびりとした雰囲気を味わうことができました。また、首都として整備された経緯があるのか、街中が優雅に感じました。

そして、ドイツに限らず、欧州の都市は中心街がしっかりと発展している印象があり、ボンも例外ではありません。

ボンは有名な観光地ではありませんが、歴史的な建物もある程度残されており、それらを堪能しながら街を歩くことも楽しい観光だと感じました。

重要

ボンの中心部は入り組んでおり、地図アプリで現在位置をときどき確認する必要があります。そのためには、たとえばグローバルWiFiで最低限のインターネット環境を整えることはこのような場面で重要と思いました。

前後を読みたい!

果たして前後はどこに行ったのでしょうか?

(←前)ドイツ連邦共和国歴史博物館への訪問

ボンの街歩き観光(24年夏):現在地

ボンの市内交通(都市交通)に親しむ(→次)

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