ベルギー南部のスパ。ここは観光地としてはメジャーでないものの、訪問したい場所です。しかし、アクセスはそこまで簡単でありません。そこで、リエージュからスパまでのアクセスを記録しました。

写真1. スパ-ジェロンステール(Spa-Géronstère)に到着したL
復習:リエージュからスパへの経路
最初にリエージュからスパへの経路を紹介します。
- 所要時間:約40分(ぺペンステ乗りかえ)
- 運転本数:毎時1本
- 運賃:4.8€(2等)
ベルギー南部のスパ。ここは観光地としてはメジャーでないものの、訪問したい場所です。しかし、アクセスはそこまで簡単でありません。そこで、リエージュからスパまでのアクセスを記録しました。

写真1. スパ-ジェロンステール(Spa-Géronstère)に到着したL
最初にリエージュからスパへの経路を紹介します。
図1. リエージュとスパの位置関係(googleマップより引用)
リエージュとスパの位置関係を示しました(図1)。約33km離れており、この間を約1時間で結びます。

図2. スパ付近の路線図(ベルギー国鉄公式サイトより引用後加工)
スパ(Spa)付近の路線図を示しました(図2)。ここで重要なことは、Spa付近の系統番号はリエージュ付近の37と異なる点です。つまり、ブリュッセルやリエージュからスパまで1本で行けないことです。現にスパ系統はベルビエ発着であり、ぺパンステで乗りかえる必要があります。
ぺパンステからスパは毎時1本であり、幹線軸も毎時1本です。よって、乗車チャンスも毎時1回です。
図3. スパ-ジェロンステール駅の位置(googleマップより引用)
スパの駅を示しました(図3)。スパにはスパ駅もありますが、スパ-ジェロンステール駅のほうが観光地の中心に近いです(日本人観光客は全く見かけませんでしたが)。また、リエージュもスパもぺパンステもワロン地区でフランス語が公用語です。よって、「出発駅と到着駅で地名表記が異なった(※)」ということもなく、その点は気楽です。
※ベルギーの公用語はフランス語とオランダ語です。地名もそれぞれの言語で書かれます。例えば、リエージュ(Liège)はフランス語表記で、オランダ語表記ではルーク(Luik)です。そのため、ヘント(オランダ語圏)ではリエージュをLuikと表記されます。
興味深いのは、ぺパンステには毎時2本のICが運転(ブリュッセルやヘント直通)されていますが、半数は通過します。停車する半数はスパへの連絡が良好な便です(土曜・休日は毎時1本のICが全通過)。これをフォローするのがSです。Sは各駅に停車する列車としてリエージュ-アーヘン(ドイツ)を毎時1本運転します。この系統がLでないのは、ドイツでの表記との整合性を取ったためでしょうか。すなわち、ベルギー側のIC/L/Sとドイツ側のRE/RB/Sの双方に存在する組み合わせのSということです。よって、ヘントやブリュッセルからスパへは平日はぺパンステでの1回乗りかえに対し、土曜・休日はリエージュでも乗りかえるのです。
ベルビエ-ぺパンステ-スパはベルギーの流儀に従い、Lです。
ここまでリエージュと述べましたが、実際にはリエージュ-ギユマン駅です。
詳しい時刻はSNCB(ベルギー国鉄)の公式サイトで検索すると良いと思います。
御託はこの程度にして、リエージュからスパまで実際に乗りましょう!

写真2. ベルビエ行きが到着
ベルビエ行きがやってきました(写真2)。本来のダイヤではもっと東に向かいますが、ベルビエから先はバス代行のため、ベルビエ行きとなっています。余談ですが、別のお客さんに「ベルビエに行くの?」と聞かれました。「メイビー」と答え、不審がって他の乗客に聞く場面もありました。なぜ、東洋人に聞くのだろう?まあ、「東洋人だからこのあたりの人でない」と判断されないだけ多様性のある社会なのでしょう。

写真3. 乗り降りも多い
ヘント、ブリュッセル、リエージュという幹線軸を通る列車のためか、乗り降りも多いです(写真3)。確かにいかにも西洋人という面持ちでない方もいらっしゃいます。これが多様性なのでしょう。

写真4. 1等車の車内
1等車の車内です(写真4)。2等車とほとんど変わりません。

写真5. 1等車の車内
1等車の車内です(写真5)。この日はユーレイルパスを使っていたので1等車を選択しましたが、そのような理由がなければ2等車でじゅうぶんでしょう。

写真6. 荷物置き場が貧弱
ICと称しますが、ドイツやスイスのICとは異なり、日本でいう快速のようなものです。そのためか、荷物置き場も充実していません。ここまで空いていれば問題ありませんが、混雑区間を大荷物を持つ場合は階下のほうが良いでしょう。

写真7. リエージュを発車!
リエージュを発車しました(写真7)。

写真8. 市街地を走る
市街地を走ります(写真8)。

写真9. 川を渡る
川を渡ります(写真9)。

写真10. リエージュを南北に貫く線路を渡る
リエージュを南北に貫く短絡線を渡ります(写真10)。

写真11. アングルに停車!
アングルに停車します(写真11)。ここでルクセンブルク方面と分岐します。

写真12. リエージュ郊外を走る
リエージュ郊外を走ります(写真12)。

写真13. 線路が分岐
線路が分岐しました(写真13)。高速新線でしょうか。

写真14. だんだん山がちな地形に変わる
だんだん山がちな地形に変わってきます(写真14)。

写真15. 丘陵地帯を走る
丘陵地帯を走ります(写真15)。ワロン地域は丘陵地帯が多いとされます。

写真16. 川が見える
川が見えます(写真16)。ワロン地域ならではの風景でしょうか。

写真17. のどかな風景が続く
のどかな風景が続きます(写真17)。丘陵地帯があるといっても、本格的な山岳地帯のような厳しさはありません。

写真18. 川沿いの風景が展開
川沿いの風景が展開します(写真18)。たしかにこのような風景であれば、各駅に停車する列車は毎時1本でじゅうぶんでしょう。

写真19. 集落が広がる
集落に変わります(写真19)。

写真20. ぺパンステに到着
ぺパンステに到着です(写真20)。ここからスパ方面に乗りかえます。
ここからいよいよローカル線です。

写真21. 別のホームに乗りかえ
地下道を通り別のホームに乗りかえます(写真21)。

写真22. スパ行きは停車中
スパ行きは停車中でした(写真22)。

写真23. ゆっくり乗車
ゆっくりと乗車します(写真23)。

写真24. ベルビエ行きがやってきた
ベルビエ行きがやってきました(写真24)。この先は単線区間であり、ここで行き違い待ちするのがダイヤ上は良いのでしょう。見えている女性は、この列車の車掌さんです。

写真25. ぺパンステを発車
ぺパンステを発車しました(写真25)。

写真26. 反対側に移る
まぶしいので反対側に移りました(写真26)。

写真27. 建物はそこそこ多い
建物はそこそこ多いです(写真27)。

写真28. 街中を走る
街中を走ります(写真28)。

写真29. ややのどかになってきた
ややのどかになってきました(写真29)。

写真30. フランシモンに停車
フランシモンに停車します(写真30)。スパまでのだいたい中間地点です。
動画1. 丘陵地帯を走る
丘陵地帯を走る様子を動画に収録しました(動画1)。

写真31. 徐々に山がちな地形に変わる
徐々に山がちな地形に変わります(写真31)。

写真32. 街に入る
街に入ります(写真32)。

写真33. スパに停車
スパに停車します(写真33)。終点の1つ手前です。立派な駅舎です。人が待っているのに乗りません。きっと折り返しのベルビエ行きに乗るのでしょう。

写真34. スパの街中を走る
スパの街中を走ります(写真34)。

写真35. スパの街中には起伏が多い
スパの街中には起伏が多いです(写真35)。

写真36. スパ-ジェロンステールに到着
終点のスパ-ジェロンステールに着きました(写真36)。ホームの前後から駅の外に出られます。

写真37. 走行音の静かな電車だった
走行音の静かな電車でした(写真37)。

写真38. ぺパンステで停車中のスパ行き
今回、リエージュからスパまで乗りました。リエージュからは幹線、ぺパンステからはローカル線の乗り継ぎです。ローカル線といえど、毎時1本は確保され、不便さは大きく感じませんでした。
そして、スパへの使用車両は電車でしたが、走行音が静かだったことが印象に残っています(この2年前にブリュッセルからブルッヘまで乗ったときも同様の感想を抱きました)。静かな電車が走るローカル線で、静かな観光地に向かう、スパへの道中でそう感じました。
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