ベルギー南部で独特の景観が広がるディナン。そのディナンを散策しました。
写真1. 橋、教会、シタデル、そしてムーズ川とディナンを代表する光景
個別の内容については、下記の記事に記しています。
復習:ディナンの概要
まず、ディナンの概要を紹介します。
図1. ディナンの位置(googleマップより引用)
ディナンの位置を示しました(図1)。ベルギーの南部に位置する都市です。wikipediaには都市と書いていますが、人口1万人少々と、都市というよりも村のほうが近い印象です。
そのディナンはムーズ川(フランス語表記、オランダ語表記でマース川)沿いが形成した崖が印象的な川沿いの町です。ヨーロッパ地区にはのどかな地形か、雄大な山々が展開することも多いですが、これらとは一味異なる風景です。
ベルギーは北部のフランデレン地区(オランダ語が主流)とワロン地区(フランス語が主流)と分類できます。ディナンは南部のワロン地区に位置し、フランス語が公用語です。なお、ディナンという地名はフランス語でもオランダ語でもDinantと記し、発音もディナンと同じです。
ディナンは首都ブリュッセルからもアクセス可能です。ベルギー国鉄のネットワークで、平日はブリュッセル空港、土曜・休日はブリュッセル南駅(ブリュッセル中央駅)から直結しています。とらえかたによっては国際空港に直結する観光地ということです。
ベルギー国鉄は国じゅうでパターンダイヤを採用しており、基本的に全席自由席です。そのため、ブリュッセルとの行き来ではそう不自由な思いはありません(平日は毎時2回、土曜・休日は毎時1~2回の乗車チャンス、所要時間は約2時間)。
とにかく、崖が特徴的である必見な場所でありながら、ブリュッセルからもそう離れていない立地です。
ディナンを散策する
御託はこの程度にして、ディナンを散策しましょう!
シャルル・ド・ゴール橋(Pont Charles de Gaulle)
ディナンでも印象的な場所がシャルル・ド・ゴール橋(Pont Charles de Gaulle)です。
図2. シャルル・ド・ゴール橋(Pont Charles de Gaulle)の位置(googleマップより引用)
シャルル・ド・ゴール橋またはディナン橋は、ベルギーのナミュール県にあるムーズ川に架かる高さ可変の箱桁道路橋です。
ディナンの自治体にとって重要な開発であり、上流と下流の両方で約10kmの距離でムーズ川のほとりのレベルに位置する車両に適した唯一の橋です。
橋の場所を示しました(図2)。シャルル・ド・ゴールはフランスの軍人経験者で、ディナンの戦いでフランス側で戦った人物です。現在の橋は1954年に供用されています(1925年に建造された橋は1940年に爆破されています)。
ディナン駅と市街地を結ぶ場所にあり、ディナン観光をするには必ず通ります。
橋そのものよりも橋からの風景に着目しました。
写真2. 橋を渡る際に左側に展開する風景
橋を渡る際に左側に展開する風景を眺めました(写真2)。山に見えるのはシタデルと呼ばれるいわば城跡です。
写真3. 正面を眺める
正面を眺めます(写真3)。サックスの町ということもあり、サックスをかたどったモニュメントもあります。
写真4. 川の上流側を眺める
写真2と反対の川の上流側を眺めます(写真4)。
写真5. 川の上流側を眺める
さきと反対側の歩道に来ました。このあたりがディナンの中心街と呼べる場所です。
反対に市街地から駅への角度で橋から見える風景を紹介します。
写真6. 橋から駅方向を眺める
駅方向を眺めます(写真6)。
写真7. 川の上流側を眺める
川の上流側を眺めます(写真7)。
写真8. 左岸に近づく
左岸に近づきます(写真8)。サックスのモニュメントとともに自撮りする人がいました。
橋を周辺から眺めます。
写真9. 左岸にたたずむシャルルドゴール
左岸にシャルルドゴールの銅像がありました(写真9)。
写真10. 近代的な橋を眺める
左岸(西側)から橋を眺めました(写真10)。
写真11. 右岸から橋を眺める
右岸から橋を眺めました(写真11)。
シタデル
写真12. シタデルから眺める風景は美しい
シタデルと呼ばれる、城壁があります。1人12ユーロで堪能できる旧跡です。
ムーズ川沿いの散策
ディナンはムーズ川沿いに形成された町です。そこで、ムーズ川沿いに散策することも楽しいでしょう!
写真13. 観光船が発着する
観光船が発着していました(写真13)。
写真14. 対岸の列車を眺める
対岸の列車を眺めます(写真14)。ディナンから南は平日は1時間間隔、土曜・休日は2時間間隔と少ないです。
写真15. 川沿いの道を歩く
川沿いの道を歩きます(写真15)。
写真16. 自動車は一方通行
自動車は一方通行です(写真16)。川から1本入った道路が逆方向の一方通行で、合わせて両方向の流動を担っているのです。
写真17. 川沿いの道
川沿いの道です(写真17)。
写真18. 川沿いの道
もう少しムーズ川近くに来ました(写真18)。
写真19. ムーズ川沿いの店に着席
夕食どきでしたので、ムーズ川沿いの店(Tirot / Manuel)に着席しました(写真19)。店の本体から離れたテラス席に座っても、店員さんが目にかけてくれました。
写真20. ベルギーといえばポテト!
ベルギーといえばポテトです(写真20)。
ディナンの写真ギャラリー
ディナンのそのほかの様子をギャラリー形式でまとめました。
写真21. 教会近くにあるレストラン
写真22. 教会近くのレストラン(ムール貝蒸しの量がえぐかった!)
写真23. ビスケットが店頭に並んでいた
写真24. ノートルダム大聖堂が見える
写真25. ノートルダム大聖堂が見える
写真26. 橋から見たノートルダム大聖堂
写真27. ホテル(Les Gîtes Du Palais)が見える
写真29. ホテルから川の方向を眺める
写真30. コインランドリー(Saxobulle)が見える(ディナン駅前)
写真31. ランドリーの中(支払いは現金だけ!)
写真32. ランドリーの中(現地の人が助けてくれた!)
写真33. ホテルの近くにあったスーパーマーケット(朝食の買い出しに活用)
ディナンを散策してみて
写真34. ムーズ川沿いに展開する光景はディナンならでは
今回、ベルギーの田舎の一例として、ディナンに宿泊してみました。崖が印象的な場所ですが、街歩きでもそれを満喫しました。
そして、中心部には小さなスーパーや個人商店があり、いずれも営業していました。中心街に商店があることは都市のにぎわいを実感することができ、小さいながらも都市として機能していました。欧州の魅力の1つに中心市街地がある程度活性化していることがあると感じていますが、ここディナンもまた例外ではありませんでした。
そして、地元の人たちの会話が発生し、都市圏と異なる風景も展開しました。英語が通用しない人が多いようにも見え、地元の人たちは地元の言語を使っていることも実感したのです。
重要宿泊先は確保しましたか?Les Gîtes Du Palaisは立地、価格ともに良かったです。