ベネチア(ヴェネツィア)の街歩き観光(25年夏)

記事上部注釈
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イタリアでも有名な観光地のベネチア(英語読み:ベニス)。ここは多くの観光名所がありますが、街歩きするだけでも魅力的です。そんなベネチアを楽しみました。

写真1. リアルト橋からの風景は格別

復習:ベネチアの位置と歴史

最初にベネチアの位置と歴史について簡単に紹介します。

図1. ベネチアの位置(googleマップより引用)

最初にベネチアの位置を示しました(図1)。イタリア北東部の海沿いに位置します。このベネチアは、昔から海上貿易で栄えました。運河沿いに建物が多いのも、海運の利便性を重視したと解釈できます(道路沿いだといったん荷物を積みかえねばならない)。

海上貿易で栄えたという歴史なのか、ヴェネツィア共和国という共和制国家が樹立されていました。権力が1人に集中しないように考えられた仕組みでした。

ただし、ずっと栄え続ける大国は歴史上なく、ヴェネツィア共和国も例外でありませんでした。大砲の発展(干潟に住む防衛上のメリットがなくなった)、貿易の主力がアドリア海から大西洋や太平洋に移行したことなどの要因により、ヴェネツィア共和国は衰退しました(18世紀末に崩壊)。

近代以降は、ベネチアはオーストリアに支配権を譲り、その後、イタリアに帰属しました。

近代以降は衰退したとはいえ、かつての海上貿易で栄えた都市国家の面影は今でも残ります。運河が張り巡らされた光景と、かつての栄華を誇る建物群はベネチアの大きな魅力です。そして、北のオーストリアやスイスに比べ、料理のおいしさも魅力でしょう。

現代のベネチア観光はアドリア海に位置する島がその範囲ですが、ベネチアという都市はさらに広く、イタリア本土側もその領域です。ただし、イタリア本土側は観光名所は多くなく、「ベネチア」のイタリア本土側のホテルを手配した場合、観光名所とホテルの間の距離に戸惑うことでしょう。

補足:イタリアの統一

「ベネチアはイタリアの1都市である」と記述されますが、イタリアそのものが意外と新しい国家です。もともとはフランスやオーストリアの影響力を背景とした小国家が多くありました。

サルデーニャ王国(トリノを首都とする国家)が19世紀のイタリア統一運動において中核となり、近代イタリア王国の前身となりました。次第にイタリア半島の南側まで領土を伸ばし、19世紀から第一次世界大戦にかけて何回かオーストリアから領土を奪い取りました(未回収のイタリアという単語はこのあたりの思想に起因する概念です)。

ベネチアの街歩きを楽しむ

御託はこの程度にして、ベネチアの街歩きを楽しみましょう!

Step1. サン・マルコ広場周辺

図2. サン・マルコ広場の位置(googleマップより引用)

ベネチアに行ったら、必見の場所がサン・マルコ広場です(位置は図2)。ベネチアでも最も広い広場です。

写真2. サン・マルコ広場の風景

サン・マルコ広場の風景です。ここに着いたとき、テレビで観たことある風景にいる、とある意味感動しました。

写真3. 荘厳な建物に囲まれた広場

荘厳な建物に囲まれています(写真3)。

写真4. 正面にサン・マルコ寺院が見える

正面にサン・マルコ寺院が見えます(写真4)。最初はこちらが宮殿と勘違いしました。宮殿はこの教会の(この画角でいう)右側に接しています。

写真5. サン・マルコ広場の様子

サン・マルコ広場の様子です(写真5)。

写真6. 両端は屋根で覆われる

両端は屋根で覆われます(写真6)。ここに多くの店舗があります。

写真7. カフェで休憩に入る

歩き疲れ、かつ宮殿入場まで時間がやや空いていましたので、Caffe Auroraのテラス席に座りました。あこがれのサン・マルコ広場とはいえ、コーヒー1杯10ユーロは高すぎでは?少しだけ離れると、価格が安くなりますので、少しだけ歩いて別の場所をさがすのも良いでしょう。

写真8. サン・マルコ小広場の光景

サン・マルコ広場に隣接した場所にサン・マルコ小広場もあります(写真8)。ドゥカーレ宮殿前とあってか、人通りが多かったです。

写真9. ドゥカーレ宮殿前から眺めたサン・マルコ小広場

ドゥカーレ宮殿前からサン・マルコ小広場を眺めます(写真9)。

Step2. リアルト橋周辺

次に見るべき場所がリアルト橋でしょう。

図3. リアルト橋の位置(googleマップより引用)

リアルト橋は16世紀に建造された、石造りの屋根付きの橋です。ここの特徴は橋の上にも店があることです。何も知らなければ、橋と気づかずに通りそうです。

写真10. 人でごった返すリアルト橋

リアルト橋には夕方に訪問しました(写真10)。人でごった返していました。

写真11. 少しだけ遠くから眺める

少しだけ遠くから眺めました(写真11)。

写真12. 橋の様子

橋の様子です(写真12)。

写真13. 橋を昇る

橋を昇ります(写真13)。ここからの風景は街中にいるように見え、まさか橋を渡っているとは感じません。

写真14. 両端は運河が見える

両端は運河が見えます(写真14)。

写真15. 橋から降りる様子

橋から降りる様子です(写真15)。

写真16. リアルト橋から眺める風景

リアルト橋から運河(サン・マルコ広場方面)を眺めた様子です(写真16)。月並みな表現ですが、絵画のような美しさでした。

写真17. リアルト橋からの風景

リアルト橋から運河(サンタルチア駅方面)を眺めた様子です(写真17)。個人的には、写真16のほうが好みかな?

写真18. 橋から続くベネチアの街並

橋から続くベネチアの街並です(写真18)。

写真19. リアルト橋近くの運河沿いの風景

リアルト橋近くの運河の様子です(写真19)。このような風景を見ると、水とともに歩んできた都市の歴史を感じます。

写真20. Ristorante Caffè Saracenoに入る

夕食ときなので、近くのRistorante Caffè Saracenoに入りました(写真20)。夏のヨーロッパ地区らしく、外の席に通されます。

写真21. カキが出てきた

カキが出てきました(写真21)。1年前にオステンド(ベルギー)で食べたものくらいおいしかった!

写真22. リアルト橋を別の角度から撮影

リアルト橋を別の角度から撮影しました(写真22)。

Step3. サン・マルコ広場周辺の街角

サン・マルコ広場周辺の街角を散策しました。

写真23. 小さな運河を渡る

小さな運河を渡ります(写真23)。

写真24. 運河を眺める

運河を眺めます(写真24)。

写真25. ブランド店が並ぶ

ブランド店も並びます(写真25)。ベネチアでブランドものを購入したところで、どうやって持ち帰るのだろう?荷物が増えるよ…。

写真26. 細い路地も人がうじゃうじゃ

細い路地も人がうじゃうじゃいます(写真26)。

写真27. Caffè al Ponteでのランチ

Caffè al Ponteで昼食としました(写真27)。アジア人の店員が主体でオペレーションは良好に見えました。そして、サン・マルコ広場のカフェより安いです。

写真28. 本場のピザ

本場イタリアでピザをいただきました(写真28)。率直に申し上げると、前日までのオーストリア地区、チェコ地区より料理のレベルは高かったと感じました。

Step4. サンタルチア駅周辺の街角

ベネチア観光の玄関口、サンタルチア駅周辺の街角を紹介します。

写真29. サンタルチア駅を出ると展開する風景

サンタルチア駅を出ると展開する風景です(写真29)。

写真30. 雑踏を歩く

サンタルチア駅周辺の雑踏を歩きます(写真30)。この先は橋などが多く、大荷物だと歩きにくいです。やはり、サンタルチア駅周辺にホテルを確保するのがベストシナリオでしょう。

写真31. 小さな店が多い

小さな店が多いです(写真31)。ベネチア観光に充てる時間があまりない場合、このあたりを散策するのも良いと思います。

写真32. 運河が見える

運河が見えます(写真32)。

写真33. 橋は階段を昇る方式

橋を渡る際は階段を昇ります(写真33)。

写真34. 橋と周囲の風景を眺める

橋と周辺の風景を眺めます(写真34)。

写真35. サンタルチア駅周辺の船のりば

サンタルチア駅周辺の水上バスのりばです(写真35)。これを見るだけでも趣があります。

ベネチアの街歩きをしてみて

写真36. 狭い路地を歩くのもベネチアの楽しみ

今回、初イタリアということもあり、(今回の旅行が山沿いの場所が多いこともあり)海沿いのベネチアを選択しました。有名な観光名所に入るにはストレスがあり(予約制であり待たされる)、そのような意味では印象は悪かったですが、街歩きそのものは興味深いものでした。

また、(そこまで期待していませんでしたが)イタリア地区ということもあり、イタリア料理のレベルは高く感じました。水上バスの値下げや有名観光名所のオペレーションが改善されればいうことはないでしょう。

重要

私は個人で行きましたが、外国の観光地で不安な人もいるでしょう。そのような場合はツアー参加も選択肢と思います。

ドゥカーレ宮殿とサン マルコ寺院のツアー(画像はKKdayより引用)

補足

今回、ベネチアで宿泊したホテルです。

Calle Priuli dei Cavaletti, 68, 30121 Venezia VE, イタリア
重要

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前後を読みたい!

果たして前後はどこに行ったのでしょうか?

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ベネチア(ヴェネツィア)の街歩き観光:現在地

ベネチアからミラノまでのフレッチャロッサ旅(高速列車)(→次)

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