広島県三次市。広島県北部に位置する都市です。広島市との行き来には鉄道もありますが、バスでも移動できます。鉄道との比較の観点で乗ってみました。

写真1. 三次駅前に到着した高速バス
復習:広島と三次の移動方法の概要
最初に広島と三次の移動方法の概要を紹介します。
図1. 広島市と三次市の位置関係(googleマップより引用)
表1. 鉄道とバスの比較
主要な点をまとめました(表1)。鉄道は運賃が安くて気軽に使える一方、快適性に劣り、平均所要時間も劣ります(運転本数はそれなりにありますが)。バスは鉄道のそのような弱点を補う存在です。
1点、違いがあるのは広島側のターミナルです。鉄道は広島駅、高速バスは広島バスセンターです。バスセンターのほうが中心部に近い一方、他地域からの訪問は手間になります。高速バスはこの点もある程度対策をしており、一部の便が広島駅新幹線口に乗り入れています。ただし、所要時間は1時間45分程度と鉄道の普通利用と同等ですが。
ここまでカタログスペック上は優勢を誇る高速バスですが、渋滞による遅延リスクや満席のために乗れないリスクは内包しています。この点は芸備線に軍配が上がります。
図2. 広島バスセンターの位置(googleマップより引用)
備北交通の高速バスに実際に乗る
御託はこの程度にして、備北交通の高速バスに実際に乗りましょう!バスセンターの自動券売機で「三次市内」の1720円券を買い、乗り場に向かいます。

写真2. バスがやってきた
高速バスの三次駅前行きがやってきました(写真2)。大型連休の土曜日なため混雑し、乗れない事態もシナリオに組み込んでいましたが、それは杞憂に終わりました。

写真3. バスは比較的空いている
バスは比較的空いています(写真3)。鉄道の特急よりもやや居住性が悪く、快速よりも居住性はやや良い、そんな立ち位置の車内です。

写真4. バスは出発!
バスは出発し、バスセンターの北側から広島市中心部を通ります(写真4)。この建物は広島県立総合体育館かな?

写真5. 太田川用水路を渡る
太田川用水路を渡ります(写真5)。ここから山を突っ切るようにトンネルに入ります。

写真6. トンネルを出てバス停を通る
トンネルを出てバス停を通ります(写真6)。アストラムラインが近いということは大塚駅付近でしょうか。

写真7. 大塚駅の表示
交差点に「大塚駅」と表示があります(大塚駅北かな?)。おおづかと読みます。

(参考)写真8. おおつかと読む駅
おおつかと読むと、東京都の駅になってしまいます(写真8)。

写真9. Aシティ中央付近を走行中
Aシティ中央付近を走行中です(写真9)。何の名前と思ったら、ニュータウンの名称なのですね。

写真10. 自動車専用道路を走る
いつの間にか自動車専用道路に入り、広島道に入っていました(写真10)。ここは良い景色ですね!

写真11. 太田川を渡る
太田川を渡ります(写真11)。ここも高所からの風景が印象に残ります。

写真12. 再び高い場所を走る
再び高い場所を走ります(写真12)。

写真13. 広島北JCT付近を走行中
広島北JCT付近を走行中です(写真13)。広島道はここで終わり、中国道に合流します。

写真14. 千代田ICでいったん自動車専用道路を出る
千代田ICでいったん自動車専用道路を出ます(写真14)。この近くにあるバス停に立ち寄るためでしょう。自動車専用道路上にバス停を設置したほうがロスタイムが小さいとは思いますが、道路幅の問題や地域からバス停へのアクセスを考慮した結果でしょうか。

写真15. のどかな風景を走る
のどかな風景を走ります(写真15)。

写真16. 川を渡る
川を渡ります(写真16)。

写真17. 三次ICで一般道に出る
三次ICで一般道に出ます(写真17)。

写真18. ほどなくして三次駅が見える
ほどなくして三次駅が見えます(写真18)。

写真19. 三次駅前に到着!
三次駅前に到着しました(写真19)。駅北口側に到着し、三次の中心街に近いほうです。気づいたら、意外と人が乗っていました。
備北交通の高速バスで広島から三次に移動して

写真20. 三次駅前に到着したバスが回送される
今回、5年前に利用した鉄道と比べるために、(鉄道ファンである私が)あえて高速バスを選択しました。率直に表現すると鉄道よりも便利で快適な交通機関であり、目立った遅れもありませんでした(同日の空港行きは山陽道混雑という案内がありましたが、山陽道を通らない三次方面は影響なし)。

(参考)写真21. 向かい合わせの座席が並ぶJRの車内
例えば、車内もJRは向かい合わせの座席であり(写真21)、高速バスに比べて居住性は劣ります。
他方、高速バスは渋滞時の定時制や満席の際の乗車不可能という(利用する上での)リスクもあります。そのような意味で、高速バスを主軸とする輸送体系は都市にとってはリスクがあります。
「快適だけど輸送上のリスクのある高速バス」と「そこまで快適でないが輸送上のリスクのない鉄道」のどちらが良いか、考えてしまいました。もちろん、鉄道が快適になれば都市としてはベストでしょう。しかし、途中の利用が定着した以上、鉄道だけに輸送を集約もできません。
全体のパイの少ないなか、公共交通機関をどのように維持するのか、そんなことを考えながらバスを降りたのでした。
果たして前後はどこに行ったのでしょうか?
広島から三次までのバス移動:現在地
三次駅を眺める(→次)
※本旅行の全体像(旅程、費用など)については26年GW九州旅行のまとめをご覧ください。