2013年の夏に北海道に行きました。今はなき711系電車、津軽海峡線、北斗星に出会えました。そして、もうじきなくなる運命の新夕張-夕張の鉄路にも触れ合いました。今回は津軽海峡線や711系との出会いが記されています。
寝台券の入手
旅行に行くには準備をせねばなりません。そこで、乗車券・特急券の入手、宿泊先の予約をいたしました。今回のキーは北斗星と考えましたから、10時打ちを狙いました。以下、北斗星乗車日の1か月前の7/14の様子を晒します。
※現在、JR東日本の駅では10時打ちの事前受付を行っていないようです(私の見た限りです)。
夏の北斗星は競争率が高いですから、1番に打ち出してもらわねばなりません。そのため、指定席券の事前受付を利用しました。最寄駅の受付時刻は4:10でしたので、30分近く前に着けば余裕と見込んで3:45に並びました。先客がいて落胆しました(2番目でした)。ここでの予約を済ませた後、隣駅が7:00受付開始でしたから、5:30に並びました。先客がいてびっくりです。この駅のマルスは2台ありますから、実質1番です(そのマルスで1番になれば良い)。7:00の事前受付開始時点で19人も並んでいました。結果は、1つのみソロをゲットです。
また、乗車券は北海道全線フリーきっぷとし、現地の移動は自由席にいたしました。持ち物が多いと億劫ですから、所持品はなるべく少なくしました。大型時刻表のかわりに道内時刻表を持参、着替えの一部は現地で洗濯して再び着用、1泊目と3泊目は同じ宿泊先利用で2日目の荷物を減量、などの策を実行しました(1泊目の宿泊先に荷物を預けてもらえるか事前に確認しました)。着替えが少なくて済みますから、夏の旅行は良いですよね。
北海道上陸まで
本当ははやぶさに乗りたかったのですが、はやぶさ1号の指定席が満席でしたから、やむを得ずはやて71号にしました(結果的には功を奏します)。盛岡でこまち号を切り離すので、盛岡で7分停車。その間にわがはやて号をパチリ。
写真1. 盛岡でのはやて71号
新青森からの特急の大混雑が予想されましたので、早めの乗り換えが重要と思い、七戸十和田を発車したらデッキで待機。通りがかった車掌に右側の扉が開くことを確認。プロフェッショナルとしての最低限の心得ですね。新青森で乗り換えたら自由席は長蛇の列。まるで789系がアイドルかのように到着を待ちわびています。はやぶさ1号にしていたら列の後半に並ぶことになり、座れなかったかもしれません。
新青森で前の方に並んでいたので、海側の座席に座れました。函館まで常に立客が途絶えることはありませんでした。というか、私の座席近くまで海外の観光客が足を踏み入れて本当にうるさかったです。
写真2. 485系と出会う
写真3. 本州の最果てを走る
写真4. 北海道新幹線建設現場の横を通る
列車は485系とすれ違い(写真2)、本州最果ての地を行きます(写真3)。その後、北海道新幹線と合流します(写真4)。北海道新幹線が直線になるように配線が工夫されていたように記憶しています。その後、青函トンネルに入ります。
写真5. 北海道に入る
写真6. 江差線区間での海と函館山
写真7. 海がばっちり見える
北海道に入り、ひなびた景色を行きます(写真5)。その後、函館山が見えたり、海がきっちり見える区間を走ります(写真6-7)。江差線に入ると線形が悪くなるので、景色をゆっくり堪能できるのです。このように函館に着いたのです。
写真8. 785系の先頭車(これは普通ですね)
写真9. 785系の元先頭車(独自の外観ですね)
函館で列車の写真を撮りました。遊休だった785系を再活用したものですね。明らかに元先頭車だったことがうかがえます。この車両に乗車したかったのですが、自由席には充当されていませんでしたので、乗車できませんでした。この車両について、資源の有効活用か魔改造かというのは各自の判断に任せましょう。
北斗での移動と711系との出会い
函館に到着しましたら、次は札幌に向かいます。接続列車は12:30発の特急スーパー北斗9号ですが、車内は既に立客が居る状況。軟弱者の私は札幌まで立てません。そのため、函館で昼食をとって、北斗91号で札幌に向かうことにしました。
函館駅前は函館の中心から遠いらしく、路面電車で移動します。観光ガイドブックで函館のB級グルメが紹介されていました。せっかくなのでそこに行こうとしましたが、そこは長蛇の列でしたので、断念いたしました。なので、ラーメンです。美味しくいただきました。函館駅まで路面電車で戻りましたが、その際に写真を撮りました。
写真10. 広告電車(このブログに掲載されたことでこのインターネット会社の広告効果は向上しましたね)
写真11. 低床車(私の日頃の行いの良さの証明ですね)、十字街にて
写真12. 函館駅
函館からは特急北斗91号に座るため並びます。所定5両編成のところ、7両編成まで増結されていました。ただし、自由席の増結はありません。自由席よりも指定席の方が儲かるからなのかな?いくらファイアーしたからといっても本数を減らしすぎですね…。
私は先頭車に座りましたが、キハ183系0番台のため前面展望はお預けです(500番台を期待したのに)。何箇所か景色を撮影しましたので、写真を晒します。
写真13. 大沼と駒ケ岳
写真14. 美しい駒ヶ岳
写真15. 美しい駒ヶ岳
前半戦のハイライトが駒ケ岳です。大沼と絡めた表情(写真13)、単独の表情(写真14)、畑との調和(写真15)など、さまざまな表情を見せてくれます。
写真16. 美しい内浦湾(長万部→洞爺で撮影)
写真17. 300kmを走った達成感につつまれた車両
中盤のハイライトは美しい内浦湾でしょう。たとえば、岬とのツーショットです(写真16)。私は途中で寝たりしながらゆっくりと時を過ごしました。東室蘭を出てから立客がいました。すずらんをもっと走らせましょうよ!ここまで充当されたのは183系0番台です(写真17)。ファンには人気の車両ですが、私は前面展望が可能な500番台のほうが好みです。
札幌に着いたらニセコライナーの爆走を楽しみたいところ。手稲まで体験乗車しました。いつの間にか6両編成の後ろ3両は小樽止まりになっていたのですね。知りませんでした(私の認識では倶知安まで6両編成でした)。琴似を発車したらあっという間に120km/hに達しました。
写真18. 手稲を発車したニセコライナー(でもニセコまで行かないけど…)
写真19. 私に「用はない」と一方的にいわれた手稲駅前の光景(手稲こそ「お前に用はない」といいそう)
手稲に用はないので、すぐさま手稲から札幌に引き返します。手稲から札幌まで転換クロスの721系か、ステップレスの733/735系(乗車経験なし)に乗れると良いな。そんな風に考えていました。
手稲駅でホームに降りると大きめのブロアー音が聞こえます。もしかしてこれは…
711系だ!しかも原色編成!!
写真19. 手稲駅で遭遇した711系
写真20. 711系の内装
写真21. 711系は扇風機がありがたい
写真22. 手稲山を望む(稲積公園付近)
普通の人から見ると単なる古い冷房なしの電車。でも会いたかったのです。札幌まで18分間、至福の時を過ごしました。ただし、周囲から見たら変な人に見えたことでしょう(言わなくともわかっているって?まあそれは)。札幌駅で発車時の動画を撮影しようとしたら、電池切れで撮影できなかったことは秘密です。
写真23. 札幌でたたずむ711系
さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?
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13年夏北海道旅行記~寝台券の入手と札幌までの鉄路:今ココ!
13年夏北海道旅行記~スーパー宗谷での稚内への移動と稚内観光(次)→
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