広島県を代表する広島市と広島県第2の都市の福山市。そんな両者は意外と距離が離れていて、新幹線を使うことも現実的です。そこで、福山から広島まで新幹線で移動しました。

写真1. 福山にやってきたみずほ
広島と福山の移動について
広島と福山の移動は同じ県内であっても気軽に考えてはいけません。在来線の直通列車は基本的にはなく、糸崎で乗りかえる必要があります。また、広島-糸崎を通しで運転する列車も1時間に1本が基本(途中の白市までは平均15分間隔)で、いつでも乗れるわけではありません。広島から福山までの所要時間は2時間ほどです。そのため、新幹線利用も現実的になります。
新幹線であれば、遅いこだま号でも所要時間は1時間足らず、福山停車ののぞみ号、さくら号、みずほ号であれば、所要時間は25分程度でしかありません。ただし、自由席でも4510円かかります。在来線利用の運賃1980円とは大違いです。
もう1つの選択肢、高速バス(ローズライナー)もあります。高速バスの運賃は2600円です。高速バスは所要時間1時間40分強ですので、在来線と所要時間はそこまで変わりません(高速バスは中心部のバスセンター発着なのは有利ですが)。運転本数は毎時1本が目安です。
最後に、これらの一覧をまとめます(表1)。
表1. 広島-福山の移動手段
| 所要時間 | 運賃・料金合計 | 本数 | |
|---|---|---|---|
| 在来線 | 2時間前後 | 1980円 | 毎時1本 |
| 高速バス | 1時間40分前後 | 2600円 | 毎時1本 |
| 新幹線 | 25~60分 | 4510円 | 毎時2本程度 |
これを見ると、安さの在来線、早さの新幹線、中心部に直通していてそこそこ安い高速バスという3つの構図が浮かび上がります。
反対方向への旅行ですが、実際に在来線で移動しています。このときは広島地区は227系電車、岡山地区(JRの区分でいうと福山あたりは岡山地区とされます)は国鉄型でした。
山陽本線(広島地区)の乗車記(広島→福山、車窓も収録、21年GW)
実際に新幹線に乗る
実際に新幹線に乗ります。

写真2. 福山駅の新幹線乗りかえ改札
福山駅の新幹線乗りかえ改札です(写真2)。
福山駅については、別の観点から解説記事を書いています。

写真3. さくら…でなくみずほがやってきた
さくらでなく、みずほがやってきました。みずほだと指定席料金がさくらより320円高いです。直前のさくらだと広島まで24分、このみずほだと広島まで23分。これらは多客期でも全席指定でないので、自由席という逃げ道があります。もしものぞみがやってきたら、(この日は最繁忙期だったので)全席指定なので5760円の課金を強いられます。自由席だと4510円ですから、実に1250円余計に支払うことになります。
もっとものぞみも自由席特急券で乗れます(席には座れない)し、25分であれば立ってもそこまで苦になりません。それでも列車によって「普通の自由席」より最大1250円かかるのは感心しません。

写真4. せっかくだからみずほの指定席に乗車
せっかくだからみずほの指定席に乗車します(写真4)。みずほもさくらも指定席は横4列配列で、のぞみの横5列配列よりゆったりしています。

写真5. みずほの座席からの視点
みずほの座席からの視点です(写真5)。24分間という短い時間だったので車内はあまり撮影できませんでした。
指定席の車内については、以下の記事で触れています。

写真6. あっという間に速度を出す
あっという間に速度を出します(写真6)。

写真7. 盆地を走る
盆地を走ります(写真7)。夕暮れに近い時間帯ということもあり、風景を撮影しにくいです。

写真8. 徐々に住宅が増えてくる
徐々に住宅が増えてきます(写真8)。

写真9. 都市部に入る
都市部に入ります(写真9)。

写真10. 広島に到着
広島に到着しました(写真10)。せっかくの指定席でしたが、24分と短い時間だったので、そこまで堪能できていませんでした。やはりある程度の時間乗らないと、上質な座席は堪能できません。自由席であれば、1250円安く済みました。

(参考)写真11. みずほの自由席の様子
参考までにみずほの自由席の様子です(写真11)。のぞみよりも上質な配色と個人的には感じます。
福山から広島まで新幹線に乗ってみて

写真12. 人でにぎわう広島駅
広島県東部の福山から広島県西部の広島まで新幹線で移動しました。この区間については在来線の普通や観光列車(etSETOra)で移動したことはありましたが、新幹線での移動は初でした(この区間を超えて新幹線で移動したことはありますが、両駅間を純粋に移動したのは初です)。
在来線で2時間かかる区間を30分もかけずに移動できたのは、やはり衝撃でした。そして、そのような所要時間であれば、気軽に乗れて場所を選ばなければ着席可能というのが最も強く求められると感じました。そのような意味で、現在の全席指定の繁忙期ののぞみの制度はこのような区間にはそぐわないと感じました(東海道新幹線の実態を反映したとは想像しますが)。また、さくらとみずほ/のぞみで指定席料金が320円異なる点も不合理に感じてしまいました(同区間だけでいうと横4列のさくらは横5列ののぞみより安い)。
このようにこの区間に最適化されていない点を感じたものの、新幹線は長距離移動の交通機関として位置づけられていますが、このように中距離移動の交通機関としても機能していることを再認識したのです。
果たして前後はどこに行ったのでしょうか?
(←前)福塩線に乗る
福山から広島までの新幹線:現在地
ホテルインターゲート広島の宿泊記(→次)
※本旅行の全体像(旅程、費用など)については26年GW九州旅行のまとめをご覧ください。