Amazonなどで販売中のドイツ鉄道大全。内容をリニューアルしたことをご案内いたします。
写真1. 表紙もリニューアル!
ドイツ鉄道大全リニューアル内容
ドイツ鉄道大全について、下記の通りページ数を維持しながら約20ページぶんの内容を追加しています。追加した内容は下記の通りです。
- 冒頭の特集にドイツ鉄道旅行入門編として、フランクフルトから日帰り観光を想定した内容を追加
- 冒頭の特集に1といっしょに行くとおもしろい名所への案内を追加
- 車両紹介の章に1車種の車内を追加
- 駅紹介の章に1つの駅を追加
- 新たに歴史の章を追加し、ドイツの鉄道の歴史の概要を紹介
また、以下の内容を手直しし、2025年版にふさわしい最新情報に更新しています。
- 長距離列車に関する路線図を2023年版から2025年版に更新
- 各州の近郊列車に関する路線図を2023年版から2025年版に更新
電子版 | ペーパーブック | |
---|---|---|
販売サイト | BOOTH | Amazon |
販売形態 | PDFファイル形式 | ペーパーブック形式 |
分量 | 194ページ(本文) | 194ページ(本文) |
価格 | 1,700円 | 3,278円 |
気になる価格面ですが、(内容アップグレードに対し)価格は維持させていただきます!
リニューアルに至った経緯
写真2. ボンの滞在記録も組み込んだ
リニューアルに至った経緯については、下記の通りです。
- 従来の書籍がレイアウト的にやや間延びしていた
- 従来のレイアウトが新刊に比べ見劣りしていた
- 路線網がやや変わっている州があり、それを更新したかった
以下、詳細を記します。
従来の書籍がレイアウト的にやや間延びしていました。PDFファイル等で読むことを意識した構成でしたが、売れ行きはペーパーブックのほうが多く、市販の書籍に比べ間延びしていたことも事実です。この点は新刊(ベルリンの都市交通)では改善しました。ただし、新刊と比べると見劣りしていた点は課題でした。
他方で、毎年12月に欧州の鉄道でダイヤ改正がなされ、それ以前の情報が古くなります。ドイツの鉄道は基本的に系統が固定であり、たいていは例外的な列車が設定される程度と理解しています。しかし、2024年夏にはラインラントプファルツ州のRBの運転系統が変わっていることを知りました。したがって、2回のダイヤ改正を経てある程度情報をアップデートするべきとの考えに至りました。
これら2点を鑑み、レイアウトと内容を更新することを意識したのでした。
リニューアルの内容
リニューアルの内容はレイアウト変更から実施しました。具体的には下記の手順です。
- 間延びしていたレイアウトからきっちりとしたレイアウトに変更し、文章や写真を配置し直し
- 各州の路線図を本文中から巻末に移動し、若干ながらも図を拡大
- 上記でページ数が20ページ近く減ったことから、新規内容を収録
最初に問題視していたレイアウトの問題から修正を開始しました。間延びしていたレイアウトを修正すると、当然ながら文章の位置や写真の位置がずれます。サイトとは異なり、書籍はページという区切りがあり、それだけにレイアウトという概念が重要になります。その修正に苦労しました。
まずは前後の違いをご覧いただきましょう。
改訂前のレイアウト
改訂後のレイアウト
両者をご覧いただくと、その違いがわかると思います。端的に表現すると、改訂前よりも1行あたりの文字数が増え、行数も増やしました。これにより、1ページに多くの内容を収録できるようになりました。このことで、同じ内容を少ないページ数にまとめることができました(一部、表現を修正し、より読みやすい文章に変更した心づもりです)。
同時に写真等をある程度拡大し、ビジュアル面でも進化させました。これは内容の区切りなどを考慮しました。
次に、地域列車のページで紹介していた、各州の路線図について再考しました。従来は路線図を本文に組み込み、それぞれコメントしていました。しかし、州の路線網について別の箇所でコメントしていましたので、このコメントは不要と判断しました。そして、路線図は巻末に移動し、1ページをフルに使うことにしました。これにより可読性と一覧性が向上したと確信しています。
最後に、新規内容を加えました。主に2024年の旅行で経験したことを加筆しています。
- 冒頭の特集にドイツ鉄道旅行入門編として、フランクフルトから日帰り観光を想定した内容を追加
- 冒頭の特集に1といっしょに行くとおもしろい名所への案内を追加
- 車両紹介の章に1車種の車内を追加
- 駅紹介の章に1つの駅を追加
- 新たに歴史の章を追加し、ドイツの鉄道の歴史の概要を紹介
教科書を意識して作成したといえど、学問を学ぶ教科書ではありません。そこで、「ドイツの鉄道旅行は楽しい!」ことを紹介したく、冒頭に特集を組みました。
車両紹介と駅紹介については2024年夏の旅行に経験したものを追加しています。これらの内容で網羅性がより向上したと確信しています(車両は従来の車種と性質が異なるものを紹介)。
本書を網羅している分野を増やしたいという意図で、歴史の章を加えました。
これらの施策により、よりパワーアップしたドイツ鉄道大全が完成しました。
電子版 | ペーパーブック | |
---|---|---|
販売サイト | BOOTH | Amazon |
販売形態 | PDFファイル形式 | ペーパーブック形式 |
分量 | 194ページ(本文) | 194ページ(本文) |
価格 | 1,700円 | 3,278円 |