兵庫県の中心部、神戸市。神戸から兵庫県北播磨地区には鉄道はあまり便利ではありません。そこで登場するのがバスです。そのバス路線に乗り、北播磨地区の1つである、北条に向かいました。

写真1. 途中の停留所からは素早く去る
復習:播磨地区の鉄道網と神戸/大阪地区へのアクセス
最初に播磨地区の鉄道網と神戸/大阪地区へのアクセスを紹介します。
図1. 加西市の位置(googleマップより引用)
播磨地区の一例として、加西市の位置を示しました(図1)。この地域を通る路線は神戸電鉄、加古川線、播但線があります。神戸電鉄は神戸に直結しているものの、速度はそこまで速くありません。加古川線や播但線は神戸には直結しておらず、神戸や大阪方面には神戸線(山陽本線)への乗りかえが必要です。そして、(ある程度電化されたといえ)加古川線や播但線は本数も多くありません。もっとも神戸線の駅から神戸/大阪方面は新快速が俊足を発揮しています。
他方、この地域には中国自動車道が通っています。その中国自動車道沿いに高速バスが運転されています。
- 大阪駅-津山駅の高速バス
- 三宮駅(三ノ宮駅)-山崎の高速バス
1つ目は中国ハイウェイバスの大阪駅-津山駅の高速バスです。大阪駅-津山駅を最短3時間1分で結び、その途中の播磨地区でも客扱いするという格好です。
2つ目は神姫バスの神戸三宮と山崎を結ぶ高速バスです。
図2. 山崎バス停の位置(googleマップより引用)
山崎バス停の大まかな位置を示しました(図2)。姫新線とも離れた場所です。神戸三宮からここまで1時間35分で結んでいます。運転本数は1時間~2時間に1本が基本ですが、一部の時間帯は1時間に2本確保されています(表1、表2)。
表1. 神戸三宮から山崎への時刻表(神姫バス公式サイトより引用)

表2. 山崎から神戸三宮への時刻表(神姫バス公式サイトより引用)

平日のほうが本数が多いことは、レジャー輸送よりも通勤通学輸送が主体と読み取れます。鉄道より初発が遅く、かつ終発が早い点も特徴に感じます。満席だと乗車できないとありますが、私が乗った10:00発は全く問題ありませんでした。
神戸三宮から北条まで実際にバスに乗る
御託はこの程度にして、実際にバスに乗りましょう!
図3. 神姫バスのバスターミナル(googleマップより引用)
神姫バスのターミナルの位置を示しました(図3)。ここからバスが発車します。

写真2. 神姫バスのバスターミナル
三ノ宮駅の東側に神姫バスのターミナルがあります(写真2)。三ノ宮駅の南側にそれっぽいターミナルがありますが、そこは異なります。

写真3. 各方面の発車時刻が掲載される
各方面の時刻が掲載されます(写真3)。

写真4. 発車時刻とのりばが表示される
発車時刻とのりばが表示されます(写真4)。ただし、なるべく待合室で待ってほしいという意図か、なかなかのりばは表示されません。

写真5. 提示されたのりばに向かう
狭い待合室で待った後に、のりばに向かいます(写真5)。

写真6. 最前部に着席
座席定員を超えた場合は乗れませんが、予想通りというか空席は多くありました。最前部に座りました(写真6)。

写真7. 神戸三宮を出発!
神戸三宮を出発しました(写真7)。

写真8. 交差点通過まで25分かかる
発車してすぐ、バスの進行速度が急に遅くなりました。交差点で左折するまで時間がかかっています(写真8)。写真7~写真8の間で25分経過していました。
図4. 新生田川橋交差点付近の地図(googleマップより引用)
問題の交差点の地図を示しました(図4)。ここを通らない経路で運転したらどうかと感じましたが、バスの通れる道路の制約などもあるのでしょう。

写真9. 進路を北に変える
進路を北に変えました(写真9)。

写真10. 新神戸駅付近を走行中
新神戸駅付近を走行中です(写真10)。

写真11. トンネルを抜ける
トンネルを抜けます(写真11)。

写真12. 谷上駅付近を通過
谷上駅付近を通過します(写真12)。

写真13. 山あいを走る
山あいを走ります(写真13)。

写真14. 山あいを走る
山あいを走ります(写真14)。

写真15. めんたいパーク付近を走行中
めんたいパーク付近を走行中です(写真15)。

写真16. 吉川インター付近を通過
吉川インター付近を通過します(写真16)。

写真17. 平野部に変わってきた
神戸付近の山あいの風景から平野部の風景に変わってきました(写真17)。

写真18. 田植え後の風景が広がる
田植え後の風景が広がります(写真18)。

写真19. 北条に到着
北条に到着しました(写真19)。

写真20. 山崎に向けて発車!
バスは山崎に向けて発車しました(写真20)。

写真21. バス停を自動車道の外から眺める
バス停を自動車道の外から眺めます(写真21)。だいぶ物々しいドアです。11:33の到着で24分遅れでした。
神戸三宮からの高速バスに乗ってみて

写真22. こちらのきれいなターミナルではない
神戸三宮からの高速バスに乗ってみました。鉄道と異なり必ず着席できる点は強みと感じました。また、快適性もJR快速レベルは確保され、特急ほどでないがそれなりに快適というレベルでした。
他方、平日の昼間にも関わらず、24分遅れと定時制に問題を感じました(いつもここまで遅れると考えにくいですが)。奇しくも鉄道利用だと三ノ宮10:07発に乗ると北条町到着が11:32と今回の11:33の到着と互角でした。ただし、鉄道も遅れる場合があり、そのような意味では定刻どうしで比べるべきかもしれません。そう考えると、鉄道利用より快適なのでしょう。
今回の遅れは、特定の交差点が原因であり、ここを過ぎた新神戸駅発着であれば、遅延リスクはだいぶ下がります。もしも高速バスの発着が新神戸駅だとすると、定時制は大きく向上するでしょう。他方、都市中心部発着という長所はなくなります。今回の24分遅れという1つの現象でいろいろなことを考えてしまいました。