新快速に乗る(加古川→大阪)(26年初夏)

記事上部注釈
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関西地区の高速電車の新快速。その新快速は米原-姫路で速達運転しています。そのうち、西側の大部分の加古川から大阪まで乗りました。

写真1. 加古川に到着した新快速

復習:関西地区の新快速の概要

まず、関西地区の新快速の概要を記します。

Google Map
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図1. 新快速の走行経路(米原から姫路、googleマップより引用)

図2. 神戸線の停車駅一覧(Puorgrj - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=67414935による、wikipediaから引用)

新快速の走行経路を示しました(図1)。通過駅のある米原から姫路までを示しました。また、大阪から姫路までの停車駅も示しました(図2、起点側を左に書く慣例があるため地図の左右と逆転しています)。

米原から北側の敦賀まで新快速ネットワークは広がっていますが、実質的には北陸本線の普通を代用している形です。また、米原の北側の近江塩津と京都(正確には山科)の間は湖西線が短絡しており、日中時間帯の敦賀発着は湖西線経由が主体です。

表1. 京都-姫路の所要時間と運転頻度

区間所要時間運転頻度
京都-大阪28分15分間隔
大阪-三ノ宮21分15分間隔
三ノ宮-加古川30分15分間隔
加古川-姫路10分15分間隔

参考のために京都-姫路をまとめました。

新快速の京都-姫路は毎時4本が確保され、都市圏輸送にはじゅうぶんな利便性が確保されています。また、高槻-大阪-神戸は快速も15分間隔で運転され、有効列車として機能しています(神戸発の新快速→快速の運転間隔は2分で「ないよりマシ」レベルなのですが)。京都(正確には山科)以東は15分間隔がばらけます。

ともかく、大阪から姫路までは1時間程度で到達でき、85km以上を移動することを考えると、破格の利便性と思います(東京-小田原と同等の本数、所要時間は短い)。

車両は223系と225系が使われますが、いずれも全席クロスシートです。細かな違いはありますが、以下の車内が特徴です。

写真群1. 223系6000番台の車内の様子(詳しくは223系6000番台の車内を参照ください)

いずれも最高速度は130km/hであり、(日本の在来線としては)高速に移動できます。

加古川から大阪まで実際に乗る

御託はこの程度にして、加古川から大阪まで実際に乗りましょう。

写真2. 加古川にやってきた新快速近江塩津行き

新快速近江塩津行きがやってきました(写真2)。

写真3. 加古川を発車

加古川を発車しました(写真3)。

写真4. 高架区間を走る

高架区間を走ります(写真4)。

写真5. 高架区間は終わる

高架区間は終わり、地平を走ります(写真5)。

動画1. なかなかの速度で走る様子

なかなかの速度で走る様子を動画に収録しました(動画1)。

写真6. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真6)。住宅がここまで多ければ、普通も15分間隔で運転されることも自然です。

写真7. マンションもある

マンションもあります(写真7)。

写真8. 新幹線も見える

新幹線も見えます(写真8)。

写真9. 拠点性のありそうな駅を通過

拠点性のありそうな駅を通過します(写真9)。2面4線の大久保です。

写真10. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真10)。

写真11. 線路が増える

線路が増えます(写真11)。

写真12. 西明石に停車

西明石に停車します(写真12)。普通松井山手行きが停車しています。ここから普通快速新快速の3本建ての平均5分間隔です。逆にいうと快速通過駅は15分間隔なのですが…。

こちらにも階段はありますが、午後の都心部方面とあってか乗る人もそこまで多くありません。

写真13. 西明石を発車!

西明石を発車しました(写真13)。ここから草津まで日本一長い複々線区間です(二番目は大宮-小田原です)。

写真14. 通勤電車が見える

通勤電車が見えます(写真14)。これは207系電車ですね!

写真15. 複々線区間を走る

複々線区間を走ります(写真15)。この区間は線路別複々線です。そのおかげ西明石駅西方で平面交差による交差支障が生じています。明石-西明石で方向別複々線に切り替えたほうが良かったような…。

写真16. 高架区間に入る

高架区間に入り、山陽電車も見えます(写真16)。

写真17. 明石に停車!

明石に停車します(写真17)。西日本地区に多い、ロープ式ホームドアが備わります。車両のドア位置の柔軟性という強みがあります。

写真18. 明石を発車!

明石を発車します(写真18)。

写真19. 山陽電車の人丸前を通過!

山陽電車の人丸前を通過します(写真19)。

写真20. 明石海峡大橋が見える

明石海峡大橋が見えます(写真20)。

写真21. 明石海峡大橋が見える

明石海峡大橋が見えます(写真21)。

写真22. 舞子を通過した後

舞子を通過しました(写真22)。明石海峡大橋最寄駅で、橋完成に前後して快速が停車しました。

写真23. 垂水を通過!

垂水を通過します(写真23)。ここも普通は15分間隔で、駅前の発展ぶりに比して普通の本数が少ない気もしますが、種を明かすと快速停車駅です。時刻表を調べると普通は神戸で新快速に乗りかえられ、対大阪への有効列車として機能しています。

動画2. 海岸沿いを走る

海岸沿いを走る様子を動画で撮影しました(動画1)。

写真24. 普通とすれ違う

普通とすれ違います(写真24)。

写真25. 電車線の線路が増える

電車線(西明石断面で普通が走り、駅数の多いほうの線路のこと)の線路が増えます(写真25)。

写真26. 須磨を通過!

そんな須磨を通過します(写真26)。駅前は垂水ほど充実していない気もしますが…。ここから普通は15分に2本に増えます。

写真27. 普通を追い抜く

そんなことを考えていたら普通を追い抜きました(写真27)。

写真28. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真28)。

写真29. 神戸貨物ターミナルを通過

神戸貨物ターミナルを通過します(写真29)。ここの列車裁きを考慮し、この区間は線路別複々線になったと解釈できます。

写真30. 快速とすれ違う

快速とすれ違います(写真30)。

写真31. 新長田付近を走行中

新長田付近を走行中です(写真31)。この付近で電車線と列車線が立体交差し、線路別複々線から方向別複々線に変わります。

写真32. 外側線を走る

線路別複々線では列車線と称していた線路は外側線と名称を変えます。京都までは外側線に新快速などの速達列車が運転されます。

写真33. 複々線を走る

複々線を走ります(写真33)。

写真34. 快速を追い抜く

兵庫で快速を追い抜きます(写真34)。快速から新快速に乗りかえられないことによって、有効列車を増やしているのです。

写真35. 神戸の高架区間を走る

神戸の高架区間を走ります(写真35)。

写真36. 神戸に停車

神戸に停車します(写真36)。この区間はJR神戸線と案内されていますが、ここ神戸で山陽本線と東海道本線が切り替わります。

写真37. 神戸の市街地を走る

神戸の市街地を走ります(写真37)。

写真38. 神戸の市街地を走る

神戸の市街地を走ります(写真38)。

写真39. 元町を通過したところ

元町を通過し、センタープラザという時代感がかかった建物の前を通過します(写真39)。

写真40. 神戸の中心街が見える

神戸の中心街が見えます(写真40)。

写真41. 三ノ宮に停車!

三ノ宮に停車します(写真41)。いまや神戸の代表駅は三ノ宮になりました。民鉄系の表記は三宮と「ノ」は入りません。近年は神戸三宮と称する駅もあります。

ここ三ノ宮でもわが12号車はそこまで乗らずに発車します。12号車が空いているのはA系統のノウハウかもしれません。

写真42. 三ノ宮を発車!

三ノ宮を発車しました(写真42)。

写真43. 摩耶を通過

摩耶を通過します(写真43)。この区間の新駅は外側線にホームがなく、JR化後の新駅とわかりやすいです。

写真44. 摩耶を通過

摩耶を通過しました(写真44)。ここは信号場を駅に格上げした駅であり、運転上の機能も有しています。2016年開業の駅ですが、摩耶と単純な駅名です。

写真45. 普通を追い抜く

六甲道で普通を追い抜きます(写真45)。2016年ダイヤ改正以前は三ノ宮や芦屋で緩急結合しながら追い抜いていましたが、双方のわずかな遅れが波及するというデメリットがあったためか、このように緩急結合しないダイヤに変わっています。考えてみればそれから10年以上経過しています。

写真46. 高架線を快走する

高架線を快走します(写真46)。

動画3. 快走する様子

快走する様子を動画で撮影しました(動画3)。沿線風景を眺めると阪急電鉄や阪神電鉄沿線のように「街」がなく、大阪と神戸を一目散で結ぶという印象があります。

写真47. 住吉を通過!

住吉を通過します(写真47)。古くからの街こそありませんが、車窓で見る限り、2000年ごろ以降に開発された区画も多く、現代的なニーズに即している都市景観とも感じます。

写真48. 六甲ライナーが見える

六甲ライナーが見えます(写真48)。

写真49. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真49)。

写真50. 新快速とすれ違う

新快速とすれ違います(写真50)。

写真51. 芦屋付近

芦屋付近です(写真51)。ここ芦屋は大阪と神戸の中間に位置するためか、新快速も停車します。かつては新快速と普通の緩急結合ポイントでもありましたが、現在は普通に乗り、芦屋で新快速に乗り換えるまで1分程度待ちます。もっとも並行する民鉄並みではあります。

他方、三ノ宮などから新快速で芦屋まで乗り普通に乗りかえるまでは8分待ち、かつ快速待ちです。いいかえると三ノ宮から新快速に乗ることは有効列車にはならず、三ノ宮から芦屋以西は15分間隔と同義です。2016年で定時制のために利便性を犠牲にしましたが、両立する方策を常に考えてもらいたいと感じます(住吉(除)-芦屋の快速を外側線走行にして内側線のダイヤに余裕を生み出すなど)。

写真52. 芦屋を発車

芦屋を発車しました(写真52)。外側線から内側線に面するホームにわざわざ渡っているのは、利便性という意味では特筆すべき内容です。もっともここでポイントを渡る関係で、60km/hという速度制限が課せられます。ダイヤに余裕を持たせるには80km/h程度で通過できるように改良したほうが良いでしょう。

写真53. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真53)。

動画4. 西宮付近の様子

西宮付近をブンブン走る様子を動画で撮影しました(動画4)。

写真54. 空き地もある

空き地もあります(写真54)。

写真55. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真55)。

写真56. 沿線に空間があるように見える

民鉄沿線と異なり、沿線に空間があるように見えます(写真56)。

写真57. JR宝塚線の高架橋が見える

JR宝塚線の高架橋が見えます(写真57)。外側線と内側線の間に入り、どちらとも直通できるように考慮されています。

写真58. 線路が増える

線路が増えます(写真58)。ここ尼崎は神戸線、宝塚線、東西線のジャンクションです。

写真59. 普通が発車

その尼崎は接続が良好とされていますが、わが新快速を待たずに普通が発車しました。これには「カラクリ」があり、大阪で接続します。尼崎と大阪の距離は近く、新快速を停車させる意味はなさそうに感じます。しかし、実際には西明石付近の職場と宝塚線沿線の住居を新快速を使って通勤している人と話した記憶があります。このような需要もあるということです。

写真60. 貨物列車とすれ違う

貨物列車とすれ違います(写真60)。

写真61. 区間快速とすれ違う

東西線からやってきた区間快速とすれ違います(写真61)。尼崎駅東側は神戸線の内側線と外側線の間に東西線の線路が挿入されています。奥から2番目の線路を通っているので東西線とわかるのです。

写真62. 川を渡る

川を渡ります(写真62)。

写真63. 加島付近を通過

東西線の加島付近を通過します(写真63)。東西線開業でこのあたりには駅が開設され、地域にとっても便利になったでしょう。

写真64. 普通を追い抜く

普通を追い抜きます(写真64)。尼崎では乗りかえられませんでしたが、ここで追い抜いた普通に大阪で乗れるというわけです。

写真65. 塚本通過直後

塚本通過直後の様子です(写真65)。

写真66. 大阪の市街地を走る

大阪の市街地を走ります(写真66)。

写真67. 大阪環状線が見える

大阪環状線が見えます(写真67)。

写真68. 快速とすれ違う

快速とすれ違います(写真68)。

写真69. まもなく大阪

まもなく大阪です(写真69)。

写真70. 大阪に到着!

大阪に到着しました(写真70)。

写真71. 大阪に停車中

大阪に停車中の様子です(写真71)。

JR神戸線の新快速に乗ってみて

写真72. 加古川に入線する新快速姫路行き

今回、加古川という途中駅から新快速に乗りました。(空いているであろう)平日午後という時間帯のためか、途中の加古川であっても窓側に座れました。そして15分間隔と待ち時間を気にしない運転間隔、そして130km/hという速度。まさに最強の無料列車とも呼べる存在です。速いがゆえの利用集中という課題に対しては、原則全列車12両編成(土曜・休日は2011年ダイヤ改正、平日は2017年ダイヤ改正から)という数の暴力で解決する潔さが見えました。

さらに、快速と普通と連携の取れたダイヤが組まれ、単なる新快速でなく、列車群としても機能するように構築されています。ただし、(本記事の範囲外ですが)高槻でのホームが別だったり、神戸や三ノ宮断面で新快速と快速の運転間隔が均一でなかったりと、列車群として機能させることとと定時制を確保することの両立に苦労している印象がありました。

これからも列車群のなかで機能を発揮する存在であってほしいです。そして、途中駅での緩急結合も忘れずに!

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