生駒地区のケーブルカーに乗る

記事上部注釈
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近鉄電車。特急ひのとり特急しまかぜという個性的かつ高品質な特急列車から通勤電車まで多くの種類の列車が走る鉄道です。そんな近鉄電車でも異端の存在のケーブルカーに乗ってみました。

写真1. 楽しさを前面に出したケーブルカーの車両

復習:生駒地区のケーブルカー

まず、生駒地区のケーブルカーの概要を紹介します。

図1. 生駒ケーブルの経路(googleマップより引用)

生駒地区のケーブルカーの経路を示しました(図1)。

図2. 生駒ケーブルの路線図(公式サイトより引用後加工)

近鉄電車の路線図も示しました(図2)。生駒駅から生駒山上の遊園地までの交通機関という印象です。

実際には2つに分かれており、鳥居前(近鉄の生駒駅に近い)-宝山寺(ほうんじ)と宝山寺-生駒山上という2つの系統です。

表1. 生駒ケーブルの運賃(近鉄生駒ケーブル公式サイトより引用)

非常に簡単にまとめると、鳥居前-宝山寺、宝山寺-生駒山上の1乗車あたり290円、宝山寺で乗りかえる場合は80円引きの500円で乗れる、ということです。

鳥居前-宝山寺は20分間隔、宝山寺-生駒山上は40分間隔です。なお、宝山寺-生駒山上は9:00~17:00の営業と「乗り鉄」する際に注意が必要です。

実際に生駒ケーブルに乗る

御託はこの程度にして、実際に乗ってみましょう!

写真2. 生駒山上方面に向かう乗客で行列!

生駒山上に向かう乗客で行列ができています(写真2)。この路線は交通系ICカードの利用は不可能ですので、みんなが乗車券を買い求めるのです。交通系ICカードの利用を解禁しては?

写真3. ケーブルカーの車両がやってきた

ケーブルカーの車両がやってきました(写真3)。

写真4. 動物を模した車両

動物を模した車両です(写真4)。まわりもお子さんが多く、乗るのが恥ずかしいです…。

写真5. 鳥居前に停車中

鳥居前に停車中です(写真5)。

写真6. 住宅街を登る

住宅街を登ります(写真6)。

写真7. 反対方向とすれ違う

反対方向とすれ違います(写真7)。

写真8. 住宅街を登る

このように住宅街を登ります(写真8)。バス代わりと考えれば、途中に駅を設けても良いのでは?

写真9. 宝山寺に到着!

宝山寺に到着しました(写真9)。

写真10. 生駒山上行きが停車中!

生駒山上行きが停車中です(写真10)。通常は40分間隔ですが、このときは10分間隔に増発されていました。遊園地の来園者が多いと見込まれるときは直行便を増発するのでしょうか。

写真11. ぐんぐん登る

ぐんぐん登ります(写真11)。

写真12. 梅屋敷を通過!

梅屋敷を通過します(写真12)。東京都にも同じ駅があったような…。

写真13. 生駒市街が見える

生駒市街が見えます(写真13)。

写真14. 生駒山上に到着!

生駒山上に到着しました(写真14)。

生駒山上遊園地からの眺望

生駒山上遊園地はお子さま向けの遊園地に見えますが、大の大人が楽しめる施設があります。それがサイクルモノレールです。生駒山上遊園地は入園料が不要で、乗りものごとに支払うシステムです。そのため、ケーブルカーのついでに1つだけアトラクションに乗るという芸当も可能です。

写真15. サイクルモノレールのりば

サイクルモノレールのりばです(写真15)。

写真16. 発車!

サイクルモノレールを発車させました(写真16)。

写真17. 大阪平野を見る

大阪平野を眺めます(写真17)。

写真18. カーブがある

カーブがあります(写真18)。

写真19. 怖いアトラクションがない園内

怖いアトラクションのない園内です(写真19)。

下りの絶景

下りのほうが目の前に絶景が展開します。このときは午前中で下山する乗客は少なかったので、快適に堪能できました。

写真20. 生駒山上に到着する便は満員!

生駒山上に到着する便は満員です(写真20)。秋の晴れた土曜日、遊園地で遊ぶには最適な時期だけあります。

写真21. ぐんぐん下る

ぐんぐん下ります(写真21)。

写真22. 反対方向とすれ違う

反対方向とすれ違います(写真22)。ここで行違う必要があり、行き違いタイミングを考慮すると、これ以上本数を増やせないのでしょう。

写真23. 宝山寺で乗りかえ

宝山寺で乗りかえます(写真23)。

写真24. 見た目複線区間を走る

この区間の特異なことは複線のように運用されていることです(写真24)。生駒山上まで複線であれば、輸送力は倍増できますが、そのような計画は内容です。

写真25. 山を登る電車が見えてきた

山を登る電車が見えてきました(写真25)。

写真26. 猫型とすれ違う

猫型とすれ違います(写真26)。

写真27. 鳥居前が見えてきた

鳥居前が見えてきました(写真27)。

写真28. 鳥居前に到着!

鳥居前に到着しました(写真28)。

写真29. 行列が長い

長い行列ができていました(写真29)。

生駒ケーブルカーに乗ってみて

写真30. 車内も主たる客層に合わせたもの

車両を見て、最初は子どもじみたもの、という印象を抱きました。しかし、実際にはお子さんが客層の主体であり、客層と車両外観が合致しており、適切な車両デザインと実感しました。

また、生駒山上遊園地は意外と人気の遊園地のようで、(臨時増発は適切に機能しているように見えましたが)遊園地に向かうケーブルカーは時間帯によってはかなりの混雑を見せました。混雑を緩和するには2両連結にするのが手っ取り早いように見えますが、動力の増強などの課題もあるのでしょう。そして、このような時期は少ないと見積もられ、近鉄側が輸送力を増強するほどの決断材料になりにくいでしょう。

需要が一時期だけに集中すると、設備投資を活用できる場面が少なく、運営が難しいことを実感する乗車にもなったのでした。

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