アムステルダムから東京(羽田)への航空便(シンガポールのりかえ)

記事上部注釈
弊サイトでは実際に利用したサービスなどをアフィリエイトリンク付きで紹介することがあります

欧州のハブ空港と称されるアムステルダムのスキポール空港。スキポール空港から日本への行きかたは多くありますが、その1つがシンガポールを経由することでしょう。その一例を活用しました。

写真1. 羽田に到着したシンガポール航空の航空便

備考:安い移動手段の1つ、シンガポール航空

昔から欧州とアジアの結節点としてシンガポールは発達してきました。そのような遺伝子は現在にも受け継がれ、シンガポールを経由することで、欧州とアジアを行き来できます。

シンガポール航空としても、ある程度の安さで日本と欧州の客を取り込もうとしています。私はこのとき安さに釣られ、シンガポール経由でオランダから日本に移動することにしました(このときは9/9に発券し、往復で176,830円/人でした)。

(参考)図1. 航空券の検索結果

参考に本記事執筆時点の航空券検索結果を示します(図1)。11/30にフランクフルトに向け出発、12/7にアムステルダムから日本に帰国という条件としました。本記事執筆のために調べた際は大韓航空が最安でしたが、私が予約した際はシンガポール航空が安い水準でした。このように最安の航空会社はその都度変わります(2023年GWはターキッシュエアラインズでした)。

では、どの航空会社が安いのでしょうか。それを調べるには検索サイトが適切です。私は以下のサイトで検索することが多いです。私のような異常な人種であればここで検索し、航空会社の公式サイトで予約しますが、Expediaで予約するほうが簡単でしょう。

今回のスケジュールの要点は以下の通りでした(表1)。

表1. スキポール空港から東京羽田へのスケジュール要点

事象時刻
スキポール空港搭乗手続き8:44
スキポール空港出発(定刻ベース)11:15
羽田空港到着(定刻ベース)(翌日)15:55
制限エリア脱出(翌日)16:52

※搭乗手続きの締め切りは定刻の90分前まででしたので、理論上は搭乗手続き開始はあと61分遅くても問題ありません。

アムステルダムから東京(羽田)まで実際に移動する

御託はこの程度にして、実際に移動しましょう。

(参考)表2. スキポール空港から東京(羽田)までの移動時間

SQ323スキポール空港11:15→シンガポール空港(翌)5:55
SQ632シンガポール空港8:00→羽田空港15:55

オランダとシンガポールの時差は6時間、シンガポールと東京の時差は1時間です。そのため、オランダからシンガポールへは12時間40分、シンガポールから東京へは6時間55分です。けっこうしんどい道中です。

Stage1. スキポール空港(アムステルダム)の搭乗手続き

アムステルダムのスキポール空港で搭乗手続きを進めます。参考までに今回の時間経緯は以下の通りでした(表3)。

(参考)表3. 今回の搭乗前の時系列

内容時刻搭乗口到着までの分数
チェックイン並び始め8:4487分前
チェックイン完了9:0170分前
出国審査への移動開始9:1447分前
出国審査エリア到着9:2140分前
出国審査完了9:4318分前
搭乗口付近到着10:110分前

写真2. スキポール空港の鉄道駅

スキポール空港にはオランダ国鉄が直結しています(写真2)。単にアムステルダムからの列車だけでなく、多くの方面から直通列車があります。

写真3. 出発便一覧が表示される

出発便一覧が表示されます(写真3)。

写真4. スキポール空港は広い

スキポール空港は広く、出発ターミナルを間違えると余計に歩くことになってしまいます…。シンガポール行きはターミナル3です。

写真5. ターミナル3に向かう

案内通りターミナル3に向かいます(写真5)。

写真6. 空港に入る

空港に入ります(写真6)。皆、スーツケースを持っており、一般的な人たちの荷物の多さが印象に残ります。

写真7. 多くの人について行く

多くの人に付いて行きます(写真7)。

写真8. ターミナルを確認

ターミナルを確認します(写真8)。

写真9. シンガポール航空のチェックインカウンター

シンガポール航空のチェックインカウンターに並びます(写真9)。私は手荷物を預けないので、必ずしもここに並ぶ必要はなかったのですが…。なお、出発の90分前までの受付です。このときは(スーパーマーケットに寄った10分があったとはいえ)搭乗口まで70分かかりましたので、妥当な時刻設定でしょう。

カウンター受付終了時刻:出発予定時刻の1時間30分

空港でのチェックイン(シンガポール航空公式サイト)より引用

写真10. 自動チェックイン機がある

自動チェックイン機がありました(写真10)。

写真11. 自動チェックイン機の様子

自動チェックイン機の様子です(写真11)。ここにはシンガポール航空の文字があります。

写真12. 出発エリアに向かって進む

出発エリアに向かって進みます(写真12)。

写真13. ゲートに向かう

ゲートに向かいます(写真13)。

写真14. 長い通路を歩く

長い通路を歩きます(写真14)。

写真15. 出発客専用の文字がある

出発客専用の文字があります(写真15)。パスポートを携帯するようにという注意書きもありました。

写真16. まだ歩く

まだ歩きます(写真16)。羽田空港よりも歩きますね…。

写真17. 出国審査の列に並ぶ

出国審査の列に並びます(写真17)。ここに22分並んでいたのです。googleマップには4時間以上並ぶという口コミがありましたので、それよりはマシと認識することにしました。

出国審査にものすごく時間を要します。最低4時間前に着いておかないと飛行機を逃すリスクがあるので、注意が必要です。実際私もスーツケースを預けてから出国審査まで1〜1.5時間は並んだと思います。

googleマップの口コミより引用

写真18. 免税エリアに入った

免税エリアに入りました(写真18)。

写真19. ターミナル内を歩く

ターミナル内を歩きます(写真19)。

写真20. 通路を歩く

通路を歩きます(写真20)。

写真21. 通路を歩く

まだ通路は続きます(写真21)。

写真22. ここで待つ

待合スペースがありますので、ここで待ちます(写真22)。

写真23. アメリカの航空機も見える

搭乗口近くの窓からアメリカの航空機も見えました(写真23)。ここスキポール空港が世界につながっていることを実感する瞬間です。

Stage2. スキポール空港(アムステルダム)からチャンギ空港(シンガポール)までの航空

さて、いよいよ搭乗です。

写真24. 良い席か通常席か?

良い席の客は左に進み、通常席の客は直進します(写真24)。(ラウンジの様子がないことからわかると思いますが)私はどちらでしょうか?

写真25. 当然、通常の席

当然、エコノミークラスです(写真25)。横9列なので、一般的なエコノミークラスよりやや広いのですが…。

写真26. エコノミークラスの様子

エコノミークラスの様子です(写真26)。日本の特急列車より狭いように見えます。

写真27. 安全のしおりを確認!

安全のしおりを確認します(写真27)。エアバスのA350でした。

図1. エアバスA350の座席配置(シンガポール航空公式サイトより引用)

参考に座席配置を示します(図1)。

写真28. ビジネスクラスは快適そう

ビジネスクラスは快適そうです(写真28)。ビジネスクラスでも揺れるのかな?重心に近いので、前方だと揺れにくいらしいのですが…。

写真29. シートピッチはそこまで広くない?

でもシートピッチはそこまで広くなさそうです(写真29)。

(参考)写真30. 鉄道の上級座席の例(近鉄特急ひのとりで撮影)

参考に鉄道の上級座席の例を示しました(写真30)。

写真31. プレミアムエコノミーエの様子

プレミアムエコノミーの様子です(写真31)。座席表を見ると翼付近で眺めは犠牲になりますが、揺れは少ないのでしょう。

写真32. モニターも完備される

エコノミークラスでもモニターは各座席に装着されています(写真32)。数独がないのはどうかと思いますが…。

写真33. KLMオランダ航空が待機中

アムステルダムらしくKLMオランダ航空が待機中でした(写真33)。

写真34. 滑走路に向かって動き出す

滑走路に向かって動き出しました(写真34)。

写真35. 滑走路に入る

滑走路に入ります(写真35)。

動画1. 離陸前後の様子

離陸前後の様子を動画に収録しました(動画1)。途中で画面が揺れていることから、機体の揺れが大きいことがわかるでしょう。

写真36. アムステルダム郊外が見える

アムステルダム郊外が見えます(写真36)。

写真37. アムステルダム南側の郊外の風景

アムステルダム南側の郊外の風景です(写真37)。高い建物も見えます。

写真38. 発達する水路が見える

オランダらしい発達した水路が見えます(写真38)。このような風景が眺められるのは航空機の魅力でしょう。

写真39. 地上との距離がだんだん開く

地上との距離がだんだん開いてきました(写真39)。

写真40. 中欧付近を飛行中

ここまで雲が多かったのですが、雲がなくなりました。ちょうど晴れていたようです。中欧付近を飛行中です(写真40)。

写真41. ルーマニア地区を飛行中

ルーマニア地区を飛行中です(写真41)。

写真42. ルーマニア地区を飛行中

その風景です(写真42)。

写真43. 黒海に入る

黒海に入ります(写真43)。離陸して3時間程度経過し、いわゆるヨーロッパから出ようとしています。

写真44. コーサカス地区に入る

旧ソビエト南部のコーサカス地区に入りました(写真44)。個人の感想ですが、旧ソビエト諸国は旅行のハードルが高そうです。

写真45. 砂漠が広がる

砂漠が広がります(写真45)。このあたりまで来ると離陸後5時間程度経過しています。このあたりで夜がやってきました。

写真46. タジキスタン付近を飛行中

揺れで寝付けなくて、現在位置を確認しました(写真46)。タジキスタン付近でした。まだ旧ソビエト地区でした。離陸後7時間近く経過し、時間的にはちょうど中間付近です。

写真47. マレー半島に入る

いつの間にかマレー半島に入っていました(写真47)。だいたい12時間経過し、シンガポール到着も見えてきました。

写真48. マレーシア付近を飛行中

マレーシア付近を飛行中です(写真48)。

写真49. 未明の機内

到着とはいえ、夜明け前であり、機内には夜中の雰囲気が漂います(写真49)。

写真50. シンガポールに到着!

シンガポールに到着しました(写真50)。

Stage3. シンガポールでの乗りつぎ

シンガポールに到着しました。とはいえ、ここで旅行は終了ではありません。シンガポールで乗りつぎが待っています。

写真51. 乗りつぎ客への案内

乗りつぎ客への案内がありました(写真51)。バリ行きとブリスベン行きの案内です。乗りつぎ時間が少ないので、専用のオペレーションがあるのでしょう。バリやオーストラリアの地名があるのが東南アジアらしさを感じます。

写真52. 通路を歩く

通路を歩きます(写真52)。このあたりにトイレがありました。

写真53. 各方面への出発一覧

各方面への出発一覧です(写真53)。さて、羽田行きはどこでしょうか。東京羽田行きはターミナル1のD42から出発します(写真43)。このときは6:30ごろでした。

写真54. ターミナルビルの中央付近にやってきた

ターミナルビルの中央付近にやってきました(写真54)。日本語の文字があり、アジアに帰ってきた感じがあります。

写真55. スカイトレインの案内がある

スカイトレインの案内がありました(写真55)。

写真56. 毒々しい植物

熱帯らしい毒々しい植物です(写真56)。

写真57. スカイトレインの文字

スカイトレインの文字が見えました(写真57)。

写真58. 現在位置の案内

現在位置の案内もありました(写真58)。

写真59. スカイトレインは朝から盛況!

スカイトレインは朝から盛況です(写真59)。

写真60. スカイトレインの前面展望

せっかくなので前面展望を満喫しましょう(写真60)!

動画2. スカイトレイン(T2→T1)の前面展望

動画でも収録しました(動画2)。お世辞にも居住性の高い空間ではありませんが、空港内の移動なので良いでしょう。

写真61. ほかの人に付いていく

他の人に付いて行きます(写真61)。

写真62. 案内板は多い

案内表示は多いです(写真62)。

写真63. 東京行きの搭乗口

東京行きの搭乗口です(写真63)。ここで(スキポール空港で購入した)飲料水が手荷物検査に引っかかりました。ここで手荷物検査があるのは意外です。日本語で言われたので日本語で返したら、かえって向こうが戸惑っていました。英語で言ってくれれば、英語で返したのに。

写真64. シンガポール航空の航空機が見える

何とか搭乗口までやってきました(写真64)。

Stage4. シンガポールから東京羽田までの航空機

いよいよ最後の航空機です。

写真65. 待つ人々

搭乗口の前で多くの人が待っています(写真65)。航空機と異なり、揺れないいすなので、そのような意味では安心感があります。

写真66. 搭乗口から案内される

搭乗口から案内されます(写真66)。

写真67. 機内に進む

機内に進みます(写真67)。

写真68. 機内の様子

機内の様子です(写真68)。

写真69. 今度もエアバスのA350

今度もエアバスのA350でした(写真69)。

写真70. 窓の外を眺める

窓の外を眺めます(写真70)。先ほどと異なり、夜が明けてきました。

写真71. 離陸!

シンガポール空港から離陸しました(写真71)。

写真72. シンガポールの街が見える

シンガポールの街が見えます(写真72)。

写真73. ややのどかな風景になってきた

ややのどかな風景になってきました(写真73)。このあとは旅の疲れで寝つつ、しょっちゅう発生する揺れで起きて、またうとうとしつつという流れでした。

写真74. 日本列島が見えてきた

日本列島が見えてきました(写真74)。どこでしょうか。

写真75. 静岡県沖

静岡県沖でした(写真75)。

写真76. 雲が多い

雲が多いです(写真76)。

写真77. 房総半島を進む

房総半島を進みます(写真77)。神奈川県方面からのルートではなく、千葉県を通り、北側から羽田空港に入る進路でした。

写真78. 東京郊外の風景が見える

東京郊外の風景が見えます(写真78)。自宅に近づいた安心感があります。

写真79. 東京23区の上を飛ぶ

東京23区の上を飛んでいます(写真79)。

写真80. まもなく羽田!

まもなく羽田です(写真80)。

写真81. 羽田に到着!

羽田に到着しました(写真81)。16:30ごろに席を立ちました。35分の遅れでした。

写真82. 空港の通路を進む

空港の通路を進みます(写真82)。

写真83. 羽田に到着したシンガポール航空の航空機

航空機も記念撮影しました(写真83)。

写真84. 入国審査や検疫がある

入国審査や検疫があります(写真84)。

写真85. 税関がある

税関があります(写真85)。問題となるものを買っていないので、手荷物を預けていないこともあり、ここはスルーです。

写真86. 到着ロビーに入る

羽田空港の到着ロビーに入りました(写真86)。

写真87. 16:54に京急の駅に入る

京急の駅に入りました(写真87)。

写真88. WiFiBoxを返却

ここまでお世話になったWiFiBOXを返却しました(写真88)。

参考に今回のタイムラインを示します(表2)。預け入れ手荷物なし、税関の申告対象品なしという条件付きでしたが、定刻ベースの到着60分後から自由に動けるという感覚でした(表4)。

表4. 羽田到着時の時系列

時刻定刻からの経過時間
到着予定時刻15:55-
着陸16:2126分
機内を立つ16:3035分
入国審査開始16:4550分
制限エリア脱出16:5257分
レンタルWi-Fi返却16:5560分

参考:今回の機内食

参考までに今回の機内食をギャラリー形式でお送りします。良い意味で個性がなく、食べやすいメニューでした。もっとも私はハムサンドとトマトスープ、あるいはおにぎりとみそ汁、程度のメニューで良いと思っているので、あまり参考にならないかもしれません。

写真89. 1食目の機内食

写真90. 2食目の機内食(この程度でじゅうぶんです)

写真91. シンガポール→日本の機内食

写真92. 中身はミートソーススパゲティだった

欧州から日本まで一気に移動して

写真93. 欧州からシンガポールまでは一直線とはいかない(揺れのため写真が見にくく申し訳ありません)

今回、欧州から日本までシンガポール経由で一気に移動しました。航空機は空中を移動するという特性から上下方向の揺れは避けられません。それを合計19時間35分(実際には羽田に35分遅れで着いたので20時間10分)直面し、疲れが溜まったのも事実です。もしも、気象上の理由のみで航空進路をとったのであれば、もう少し直線状に進むことができ、少しでも飛行時間が短縮された面は否定できません。それだけに政治的事情で迂回する点にある意味悔しさを感じ、政治的安定/不安定は多くの側面に影響することを改めて実感しました。

また、シンガポールで乗りつぐことは、それだけロスタイムも大きく(タイ付近-シンガポールの往復2時間はタイ乗りつぎだとかからない所要時間です)、赤道近くの場所で乗りつぐしんどさもある意味感じたものでした。

直行便だと所要時間は13時間程度であり、機内での時間を7時間程度費やし、価格メリットを選択した格好です。こればかりは価値判断です(航空機好きにとっては7時間余計にかけることもメリットと感じるでしょう)。今回は価格にフォーカスし、機内の時間を7時間程度を甘受した格好でしたが、負担が大きく感じました。

前後を読みたい!

果たして前後はどこに行ったのでしょうか?

(←前)アムステルダムからスキポール空港へのアクセス

アムステルダムから東京(羽田)への航空便(シンガポールのりかえ):現在地

24年夏旅行のまとめ(→次)

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