旧中山道の宿場だった醒ヶ井。あまり有名ではありませんが、いにしえの雰囲気が楽しめる場所でもあります。そんな醒ヶ井を堪能しました。
写真1. いにしえの日本を感じさせる一角
復習:醒ヶ井の概要
醒ヶ井の概要を簡単にまとめます。
図1. 醒井宿の位置(googleマップより引用)
醒井宿の概要を簡単に記しました(表1)。
表1. 醒井宿の概要
場所 | 滋賀県米原市 |
魅力(概要) | 昔からの日本家屋が残る歴史地区 |
アクセス(東京から) | 東海道新幹線を米原駅で下車後に東海道線大垣方面に乗りかえ |
アクセス(大阪から) | 新快速または新幹線で米原駅で下車後に東海道線大垣方面に乗りかえ |
非常に簡単に述べると、日本家屋が立ち並ぶ滋賀県東部の観光スポットということです。ただし、店舗が多くなく、宿泊施設も多くありません。そのため、醒井宿を目的に訪問するよりも、観光ついでに立ち寄るのがベストです。
醒井は旧中山道であり、現在は東海道線が通過します。そのため、アクセスはそこまで不便ではありません。東京からは1時間に1本、名古屋まで速達タイプのひかり号が運転されており、米原にもとまります。その米原から東海道線大垣方面行き(普通大垣行きか新快速豊橋行きが多い)に乗れば1駅で醒ヶ井です。
アクセスに関しては以下の記事もご参照ください。
※この列車にそのまま乗れば米原に行くことができます。
※東京からの利用だと反対方向に向かうことになります。
実際に醒ヶ井を歩く
御託はこの程度にして、実際に醒ヶ井を歩きましょう!私は名古屋から在来線経由で来ました。
写真2. 静かな醒ヶ井駅構内
静かな醒ヶ井駅構内です(写真2)。小さい駅なので迷うこともありません。職員さんの休憩時間以外は改札の窓口も開いており、無人駅ではありませんでした。JR東海はその点はしっかりしているように感じました。
写真3. 地方らしい駅舎
地方らしい駅舎です(写真3)。雨風しのげる場所で列車を待てるのは良いことです。物々しい看板が自然の驚異を感じさせます。
図2. 今回の歩行経路(googleマップより引用)
今回の歩行経路を示しました(図2)。国道21号線ではなく、並行する旧中山道を通るのがポイントです。
写真4. 旧中山道を歩く
旧中山道を歩きます(写真4)。
写真5. 風情ある街道を歩く
風情ある街道を歩きます(写真5)。通過流動は国道21号線と名神高速が担っていますので、ここ旧中山道は
写真6. 橋が見えてきた
橋が見えてきました(写真6)。何があるのでしょうか?
写真7. 小川がある
小川がありました(写真7)。水がきれいな川です。
写真8. 小川沿いを歩く
小川沿いを歩きます(写真8)。雪解けの水が流れる時期などは異なるかもしれませんが、GWに限れば川の流れもゆっくりしており、風情ある通りです。
写真9. 神社が見える
加茂神社が見えます(写真9)。このときは小雨かつ寒い気候でしたから、ここを登るのはパスしました。次に醒ヶ井に来たら登ってみたいものです。
写真10. 名神高速沿いを歩く
名神高速沿いを歩きます(写真10)。このあたりで醒ヶ井の風情ある通りは終了です。
写真11. 復路も同じ通りを歩く
復路も同じ通りを歩きます(写真11)。いくつか商店がありますが、大型連休中の平日という事情か、臨時休業している場所もあったと記憶しています。
写真12. 風情ある通りを歩く
風情ある通りを歩きます(写真12)。これだけの魅力なのに人が少ないのはなぜなのでしょうか。最寄駅は新幹線停車駅から1駅、運転間隔は30分間隔が基本、さらにと、「地方」としては破格の利便性なのにです。人がいないから店にも入りにくい、そう感じてしまいます。
写真13. 橋の様子
先ほどの橋まで戻ってきました(写真13)。車道は橋を渡り、歩行者は橋を渡らずに駅方向(写真13でいう右方向)へショートカットできます。
写真14. 橋が見える
その橋を別の角度から撮影しました(写真14)。
写真15. 川沿いに並ぶ家並み
川沿いに家が並びます(写真15)。
写真16. 住宅の密度が高い
住宅の密度が高く感じます(写真16)。
写真17. 醒井郵便局
米原市醒井宿資料館(旧 醒井郵便局)です(写真17)。せっかくなので入ろうと思いましたが、月曜は定休日で本日は月曜です。
写真18. 駅前に食堂がある
駅前に食堂があります(写真18)。
図3. かなやkitchenの位置(googleマップより引用)
参考に地図を示しました(図3)。駅から散策を始める前に食事をしても良いですし、散策の終了時に寄っても良いでしょう。私は散策後に行きました。散策後半は雨が上がっていましたから、前半にここに寄れば雨に降られる時間が減り、満足度の高い散策になったかもしれません。
写真19. にじます丼をいただく
にじます丼をいただきます(写真19)。この日は朝に新幹線のなかでフランスパン、名古屋駅できしめんを食しましたが、不思議と平らげました。
写真20. 醒ヶ井駅に戻ってきた
醒ヶ井駅に戻ってきました(写真20)。黒い建物でモダンに見えますが、そのようなことはなく、外壁がイカしているだけです。
醒ヶ井を散策してみて
写真21. 醒ヶ井の風情
風情ある旧中山道の宿場町でした。それだけにゆっくりできるスポットが少なく、残念に感じました。その魅力がないから人が来ないのか、人が来ないからそのようなスポットが少ないのか、は水掛け論になりましょう。
近くの京都よりも空いていてゆっくりできる観光スポットと感じますが、人通りが少ないと魅力に欠けるように感じてしまい、観光地の魅力の1つに適度な人通りがあると改めて実感しました。
一部の有名観光地では、とりわけ外国籍の人が集中することによるキャパシティオーバーが社会問題になっていると聞きます。そうであれば、国を挙げてこのような「穴場」観光地に人を誘導する施策を取っても良いでしょう。ポテンシャルは決して劣らないと思うので…。
果たして前後はどこに行ったのでしょうか?
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醒ヶ井の街歩き:現在地
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★今回の旅行の全体像は24年GW旅行の振り返りに記載しています。
★この日の主な移動手段の時刻は以下の通りです。
ひかり633号 | 東京7:33→名古屋9:14 |
特別快速 | 名古屋9:45→大垣10:27 |
東海道線普通 | 大垣10:41→醒ヶ井11:11 |
東海道線普通 | 醒ヶ井12:41→米原12:46 |
新快速 | 米原12:50→大阪14:13 |
名門大洋フェリー | 大阪南港19:50→門司8:30 |