アムステルダムは運河が張り巡らされている都市です。そんなアムステルダムを運河から楽しむことも1つの楽しみです。アムステルダムをそのように堪能しました。

写真1. 船から眺めるアムステルダムの街並
復習:運河の街、アムステルダム
最初にアムステルダムと運河の関係について簡単に紹介します。
図1. アムステルダム(googleマップより引用)
アムステルダムの地図を掲載しました(図1)。中心部を囲うように扇状に何本も運河が伸びていることがわかります。アムステルダムは運河の都市で、ハンブルクやヴェネツィアに並びます。
では、なぜアムステルダムには運河があるのでしょうか。参考サイトを参考に非常に簡単にまとめると下記の通りです。
- アムステルダムはもともと埋め立て地であった
- オランダの全盛期は海上輸送が主体であった
アムステルダムそのものは海に近く、埋め立てでできた都市です。そのため、運河を建設する障壁は他の都市(例えば内陸のブリュッセル)よりも低いです。また、中世以降のオランダは貿易で栄えました。当時は鉄道や航空機はなく、外国との貿易といえば水運、船でした。その船がアムステルダムのあらゆる場所に直接向かえたほうが便利です(小型船と大型船の荷物詰め替えはあったにせよ)。そのような条件で運河が発達したのです。
アムステルダムの運河クルーズを楽しむ
さて、実際にアムステルダムの運河クルーズを堪能しましょう!私は中央駅であたりを見回し、20ユーロの船を選びましたが、日本できっちり予約して安心したい人はKKdayであらかじめ予約すると良いでしょう。

写真2. 中央駅の南側に運河クルーズ発着場がある
中央駅の南側に運河クルーズの発着場があります(写真2)。昼間であれば、多くの会社の船がひっきりなしにやってきます。

写真3. 安そうな船に決まり!
10分程度、価格帯を確認していたら、フランクな船がありました。奥の船と異なり、屋根がありません。それが安さの秘訣なのでしょう。晴れていますし、屋根なしでも良いでしょう!これに決まりです。奥のVIP席(寝転がれる)が良いな…。

写真4. VIP席は若い2人に奪われる(航行中に撮影)
VIP席は若い2人に奪われます(写真4)。いかにもVIP席を陣取りそうな面持ちです。そのため、一般席です。

写真5. 中央駅を出発!
中央駅を出発しました(写真5)。

写真6. アムステルダムを進む
ここからアムステルダムのクルーズがスタートします(写真6)。船頭さんが自己紹介をしてくれました。それは良いのですが、各自の出身地も公表させられました。覚えているのは、南北アメリカ大陸、欧州から来ていましたが、日本とその周辺の人はいなかったこと、ドイツの人が多かったこと、そしてオランダ人はいなかったことです。

(再掲)写真7. 中国風の建物がある
中国風の建物があります(写真7)。レストランとか言っていたかな?日本にはもっと本格的な「中華街」があるので、珍しくありませんが、アムステルダムでは珍しいでしょう。

写真8. 男性の頭部とサイエンス・センター NEMO
サイエンス・センター NEMOです(写真8)。今回のアムステルダム訪問ではあまり意識していませんが、アムステルダムは先鋭的な建物が多い都市でもあります。
ここから旧市街を通ります。

写真9. 旧市街の様子
旧市街の様子です(写真9)。

写真10. 小さな運河がある
小さな運河があります(写真10)。

写真11. 水上で生活
船がとまっています(写真11)。これはハウスボートというアムステルダムで昔から認められてきた制度です。

写真12. 近代的な建物もある
近代的な建物もあります(写真12)。

写真13. アムステルダムの風景
アムステルダムの風景です(写真13)。

写真14. 近代的な建物もある
アムステルダムの旧市街の建物は古いものばかりという先入観がありましたが、意外と現代的な建物もあります。ただし、色や高さを合わせており、調和を保っています。

写真15. 可動橋がある
可動橋があります。このような小型船の場合はそのまま通過できますが…。

写真16. 可動橋の下を通過!
可動橋の下を通過します(写真16)。

写真17. 扇状に建物が建ってる
扇状に建物が建っています(写真17)。

写真18. 扇状に建物が建っている
この角度のほうがわかりやすいかもしれません(写真18)。右側の建物が微妙に傾いているように見えます。

写真19. レストランも見える
どんどん進み、レストランの横を通りました(写真19)。

写真20. 運河沿いでくつろぐ人々
運河沿いでくつろぐ人々です(写真20)。

写真21. 商業施設も見えてきた
商業施設も見えてきました(写真21)。

写真22. ダム広場の南側を航行中
ダム広場の南側を航行中です(写真22)。え?ここからだと14ユーロでクルーズ可能なの?私は20ユーロで乗っているのに…。

写真23. 中心部を航行する
中心部を航行します(写真23)。

写真24. VIP席と中心部
VIP席と中心部を絡めました(写真24)。

写真25. 中心部を通る
レストランも多いように見え、中心部の繫栄がわかります(写真25)。

写真26. 中心部の光景
中心部の光景です(写真26)。運河クルーズ以外でも来ることは多いと思いますが、だからこそ別の視点だとおもしろいと思います!

写真27. 旧教会を通る
旧教会を通ります(写真27)。飾り窓地区の中にあり、やや抵抗のある立地です。

写真28. 旧教会を通り過ぎた
旧教会を通り過ぎました(写真28)。

写真29. 狭い場所を通る
狭い場所を通ります(写真29)。

写真30. 細い運河が分岐
細い運河が分岐します(写真30)。

写真31. 中央駅周辺の近代的な建物が見えてきた
近代的な建物が見え、中央駅周辺に戻ってきたことを実感します(写真31)。

写真32. アムステルダム中央駅が見える
アムステルダム中央駅が見えます(写真32)。東京駅に似た古い駅舎ですが、中は近代的で、駅構内はなかなか忙しいです。アムステルダム中央駅の駅舎だけ取り上げる人が伝えていない、もう1つのアムステルダム中央駅の姿です。

写真33. 中央駅の船のりばに帰還!
中央駅の船のりばに帰還しました(写真33)。ガチガチのツアーではなく、フランクな雰囲気で終了しました。私にはこのような船が合っていたのでしょう。心なしか若い利用者が多かったように見えました。
このようなフランクな船旅ではなく、優雅な船旅をきっちり予約したい場合、KKdayであらかじめ予約すると良いでしょう。
アムステルダムの運河クルーズを堪能して

写真34. 屋根付きの立派なクルーズ船も見かけた(下船後に撮影)
今回、運河の都市らしさを堪能すべく、アムステルダムの運河クルーズを堪能しました。私が乗ったフランクな船旅から屋根付きの優雅なクルーズまで多くの種類があり(たいてい前者が安い)、自分の好みに合わせて運河クルーズを楽しめます(私は価格で選び、前者になることが多い)。
陸上の観光名所を味わうのも良いですが、このような運河クルーズも観光の楽しみに据えても良いと思いました。地球の歩き方先生でもアムステルダムのページの最初のほうに掲載しています。
重要アムステルダムのホテルは決まっていますか?比較的静かでありながら中心部とそこまで離れていない立地のこのホテルはいかがですか。詳細は以下の記事に書いています。
Hotel Espresso City Center(アムステルダムのホテル)の宿泊記
果たして前後はどこに行ったのでしょうか?
アムステルダムの運河クルーズ:現在地
アムステルダムのピトン橋を楽しむ(→次)
★アムステルダムの観光の全容についてはアムステルダムの街歩き観光(気温も記載)をご覧ください。
★本旅行記については、24年夏旅行のまとめで全体像(予算、日程、感想、そして次回への改善点)をまとめています。