箕面萱野駅に親しむ(25年初夏)

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2024年春に開業し、いまだ新しい箕面萱野駅。地下鉄御堂筋線の行先にもあるため、気になる人も多いのではないでしょうか。そんな箕面萱野駅に親しみました。

写真1. ロータリーも備わる駅前

復習:箕面萱野駅の概要

最初に箕面萱野駅の概要を紹介します。

概要

  • 位置:大阪府箕面市西宿1-3
  • 路線:北大阪急行電鉄
  • 規模:1面2線
  • 開業:2024年3月

図1. 箕面萱野駅の位置(googleマップより引用)

箕面萱野駅の位置を示しました(図1)。北大阪急行電鉄の駅です。北大阪急行の電車は地下鉄御堂筋線と相互直通運転を行っており、新大阪、梅田(大阪駅がある地区)、難波、天王寺といった大阪でも有名な場所に1本で向かうことができます。梅田まで26分、日中時間帯でも8分間隔(平日朝ラッシュ時は4.5分間隔)と便利です。

もともとの箕面市の市街地とはやや離れており、箕面駅までバスで10分程度かかります。

  • 箕面市域は、大阪府の市町村の中でも特に大阪市方面への流動が多い地域であり、都心との結びつきが強い地域であるが、都心方面の交通需要に対しては、千里中央までの輸送を路線バスに頼っている状況である(バスの分担率は約70%)。
  • このため、箕面市域は、大阪都心から20km 圏において、鉄道不便地域(自動車での移動は便利だが、鉄道での移動が不便な地域)の一つとなっており、鉄道によるアクセス時間を短縮する必要がある。
  • 当該路線の整備により、都心部へのアクセス時間が短縮され、都心部との結節強化が図られる。

北大阪急行線延伸検討委員会(平成20年~21年)より引用

簡単にいうと、箕面市の鉄道アクセスが不便なため、それを改善しましょうということです。長い間、その建設に向けて動いていましたが、2024年3月に北大阪急行の千里中央-箕面萱野2.5kmが延伸されました。1面2線とそこまで大きな規模ではありません。日本には10両編成電車を2分間隔で折り返してきた中央線の東京駅のような例もあり(現在は12両編成電車)、1面2線でさばくことは不自然ではありません。

箕面萱野駅に実際に親しむ

御託はこの程度にして、箕面萱野駅に実際に親しみましょう!参考に構内図も示します。

図2. 箕面萱野駅の構内図(北大阪急行の公式サイトより引用)

写真2. 南改札口の様子

南改札口の様子です(写真2)。線路の東側のみにあり、線路の西側には直接向かえない構造です。建物の感じは2010年代以降の駅舎にありがちな木材をアクセントとして利用したものです。代々木八幡高輪ゲートウェイに印象が近いような気もします。

写真3. 北改札近くには大型ショッピングセンターがある

北改札近くには大型ショッピングセンターがあります(写真3)。現代の商業施設は大型ショッピングセンターにシフトしている傾向があるように感じますので、このような施設が駅に直結していることはその路線の強みにもなるでしょう!

写真4. 大型ショッピングセンターの様子

大型ショッピングセンターの様子です(写真4)。アウトレットを思い出させる建物の配置です。このような屋外を前面に出す配置は悪天候の際にはしんどいですが、この日のような天候に恵まれた日であれば良いのでしょう。

写真5. ホームから北改札を眺める

ホームから北改札を眺めました(写真5)。こちらは階段の昇降なしに改札とつながっています。もっとも、改札外で昇降は発生するのですが、ショッピングセンターとは階段なしで直結しています。

写真6. ホーム端部から線路を眺める

ホーム端部から線路を眺めます(写真6)。ここで線路が途切れていることがわかります。箕面萱野から北方向に延長しようとすると、改札の移設やショッピングセンターの取り壊しが発生すると予想され、延伸への障壁は大きいでしょう。もっとも箕面萱野から北に1kmも移動すると、山間部であり、延伸を考慮する必要もないでしょう。

写真7. バスのりばの案内もある

駅前のロータリーに視線を移します。各バスのりばから発車するバスの案内がありました。ただし、他のバスのりば(番線)の案内はなく、この点は不親切に感じます。

写真8. 南改札付近から北側を眺める

南改札付近から北側を眺めました(写真8)。2024年開業の駅のためか、街に新しさを感じます。

写真9. 南改札からホームに向かう

南改札からホームに向かいます(写真9)。訪日観光客と思われる人が歩いていました。このあたりにホテルはあるのでしょうか?

写真10. ホームの様子

ホームの様子です(写真10)。

写真11. 情報が集約される

ホームの案内板に情報が集約されています(写真11)。これは西側を眺めている構図です。

写真12. ホームの様子

ホームの様子を別の角度から撮影しました(写真12)。周囲は都市化が進んでいることもわかります。この都市化があったからこそ、箕面萱野まで延伸することに現実性があったのでしょう。

千里ニュータウンを歩くと(千里中央でモノレールと北大阪急行の乗りかえで歩いた)、千里ニュータウンそのものが新しい街という印象をいだき、箕面萱野もその延長線上にあると感じました。そのため、建物が多くとも新しい街と感じたのでしょう。

写真13. 箕面萱野駅南側の光景(車窓から)

8分間隔の電車の利用者は少なく、ここから8分間隔で発車するのは輸送力過剰にも感じました。しかし、途中の千里中央で折り返す手間、わざわざ千里中央以北で16分間隔にサービスダウンすること、これらを考えて、輸送力過剰を受け入れて現行ダイヤとしているのでしょう。

箕面萱野駅に親しんでみて

写真14. 駅前の光景

今回、未乗区間の「乗りつぶし」を意識し、箕面萱野駅にやってきました。何の知識もない状態でこの駅にやってきました。そこに広がっていたのは意外と開発された住宅地、そして駅直結のショッピングセンターという光景でした(写真14)。

この駅は歴史が新しく、駅前もニュータウンらしい光景が広がっていました。この街にうとい者は、駅前を見て箕面萱野であることを見抜くことは難しいです。それだけ日本に展開する新しい街に共通の光景ということです。一見するとこの事実は悪く感じるかもしれません。しかし、それだけ「皆が求めるもの」が満たされている証拠とも表現できます。

写真15. 千里中央駅の様子

千里中央はそれなりに街として成熟したように見え、多くの人が大阪都心方面の電車を待っていました(写真15)。箕面萱野地区もいずれはそのように変貌するのでしょう。そうしたとき、「新しい街」はそこに住む人にとっては「慣れ親しんだ街」に変わります。

比較的新しい建物が集まり、2010年代以降の流行を取り入れた駅構内を歩き、そのようなことを感じたのでした。

前後を読みたい!

果たして前後はどこに行ったのでしょうか?

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