津山線の普通に乗る(津山→岡山)

記事上部注釈
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岡山県第3の都市、津山。ここへのメインルートが津山線でしょう。その津山線に乗りました。

写真1. 津山に停車中の普通岡山行き

復習:岡山と津山の移動

最初に岡山と津山の移動方法について簡単に紹介します。

図1. 岡山と津山の移動経路(googleマップより引用)

岡山と津山の移動経路を示しました(図1)。津山線が結んでいます。意外なことに岡山と津山を結ぶ高速バスの設定はなく、公共交通は鉄道のみです。ただし、大阪駅と津山駅を高速バスが所要時間3時間程度で結んでおり、1~2時間間隔でもあり、大阪地区との行き来はそれなりに配慮されています。

快速ことぶきが所要時間70分程度、2~3時間間隔、普通が所要時間1時間半程度で1~2時間間隔、両者合わせて毎時1~2本です。快速ことぶきを含め、全車自由席です。

新幹線の新大阪-岡山が所要時間45分が目安ですから、新幹線と快速ことぶきの乗りつぎで所要時間の合計が105分、乗りかえのロスタイムを含めて所要時間は2時間程度でしょう。

実際に津山線に乗る

実際に津山線に乗りましょう!今回、姫新線から乗りかえましたが、姫新線と快速ことぶきの乗りかえはあまり考慮されていないのか、普通への接続でした。

写真2. 普通岡山行きは2両編成

普通岡山行きは2両編成でした(写真2)。姫新線より乗客が多く、1両編成では無理があるのでしょう。

写真3. 車内はボックスシート

車内はボックスシートです。いわば見ず知らずの人と向かい合わせになる座席配列です。岡山と津山の間は高速バスもないので、逃げ道はありません。

ただし、車内はそれなりに人が乗っており、岡山市内へのお出かけをする風情の若い人も見え、「都市圏の鉄道」の雰囲気を感じました。

写真4. 津山を発車!

そんなことを言っていたら、津山を発車しました(写真4)。

写真5. 姫新線と分岐する

姫新線と分岐します(写真5)。

写真6. 津山口に停車!

次の津山口に停車します(写真6)。ここは津山の郊外的なポジションでしょうか。

写真7. 郊外の風景に変わる

郊外の風景に変わっていきます(写真7)。

写真8. 山あいの風景に変わる

山あいの風景に変わります(写真8)。

写真9. ふるさとらしい風景を走る

ふるさとを感じさせる風景を走ります(写真9)。

写真10. 亀甲に停車!

亀甲に停車します(写真10)。縁起の良い駅名です。快速も停車します。もっとも縁起の良さで停車しているわけでなく、美咲町の中心駅という役割を買っての停車です。

写真11. 道路と並走

道路と並走します(写真11)。自動車の速度もそこまで高くなく、鉄道の競争力が相対的に高いことを実感します。

写真12. のどかな風景を走る

のどかな風景を走ります(写真12)。

写真13. 弓削に停車

弓削に停車します。この漢字で「ゆげ」とは読めません…。ここで普通津山行きとすれ違いました。単線なので行き違い待ちは仕方ありませんが、それであれば、津山発車時刻を1分繰り下げたほうが所要時間の短縮につながり、都市間の所要時間短縮による競争力強化につながるのでは?

写真14. 川沿いを走る

川沿いを走ります(写真14)。

写真15. 神目に停車!

神目もまた読みの難しい駅名です。初見の場合、この漢字で「こうめ」と読めません。

写真16. 山あいを走る

山あいを走ります(写真16)。

写真17. 川沿いの風景

川沿いの風景です(写真17)。車窓としては美しいと思いますが、速度があがらなくもどかしさも感じます。

写真18. 福渡に停車!

福渡に停車します(写真18)。ここから岡山都市圏の風景に変わり、わがボックスにも別の乗客が乗りこみました。最後尾には岡山県警も乗りこみ(連休初日でいろいろと警戒していた?)、様相がやや変わります。

写真19. 川を渡る

川を渡ります(写真19)。

写真20. のどかな風景

福渡から利用が増えるとはいえ、ずっと住宅街ということはなく、のどかな風景も展開します(写真20)。

写真21. 山あいを走る

山あいを走る区間もあります(写真21)。

写真22. のどかな風景が続く

のどかな風景が続きます(写真22)。このような場所はカーブもあり、速度が上がりません。

写真23. 金川に停車

金川に停車します(写真23)。ここで快速とすれ違いましたが、立ちがいる程度の混雑に見えました。

写真24. 山あいの風景は続く

山あいの風景は続きます(写真24)。

写真25. 玉柏で普通津山行きとすれ違う

玉柏で普通津山行きとすれ違います(写真25)。120系気動車はJR西日本で広く見かけますが、津山線では意外と見かけません。岡山都市圏輸送用としては輸送力が足らないのでしょうか。

写真26. 住宅がだんだん増えてきた

住宅がだんだんと増えてきました(写真26)。岡山の市街地に近づいてきたことを実感します。

写真27. 法界院に停車

最後の停車駅の法界院に停車します(写真27)。岡山の市街地に位置しており、区間運転列車が合っても良さそうですが、2010年代に区間運転列車はなくなっています。

写真28. 車両基地がある

岡山駅近くには車両基地があります(写真28)。

写真29. 岡山に到着

岡山に到着しました(写真29)。津山発車時点と比べ、乗客はいつの間にか増えており、それぞれが駅の各出口に向かって散っていきました。

津山線に乗ってみて

写真30. 岡山に停車中の様子

高速化対応工事により、ローカル線としては速度が高めの最高速度95km/hに対応しています。その効果もあり、全般的な遅さは感じませんでした。しかし、山あいの区間は曲線も多く、その最高速度も発揮できていません。また、高速化対応工事で投入された「高性能車両」は輸送力の問題もあり、現在も旧式の車両で運転されています。

これらを踏まえると、「高速化」工事の果実はじゅうぶんに受け取っているとは感じにくいです。これらを改善するには姫新線車両のような快適性に優れた車両に統一し、快速、普通ともに1時間間隔(福渡以北の普通は日中時間帯は2時間間隔でも良いかもしれません)にすることで、所要時間と待ち時間が短縮できます。

津山から姫新線に乗りかえると沿線が意外と活気づいている(人里離れた場所には見えない)ことにも気づきます。このような路線の軸となるべく、津山線には機能の維持と強化をお願いしたいところです。そして、津山で各方面へのタクトダイヤを実現し、津山以北への連携も強化するのです。

前後を読みたい!

果たして前後はどこに行ったのでしょうか?

(←前)姫新線の旅(姫路→津山)

津山線の普通に乗る(津山→岡山):現在地

三井ガーデンホテル岡山の宿泊記(→次)

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