上野東京ラインについて考える~夕方の混雑:東京着では?

東京でのE531系並び

写真1. ダイヤ改正後の象徴、常磐線どうしの東京でのすれ違い


東京到着時の混雑状況

前回までに東京発車時上野発車時それぞれの夕方の混雑状況を確認しました。その調査結果から、「夕方の上野東京ラインには東京から座れるの?」という疑問に答えたいと思います。今回は上野東京ラインの最大の目的地、東京に到着する際の混雑状況はどのようになっているのでしょうか?実際に観察してみました(表1)。

表1. 東京到着での混雑状況

上野東京ライン 夕方東京到着

表2. 混雑ポイントの概要

乗車ポイントの概要

号車や列車によって違いはありますが、いずれも混雑しています。具体的には、ドア間の吊革が半分からほぼ埋まっている状況です。この中でも以下の傾向があります。

6~13号車が混雑している状況である。

おおむねどの列車であっても、座席間の吊革がほぼ埋まっている様子です。逆に、1号車や15号車が空いている傾向にあります。東京発車時は15号車寄りが空いている傾向にありますが、東京到着時点では1号車寄りも空いている傾向にありました。これは、品川・新橋ともにホームの北側(15号車寄り)に出入り口があるため、ここまで乗客が流れ込まないのでしょう。その傾向が品川始発の常磐線、とりわけ18:44発の成田行きに顕著に現れています。川崎方面から直通する宇都宮・高崎線については、その傾向は薄れていますね。この傾向(川崎以南からの乗客が存在していそうな傾向)から、上野東京ラインは東京都心を貫通する流動もあることが読み取れます。

混雑しているのが現状であるが、激しい混雑ではない

ドア部分の圧迫が見られるという状態を160ポイントとしていますが、私が見た限りでは、ドア部分の圧迫は見られませんでした。混雑率に直すと140%まで達している車両はないということです。宇都宮・高崎線では東京や上野発車時にドア部分の圧迫があったことから、そこまでには至っていないということです。

常磐線、とりわけ中電ではない系統は空いている

常磐線は他の2路線と比べて空いていました。この理由は常磐線方面への利用客が他の2路線と比べて少ないこと、そして本数が少ないがゆえに上野乗り換えが定着していること、が原因として考えられます。ダイヤ改正で夕方時間帯の品川直通が増発されました。このことが定着すると、上野乗り換えは減少するかもしれません、また、18:44発の成田行きについては1号車に空席が見られました。

東京でも座れた電車

写真2. 夕方でも空席のあった常磐線

夕方でも東京から着席可能性の高い穴場列車

「夕方の上野東京ラインに東京から座れるの?」という冒頭の質問に対しては、「可能な列車もある」と答えられるでしょう。宇都宮線や高崎線では着席はほぼ不可能(上野などで降車する人を見分ければ可能かな?)、常磐線であれば着席できることもあるというのが答えです。着席可能な電車は18:44発の快速成田行きです。この電車の特徴は以下の通りです。

1) 中距離電車ではない、いわゆる快速電車である
2) 前の常磐線系統から11分しか空いていない

これに当てはまるのは他に、
東京発19:42、20:41、21:13、21:41、22:12です。
これらの電車の1号車であれば、東京到着時点で空席が存在する確率が高いと推定できます。まあ、19時を過ぎれば混雑はゆるくなるでしょう。

宇都宮・高崎線は東京から乗車して着席することは難しいでしょう。どうしてもというなら、グリーン車をりようするしかありませんね…。

東京に停車中の特急

写真3. 東京到着時点ではガラガラだった特急列車


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