ルガノ駅を歩く(構内図も収録、25年夏)

記事上部注釈
弊サイトでは実際に利用したサービスなどをアフィリエイトリンク付きで紹介することがあります

スイス南部で、イタリア語エリアの主要都市、ルガノ。ここルガノの代表駅のルガノ駅を歩きました。

写真1. ルガノ駅の入口

復習:ルガノ駅の概要

最初にルガノ駅の概要を紹介します。

ルガノ駅の概要
  • 駅名:ルガノ駅(イタリア語表記:stazione di Lugano)
  • 規模:3面4線(ほかにS60系統専用のホームあり)

図1. ルガノ駅の位置(googleマップより引用)

ルガノはスイス南部のティチーノ州の都市です。州都の地位こそベリンツォナに譲っていますが、ティチーノ州(すなわちスイスのイタリア語圏)で最も大きな都市です。

図2. ルガノ駅の構内図(スイス国鉄公式サイトより引用)

ルガノ駅の構内図も示しました(図2)。国鉄駅は3面4線で、街の玄関口に面した場所に1番線があり、そのほか4番線まで存在します。

図3. スイスの長距離路線網(スイス国鉄公式サイトより引用)

図4. ティチーノ州の路線網(スイス国鉄公式サイトより引用)

参考にスイス全土の運転系統図(図3)とティチーノ州の運転系統図(図4)を示しました。スイスの長距離列車網では最南端に位置します。ただし、イタリア方面へのECが停車したり、地域の交通網の拠点の1つであるため、どん詰まりの駅ではありません。

ルガノ駅を実際に歩く

御託はこの程度にして、ルガノ駅を実際に歩きましょう!

写真2. ルガノ駅の出入口

ルガノ駅の東側の出入口です(写真2)。州の主要駅の割にはシンプルに見えます。

写真3. 街の方向を眺める

街の方向を眺めます(写真3)。S60系統専用のホームも見えます。ルガノ湖と高低差があり、あちら側からここまで来るのは大変そうです(ケーブルカーも整備されていますが)。

写真4. 1番線の様子

駅前からストレートにアクセスできる、1番線です。

写真5. 1番線の様子

その1番線の様子です(写真5)。隣の2番線は工事をしていました。

写真6. 駅構内にはスーパーもある

駅構内にはスーパーもあります(写真6)。

写真7. 駅構内の地下通路と連絡する階段

駅構内の地下通路と連絡する階段があります(写真7)。

写真8. 1番線を見つつ、下に向かう

1番線を見つつ、下に向かいます(写真8)。1番線発着の場合は駅前からそのまま行けます。

写真9. 地下1Fの様子

地下1Fの様子です(写真9)。駅の東側に地下のままつながる通路があります。確かに駅の東側は標高が低いので、地下のまま行き来できるのは合理的です。

写真10. パン屋と駅の東側に向かう通路

パン屋と駅の東側に向かう通路です(写真10)。

写真11. 地下通路を西側から眺める

地下通路を西側から眺めます(写真11)。

写真12. 駅の案内表示

駅の発車標です(写真12)。Informazioniと書かれていたりすることから、ここがイタリア語圏であることを実感します。

写真13. 駅の西側に向かう

駅の西側に向かいます(写真13)。

写真14. 駅の西側

駅の西側です(写真14)。いわば駅の裏側です。

写真15. 駅の西側の様子

駅の西側の様子です(写真15)。

写真16. エレベータもある

エレベータもありました(写真16)。

写真17. 4番線から西側にアクセス可能

4番線から西側に直接アクセス可能でした(写真17)。

写真18. 3番線に着いたチューリッヒ行きEC

3番線の様子です(写真18)。ちょうどチューリッヒ行きECが到着していました(というより私はこの列車から降りました)。

写真19. 3番線にIC2系統が停車中

3番線にIC2系統が停車中でした(写真19)。2階建て車両が運用に入り、輸送力の大きさを発揮します。ルガノからチューリッヒまでは毎時1本のECまたは速達型のICが運転され、1時間に1本の割合で通常のICがチューリッヒ行きとバーゼル行きが交互(それぞれの行先は2時間間隔)で運転されます。

もっとも、通常のICはアルトゴウダウで接続列車(※)に接続することで、チューリッヒにもバーゼルにも乗車チャンスは確保されます。いいかえると、ルガノからチューリッヒは毎時2回の乗車チャンス、ルガノからバーゼルは毎時1回の乗車チャンスがあり、いずれも2時間に1回は乗りかえの必要があるということです。

※この接続列車はゴッダルトベーストンネルを通らないロカルノ発着です。つまり、新線のバーゼル発着と旧線のチューリッヒ発着、新線のチューリッヒ発着と旧線のバーゼル発着がそれぞれアルトゴウダウ(ゴッダルトベーストンネルの北側のジャンクション)で相互連絡するのです。

写真20. ベリンツォナ方面行きの地域列車がやってきた

そのようなことを考えていると、ベリンツォナ方面行きの地域列車がやってきました(写真20)。なかなか利用されています。利用者の多さとホームの有効活用がスイスの鉄道の肝と感じます。短い停車時間ですぐに発車しました。こうすることで車両、ホーム、乗務員を有効活用しているのです。

写真21. ロカルノ行きもやってきた

ロカルノ行きもやってきました(写真21)。ティチーノ州の2大都市を結ぶ列車ですが、そこまで混んでいませんでした。

ルガノ駅を歩いてみて

写真22. 狭い空間を有効に活用している様子

今回、乗りつぎの合間にルガノ駅を歩きました。地域の中心駅といえるのに4つの線路でさばき(さらにこのときは2番線が工事中だったので3つの線路)、それなりに多くの利用者でにぎわっていました。地域の主要都市とはいえ、人口が6万人余りということを考慮すると、かなりにぎわっているほうと感じました。

また、ルガノ駅は斜面に位置しており、それが駅の拡張を妨げたという一面はありましょう(運転上の拠点は本当のスイスの末端のキアッソ駅と感じました)。その環境に対応するがゆえに効率的な運転を実現した、そのようなスイス特有の環境も浮かびました。

ここまで詳細に解説しました。公式サイトから予約できると思いますが、日本語で予約できないことに不安を感じる人もいるかもしれません。下記のサイトであれば、日本語で予約できるので安心です。


Omio:ヨーロッパ鉄道旅行交通予約サイト

また、その予約にはクレジットカードが便利です。

個人的にはエポスカード がおすすめです。

海外旅行に使えるカード:エポスカードで詳細を紹介しています。

前後を読みたい!

果たして前後はどこに行ったのでしょうか?

(←前)ミラノからルガノまでの列車移動(ユーロシティ)

ルガノ駅を歩く(構内図も収録):現在地

ルガノからロカルノへの列車移動(RE)(→次)

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする