日本の大動脈、東海道新幹線。その代表的列車がのぞみ号です。そんなのぞみ号のグリーン車で京都から東京に移動しました。
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写真1. 京都にやってきたのぞみ160号
新幹線グリーン車での京都と東京の移動
新幹線グリーン車による京都と東京の移動の概要は以下の通りです(逆方向も基本は変わりません)。
- のぞみ号利用だと所要時間は2時間15分程度(品川だと2時間8分程度)、本数は毎時4本(定期列車のみ、ただし定期列車のみの日付・時間帯はめったにない)~毎時12本
- 価格は通常期で19,040円(京都市内と東京都区内の総額)、期間によって18,840円~19,440円
- 横4列で座席間隔は1160mmが基本で、一般的な欧州の1等車に比べ広い
詳細は以下に記します。
復習:京都と東京の移動
京都から東京への移動について、移動の概要とグリーン車の料金という面から基本的な内容を紹介します。
東海道新幹線による京都と東京の移動
(参考)図1. 京都と東京の位置関係(googleマップより引用)
まず、京都と東京の移動方法について簡単に紹介します。
- 所要時間:2時間11分~2時間15分(のぞみ号の場合最短は2時間7分)
- 運賃+料金:14170円(のぞみ号普通車指定席の場合、通常期の価格、時期によっては-200円~+400円の幅がある)
- 運転頻度:最低毎時4本(早朝・深夜除く、時期により最大は毎時12本)
非常に基本的な内容ですが、東海道新幹線の種別は以下の3つがあります。
- のぞみ:東京-新大阪で品川、新横浜、名古屋、京都のみに停車する最も停車駅が少なく、早い種類
- ひかり:のぞみほど早くないものの、ある程度通過駅のある種類。東京-新大阪(京都)でのぞみより30分程度多くかかる。(のぞみ+静岡県内に3駅停車)のタイプと(のぞみ+小田原または豊橋+岐阜羽島+米原)のタイプが各毎時1本が基本
- こだま:各駅にとまるタイプ。東京断面では毎時2本。名古屋以西は毎時1本(ひかり号がフォローし、名古屋以西でも毎時2本が停車)
速達性に優れるのぞみ号、各駅の輸送をこなすこだま号、そしてその中間のひかり号、といった位置づけです。東京・横浜・名古屋・京都・大阪の各都市を移動するにはのぞみ号が断然便利で、利用者ものぞみ号に集中します。そのため、数多くの臨時列車が運転されますが、その臨時列車は全てのぞみ号です。なお、最高速度はどれも285km/hで差はありません。これは性能を統一し、1本でも多くの列車を走らせるためです(このことから本記事では「速い」ではなく「早い」と書きました)。
東京-京都はのぞみ号が一般的でしょう。したがって、基本的な内容はのぞみ号を対象に示します。
多くの人が選択するのぞみ号の情報を記しました。通常は2時間15分程度で毎時4本以上運転されます。所要時間は列車により異なりますが、これは最大毎時12本ののぞみ号を運転し、かつ途中の駅でひかり号やこだま号を追い抜くタイミング次第で最高速度を出さない区間があるためです。のぞみ号の臨時列車は連休や長期休暇に限ったことでなく、平日にも運転されることが多いです。そのため、のぞみ号を利用する場面で定期列車か臨時列車を特段意識することもありません(臨時列車込みのダイヤを作成しているので、臨時列車であっても所要時間にも差はありません)。
東海道新幹線のグリーン車
東海道新幹線に限らず、JRの列車は基本的に以下の2種類の座席があります。
- 普通車:一般的な車両。(快速などを含む広義の)普通列車自由席であれば運賃のみで乗車可能。
- グリーン車:特別な座席などを備える車両。グリーン席でなくグリーン車(なので座らなくとも料金はかかる)。グランクラスも制度上はグリーン車の1つとされる。
簡単にいうと、やや高い料金を支払い快適性を享受する空間がグリーン車です。東海道新幹線にもあり、8号車~10号車がグリーン車です。空いていて平均乗車時間が短いであろうこだま号も含め、全列車で3両連結されています。これは東海道新幹線の折り返しは種類ごとになっておらず、こだま号の折り返しがのぞみ号であることもあり、全列車で基本的仕様が共通なためです。
ずばり、京都から東京までのグリーン利用時の総額は以下の通りです(表1)。
表1. 京都から東京までのグリーン車利用時の総額(乗車券は京都市内→東京都区内)
期間 | のぞみ利用 | ひかり、こだま |
---|---|---|
閑散期 | 18,840円 | 18,520円 |
通常期 | 19,040円 | 18,720円 |
繁忙期 | 19,240円 | 18,920円 |
最繁忙期 | 19,440円 | 19,120円 |
参考までに、JR東海公式サイトに掲載されていたカレンダーを掲載します。
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では、グリーン車の料金はどうなっているのでしょうか(表2)。
表2. 東海道新幹線(山陽新幹線、九州新幹線、JR東海、JR西日本、JR四国の在来線特急含む)のグリーン料金
営業キロ | グリーン料金 | 区間例 |
---|---|---|
100キロまで | 1,300円 | 東京-小田原、品川-熱海 |
200キロまで | 2,800円 | 東京-静岡、名古屋-新大阪 |
400キロまで | 4,190円 | 東京-名古屋、静岡-新大阪 |
600キロまで | 5,400円 | 東京-新大阪(新神戸)、名古屋-広島 |
800キロまで | 6,600円 | 東京-岡山(福山)、名古屋-小倉 |
801キロまで | 7,790円 | 東京-鹿児島中央 |
乗車する距離によってグリーン料金が変わります。東京から京都であれば、普通車指定席よりも4,870円の追加です。表1を見ると5,400円ですが、実際は普通車指定席の価格から530円を引いた後の金額です。そのため、4,870円と記述しました。本記事では関係ありませんが、新幹線で東京-鹿児島中央を移動する際は改札を出ない限り、グリーン料金は通しです。
補足もともとグリーン車の料金は普通車自由席との価格差(普通車自由席は普通車指定席より530円安い)で示されていました。しかし、2023年4月1日よりグリーン車や寝台車にも繁忙期・最繁忙期・閑散期が設定され、自由席(通年で価格が一致)との価格差で説明できなくなりました(通常期なら説明できますが)。そのため、特急列車のグリーン車をご利用の場合の特急料金は、乗車日に適用される普通車の指定席特急料金から530円引き(JR東海公式サイトの記述)という回りくどい表現になっているのです。
航空機+ホテルあるいは新幹線+ホテルのようなプランだと3連休でも50,000円という価格を確認しました(これは一例ですが)。ホテル1泊で15,000円程度かかることを考えると、往復で20,000円計算と(普通車指定席であることを考えても)割安に見えます。しかし、このようなプランは当日の列車の変更が不可能だったり、列車に乗り遅れの際のフォローがなかったり(このあたりはプランによります)と自由度が低いです。したがって、正規の乗車券で乗るよりも制約が高いことを理解し、差額と自由度を踏まえご自身の価値観で判断されると良いでしょう。
当日に同じ区間の列車時刻だけを変更する場合、自動券売機で変更が可能なことも多いので、そのような意味で正規乗車券の自由度は高いです。
のぞみ号のグリーン車車内
では、のぞみ号のグリーン車車内の様子を紹介します。
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写真2. グリーン車の車内
グリーン車の車内全体です(写真2)。新幹線のグリーン車は横2+2列配列の横4列配列です。横5列の普通車と比べ、横幅にゆとりがあります。
電球色の照明、赤系の色相の床(よく見るとやや赤みがかかったグレーです)と座席と、高級な空間にふさわしい色合いです。日曜の午後の便だからか、ほぼ満席です。
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写真3. 座席の様子
座席の様子です(写真3)。茶色の重厚な座席です。
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写真4. 座席を横から眺める
座席を横から眺めます(写真4)。窓の上の間接照明が印象に残ります。
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写真5. 着座時の視線
着座時の視線です(写真5)。電光掲示板からN700Sとわかります。
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写真6. 座席背面の様子
座席背面の様子です(写真6)。ちょっとした物置と背面テーブルという特急や新幹線の座席では標準的なものです。
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写真7. 足載せがある
足元に視線を移すと、足載せがあります(写真7)。
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写真8. 足載せを展開
足載せを展開しました(写真8)。姿勢次第では足載せを活用するのも良いと思います。
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写真9. テーブルを展開
テーブルを展開します(写真9)。グリーン車のシートピッチ(座席の前後間隔)は1160mmなことが多く、座席とテーブルの間隔が開き不便な思いをすることもあります。
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写真10. テーブルを手前に引き出す
テーブルを手前に引き出すこともできます(写真10)。これでテーブルとの距離が遠くて不便なこともありません。
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写真11. ひじかけにテーブルが内蔵されている
ひじかけにテーブルが内蔵されています(写真11)。
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写真12. テーブルを広げた
テーブルを広げました(写真12)。小さいテーブルですが、4人向かい合わせにした際には重宝します。なお、ドリンクホルダーは付いておらず、飲み物はテーブルに置くことが多いと思います(窓側席なら窓枠に置いても良いですが)。
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写真13. 補助照明もある
補助照明もあります(写真13)。ひじかけにスイッチがあります。
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写真14. 補助照明が点灯!
読書をしたり書類を確認する際にはこのような補助照明が役立ちます(写真14)。
ドリンクホルダーがないことを除けば、それなりに完成された車内のように見えました。本記事を執筆している段階では車内販売について動きがありますが、グリーン車については車内販売は継続される見込みで、乗車中の飲食という意味でも問題ないでしょう。
のぞみ号のグリーン車での実際の移動
では、実際に移動しましょう。
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写真15. のぞみ160号東京行き
私が乗ったのは、のぞみ160号東京行きです(写真15)。このなかで、のぞみ32号のみが定期列車ですが、このように臨時列車が多く運転されていることがわかります。
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写真16. のぞみ号が入ってきた
のぞみ号が入ってきました(写真16)。
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写真17. グリーン車もそれなりに人が並ぶ
夏の多客期ということもあり、グリーン車にもそれなりに並んでいます(写真17)。夏の京都は暑く(ホームに立っているだけでもしんどかったです)、暑さで観光するには向いていなさそうですが、市街地から離れると多少涼しいのでしょうか。
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写真18. 車内はほぼ満席
車内はほぼ満席です。東海道新幹線に乗って思うのは、新横浜と京都の間は(名古屋で入れ替わりがあるとはいえ)通年でかなり乗っている印象です。それだけ関東と関西の行き来は多く、中京地区との行き来も含めた東海道新幹線は混雑するのが自然なのでしょう。
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写真19. 京都を発車していた
そんなことを考えていたら、京都を発車していました(写真19)。
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写真20. 滋賀県に入り田園風景が広がる
滋賀県に入り、田園風景が広がります(写真20)。
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写真21. 小さな山がある
田園風景のなかに小さな山もあります(写真21)。いかにも日本の風景といった風情です。
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写真22. いつの間にか関ケ原周辺に進んでいた
車内でくつろいでいたら、いつの間にか関ケ原周辺に進んでいました。
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写真23. やや遠くに大垣の市街地が見える
やや遠くに大垣の市街地が見えます(写真23)。関ケ原付近と名古屋付近の間は新幹線と在来線がやや離れています(図2)。新幹線はショートカットしている格好です。
図2. 岐阜県内の新幹線と在来線の位置関係
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写真24. 岐阜羽島付近を走行中
岐阜羽島付近を走行中です(写真24)。駅前に既存の市街地がないことを逆に利用し、駐車場などが整備され、意外と広い範囲から集客していると聞きます。
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写真25. 在来線と並走する
在来線と並走します(写真25)。ちょうど東海道線の快速系が並走していました。時刻からして特別快速豊橋行きでしょう。
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写真26. 名鉄も近づく
名鉄も近づいてきました(写真26)。夕日が反射し、ステンレス車体が輝いています。
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写真27. 名古屋に停車!
京都を出て最初の停車駅、名古屋に停車します(写真27)。わずか34分で到着です。これだけの所要時間であれば、最悪立っていても良いと思います。昔の格言でいうと「立たせても30分」でしょうか。
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写真28. 名古屋を発車!
名古屋を発車しました(写真28)。次の新横浜まで78分間ノンストップです。
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写真29. 名鉄と並走
名古屋を出て少し経つと名鉄の線路と並行します。このときは名鉄の電車と並走していました(写真29)。
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写真30. 線路群と分かれる
そんな線路群とはすぐに分かれます(写真30)。
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写真31. 住宅街を走る
住宅街を走ります(写真31)。工場らしき建物もあり、製造業が盛んな中京地区らしい光景に見えます。
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写真32. 田園風景が広がる
そう思うと田園風景が広がっていました(写真32)。
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写真33. 豊橋を通過!
豊橋を通過します(写真33)。広い意味で名古屋都市圏の東の一角に位置し、それなりに利用者もいる駅です。新幹線では珍しく、地平にホームがあります。
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写真34. 水辺の風景
水辺の風景が広がります(写真34)。
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写真35. 浜名湖が広がる
浜名湖が広がります(写真35)。
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写真36. 水辺の風景
水辺の風景です(写真36)。
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写真37. 都市郊外の風景
浜名湖を過ぎると都市郊外の風景が広がります(写真37)。
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写真38. 在来線が近づく
在来線が近づいてきました(写真38)。
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写真39. 浜松を通過したところ
浜松を通過したところです(写真39)。時刻表の営業キロ上は京都と東京の中間付近です。
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写真40. 天竜川を渡る
天竜川を渡ります(写真40)。
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写真41. 田園風景を走る
田園風景を走ります(写真41)。
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写真42. 大井川を渡る
大井川を渡ります(写真42)。
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写真43. 静岡付近を走行中
静岡付近を走行中です(写真43)。
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写真44. 富士川を渡る
富士川を渡ります(写真44)。
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写真45. 富士山は見えない
このあたりから富士山が見えるはずですが、雲に隠れているのか富士山は見えませんでした(写真45)。
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写真46. 山越えがある
静岡県東部から山越えがあります(写真46)。
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写真47. 神奈川県に入っていた
車内でくつろいでいると神奈川県に入っていました。小田原手前の風景です(写真47)。
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写真48. 住宅が増えてきた
小田原を過ぎ、住宅が増えてきました(写真48)。首都東京に徐々に近づいたことを実感します。
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写真49. 横浜市の住宅街を走る
横浜市の住宅街を走ります(写真49)。
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写真50. 新横浜に近づく
新横浜に近づきます(写真50)。新幹線開業以降、横浜の副都心として発展してきました。もしも新幹線が横浜駅を通っていたらどうだったでしょうか。
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写真51. 新横浜に停車!
新横浜に停車します(写真51)。横浜線が見えます。
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写真52. 新横浜を発車!
それなりに乗客が降り、新横浜を発車しました(写真52)。新横浜の駅の位置からして、利用客は神奈川県中央部や多摩地区を目的地とする乗客も多そうです。
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写真53. 多摩川を渡る
多摩川を渡り、東京都に入りました(写真53)。
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写真54. 住宅街!
住宅街が広がります(写真54)。Pのマークが目立ちますが、何でしょうか。
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写真55. 大崎副都心が見えてきた
大崎副都心が見えてきました(写真55)。東京都はおろか山手線内まで戻りつつあることを実感します。
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写真56. 品川でかなり降りた
品川でかなり降りました(写真56)。2003年の品川駅開業は東京23区の西部や南部に大きな恩恵があったことがわかります。同時に、東京23区や神奈川県北部から近い羽田空港への対抗策としても有効です。このようなことを品川で空いたことで実感します。
他方で、都心部で終点なので都心部で新幹線が空くことは1つの課題ともいえます。規格や営業施策は異なるので困難ですが、東北新幹線系統と直通していれば、この空席に東京23区南部-仙台方面の乗客が乗り、都心部の各路線の混雑がやや緩和したのでしょう。
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写真57. 都心部を走る
都心部を走ります(写真57)。こうして東京駅に到着したのでした。
新幹線のぞみ号のグリーン車に乗ってみて
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写真58. 少数ながらこのようなニーズもあるでしょう(スイスのICで撮影)
新幹線のぞみ号のグリーン車。日本で最も多くの人が乗るグリーン車でしょう(もしかしたら首都圏の普通列車グリーン車のほうが利用人数が多い?)。そこはくつろぎにふさわしい空間でした。ビジネスマンが多い東海道新幹線の特性を踏まえれば、このような車内は最適解でしょう。また、欧州の1等車よりも足元が広い点も見逃せず、そのような意味では高速鉄道の座席では世界最強クラスといっても過言ではありません。
欧州の車両の1例として、ドイツの高速鉄道の1等車(日本のグリーン車に相当)の車内を特集しています。
また、JR東海はグリーン車含めてスピードアップと輸送力増強にまい進してきた歴史があります。手元の1988年3月時刻表と比較すると、以下の通りの変遷です(表3)。
表3. 京都と東京の所要時間と本数の推移
所要時間 | 本数(毎時の最大) | |
---|---|---|
1988年3月 | 2時間40分程度 | 6本(ひかり) |
2023年3月 | 2時間15分程度 | 12本(のぞみ) |
早く移動するように努力されてきました。それもかつてなかった品川に停車しての結果ですから、(新幹線駅への移動時間が短くなったことを踏まえると)実質的なスピードアップはさらに大きいでしょう。
さらに本数も倍増され、最繁忙期の供給座席数も増えてきました。これはかなりの進化です。
一方、欧州の高速列車には食堂や(車両によっては)個室もあります。新幹線は速度と(広めのシートぴ一トと両立する)座席数を追い求め、他の要素を切り捨ててきた側面があります。また、普通車の車内販売や喫煙スペースもなくそうとしています。最大多数の最大幸福を追い求めるのにはこのような施策も合理的でしょう。しかし、多様性が叫ばれるこれから時代、少数のニーズを応えることも肝要だと思います。最大多数の最大幸福と少数ニーズの両立を探るのは大変です。それでも、日本一のポテンシャルを有するJR東海にはいろいろと期待します。
果たして前後はどこに行ったのでしょうか?
東海道新幹線のグリーン車の乗車記:現在地
★この旅行のまとめ:23年夏能登・金沢旅行のまとめと振り返り
(参考)この日の旅程は以下の通りです。
出発地 | 発時刻 | 手段 | 到着地 | 着時刻 |
---|---|---|---|---|
金沢の街歩き観光 | ||||
金沢 | 13:20 | サンダーバード24号 | 京都 | 15:36 |
京都 | 15:54 | のぞみ160号 | 東京 | 18:06 |