アムステルダムからスキポール空港へのアクセス

記事上部注釈
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アムステルダムの空港のスキポール空港。そこへのアクセスは比較的容易です。しかし、地下鉄が到達していなかったりと完全な油断は禁物です。そのようなスキポール空港アクセスについてまとめました。

写真1. スキポール空港に到着したスプリンターとそこから降りる空港利用客

オランダ国鉄(NS)によるスキポール空港アクセス

結論からいうと、オランダ国鉄(NS)でスキポール空港にアクセスすることが最も間違いありません。

スキポール空港駅への行き来が早い

スキポール空港には多くの駅から直通列車が運行されており、他のほとんどの駅では1回だけ乗り換える必要があります。列車は空港の下に到着します。座席の間や座席の底の下には荷物用のスペースがあり、荷物が他の乗客に迷惑をかけないようにし、車両間のスペースを確保することができます。車両が満員の場合、通常、列車の前部と後部により多くのスペースがあります。スキポール空港駅に荷物カートがあります。出発エリアは駅のホームから徒歩わずか数分です。

オランダ国鉄公式サイトより引用

このようにオランダ国鉄では、スキポール空港へのアクセスを宣伝しています。

では、国鉄ではどのくらいの所要時間なのでしょうか。アムステルダム中央駅とアムステルダム南駅からそれぞれまとめます(表1)。

表1. アムステルダム中央駅とアムステルダム南駅からスキポール空港へのアクセス

アムステルダム中央駅アムステルダム南駅
所要時間13分~17分5分~10分
待ち時間約5分~約15分約10分
運賃4.9ユーロ3.3ユーロ

それぞれの駅の位置を示しました(図1、図2)。

図1. アムステルダム中央駅の位置(googleマップより引用)

図2. アムステルダム南駅の位置(googleマップより引用)

スキポール空港はアムステルダムの南西に位置しているだけあり、市内の南側の駅のほうが距離も短く、運賃も安いです。

図3. アムステルダムの地下鉄と路面電車の路線図(GVB公式サイトより引用)

参考にアムステルダムの地下鉄と路面電車の路線図も示しました(図3)。アムステルダム南駅は図3の中央よりやや下のZuidと書かれている部分です。市内の南側に宿泊する場合は、アムステルダム南駅から行くのも良いでしょう。

このほか、アムステルダム中央駅からスキポール空港への国鉄線の駅も経由しますので、各自で細かなカスタマイズをすることも効果的です。

スキポール空港は幹線上の駅ですので、アムステルダムからスキポール空港を通り、他の場所に向かう列車もあります。その最も顕著な例がアムステルダムとパリを結ぶユーロスターでしょう。スキポール空港を通り、パリまで向かいます。航空便によってはベルギー地区から国境を越えてスキポール空港を利用するというシナリオも考えられます。

補足

市内交通のGVBネットワークでも行くことができます。

図4. アムステルダムの地下鉄、路面電車とバスの路線図(GVB公式サイトより引用)

バスも含めた路線図も示しました(図4)。スキポール空港に向かう便はありますが、経由が複雑でついていけません…。24時間券などを持っていて1ユーロでも節約したい場合は有用な選択肢になるでしょう。

アムステルダム中央駅からスキポール空港に実際に向かう

さて、実際に向かいましょう。

写真2. 国鉄のアムステルダム中央駅に入る

国鉄のアムステルダム中央駅に入ります(写真2)。

そのアムステルダム中央駅では乗車券を買う必要があります。しかし、今回の私は乗車券をあえて購入しませんでした。

写真3. 改札はクレジットカードのタッチ決済に対応している

改札機はクレジットカードのタッチ決済に対応しています(写真3)。VISAブランドのエポスカードであれば、券売機で乗車券を購入する必要がないのです。

デビットカードでのチェックインとチェックアウト

非接触型デビットカード、クレジットカード、携帯電話でチェックインおよびチェックアウトします。電車での移動頻度が低い方でも簡単!

オランダ国鉄公式サイトより引用

オランダ国鉄公式サイトの説明を引用しましたが、簡単にいうと改札入場時と出場時にクレジットカードやデビットカードをタッチするだけです。今回は黄色の部分をタッチして終了です。

写真4. 改札前に発車案内が掲示されている

改札前に発車案内が掲示されています(写真4)。ちょっと見えにくいですか?

写真5. 発車案内の様子

発車案内内容です(写真5)。スキポール空港に向かわない便も含めて表示されます。ただし、スキポール空港経由便については、航空機マークが表示されるので判別可能です。今回は10番線から発車します。

写真6. ライデン行きスプリンターに乗り込む

ライデン行きスプリンター(Sprinter)を見つけました(写真6)。スプリンターは各駅に停車し、所要時間は17分です。インターシティ(Intercity)だと所要時間は13分です。停車駅数の違いが所要時間差に結びついています。インターシティダイレクト(IC direct)もあり、別途料金が必要と案内されますが、料金が必要な区間はスキポール空港より先なので、スキポール空港に向かう際にはインターシティダイレクトであっても問題ありません。

簡単にいうと、Sprinter、Intercity、IC directのどれでも問題ないということです。

写真7. 10番線にライデン行きが停車中

10番線にライデン行きが停車中でした(写真7)。アムステルダム中央駅はホームを前後に分けて運用しているので、同じ10番線でも行先の異なる列車が停車していることもあり得ます。ライデンという表示を見て安心します。

写真8. スキポール空港の文字を見つけて安心

このときは比較的新しい車両に当たりました(写真8)。スキポール空港の文字も見えます。

写真9. 奥のほうの車両は空いている

階段に近い、手前の車両は混んでいましたが、奥のほうの車両は比較的空いています(写真9)。

写真10. アムステルダム中央駅を発車!

アムステルダム中央駅を発車しました(写真10)。

写真11. ポイントを渡り中線を進む

アムステルダム中央駅はホームの中ほどに渡り線があり、そこからホームに接していない中線を進みます(写真11)。

写真12. 線路が集約される

線路が集約されます(写真12)。

写真13. 車両基地がある

車両基地があります(写真13)。

写真14. ややのどかになってきた

ややのどかな風景に変わってきました(写真14)。

写真15. 西方向の線路が分かれる

西方向の線路が分岐します(写真15)。

写真16. 立派な駅に停車!

立派な駅に停車します(写真16)。スローデルライク駅です。

写真17. 西側から線路が合流

西側から線路が合流します(写真17)。

写真18. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真18)。

写真19. 新しい建物が見えてきた

新しい建物が見えてきました(写真19)。

写真20. アムステルダム南駅方面からの線路と合流!

アムステルダム南駅方面からの線路と合流します(写真20)。

写真21. スキポール空港駅に到着!

スキポール空港駅に到着しました(写真21)。

写真22. 多くの人々に付いていく

多くの人に付いていきます(写真22)。

写真23. エスカレータを昇る

エスカレータを昇ります(写真23)。

写真24. タッチが必要

空港に到着し、次の航空機のことを考えそうになりますが、最後にタッチを忘れてはなりません。

写真25. タッチし、OKの表示が出る

タッチし、OKの表示が出ました(写真25)。後日、4.9ユーロが差し引かれていました。

アムステルダムからスキポール空港に向かってみて

写真26. アムステルダム中央駅からスキポール空港へは頻発運転

アムステルダム中央駅からスキポール空港まで列車を利用しました。本数も多く(17時台を撮影しましたが、17:26、17:31、17:41とスプリンターが続く、17:25と17:38にスキポール空港マークがない理由は私にはわかりませんが…)、スプリンターであっても所要時間17分という軽快さです。

これはスキポール空港が幹線上にあり、多くの系統が通るために結果として本数が確保されている一面があります。乗り過ごすと空港より先に行ってしまうという点もありますが、空港から多方面のアクセスが確保できることと、空港への列車を別途設定しなくて済むというメリットもあります。

鉄道による空港アクセスといえど、国によって大きく異なることを改めて実感した場面でした。

前後を読みたい!

果たして前後はどこに行ったのでしょうか?

(←前)アムステルダムの街歩き観光

アムステルダムからスキポール空港へのアクセス:現在地

アムステルダムから東京(羽田)への航空便(シンガポールのりかえ)(→次)

★本旅行記については、24年夏旅行のまとめで全体像(予算、日程、感想、そして次回への改善点)をまとめています。

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