アムステルダムのピトン橋を楽しむ

記事上部注釈
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アムステルダム。そこは歴史的建造物のほかにも近代的な建造物も多くあります。そんな建造物の1つ、ピトン橋を満喫しました。

写真1. ピトン橋の外観

ピトン橋の概要と立地

最初にピトン橋の概要と立地を紹介します。

ピトン橋の概要

  • 名称:ピトン橋(Pythonbrug、参考文献にはボルネオ・スポーレンブルク橋と書いていた)
  • 所在地:アムステルダムの東部湾岸地区
  • 建造:2001年(2002年に国際人道橋賞を受賞)

ピトン橋の概要を上に示しました。簡単にいうと、オランダの首都、アムステルダムの東部港湾地区にある現代的な橋です。2001年に供用され、2002年に受賞した橋です。

動くニシキヘビのような印象的な波状の形を指しています。橋は当初、アナコンダ、サラマンダー、または恐竜橋とも呼ばれていました。この真っ赤な橋は、93メートルのレイルウェイ・ベイスンに架かっており、この地域の住宅も設計している建築事務所West 8のAdriaan Geuze氏によって設計されました。

Pythonbrug(オランダ語版)より引用後翻訳

21世紀らしい先鋭的な橋ということです。

また、アクセスの概要も紹介します。水路にかかる橋ですので、水路沿いに歩けば見えることは、(見つけやすく)訪問にはありがたいことです。

図1. ピトン橋の位置(googleマップより引用)

ピトン橋の位置を示しました(図1)。アムステルダムの旧市街から北東方向に位置します。周辺は再開発地区に位置し、先鋭的な建造物が多い地区です。旧市街からのアクセスはやや不便で、トラム7系統に乗る必要があります。

図2. C. van Eesterenlaan電停からピトン橋への経路(googleマップより引用)

最寄の電停からは750m程度あり、お世辞にも便利とはいえません。それもそのはず、ピトン橋は観光のために造られたものではなく、遠来の観光客がやってくることを想定していません。

図3. ピトン橋周辺の鉄道路線図(GVB公式サイトより引用後加工)

周辺の鉄道路線図を示しました(図3)。10分間隔のトラム7系統がやってきます。また、アムステルダム中央駅からはRietlandparkまでトラム26系統で向かい、そこから1.1km歩く手もあります。旧市街(Dam周辺)から1本で向かうことはできず、14系統でAlexanderpleinに向かい、そこから7系統のAzartpleinに乗りかえます。

重要

種を明かすと旅行に向かう前から「教科書」によって、この橋の建築物としての斬新さは知っていました。西ヨーロッパ(ドイツとスイス含む)の斬新な土木建築物について書いています。どちらかというと、「建物に興味はあるけど詳しくはない」人向けの本で、気軽に読めます。

実際にピトン橋に向かう

さて、実際にピトン橋に向かいます。

写真2. C. van Eesterenlaan電停で降りる

C. van Eesterenlaan電停で降りました(写真2)。

写真3. 先鋭的な建物の前を歩く

先鋭的な建物です(写真3)。

写真4. 先鋭的な建物の脇を歩く

ここで右に曲がり、先鋭的な建物の脇を歩きます。

写真5. バスケットゴールがある

バスケットゴールがあります(写真5)。昔見たアメリカドラマを思い出しましたが、ここはアメリカではなく、オランダです。

写真6. 目の前に橋(ロー橋)がある

目の前に橋があります(写真6)。ピトン橋の陰に隠れていますが、この橋も先鋭的です。

写真7. 赤い手すりと木の歩道

木の歩道と赤い手すりが印象的です(写真7)。

写真8. ピトン橋が見える

この橋がピトン橋に感じてしまいますが、真の目的地はもう少し先です(写真8)。この写真でいう左側の道路を歩きましょう!

写真9. 近代的な街路を歩く

近代的な街路を歩きます(写真9)。

写真10. 道路を庭のように利用している

道路を庭のように利用していました(写真10)。

写真11. ピトン橋に到着!

ピトン橋に到着しました(写真11)。

写真12. 少し異なるアングルで撮影

少し異なるアングルで撮影しました(写真12)。よく見ると、少年たちがいます。

写真13. もう少し東側から撮影

少し先に行き、そこから撮影しました(写真13)。少年たちはまだいます。

写真14. ピトン橋の付け根

ピトン橋の付け根です(写真14)。

写真15. 橋を渡る

橋は鑑賞物ではなく、あちら側とこちら側を結ぶ機能を持っています。なので、橋を渡ります(写真15)。

写真16. 少年たちが集まっている

少年たちが集まっています(写真16)。

写真17. 来た方向を眺める

来た方向を眺めます(写真17)。

写真18. 反対側を眺める

反対側を眺めます(写真18)。

写真19. 歩きにくい

段差が多く、歩きにくいです(写真19)。ピトン橋は陸地の先端にあり、多くの人が通らないので可能な形状なのでしょう。

写真20. ピトン橋を渡り切った

ピトン橋を渡り切りました(写真20)。

写真21. 美しい造形の橋

美しい造形の橋です(写真21)。

写真22. 少年たちが橋をよじ登る

少年たちが橋をよじ登っていました(写真22)。水遊びの場として有効活用していたのです。

写真23. 少年たちが飛び込む

さすがにそのまま飛び込むわけにはいかずに、ロープにつかまってある程度の高さまで下がってから飛び込んでいました(写真23)。

写真24. ピトン橋の外観

ピトン橋の外観です(写真24)。

写真25. ピトン橋を順光で撮影

隣の端からピトン橋を順光で撮影しました(写真25)。

重要

アムステルダムの港湾部は似たような風景が広がり、地図アプリで現在位置をときどき確認する必要があります。そのためには、たとえばグローバルWiFiで最低限のインターネット環境を整えることはこのような場面で重要です。

ピトン橋を訪問してみて

写真26. 1本西側のロー橋は往来が多く、そのぶん実用性を重視した造形

今回、アムステルダムの現代的な場所の1つとしてピトン橋を訪問しました。ここを渡る人はあまりおらず、もっぱら少年の飛び込み台として機能していることが印象に残りました(wikipediaにも書かれているくらいなので、周知の事実なのでしょう)。

優れたデザインという触れ込みでしたが、実際に歩いて見ると無駄に段差が多く、しんどい思いもありました。そのような意味では機能的ではありません。実用性と美観、どちらを選択するかを考え、結局実用性を選択し、つまらない外観の建造物になるのでしょう。これは1つの真理でしょう。

ただし、ピトン橋はもともと通行が少なく、実用性を多少捨てても問題ないという側面があります。そして、実用性を捨てた結果、私というアジア人を寄せ付けることに成功しました。そのような意味では、遠来の観光客を呼び込むという「実用」にかなったことになります。

一般的な造形のほうが実用性に勝るものの、真の意味での実用性は単純に語られるものでなく、その点に価値観の多様性を感じました。

おまけ:ピトン橋近くの建物群

この東部港湾地区は近代的な建物が多くあり、有識者にとっては注目スポットです。私は有識者ほどの知識を持ち合わせていませんが、このあたりの風景をギャラリー形式で紹介します。

写真27. 先鋭的な建物(電停の近く)

写真28. 島の向こうの新しい建物群

写真29. なぞの銅像

写真30. 街角の一角

写真31. 新しい建物

写真32. イカしたデザインの住居

写真33. ボルネオ建築センターにあるバス停

写真34. ロー橋と先鋭的な集合住宅

重要

アムステルダムのホテルは決まっていますか?比較的静かでありながら中心部とそこまで離れていない立地のこのホテルはいかがですか。詳細は以下の記事に書いています。

Hotel Espresso City Center(アムステルダムのホテル)の宿泊記

Overtoom 57, 1054 HC Amsterdam, オランダ
前後を読みたい!

果たして前後はどこに行ったのでしょうか?

(←前)アムステルダムの運河クルーズ

アムステルダムのピトン橋を楽しむ:現在地

アムステルダムの都市交通(市内交通)(→次)

★アムステルダムの観光の全容についてはアムステルダムの街歩き観光(気温も記載)をご覧ください。

★本旅行記については、24年夏旅行のまとめで全体像(予算、日程、感想、そして次回への改善点)をまとめています。

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