九州の特急で存在感を放つ特急ソニック。その特急ソニックには2種類の車両がありますが、よりソニックらしい「青いソニック」に乗り、ソニックワールドを堪能しました。また、安く乗るためのテクニックも記載しました。
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写真1. 疾走してきて少し休む883系電車
復習:日豊本線の特急
日豊本線の特急とソニックの概要
小倉-大分は日豊本線です。日豊本線は小倉-鹿児島の路線ですが、特急は事実上3分割されています。原則は以下の通りです。
- 特急ソニック:(博多-)小倉-大分
- 特急にちりん:大分-宮崎(-宮崎空港)
- 特急きりしま:宮崎-鹿児島中央
大分より北側は利用客はそれなりにいますが、大分以南は利用客が少なく、車両もやや古めです(九州新幹線開業で鹿児島本線の精鋭車両が九州全土に配置転換され、国鉄車は廃絶されましたが)。そのような理由があり、大分で分断されています。もっとも、車両運用の関係か、博多から宮崎空港まで向かう特急も存在します。
博多-小倉-大分は毎時2本が運転され、おおむね下記の通り博多から大分まで2時間10分前後で運転されます。
- 速達タイプ:停車駅が厳選され(朝夕は若干増えるが)、博多-大分を2時間5分前後、小倉-大分を1時間20分前後結ぶ
- 停車タイプ:利便性に力点を置き、博多-大分を2時間20分程度、小倉-大分を1時間30分程度で結ぶ
芸が細かいと感じるのは、博多-小倉で速達タイプと停車タイプで所要時間が6~7分(日中時間帯の場合)が異なります。そのため、速達タイプの20分後に停車タイプを発車し、小倉でほぼ30分間隔にしています。そして、乗客の多い時間帯は別途博多-小倉の特急を運転し、博多-小倉の乗車チャンスを確保しています(日中の場合、下りのダイヤホールに対し、博多から折尾まで先着の区間快速が補完、上りは小倉から博多まで区間快速が先着)。
会社が異なるといえ、博多-小倉は新幹線が通り、毎時4本が確保されており、小倉から特急ソニックに乗る人も多いでしょう。そのため、小倉をほぼ30分間隔で出発するのはある意味理にかなっているのです。
図1. 小倉駅と大分駅の位置関係(googleマップより引用)
特急ソニックは速達性が売りですので、振り子式車両の883系電車と885系電車が使われています。
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写真2. 白いソニックの885系電車(武雄温泉で撮影)
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写真3. 白いソニックの885系車内(白いみどりで撮影)
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写真4. 883系ソニックの外観(ちょうど2本撮影できた、小倉で撮影)
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写真5. 883系電車の車内(大分で撮影)
883系電車はもともとはもう少し攻めた内装でしたが、885系電車に似せた内装にリニューアルされています。個人的にはどちらも大人な雰囲気の内装で良いと思います。また、JR九州の新造特急車は普通車でもシートピッチ1000mmと居住性は高いです。いずれも揺れることを前提に、座席に手すりが設置されています。
特急ソニック号の料金
特急ソニック号の料金は以下の通りです(表1)。
表1. 特急ソニック号に必要な運賃と料金の合計(通常期)
区間 | 自由席 | 指定席 | グリーン席 |
博多-大分 | 5,940円 | 6,470円 | 8,740円 |
博多-別府 | 5,940円 | 6,470円 | 8,740円 |
小倉-大分 | 4,330円 | 4,860円 | 7,130円 |
小倉-別府 | 4,330円 | 4,860円 | 7,130円 |
※繁忙期は200円加算、最繁忙期は400円加算(JR九州内の在来線には閑散期はありません)
単純な移動であればJR九州のWebサイトからインターネット限定のきっぷを手配するほうが安く済みます(表2)。
表2. インターネット予約の場合の料金
区間 | 九州ネットきっぷ(普通車) | 九州ネット早特3(指定席) |
博多-大分 | 3,150円 | 2,550円 |
博多-別府 | 3,150円 | 2,550円 |
小倉-大分 | 3,040円 | 2,500円 |
小倉-別府 | 3,040円 | 2,500円 |
- 九州ネットきっぷ:会員限定の運賃+特急料金合計のセット価格。受取前であれば直前まで変更可能。乗り遅れは後続の自由席を利用可能。
- 九州ネット早特3:会員限定の運賃+特急料金合計のセット価格。受取前に限り3日前まで変更可能。乗り遅れは乗車券のみ有効。
予定に変更が生じる場合は九州ネットきっぷが適切で、早めに予約できて予定に変更が生じる可能性が低い場合は九州ネット早得3が適切ということになります。いずれもJR九州管内の指定席券売機での引き換えが必要です。せっかくインターネットで予約しているのですから、欧州各国のようにQRコード表示にすれば良いと思います。特に、席が限定されている九州ネット早得3は複製のリスクはないのですから…。
このようなきっぷを使うことは難しくありません。JR九州公式サイトで列車を検索すると、適用される割引が表示され、かつその説明へのリンクが表示されるためです(図2)。
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図2. JR九州の検索結果一覧(画像のためクリックできません!)
今回は何本かの列車を乗りつぐことから乗車券をまとめたいと思い、日々お世話になっているえきねっとで予約し、JR東日本管内の駅で受け取ったのですが…(ポイントもあるし…)。
特急ソニック(883系)グリーン車の車内
特急ソニックにはグリーン車が連結されています。小倉-大分をたまに走るにちりん号ほどの豪華さはありませんが、グリーン車としてはそれなりのレベルです。
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写真6. 普通車との間にデッキがある
1両まるまるグリーン車ではなく、普通車と同居しています(そのような車両が多いためか、JR九州の放送ではグリーン車と呼ばずにグリーン席と呼ぶことが多いです)。その境界にデッキがあります(写真6)。JR九州では783系電車で車両中央にドアがある構造を採用しており、車両中央にデッキを配置することに抵抗は少ないのでしょう。
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写真7. デッキからグリーン席への通路
デッキとグリーン席の間の通路を歩きます(写真7)。ここの左側にはトイレがあります。
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写真8. デッキを振り返る
デッキを振り返ります(写真8)。
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写真9. グリーン車に入る
グリーン車に入ります(写真9)。床こそカーペットですが、白い壁、アルミパネルがあり、近未来的な空間にも見えます(近未来的なモダンな配色であれば黒系を活用すると良いですが)。縦方向に窓が2枚あるように見えますが、荷棚の下側に反射しているためです。
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写真10. グリーン席
グリーン席を反対側から眺めました(写真10)。背面側のアルミパネルが見えないぶん、雰囲気が異なります。
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写真11. 2人がけの座席
883系(885系を含むJR九州の車両はそうだが)のグリーン席は2列+1列配列でどっしりとしています。その2人がけのほうです(写真11)。窓側の席にはコンセントがあります。
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写真12. 1人がけの席
1人がけの席です(写真12)。こちらにもコンセントがあります。
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写真13. 荷物棚の様子
荷物棚の様子です(写真13)。航空機のようにふたが付いており、荷物を入れていてもすっきりとした見た目です。そのかわり忘れやすいのですが、大きな荷物ならそう忘れないでしょう!
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写真14. 荷物たなのふたを開いた様子
荷物たなのふたを開いた様子です(写真14)。この写真だとわかりにくいですが、中は赤です。
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写真15. 最前列にはテーブルがある
最前列にはテーブルがあります(写真15)。
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写真16. 足のせとテーブル
足のせとテーブルが備わっています(写真16)。
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写真17. そのほかの席の足のせ
そのほかの席の足のせです(写真17)。
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写真18. 天井の様子
天井の様子です(写真18)。787系や885系と同じく、進行方向の向きに細かなスリットが入っています。
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写真19. パノラマキャビンがある
883系電車にはパノラマキャビンがあります(写真19)。このような遊び心あふれる空間は良いですね!
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写真20. パノラマキャビンの様子
パノラマキャビンの様子です(写真18)。水戸岡先生のデザインらしく木がふんだんに使われています。照明も電球色であり、グリーン席とは雰囲気が異なります。いすの座り心地はそこまで良くなく、あくまでも気分転換で短時間の滞在だけと割り切られている空間です。
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写真21. パノラマキャビンの様子
パノラマキャビンの様子です(写真21)。ここは区切られているように見えますが、ドアはありません。ここで会話が盛り上がると周囲に迷惑をかけそうです。
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写真22. トイレの様子
グリーン席近くにトイレがあります(写真22)。2000年ごろのJR九州らしさを感じさせる内装です。
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写真23. トイレのドア
トイレのドアです(写真23)。
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写真24. 洗面台もある
洗面台も併設されています(写真24)。
特急ソニックの小倉から大分までの車窓
さて、実際に乗りましょう!
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写真25. 博多から特急ソニックが入ってきた
博多から特急ソニックが入ってきました(写真25)。線形の関係で小倉へは西側から入ります。そのため、ここで進行方向が変わります。
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写真26. 小倉で座席の向きを変えている乗客
小倉で進行方向が変わり、座席の向きを変える乗客です(写真26)。事情をよく知っている人が向きを変え始め、周囲がそれに続くかたちでしょうか。
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写真27. 最前列に着席
最前列に着席しました(写真27)。
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写真28. いつの間にか速度を出していた
車内設備に感心し、座って少し経過したらいつの間にか速度を出していました(写真28)。
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写真29. 郊外に入る
北九州の市街地を抜け、郊外を走ります(写真29)。グリーン席のどっしりした座席に座っていても、速度感が伝わるくらいブンブン走っています。
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写真30. 里山的な風景に入る
里山的な風景に入ります(写真30)。
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写真31. 住宅街もある
とはいえ、北九州市の中心部から遠くなく、宅地開発されている場所もあります(写真31)。
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写真32. 市街地を走る
市街地を走ります(写真32)。
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写真33. 再びのどかな風景になった
再びのどかな風景に変わりました(写真33)。このあたりは日中でも普通が約20分間隔で運転されていますが、この風景を見るとその程度の本数で良いのかもしれません。
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写真34. 小波瀬川を渡る
小波瀬川(おばせがわ)を渡ります(写真34)。
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写真35. 高架区間に上がる
高架区間に上がります(写真35)。
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写真36. 都市を走る
行橋の市街地を走ります(写真36)。
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写真37. 行橋に停車!
行橋に停車します(写真37)。速達タイプも停車する駅です。
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写真38. 行橋を発車!
行橋を発車しました(写真38)。
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写真39. 田園風景に入る
田園風景に入ります(写真39)。
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写真40. 里山の光景が広がる
里山の光景が広がります(写真40)。水田のように見えますが、5月に入ったばかりの時期にここまで色づくことはないでしょう。そのため、麦畑なのでしょう。
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写真41. ヤシの木がある
ヤシの木があり、南国にいることを実感します(写真41)。左に見えるのはスーパーマーケットです。全国にある程度展開しているチェーンのようですが、ピンポイントで東京都にはなく、新鮮な気持ちです。
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写真42. ブンブン走る
ブンブン走ります(写真42)。
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写真43. 山国川を渡る
山国川を渡ります(写真43)。福岡県から大分県に入ります。
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写真44. 古い家が広がる
古い家が広がります(写真44)。古い家が多いのは西日本地区らしさを個人的に感じます。
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写真45. 中津に停車!
中津に停車します(写真45)。ここまでは福岡県の都市圏に位置し、普通も毎時1本が約束されていましたが、ここからは険しい地形に変わります。曲線も多くなり、振り子車両の真価が発揮されます(ここまでも最高速度に近い速度で走るという意義はありました)。
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写真46. ご当地のスーパーマーケットが見える
グッデイというスーパーマーケットが見えます(写真46)。東京地区で見慣れないと思いましたが、それもそのはず、山口県と北部九州地区にしか進出していない小売店です。このような現地のチェーン店を見ると、改めて居住地から遠い場所に来たことを実感します。
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写真47. 振り子車両らしい揺れ
振り子車両らしい傾きです(写真47)。このように車体を傾け、少しでも速度を出して所要時間を短縮しているのです。
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写真48. のどかな風景を走る
のどかな風景を走ります(写真48)。
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写真49. 山に徐々に近づく
山に徐々に近づきます(写真49)。
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写真50. 川を渡る
川を渡ります(写真50)。
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写真51. 山が近づく
のどかな風景ですが、山が近づきつつあります(写真51)。
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写真52. ブンブン走る
ブンブン走ります(写真52)。
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写真53. 山あいに入る
山あいに入ります(写真53)。
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写真54. 山間部を走る
山間部に入りました(写真54)。このあたりでパノラマキャビンに足を伸ばしました。
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写真55. ウネウネ走る
ウネウネ走ります(写真55)。
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写真56. ウネウネ走る
ウネウネ走ります(写真56)。
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写真57. 車体が傾く
振り子車両らしい傾きを撮影できました(写真57)。
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写真58. 少し開けてきた
少しだけ沿線が開けてきました(写真58)。山越え区間が終わったのでしょうか。
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写真59. のどかな風景を走る
のどかな風景を走ります(写真59)。
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写真60. 山の斜面を眺める
山の斜面を眺めます(写真60)。
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写真61. 山あいを走る
山あいを走ります(写真61)。速度はゆるみません。
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写真62. バスの車両基地の横を通過!
バスの車両基地の横を通過します(写真62)。
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写真63. 駅を高速で通過!
駅を高速で通過します(写真63)。もう別府の都市圏に入ったのでしょうか。
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写真64. 住宅街を疾走!
住宅街を疾走します(写真64)。別府というと温泉地のイメージがありますが、大分県でも第2の都市だけあり、建物も多いです。
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写真65. 住宅街を走る
住宅街を走り、温泉らしさはありません。種を明かすと、別府の温泉街は山の上にあり、線路から離れています。バスだと時間がかかるので、路面電車があると良いのにね!
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写真66. 高架線を走る
高架線を走ります(写真66)。
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写真67. 別府に停車
別府に停車します(写真67)。わがグリーン車からもそれなりに降りていました。博多から別府までは2時間近くかかり、グリーン料金を支払う意義も大きいのです。温泉地で大分県でも有数の都市だけあり、全ソニック号が停車します。
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写真68. 別府を発車!
別府を発車しました。
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写真69. 徐々に山が迫る
別府と大分は行政区分上は隣ですが、市街地が続くのではなく、両者の間には山が迫ります(写真69)。
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写真70. 山あいを走る
山あいを走ります(写真70)。
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写真71. 駅を高速で通過!
駅を高速で通過します(写真71)。
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写真72. 高架線に入る
住宅地を走っていると(速くて車窓が美しく撮影できませんでした)、大分の高架線に入りました(写真72)。
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写真73. 大分に進入!
終点の大分に進入します(写真73)。
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写真74. 大分では宮崎方面に同じホームで連絡
大分では宮崎方面の特急と同じホームで接続します(写真74)。大分からは2時間間隔で編成も短いため、乗りかえが必要です。このような事情はJR側の都合であり、大分で乗りかえる場合は特急料金は通算で計算されます。
感心したのは、以前に宮崎から大分まで特急にちりん号に乗り、大分から別府まで自由席の車内精算したときに、(宮崎から大分と宮崎から別府までの特急料金が同じであることから)いったんは支払ったものの、すぐに返金されたことです。
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写真75. 車両の行先も宮崎空港を明示
その証拠に車両の行先も宮崎空港を明示しています(写真75)。JR九州もわかっているのか、日中の接続列車は速達タイプのソニックです。
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写真76. 大分で停車中の様子
そのソニック号はしばらくとまっていました(写真76)。
特急ソニック号に乗ってみて
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写真77. 小倉に停車中の特急ソニック号
それなりに遊び心ある車内で、(やや古さが目立ってきつつありますが)接客設備もそれなりにセンスがあり、乗っていて快適な車内でした。
また、運転頻度も2024年ダイヤ改正から30分間隔に復帰し(2020年~2024年ダイヤ改正までは日中の速達タイプは運休または臨時列車扱い、2022年9月~2024年ダイヤ改正までは毎日設定され、事実上の定期列車と確認しました)、利便性の高いダイヤに復帰しました。振り子車両による速度確保など、「速くて便利」という交通手段における王道を確保した列車群です。
SNS上を中心にJR九州のサービス水準低下を嘆く声も聞こえます。このような声を事前に聞いていただけあり心して乗車しましたが、特急ソニックに関してはそのような感想をいだくことなく、快適で速い列車旅を楽しめました。
九州には高速道路が縦横無尽に伸びており、これらの対策のために本数、速度、快適な車内を提供してきました。しかし、道路網は日々充実されており、現状維持は相対的な後退を意味してしまいます。そして、古さも隠し切れなくなり、新型車両への置換も視野に入ることでしょう。
今後も遊び心をもたせつつ快適性を犠牲にしない車両を維持いただくとともに、部分的に残る単線区間を複線化したり、線形改良によるスピードアップをするなど、交通機関としての役割をさらに伸ばしていただきたいものです。もちろん、これはJR九州単独でできることではなく、地方自治体や日本国も含めてです。沿線風景を眺めると、特急ソニックや日豊本線北側にはそのようなポテンシャルはじゅうぶんにあると思うのです。