スイス南部の保養地、ロカルノ。ここロカルノではのんびりと街歩きするのがベストです。そんなロカルノの街歩きを楽しみました。

写真1. ロカルノ国際映画祭に向けたグランデ広場
復習:ロカルノの概要
最初にロカルノの概要を紹介します。
- 国:スイス連邦
- 州:ティチーノ州
- 言語:イタリア語
- 特徴:マジョーレ湖付近の風景と温暖な気候(中央ヨーロッパ比)
図1. ロカルノの位置(googleマップより引用)
ロカルノはスイス南部のティチーノ州に位置する都市です。スイスといえばアルプス山脈をイメージする人も多いと思いますが、ティチーノ州はアルプスの南側に位置し、スイスのなかでは温暖でイタリアの雰囲気が漂う地域です。
そのティチーノ州で代表的な都市がルガノとロカルノです。いずれも湖沿いに市街地が展開する保養地としての印象が強いです(ティチーノ州の州都はこれらいずれでもなく、ベリンツォナです)。
ロカルノは保養地としての性格ばかりでなく、毎年8月にロカルノ国際映画祭が開催される場所でもあります。そのようなこともあり、8月の宿泊費は10月の2倍以上の金額もありえ、旅費がかさんでしまう点も事実ですが…。
今回はロカルノ国際映画祭が開催され、会場を準備していた8月に訪問しています。つまり、宿泊費がべらぼうに高い時期…。
ロカルノのアクセスやホテルについては、以下の記事をご覧ください。
ロカルノの街歩き観光
御託はこの程度にして、ロカルノの街歩き観光を実際に楽しみましょう!
Step1. グランデ広場(Piazza Grande)
ロカルノの旧市街の中心と呼べる場所がグランデ広場(Piazza Grande)です。
図2. グランデ広場の位置(googleマップより引用)
グランデ広場の位置を示しました(図2)。ロカルノ駅から650m程度と駅からのアクセスもそこまで不便ではありません。

写真2. 映画祭の準備中のグランデ広場
映画祭の準備中のグランデ広場です(写真2)。

写真3. 広場の飲食店のいすは黄色と黒に彩られる
広場の飲食店のいすは黄色と黒に彩られ、まさに映画祭一色です(写真3)。

写真4. 広場を別の角度から眺める
別の角度から広場を眺めます(写真4)。

写真5. 映画祭一色のグランデ広場
映画祭一色です(写真5)。

写真6. 広場の周辺を歩く
広場の周辺を歩きます(写真6)。

写真7. カフェ(Bar Ravelli Locarno)がある(翌朝に撮影)
カフェがあります(写真7)。

写真8. 広場のカフェでひと休み
広場のカフェでひと休みしました(写真8)。

写真9. サンドイッチをいただく
サンドイッチをいただきます(写真9)。

写真10. 夜の広場の雰囲気
夜の広場の雰囲気です(写真10)。映画祭に近いのか、ロカルノには浮いた雰囲気がありました。

写真11. ティチーノ州の郷土料理
ホテルのレストラン(Ristorante dell'Angelo)で夕食としました。ハムだけで郷土料理と言うの?

写真12. 米料理が出される
米料理が出されました(写真12)。このあたりはイタリア料理に近いものを感じました。
Step2. マジョーレ湖湖畔の雰囲気
広場だけでなく、湖沿いの雰囲気もロカルノの魅力でしょう。そこで、湖沿いを訪問しました。

写真13. ロカルノの街を歩く
ロカルノの街を散策します(写真13)。

写真14. マジョーレ湖近くまでやってきた
マジョーレ湖近くまでやってきました(写真14)。

写真15. マジョーレ湖の湖畔に到着!
マジョーレ湖の湖畔に到着しました(写真15)。このときは水位が低かったのか、直接触れるのは難しい様子でした。このあたりはスイスでも標高が低いほうに位置します。

写真16. マジョーレ湖湖畔の風景
マジョーレ湖湖畔の風景を別の角度から撮影しました(写真16)。

写真17. マジョーレ湖湖畔の風景
また別の角度から撮影しました(写真17)。

写真18. 船も停泊中
船も停泊中です(写真18)。

写真19. 水が透き通る
水が透き通っています(写真19)。ロカルノそのものはイタリアの雰囲気もありますが、このあたりの風景はスイスのそれだと感じました。
Step3. オルセリナ地区の眺望
ロカルノからケーブルカーに乗ると山のほうに行くことができます。
図3. オルセリナ地区の位置(googleマップより引用)
オルセリナ地区の位置を示しました(図3)。

写真20. ケーブルカーの案内がある
ロカルノ駅から市街地に向けて歩くとケーブルカーの案内があります(写真20)。
図4. ロカルノのケーブルカーの位置(googleマップより引用)
ロカルノのケーブルカーの位置を示しました(図4)。マクドナルドの近くと表現するとわかりやすいかもしれません。

写真21. ケーブルカーの運行状況
ケーブルカーの運行状況です(写真21)。夏場は15分間隔運転です。

写真22. スイストラベルパスだと割引あり
スイストラベルパスを使用すると、割引があります(写真22)。私が持っていたユーレイルグローバルパスでは割引の適用はありません…。スイス国内においてスイストラベルパスの有用性がはっきりと示されます。
往復8CHFですが、スイストラベルパスをもっていると6CHFになるということです。差額は2CHFですので、スイストラベルパスとユーレイルグローバルパスのどちらかを使うか考える際は、このケーブルカーの割引額は考えなくても良いとは思いますが…。

写真23. ケーブルカーの車両(復路で撮影)
チケットを購入し、ケーブルカーと対面します(写真23)。

写真24. ケーブルカーに乗り込む
ケーブルカーに乗り込みます(写真24)。暑い日でしたが、涼しそうな外観と裏腹に非冷房車でした。

写真25. ケーブルカーの車内
ケーブルカーの車内です(写真25)。では、どのような車窓が広がるのでしょうか?

写真26. ぐいぐい登る
ぐいぐい登ります(写真26)。

写真27. 優雅な雰囲気の住宅街を進む
優雅な雰囲気の住宅街を進みます(写真27)。

写真28. トンネルも多い
トンネルも多いです(写真28)。

写真29. 終点に到着!
終点に到着しました(写真29)。

写真30. さらに上に向かうことも可能
ここからさらに上(カルダーダ、チメッタ方面)に向かうことも可能です(写真30)。

写真31. カルダーダ、チメッタ方面の案内
カルダーダ、チメッタ方面の案内です(写真31)。

写真32. マドンナ・デル・サッソ教会が見える
ケーブルカー駅近くからロカルノ市街を眺めます(写真32)。左に見えるのは、マドンナ・デル・サッソ教会(Madonna del Sasso)です。

写真33. フォトスポットの案内がある
フォトスポットの案内があります(写真33)。英語とイタリア語でつづりは異なりますが、発音は似ていると想像でき、ヨーロッパ地区の言語の共通性を感じます。

写真34. ケーブルカー駅を眺める
ケーブルカー駅を眺めます(写真34)。

写真35. ロカルノの街を眺める
ロカルノの街を眺めます(写真35)。

写真36. 美しい風景が展開
美しい風景が展開します(写真36)。
Step4. 夜の旧市街の風景

写真37. グランデ広場から登る
グランデ広場から小さな道を登ります(写真37)。

写真38. 小道の入り混じる場所を歩く
小道の入り混じる場所を歩きます(写真38)。夜であっても女性が単独で歩ける程度には安全な場所ということもわかります(海外の夜道である以上、性別問わず一定の警戒は必要と思いますが)。

写真39. ここは行き止まり
明るい壁面に誘われて小道を進みましたが、ここは行き止まりでした(写真39)。

写真40. 小道を歩く
小道を歩きます(写真40)。

写真41. 閉店後でもショーウィンドウを見せている
閉店後でもショーウィンドウを見せています(写真41)。このほうが街に彩りがあって良いと感じました。(閉店しているという1点で見ると)実態はシャッター街であってもそうは見えません。日本でもこのようにすると商店街が活性化するかもしれません。

写真42. 小道を歩く
小道を歩きます(写真42)。

写真43. 飲食店は外にテーブルがある
飲食店は外にテーブルがありました(写真43)。ロカルノ国際映画祭の旗もあり、街が高揚感に包まれているように感じます。

写真44. 坂を下ってきた
坂を下ってきました(写真44)。
ロカルノの街角から
最後にロカルノの風景をギャラリー形式で紹介します。

写真45. 駅から旧市街への道中

写真46. 駅から旧市街への道中

写真47. 高台の光景

写真48. 湖畔近くのモニュメント

写真49. ロカルノ国際映画祭一色!

写真50. 旧市街から山を臨む

写真51. ロカルノ駅に派遣された映画祭のスタッフ

写真52. ロカルノ駅南側から山を臨む

写真53. 南国の雰囲気

写真54. 小川が流れている

写真55. ケーブルカー駅

写真56. 湖畔から山を臨む

写真57. 地域の商店も映画祭を意識した洋服を販売
ロカルノを歩いてみて

写真58. Locarno Film Festivalは黄色と黒!
今回、スイスのイタリア語地区を訪問する場所としてロカルノを選択しました。計画段階ではまったく知りませんでした(地球の歩き方先生には記述されていたがそこまで読み込んでいなかった)が、国際映画祭開催にともない、特別な雰囲気を味わうことができました。
料理や看板などイタリアの雰囲気を味わえる一方、湖畔の風景やケーブルカーで登った山の雰囲気は多くの人がイメージするスイスのそれでした(料理はイタリアのほうがおいしかったかな?)。
もともとは街の風景を感じる目的でロカルノを散策しました。しかし、記憶に残っているのはロカルノ国際映画祭開催にともなう街の高揚した雰囲気です。いくら厳密に計画しても、実際に印象に残るのはそれ以外の部分であり、実際に現地に行かなければわからないことは多くあると改めて実感しました。
そして、スイスのようなイタリアのような不思議な場所、スイス南部にも足を踏み入れて欲しいとも感じました。
それにしても暑かった…。
情報今回宿泊したホテルです。
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果たして前後はどこに行ったのでしょうか?
ロカルノの街歩き観光(25年夏):現在地