14年春鹿児島鉄道旅行記~指宿たまて箱に乗って枕崎へ

以下の日程で行動いたしました。

4/4~5 東京22:00(サンライズ出雲号)岡山6:27/6:51(みずほ601号)小倉8:12/8:34(にちりんシーガイア7号)宮崎13:07/14:15(きりしま13号)鹿児島中央16:22/(市内観光等)
4/6 鹿児島中央9:58(指宿のたまて箱1号)指宿10:49/11:27→枕崎12:52/13:35(スーパー特急)鹿児島中央15:00/
4/7 鹿児島中央9:42(さくら548号)新大阪13:44/13:50(のぞみ230号)東京16:23/


指宿のたまて箱の車内観察

枕崎までは指宿枕崎線を使用します。せっかくなので、特急指宿のたまて箱に乗りました。大胆な塗り分け、一般型の内装をいじって「特急」と運転する大胆さ、窓割りと座席が合わない内装、など常識にとらわれる私には新鮮に映りました。

写真1. 駅の案内表示

指宿たまての箱の前面

写真2. 左右で色が異なるという大胆な前面の塗り分け

指宿たまての箱のデッキ

写真3. 出入口付近の外観

指宿たまての箱:窓割が合わない

写真4. 外を眺めようとしたら、窓割りが合わなくてゆるキャラ(かな)と目が合ってしまう座席

改造車の宿命、それは座席割と窓割が合わないことです。不幸なことに、私はそのような席にあたってしまいました(写真4)。空席があったので、別の席に勝手に移動して景色を楽しんだのですが、満席ならそうもいかないでしょう。発車まで時間があること、空席が多いことの2つの条件が重なりましたので、車内を撮影してみましょう!

指宿たまての箱

写真5. ステップが健在の出入口

指宿たまての箱の車内

写真6. 海沿いを向いた座席と回転シート

やはりステップは健在します。車両の床を低くできなかったためでしょう(写真5)。この車両は海への眺望を重視した設計でした(写真6)。奥に何かありますね…。

指宿たまての箱の車内

写真7. お子さま用の展望席

正体はお子さま用の展望席でしたね。このくらいの年齢だと「外を見せろ」とうるさいですからね。私もその1人でした(だからドアから景色の見えない営団6000系は嫌いで、外が見えるJR203系は好きでした)。

指宿たまての箱の車内

写真8. 前面展望は考慮されていない

前面展望は考慮されていません(写真8)。40系気動車の前面窓が小さいという事情はわかりますが、観光列車に前面展望は必須ではないでしょうか?ものわかりの良い人はグループ客用の設備も事欠かないというのでしょうか?

指宿たまての箱の車内

写真9. 海が見えます!

海が見える座席はこんな感じです。良い景色が堪能できるのでしょう(写真9)。それなら窓も大きくしたほうが良いように思えます。ものわかりの良い人ならば、種車の構造を生かした…(省略します)。

指宿たまての箱の車内

写真10. 社交場です!

絵本を置いているスペースも存在します(写真10)。経営効率を考えるならば、このようなスペースを潰して通常の座席にするのが良いのですが、それでは列車の魅力がなくなってしまいます。

指宿たまての箱の車内

写真11. 回転座席が並ぶ世界

また、回転座席が並ぶ車両も存在しました(写真11)。座席割と窓割が合っていないため、壁側の窓側席も存在してしまうのが事実です。

写真12. 運転台

指宿たまての箱の車内

写真13. 貫通路

運転台と貫通路は改造前とあまり変化がないように見えました(写真12-13)。車内観察はじゅうぶんに行いましたので、いよいよ出発です。

指宿のたまて箱に乗る:指宿までの車窓

列車は定刻に発車。桜島を見ながら、美しい海岸線を横目に指宿に進みます。旅行という雰囲気の中、ゆったりと列車は進みます(特急列車なんだからスピードを出しなさいよ!とは言わないことが暗黙の了解です)。

写真14. 市街地と美しい桜島

市街地を走行していても桜島は確認できます(写真14)。

写真15. 海が見える

写真16. 海を独占!(私以外にも様々な人が列車に乗っているので独占ではありません)

写真17. とはいっても下に道路がある

写真18. 実は厳しい地形?

市街地から離れ、海沿いを走行します(写真15-18)。この日は晴れていたので、きれいな景色を堪能できました。

写真19. やしの木が車窓を飾る

線路と道路が併走しています。その道路にはやしの木が育っています(写真19)。南の国を感じさせる光景です。

写真20. 伝説か何かの島(だったように記憶しています)

写真21. 伝説の島に近づく(中央部が道路標識の影に隠れていますね…)

車内乗務員が講釈を垂れていますさまざまな案内をしてくれます。それによると、この島は地元にとって特別な意味があるようです(写真20-21)。ただし、私の脳みそには入ってきませんでした。

そうこうしているうちに、列車は指宿に到着します。駅の案内では、帰りの列車は満席とのことです(日曜だったです)。私のようなマニアは「一般型で特急料金をとるとはけしからん」「窓割りが合わないのは有り得ない」とか思ってしまうのですが、新幹線とセットで金づるから金を巻き上げることができるお客様から喜んでいただけているのですから、経営的には大成功なのでしょう。何だかんだ言っても、私も楽しい時間を過ごせました。

ただし、単線の中、「指宿のたまて箱」を走らせているので、普通列車の間隔が歪になっている側面は見逃してはいけません。2003年には西鹿児島-坂之上間でパターンダイヤで20~30分間隔を守っていた(休日の郡元除く)のが、2014年にはランダムダイヤで40分以上も空く時間帯があります。都市圏交通機関としては後退してしまっています。

写真22. 指宿駅とヤシの木

観光客ならば、指宿から観光スポットに向かうのでしょうが、私はその先を目指します。指宿からは古くからの車両に乗ります。

写真23. 竜宮城みたいな何か

指宿駅前には竜宮城みたいな何かがありました(写真23)。一般的な人ならば、このようなものを撮影してフォトジェニックな旅をするのでしょう(こんなのでは映えないかな?)。私ですか?このときはガラケーでしたし…。

JR最南端の駅を通って枕崎へ

指宿では上りの普通列車がやってきました(写真24)。快適性が保証されたJR車です。

JR九州200系気動車(指宿)

写真24. 黄色の普通列車

しかし、枕崎へはこの車両には乗車できません。そう、古い車両しか乗れないのです。そのため、古くからの車両に乗ります。列車は発車しましたが、1つ先の山川で13分停車します。車内にはのどかな時間が流れています(このような時間があるから自家用車への競争力が低下するのでしょう)。

一般型気動車(40系一族)

写真25. 美しい一般型車両

一般型気動車(40系一族)

写真26. 美しい一般型車両と山川駅

d一般型気動車(40系一族)の車内

写真27. 昔ながらの車内(私にとって懐かしいのは103系なので懐かしさはない!)

d一般型気動車(40系一族)の車内

写真28. 古くからのボックスシート(415系を思い出しますね)

d一般型気動車(40系一族)の車内

写真29. 国鉄マークの扇風機

車内は昔の雰囲気が漂っています。機能性のみを求めた車内がそこには展開します(写真27)。ボックスシートはきっと全国共通なのでしょう(写真28)。挙句の果てには国鉄マークの扇風機まで存在します(写真29)。私が撮影しても誰も迷惑がりません。私の行動そのものの問題ではなく、車内がガラガラなのです。旅には良いけれど、経営的に大丈夫なのでしょうか?

写真30. のどかな景色

写真31. やはりのどかな景色

JR日本最南端の駅

写真32. JR日本最南端の駅(それしか売りがない!)

さて、列車は山川からさらに南に向かい、のどかな景色の中を走ります(写真30-31)。そして、ついに西大山に着きます。JR最南端の駅です(写真32)。でもどうせ車窓からホームを眺めておしまいです。と思いました。

「2分停車します。汽笛を鳴らしたら出発しますので、それまでに車内までお戻りください。」

との出血大サービスです。(私は知りませんでした)

「え、写真の順番待ちで時間がかかるのでは?」と思ったら大間違いです。

ガラガラなのでそんな心配は不要です。

写真33. 私の日頃の行いが良かったので、上までくっきり姿を現した薩摩富士(開聞岳)

写真34. 最南端(そのような文句がなければ誰にも相手にされない!)

明らかに車で来ていて、列車の写真を撮る人もいました。こういう人から入場料金をとれば小遣い稼ぎになるのに、運転士は入場料金をとっていませんでした。もったいない。

写真35. 鹿児島県南部ののどかな風景

写真36. 鹿児島県南部ののどかな風景

列車は南国に近い地域をゆっくりと進みます。あまりにも気持ちよくて、途中寝ていました。列車はもの好きばかり乗せたまま、枕崎に到着です。日本最南端の終着駅です。考えてみれば、昨年は日本最北端の地まで足を運んでいました。やはり、北海道と九州は風土が異なりますね。厳しい北の地、温暖な南の地、そしてわが首都東京。

写真37. 枕崎駅(一度は行ってみてください)

枕崎でマグロラーメンを食べた(前日の夕食もラーメンでしたね)あとはバスに乗って鹿児島中央駅まで戻ります。プロフェッショナルはバスも巧みに使うのです。スーパー特急という種別でした。


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