近鉄名古屋線の急行に乗る(近鉄名古屋→伊勢若松)

記事上部注釈
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近鉄名古屋線。あまり目立たないものの、中部地方に乗り入れる唯一の近鉄路線であり、三重県東部の大動脈でもあります。そんな近鉄名古屋線の急行に乗ってみました。

写真1. 伊勢若松に停車中の松阪行き急行

復習:近鉄名古屋線の急行の概要

近鉄名古屋線急行停車駅

図1. 近鉄名古屋線の停車駅(近鉄公式サイトより引用)

まず、近鉄名古屋線の急行の概要について簡単にまとめましょう。

近鉄名古屋線の急行の概要

近鉄名古屋線の急行の概要をまとめましょう。

  • 運転区間:近鉄名古屋-伊勢中川(多くは松阪・宇治山田方面直通)
  • 運転本数:毎時3本(約20分間隔)
  • 停車駅:名古屋、蟹江、弥冨、桑名、富田、四日市、塩浜、伊勢若松、白子、江戸橋-伊勢中川の各駅
    ※駅名の「近鉄」は省略

近鉄名古屋線は近鉄名古屋と伊勢中川を結ぶ路線です。伊勢中川から先、山田線宇治山田方面(伊勢神宮方面)と大阪線大阪難波方面に直通します。

その近鉄名古屋線は急行、準急という料金不要の速達列車が設定されており、特に急行は速達列車の主力です。急行よりさらに停車駅の少ない種別に特急がありますが、特急は特急料金が必要です。いいかえると、近鉄名古屋線で特急料金不要な最も速い種別は急行です。

その急行は基本的に20分間隔で運転されます。ただし、乗客の多い平日朝ラッシュの名古屋方面は10分間隔(最ピーク時は5~10分間隔)、夕方ラッシュ時の宇治山田方面は毎時4本の運転です。多くは伊勢中川から山田線の宇治山田方面に直通し、その行先は松阪、宇治山田が中心です。なお、伊勢中川-宇治山田の急行は大阪線からの直通もありますが、日中時間帯は設定がなく、伊勢中川で乗りかえる形態です。

江戸橋-伊勢中川では各駅にとまっていますが、これは津新町-伊勢中川の普通をカットするためです。もともと江戸橋、津、津新町と連続停車し、津新町-伊勢中川には通過駅のある設定でした。これを津新町-伊勢中川の各駅にとまり、同区間の普通をカットした形です。もともと江戸橋-津新町は各駅にとまっていましたから、結果として江戸橋-伊勢中川の各駅にとまることになったのです。

近鉄名古屋線の急行の多くは6両編成です。名古屋よりの2両が4ドアロングシート、ほかの4両が3ドア転換クロスシートというイメージが強いですが、実際には6両まるまる4ドアロングシートであったり、4両は4ドアL&C車であったりします。こんなことを書くということは、私もロングシート車に当たったということです。

実際に近鉄名古屋線の急行に乗る

実際に近鉄名古屋線の急行に乗ってみましょう!

写真2. 近鉄名古屋に停車中の急行

近鉄名古屋に停車中の急行です(写真2)。近鉄名古屋線にはシリーズ21と呼ばれる車両は入っていませんので、通勤車(特急車以外)は20世紀の車両です。もっとも、通勤車の新造は2008年に停止しているのですが。

写真3. 車体断面が異なる

てっきり古い車両の4両編成だと思っていたのですが、車体断面が異なります(写真3)。近鉄のシリーズ21以前の通勤車の見分けかたとして以下の法則があります。

  • 車体断面が角ばった車両はインバータ制御の車両
  • 車体断面が丸い車両は抵抗制御車両(界磁チョッパを含む)

しかし、この車両は車体断面が角ばった車両にも関わらず、抵抗制御の車両です。なかなか難しいですね。なお、この車両の詳細は-極めつけの異種混結編成--近畿日本鉄道 1211編成(外部リンク) に書かれています。このときはクロスシートの5200系に当たらず残念に思いましたが、後から振り返ると、素晴らしい車両に当たったと思います。

運転席後ろに空席がありましたので、そこに座ります。

写真4. 名古屋を発車!

名古屋を発車しました(写真4)。

写真5. 地上に上がる

名古屋は近鉄も名鉄も地下駅ですが、すぐに地上に上がります(写真5)。ひのとりがとまっています。今や名阪を結ぶ速達特急は全てひのとりです。看板列車にかける情熱は違います。

写真6. 米野を通過!

米野を通過します(写真6)。名古屋の次の駅ですが、普通のみ停車駅で基本は20分間隔です。

写真7. 急行とすれ違う

急行とすれ違います(写真7)。やはり6両編成ですね。

写真8. 高架線に上がる

高架に上がります(写真8)。

写真9. 八田を通過!

近鉄八田を通過します(写真9)。2面4線で大きな駅に見えますが、ここも普通しかとまりません。意外ですね。

写真10. 今度は特急とすれ違う

今度は特急とすれ違います(写真10)。この特急は名古屋と大阪を結ぶ主要駅停車型特急でしょうか。

写真11. 伏屋を通過!

伏屋を通過します(写真11)。

写真12. 地上に戻る

地上に戻りました(写真12)。戸田あたりですね。

写真13. 蟹江に停車!

最初の停車駅の蟹江です(写真13)。遠近分離という考えかたなのか、名古屋市を出るここまで準急や急行はノンストップです。

写真14. 構内踏切がある

蟹江は急行停車駅ですが、構内踏切があります(写真14)。関東私鉄の本線格の路線では構内踏切をほとんど見かけませんから、新鮮に映ります。

写真15. 準急とすれ違う

準急とすれ違います(写真15)。

写真16. 急行とすれ違う

すぐに急行とすれ違います(写真16)。急行が20分間隔で運転されているので、準急はその間に入るのが望ましいですが、特急も含めて運転されているので、急行と準急を等間隔で運転するのは難しいです。

写真17. 富吉を通過!

富吉を通過します(写真17)。ここからやや本数が減ります。

写真18. 風景がのどかになってきた

その影響か、風景がのどかになってきました(写真18)。

写真19. 弥冨に停車!

次の急行停車駅の弥冨にとまります(写真19)。

写真20. 準急がやってきた

準急がやってきました(写真20)。ここで待ち合わせのようです。

写真21. 川に向かう

弥冨から先は川を渡り、三重県に入ります。木曽川に向かい、徐々に上ります(写真21)。

写真22. 鉄橋で特急とすれ違う

鉄橋で特急とすれ違います(写真22)。これは大阪難波からの速達特急ですね。

写真23. 長島付近を走る

長島付近を走ります(写真23)。

写真24. 長良川と揖斐川を渡る

長良川と揖斐川を渡ります(写真24)。

写真25. 鉄橋を渡る

鉄橋を渡ります(写真25)。

写真26. 横に関西本線が並ぶ

横に関西本線が並びます(写真26)。向こうも立派な複線ですが、あちらは毎時4本、こちらは毎時10本と本数は段違いです。

写真27. 線路がくねくねしている

桑名の手前で関西本線を乗り越すために線路がくねくねしています(写真27)。

写真28. 桑名に停車!

桑名に停車します(写真28)。横にとまっているのは養老鉄道線です。

写真29. 特急が停車

特急が停車しています(写真29)。伊勢方面と名古屋を結ぶ特急でしょうか。先ほどすれ違ったひのとりは別としても桑名、四日市、白子、津では毎時1本の名阪特急と毎時2本の名伊特急の合計3本が20分間隔で名古屋とを結んでおり、利便性は高いです。

写真30. 桑名に停車

桑名は隣に関西本線のホームがあり、改札も共同です(写真30)。お互いにライバルなのですが、改札は共同であることが驚きです。ライバルはライバルとして、設備は共用のほうがお互いにコスト削減できるからでしょうか。

写真31. 桑名を発車!

桑名を発車しました(写真31)。急行とすれ違いますが、この急行もオール4ドアです。

写真32. 川を渡る

川を渡ります(写真32)。

写真33. 朝日手前を走行中

朝日手前を走行中です(写真33)。

写真34. 田園風景を走行

伊勢朝日を通過し、田園風景を走ります(写真34)。

写真35. 細かな起伏を走る

細かな起伏を走ります(写真35)。

写真36. 川越富洲原を通過

川越富洲原を通過します(写真36)。近鉄名古屋線はもともと高速電車として整備されたためか、待避駅は多いです。関東民鉄の待避駅の少なさを見ていると、このような配線はうらやましいです。

写真37. 富田の手前でカーブを曲がる

次の停車駅の近鉄富田が近づいてきました。三岐鉄道に合わせるようにカーブがあります(写真37)。

写真38. 富田に停車!

富田に停車します(写真38)。隣の川越富洲原に待避線があるためか、ここには待避線はありません。

写真39. のどかな風景を走る

のどかな風景を走りますが、住宅もあります(写真39)。この住宅の人たちのいくらかが電車に乗り、急行と普通(一部準急)の各毎時3本の供給をなされるのでしょう。

写真40. 阿賀川を通過!

阿賀川を通過します(写真40)。昔は待避線があったことをにおわせる空間があります。

写真41. 急行とすれ違う

急行とすれ違います(写真41)。この急行は5200系の4両編成が連結されています。私の思い描いていた近鉄名古屋線急行の編成です。

写真42. 川原町を通過!

川原町を通過します(写真42)。「かわらまち」と読みます。四日市の市街地に位置するのに20分間隔なのは少ない気もします。

写真43. 普通電車とすれ違う

普通電車とすれ違います(写真43)。名古屋の民鉄は名鉄もそうですが、普通電車の両数は短いです。乗客立場としては長編成で少ない本数よりも、短編成高頻度運転のほうが助かります。東京近郊の間隔では20分間隔は長いですが、このあたりで20分間隔なのは上出来なのでしょう。

写真44. 四日市に停車!

四日市にとまります(写真44)。JRとは離れていますが、こちらのほうが市街地に近いです。

写真45. 引上線もある

引上線もあります(写真45)。ここで普通電車が待っていました。四日市から意外と乗車が多く、津方面への流動もうかがえます。

写真46. のどかな風景を走る

のどかな風景を走ります(写真46)。

写真47. 特急とすれ違う

特急とすれ違います(写真47)。これはアーバンライナーです。ひのとりを見ると、やや古く見えてしまいますね!

写真48. 塩浜に停車!

塩浜に停車します(写真48)。貨物駅の中にあるような印象があります。2面4線と規模は大きいですが、急行をとめるほどの拠点性は感じません。もしかしたら、海岸沿いの大工場の需要を見込んだものかもしれません。普通電車(準急も含む)の20分間隔運転はここまでで、塩浜からは普通電車は毎時2本に減ります。

写真49. 小さな川がある

鈴鹿川を渡ります(写真49)。

写真50. 急行とすれ違う

急行とすれ違います(写真50)。

写真51. 楠を通過!

楠を通過します(写真51)。ここも待避線があり、ダイヤ作成の自由度が高まります。

写真52. のどかな風景を走る

三重県東部は意外と起伏があります(写真52)。近鉄名古屋線は鈴鹿の丘陵地帯を避けるように、海側を走ります。

写真53. まもなく伊勢若松

まもなく伊勢若松です(写真53)。ここは鈴鹿線の分岐点です。ただし、特急は停車しません。

写真54. 伊勢若松に停車中の急行

伊勢若松に停車中の急行です(写真54)。

写真55. 車体断面が異なる

車体断面が異なります(写真55)。珍車であることがわかります。

写真56. 編成の反対側は形状が異なる

編成の反対側は形状が異なります(写真56、写真54と比較するとわかります)。伊勢若松で短時間で特急を待ち、すぐに発車していきました。

近鉄名古屋線の急行に乗ってみて

近鉄名古屋線の急行に乗ってみました。カーブがある区間はともかくとして、直線では小気味良い運転を楽しめました。最高速度こそ110km/hですが、これを超える速度を出す民鉄路線は阪急の115km/h、京急、名鉄、京成(スカイアクセス線)の120km/hくらいであり、民鉄としては中~高水準の速度です。

また、(本記事ではそこまで触れていませんが)昼ごろに名古屋に到着する急行については、座席が埋まる程度の利用も見られていました。近鉄名古屋線急行が一定水準以上のサービスを提供しており、乗客のニーズにも応えていることがわかります。

とはいえ、各駅に停車する際に停止定位となっていて空走する時間が無駄になっている点は気になりました。これをどうにかすると、多少の所要時間短縮も期待できます。また、名古屋周辺の急行通過駅も20分間隔になってしまう点も気になります。

近鉄名古屋線。あまり目立たないものの、中部地方に乗り入れる唯一の近鉄路線であり、三重県東部の大動脈でもあります。そんな近鉄名古屋線の急行に乗ってみました。

写真1. 伊勢若松に停車中の松阪行き急行

復習:近鉄名古屋線の急行の概要

近鉄名古屋線急行停車駅

図1. 近鉄名古屋線の停車駅(近鉄公式サイトより引用)

まず、近鉄名古屋線の急行の概要について簡単にまとめましょう。

近鉄名古屋線の急行の概要

近鉄名古屋線の急行の概要をまとめましょう。

  • 運転区間:近鉄名古屋-伊勢中川(多くは松阪・宇治山田方面直通)
  • 運転本数:毎時3本(約20分間隔)
  • 停車駅:名古屋、蟹江、弥冨、桑名、富田、四日市、塩浜、伊勢若松、白子、江戸橋-伊勢中川の各駅
    ※駅名の「近鉄」は省略

近鉄名古屋線は近鉄名古屋と伊勢中川を結ぶ路線です。伊勢中川から先、山田線宇治山田方面(伊勢神宮方面)と大阪線大阪難波方面に直通します。

その近鉄名古屋線は急行、準急という料金不要の速達列車が設定されており、特に急行は速達列車の主力です。急行よりさらに停車駅の少ない種別に特急がありますが、特急は特急料金が必要です。いいかえると、近鉄名古屋線で特急料金不要な最も速い種別は急行です。

その急行は基本的に20分間隔で運転されます。ただし、乗客の多い平日朝ラッシュの名古屋方面は10分間隔(最ピーク時は5~10分間隔)、夕方ラッシュ時の宇治山田方面は毎時4本の運転です。多くは伊勢中川から山田線の宇治山田方面に直通し、その行先は松阪、宇治山田が中心です。なお、伊勢中川-宇治山田の急行は大阪線からの直通もありますが、日中時間帯は設定がなく、伊勢中川で乗りかえる形態です。

江戸橋-伊勢中川では各駅にとまっていますが、これは津新町-伊勢中川の普通をカットするためです。もともと江戸橋、津、津新町と連続停車し、津新町-伊勢中川には通過駅のある設定でした。これを津新町-伊勢中川の各駅にとまり、同区間の普通をカットした形です。もともと江戸橋-津新町は各駅にとまっていましたから、結果として江戸橋-伊勢中川の各駅にとまることになったのです。

近鉄名古屋線の急行の多くは6両編成です。名古屋よりの2両が4ドアロングシート、ほかの4両が3ドア転換クロスシートというイメージが強いですが、実際には6両まるまる4ドアロングシートであったり、4両は4ドアL&C車であったりします。こんなことを書くということは、私もロングシート車に当たったということです。

実際に近鉄名古屋線の急行に乗る

実際に近鉄名古屋線の急行に乗ってみましょう!

写真2. 近鉄名古屋に停車中の急行

近鉄名古屋に停車中の急行です(写真2)。近鉄名古屋線にはシリーズ21と呼ばれる車両は入っていませんので、通勤車(特急車以外)は20世紀の車両です。もっとも、通勤車の新造は2008年に停止しているのですが。

写真3. 車体断面が異なる

てっきり古い車両の4両編成だと思っていたのですが、車体断面が異なります(写真3)。近鉄のシリーズ21以前の通勤車の見分けかたとして以下の法則があります。

  • 車体断面が角ばった車両はインバータ制御の車両
  • 車体断面が丸い車両は抵抗制御車両(界磁チョッパを含む)

しかし、この車両は車体断面が角ばった車両にも関わらず、抵抗制御の車両です。なかなか難しいですね。なお、この車両の詳細は-極めつけの異種混結編成--近畿日本鉄道 1211編成(外部リンク) に書かれています。このときはクロスシートの5200系に当たらず残念に思いましたが、後から振り返ると、素晴らしい車両に当たったと思います。

運転席後ろに空席がありましたので、そこに座ります。

写真4. 名古屋を発車!

名古屋を発車しました(写真4)。

写真5. 地上に上がる

名古屋は近鉄も名鉄も地下駅ですが、すぐに地上に上がります(写真5)。ひのとりがとまっています。今や名阪を結ぶ速達特急は全てひのとりです。看板列車にかける情熱は違います。

写真6. 米野を通過!

米野を通過します(写真6)。名古屋の次の駅ですが、普通のみ停車駅で基本は20分間隔です。

写真7. 急行とすれ違う

急行とすれ違います(写真7)。やはり6両編成ですね。

写真8. 高架線に上がる

高架に上がります(写真8)。

写真9. 八田を通過!

近鉄八田を通過します(写真9)。2面4線で大きな駅に見えますが、ここも普通しかとまりません。意外ですね。

写真10. 今度は特急とすれ違う

今度は特急とすれ違います(写真10)。この特急は名古屋と大阪を結ぶ主要駅停車型特急でしょうか。

写真11. 伏屋を通過!

伏屋を通過します(写真11)。

写真12. 地上に戻る

地上に戻りました(写真12)。戸田あたりですね。

写真13. 蟹江に停車!

最初の停車駅の蟹江です(写真13)。遠近分離という考えかたなのか、名古屋市を出るここまで準急や急行はノンストップです。

写真14. 構内踏切がある

蟹江は急行停車駅ですが、構内踏切があります(写真14)。関東私鉄の本線格の路線では構内踏切をほとんど見かけませんから、新鮮に映ります。

写真15. 準急とすれ違う

準急とすれ違います(写真15)。

写真16. 急行とすれ違う

すぐに急行とすれ違います(写真16)。急行が20分間隔で運転されているので、準急はその間に入るのが望ましいですが、特急も含めて運転されているので、急行と準急を等間隔で運転するのは難しいです。

写真17. 富吉を通過!

富吉を通過します(写真17)。ここからやや本数が減ります。

写真18. 風景がのどかになってきた

その影響か、風景がのどかになってきました(写真18)。

写真19. 弥冨に停車!

次の急行停車駅の弥冨にとまります(写真19)。

写真20. 準急がやってきた

準急がやってきました(写真20)。ここで待ち合わせのようです。

写真21. 川に向かう

弥冨から先は川を渡り、三重県に入ります。木曽川に向かい、徐々に上ります(写真21)。

写真22. 鉄橋で特急とすれ違う

鉄橋で特急とすれ違います(写真22)。これは大阪難波からの速達特急ですね。

写真23. 長島付近を走る

長島付近を走ります(写真23)。

写真24. 長良川と揖斐川を渡る

長良川と揖斐川を渡ります(写真24)。

写真25. 鉄橋を渡る

鉄橋を渡ります(写真25)。

写真26. 横に関西本線が並ぶ

横に関西本線が並びます(写真26)。向こうも立派な複線ですが、あちらは毎時4本、こちらは毎時10本と本数は段違いです。

写真27. 線路がくねくねしている

桑名の手前で関西本線を乗り越すために線路がくねくねしています(写真27)。

写真28. 桑名に停車!

桑名に停車します(写真28)。横にとまっているのは養老鉄道線です。

写真29. 特急が停車

特急が停車しています(写真29)。伊勢方面と名古屋を結ぶ特急でしょうか。先ほどすれ違ったひのとりは別としても桑名、四日市、白子、津では毎時1本の名阪特急と毎時2本の名伊特急の合計3本が20分間隔で名古屋とを結んでおり、利便性は高いです。

写真30. 桑名に停車

桑名は隣に関西本線のホームがあり、改札も共同です(写真30)。お互いにライバルなのですが、改札は共同であることが驚きです。ライバルはライバルとして、設備は共用のほうがお互いにコスト削減できるからでしょうか。

写真31. 桑名を発車!

桑名を発車しました(写真31)。急行とすれ違いますが、この急行もオール4ドアです。

写真32. 川を渡る

川を渡ります(写真32)。

写真33. 朝日手前を走行中

朝日手前を走行中です(写真33)。

写真34. 田園風景を走行

伊勢朝日を通過し、田園風景を走ります(写真34)。

写真35. 細かな起伏を走る

細かな起伏を走ります(写真35)。

写真36. 川越富洲原を通過

川越富洲原を通過します(写真36)。近鉄名古屋線はもともと高速電車として整備されたためか、待避駅は多いです。関東民鉄の待避駅の少なさを見ていると、このような配線はうらやましいです。

写真37. 富田の手前でカーブを曲がる

次の停車駅の近鉄富田が近づいてきました。三岐鉄道に合わせるようにカーブがあります(写真37)。

写真38. 富田に停車!

富田に停車します(写真38)。隣の川越富洲原に待避線があるためか、ここには待避線はありません。

写真39. のどかな風景を走る

のどかな風景を走りますが、住宅もあります(写真39)。この住宅の人たちのいくらかが電車に乗り、急行と普通(一部準急)の各毎時3本の供給をなされるのでしょう。

写真40. 阿賀川を通過!

阿賀川を通過します(写真40)。昔は待避線があったことをにおわせる空間があります。

写真41. 急行とすれ違う

急行とすれ違います(写真41)。この急行は5200系の4両編成が連結されています。私の思い描いていた近鉄名古屋線急行の編成です。

写真42. 川原町を通過!

川原町を通過します(写真42)。「かわらまち」と読みます。四日市の市街地に位置するのに20分間隔なのは少ない気もします。

写真43. 普通電車とすれ違う

普通電車とすれ違います(写真43)。名古屋の民鉄は名鉄もそうですが、普通電車の両数は短いです。乗客立場としては長編成で少ない本数よりも、短編成高頻度運転のほうが助かります。東京近郊の間隔では20分間隔は長いですが、このあたりで20分間隔なのは上出来なのでしょう。

写真44. 四日市に停車!

四日市にとまります(写真44)。JRとは離れていますが、こちらのほうが市街地に近いです。

写真45. 引上線もある

引上線もあります(写真45)。ここで普通電車が待っていました。四日市から意外と乗車が多く、津方面への流動もうかがえます。

写真46. のどかな風景を走る

のどかな風景を走ります(写真46)。

写真47. 特急とすれ違う

特急とすれ違います(写真47)。これはアーバンライナーです。ひのとりを見ると、やや古く見えてしまいますね!

写真48. 塩浜に停車!

塩浜に停車します(写真48)。貨物駅の中にあるような印象があります。2面4線と規模は大きいですが、急行をとめるほどの拠点性は感じません。もしかしたら、海岸沿いの大工場の需要を見込んだものかもしれません。普通電車(準急も含む)の20分間隔運転はここまでで、塩浜からは普通電車は毎時2本に減ります。

写真49. 小さな川がある

鈴鹿川を渡ります(写真49)。

写真50. 急行とすれ違う

急行とすれ違います(写真50)。

写真51. 楠を通過!

楠を通過します(写真51)。ここも待避線があり、ダイヤ作成の自由度が高まります。

写真52. のどかな風景を走る

三重県東部は意外と起伏があります(写真52)。近鉄名古屋線は鈴鹿の丘陵地帯を避けるように、海側を走ります。

写真53. まもなく伊勢若松

まもなく伊勢若松です(写真53)。ここは鈴鹿線の分岐点です。ただし、特急は停車しません。

写真54. 伊勢若松に停車中の急行

伊勢若松に停車中の急行です(写真54)。

写真55. 車体断面が異なる

車体断面が異なります(写真55)。珍車であることがわかります。

写真56. 編成の反対側は形状が異なる

編成の反対側は形状が異なります(写真56、写真54と比較するとわかります)。伊勢若松で短時間で特急を待ち、すぐに発車していきました。

近鉄名古屋線の急行に乗ってみて

近鉄名古屋線の急行に乗ってみました。カーブがある区間はともかくとして、直線では小気味良い運転を楽しめました。最高速度こそ110km/hですが、これを超える速度を出す民鉄路線は阪急の115km/h、京急、名鉄、京成(スカイアクセス線)の120km/hくらいであり、民鉄としては中~高水準の速度です。

また、(本記事ではそこまで触れていませんが)昼ごろに名古屋に到着する急行については、座席が埋まる程度の利用も見られていました。近鉄名古屋線急行が一定水準以上のサービスを提供しており、乗客のニーズにも応えていることがわかります。

とはいえ、各駅に停車する際に停止定位となっていて空走する時間が無駄になっている点は気になりました。これをどうにかすると、多少の所要時間短縮も期待できます。また、名古屋周辺の急行通過駅も20分間隔になってしまう点も気になります。

やや辛めのコメントもしましたが、これからも名古屋と三重県を結ぶ気軽な交通手段として機能してもらいたいものです。

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