非常に多岐に渡る形態が魅力のドイツの鉄道。そんなドイツの鉄道についてまとめた同人誌「ドイツ鉄道大全」に関する案内です。
写真1. ドイツ鉄道大全の表紙
ドイツ鉄道大全の販売形態
金銭のやり取りが発生するため、外部サイトでの販売です。
電子版 | ペーパーブック | |
---|---|---|
販売サイト | BOOTH | Amazon |
販売形態 | PDFファイル形式 | ペーパーブック形式 |
分量 | 194ページ(本文) | 194ページ(本文) |
価格 | 1,700円 | 3,278円 |
ドイツの鉄道に関する基本的な内容を網羅しつつ、個人販売の長所を生かし、一部の内容を深く取り上げる形態です。また、既存書籍にモノクロページ(あるいは1色カラー)があることに不満を感じ、全ページフルカラーとしています。
復習:ドイツの鉄道の魅力
ドイツの鉄道の魅力は以下の文章で示されます。
ドイツ。3万km 以上の鉄道が広がり、網目状に敷かれたネットワークに多様な列車が走っています。また、隣接する9か国全てに直通列車が走り、まさに欧州のハブにふさわしい鉄道が展開しています。また、首都ベルリンの鉄道は、日本の首都東京の手本となったということもあり、ある意味親しみの持てる場所です。このような背景や欧州のなかでは比較的治安が良いこともあり、日本の鉄道ファンが海外進出する第1歩としてドイツはふさわしいと思います。
ドイツ鉄道大全のまえがきより引用
以下で記す通り、本書はこれらの魅力を探るものです。
ドイツ鉄道大全の内容について
写真2. ICE3の1等車(131ページで登場します)
全体像を把握いただくために目次を示します。
第1章 ドイツのあらまし | 3 |
第2章 ドイツの鉄道網 | 13 |
第3章 ドイツの列車種別 | 29 |
第4章 ドイツの運賃制度 | 61 |
第5章 ドイツの鉄道車両 | 70 |
第6章 ドイツの駅 | 91 |
第7章 ドイツの鉄道旅行 | 128 |
第8章 インターネット活用術 | 179 |
本書を構成するにあたり、「全体から個別へ」の流れを意識しました。第1章、第2章で全体的な内容を、第3章~第5章で基本的なことがら、第6章と第7章は実践的・個別的内容を記しました。
まず、第1章で「ドイツってどのようなところ?」という疑問を解消するために、ドイツについて簡単に解説しました。このような解説は同様の書籍にはないと思います(大学等でドイツ語の勉強をする際に1回目でこのような講義を聞いたことがあるかもしれません)。ただし、本書は鉄道に関する内容が主眼ですので、必要以上には深入りしていません。
第1章で示した内容をベースに、第2章ではドイツの鉄道網に関する内容をまとめました。州ごとに異なる鉄道網について理解できると思います。第1章と第2章は旅行で直接役に立たないと思いますが、全体像を把握するのに重要と考え、取り入れました。
第3章でドイツの列車種別を紹介します。上級者向けのサイトさんでは何の断りもなく、ICE、REなどの用語が出されていますが、本章を読むとそのような用語を理解できます。
第4章では旅行するうえで必要な知識レベルの運賃制度を紹介します。「外国ではきっぷを買わないと高額な罰金を払うことになる」などの恐ろしい知識だけをお持ちの人もいるでしょう。では、どうしたら正しい支払ができるのか、安い組み合わせは何か、という内容を把握できます。また、鉄道パスの有効活用方法についても紹介します。
第5章ではドイツの鉄道車両について紹介します。鉄道車両全形式を紹介するのではなく、車両の使用目的に応じたグループ分けをした後に、それぞれの概要をまとめています。この程度はムック本でも紹介されていると思いますが、個人発行の強みとして、特定の車両の内装を詳細に紹介しています。
第6章で駅について特集しました。駅の基本的な使いかたについて述べ、その後、性質の異なる6つの駅について細かく特集しました。ドイツでも主要な駅、都市の駅から観光地の小さな駅までです。また、6つの駅以外もいくつかの駅について、写真主体でビジュアルで楽しめる構成にしています。
第7章は実際に列車に乗る様子を伝えました。高速列車、国際列車、ローカル列車と取り上げた列車の性質は多岐に渡っています。到着したドイツの都市の雰囲気を伝える写真を入れるとともに、マイナーな場所であっても地図を示すことで頭に入りやすいように工夫しました。
最後に第8章ではDX化に応じた内容を特集しました。DX化は事業者とともに利用者の意識変革も必要と個人的に考えており、その思いを踏まえた内容です。とはいっても、プログラムなどの難しい内容までには踏み込んでいませんので、ご安心ください。
電子版 | ペーパーブック | |
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販売サイト | BOOTH | Amazon |
販売形態 | PDFファイル形式 | ペーパーブック形式 |
分量 | 194ページ(本文) | 194ページ(本文) |
価格 | 1,700円 | 3,278円 |
ドイツ鉄道大全の構成
ドイツ鉄道大全では、一般的な横書きの形態を採用しています。列車ということで多くの数字を扱います。そのため、横書きのほうが良いと判断しました。個人的所感ですが、一般的な書籍も横書きが主流になってくれればと思います。
- 小見出しは各章のテーマカラーに応じた装飾を採用
- 基本的な内容は左側に記し、補足事項を右側で説明
- 重要な内容は重要度に応じ、赤太字や太字で表示
- 多くの写真を使い、ビジュアル面にも考慮
- 参考サイトはQRコードで示し、別デバイスで参考サイトを開けるように考慮
図1. ドイツ鉄道大全のページ構成
簡単に構成を示しました(図1)。どちらかというと小説的なテイスト(主観が主体)ではなく、わかりやすい教科書(客観が主体)を目指しました。本文だけで足らない内容を脚注に示し、必要に応じ知識を補給できる形としました。ただし、日本の教科書にありがちな味気ない記述にはしないように工夫しました。
また、装飾の色彩についても工夫し、装飾が目立ちすぎるような配色は避けました。また、色合いこそ異なるものの、色の濃さをある程度揃えました(専門的にいうと色相をある程度等間隔に配置し、色調を揃えました)。これは、私が色彩検定の勉強をする際に取り入れた知識を生かした格好です。このように、色彩学のセオリーを生かし、美しい書籍にするように心がけた所存です。
電子版 | ペーパーブック | |
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販売サイト | BOOTH | Amazon |
販売形態 | PDFファイル形式 | ペーパーブック形式 |
分量 | 194ページ(本文) | 194ページ(本文) |
価格 | 1,700円 | 3,278円 |
ドイツ鉄道大全を作ったきっかけ
写真3. ベルリンフリードリヒ通り駅に焦点を当てたものはなかなかない
では、ドイツ鉄道大全を作成しようと思ったきっかけを簡単に記します。
ひとことでいうと、海外の鉄道で最も興味があったのがドイツだったから、に尽きます。
では、なぜこのような書籍を作ろうと思ったのでしょうか。これには現在の出版物への不満が大いにあります。まず、欧州の鉄道に関する書籍が非常に少ないことです。あったとしても、欧州鉄道旅行に関するものです。個人的には内容が浅いと感じました(もちろんきっかけとしては良書と思います)。
そして、このような欧州鉄道旅行の書籍は登山鉄道や蒸気鉄道のような観光鉄道が多く取り上げられ、一般列車(長距離列車から短距離電車までを含め、乗ることが目的でない列車)にスポットライトが当たらないことが多いです。鉄道旅行や鉄道趣味にとっては、観光鉄道よりも一般列車のほうが重要に感じます。そのような観点から既存のムック本に不満を感じていたのです。
書店に行っても、そのような観点で記された新刊本はなかなか現れず、自分が作ったほうが早いと思うようになりました。
ドイツ鉄道大全の最大の目的
本書の最大の目的は、本書の影響により海外鉄道旅行のなかで「ドイツが最も簡単」となることです。そして、ドイツを起点として近隣諸国の鉄道にも興味を持っていただくことです。それくらい本書はきっちりと書いたつもりです。妥協は一切ありません(同人誌で本文194ページのものを見たことがありますか?)。
ぜひともご覧いただきたく存じます。
電子版 | ペーパーブック | |
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販売サイト | BOOTH | Amazon |
販売形態 | PDFファイル形式 | ペーパーブック形式 |
分量 | 194ページ(本文) | 194ページ(本文) |
価格 | 1,700円 | 3,278円 |
ドイツ鉄道大全のサンプルページ
ドイツ鉄道大全のサンプルページをいくつか示します(販売ページに記載のものと同じです)。
まえがき
目次
例1. ブランデブルク州の鉄道網の紹介ページ
例2. 車両の内装を紹介したページ
例3. 駅の紹介ページ
例4. 列車の乗車記の紹介ページ
電子版 | ペーパーブック | |
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販売サイト | BOOTH | Amazon |
販売形態 | PDFファイル形式 | ペーパーブック形式 |
分量 | 194ページ(本文) | 194ページ(本文) |
価格 | 1,700円 | 3,278円 |