箱根ロープウェイに乗る(21年秋、風景と混雑状況を収録!)

記事上部注釈
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箱根でも雄大な風景を楽しめる箱根ロープウェイ。箱根での移動での白眉ともいえる存在です。そんな箱根ロープウェイを堪能しました。

写真1. 車両もきれいで窓も大きい

復習:箱根ロープウェイの概要

箱根ロープウェイは早雲山と桃源台を結ぶ路線です。途中に大涌谷という有名観光地があり、そこで乗りかえが発生します(乗り通す人も降りる形態)。

箱根駒ヶ岳ロープウェイの概要
  • 区間:早雲山-桃源台
  • 距離:4005m
  • 運営:箱根ロープウェイ
  • 営業時間:9時~17時

箱根ロープウェイは小田急電鉄や箱根登山鉄道による運営ではなく、箱根ロープウェイが運営しています。全長4kmですが、起伏が激しい場所を通ります。そのため、普通鉄道ではなく、ロープウェイという形態が採用しています。大涌谷が頂点であり、両端の早雲山と桃源台が同じくらいの標高です。標高差は300mもあります。

図1. 早雲山と桃源台の位置関係(googleマップより引用)

運転間隔は1分程度ですが、並ぶときはその待ち時間が大きいです。両端にケーブルカーと船があり、両者のタイミング次第で混雑するときがあるのです。

所要時間は早雲山-大涌谷で8分、大涌谷-桃源台は15分です。計算上の合計所要時間は23分ですが、乗りかえはどんなに急いでも3分はかかり、大涌谷での待ち時間も考慮する必要があります。また、営業時間が遅くても17時までと、制約があるのも事実です。

実際に箱根ロープウェイを楽しむ

さて、実際に箱根ロープウェイを楽しんでみましょう!

ステージ1. 早雲山→大涌谷

私はケーブルカーで現地入りしたので、早雲山から乗りこみます。

写真2. 早雲山の駅舎内の様子

早雲山ケーブルカーから降りると、目の前に広めの空間が広がります(写真2)。右前方にきっぷ売り場があり、そのさらに前方にロープウェイのりばがあります。

写真3. 早雲山のきっぷ売り場

早雲山のきっぷ売り場です(写真3)。私は箱根フリーパスを持っているので、ここに寄る必要はありません

ここまで箱根登山鉄道と同じカラースキームが採用されています。箱根登山鉄道も箱根ロープウェイも同じ小田急グループなので、カラースキームは統一されています。

写真4. 行列が長い

ロープウェイに乗るための行列が長いです(写真4)。それもそのはず、感染症対策で定員を本来の18名から12名に減らしています。車内の乗客密度を下げるためですが、行列の密度は上がってしまいます。せめて15名に戻すべきでした。そうすれば、10分で30人多くさばけますから、行列もだいぶ減ります。

写真5. 早雲山に続々到着するロープウェイ

18人乗りのロープウェイが続々とやってきます(写真5)。でも、12人しか乗りませんがね!

さて、ロープウェイに乗りこみ、発車しました。ぐんと揺れて一気に加速します。

写真6. 見晴らしが良い

見晴らしが良いです。日陰なので、ちょっと暗いかな?

写真7. 山が見える

ちょうど紅葉が始まりかけていた季節で、快晴でした。そのため、別の山がきれいに色づいています(写真7)。

写真8. 大涌谷に入る

ちょっとした尾根を越えて、大涌谷に入ります(写真8)。一気に硫黄化合物の香りが漂い始め、温泉地らしさを感じます。よく見ると黄色のものが見えますが(写真には撮れませんが)、これは単体の硫黄でしょうか。硫黄そのものは「独特の香り」はありません。香るのは一部の硫黄化合物です。

写真9. 木々もない

強烈な有毒ガスが発せられるからでしょうか。木々も生えていません(写真9)。

前半は美しい自然、後半は自然のダイナミックな場面を堪能できました。これはこれで楽しい乗りものですね。

ステージ2. 大涌谷→桃源台

さて、大涌谷でロープウェイを乗りかえ(通し利用でも乗りかえは必須です、分割されているのです)。

写真10. 大涌谷でも行列

大涌谷でも行列です(写真10)。早雲山の行列より長い気がします。午後ということもあり、大涌谷で観光してきた人が加わったためでしょうか。

写真11. ロープウェイの構造も見える

ロープウェイの構造も見えます(写真11)。確かにロープは2本あるように見えますね。

写真12. 大涌谷を発車!

大涌谷を発車しました(写真12)。ガクンと発車し、高度を上げるとワクワクしますね!

写真13. 視界が開ける

大涌谷から桃源台へは高度を下げる方向に向かいますから、見晴らしは素晴らしいです(写真13)。富士山が堪能できます。

写真14. 富士山を堪能!

富士山を堪能しましょう(写真14)。

写真15. もう少し富士山を堪能!

もう少し富士山を堪能しましょう(写真15)。

写真16. 途中駅が見える

姥子です(写真16)。これで「うばこ」と読みます。この周辺は有力な観光スポットはなく、別荘地や静かに過ごすホテルが多いように見えます。

写真17. 下の木々が色づく

下の木々に視線を移します。紅葉が始まり、木々が色づいています(写真17)。

写真18. 芦ノ湖が見える

正面に芦ノ湖が見えてきます(写真18)。逆光で反射がすごいですね。

写真19. 桃源台に到着!

桃源台に到着しました(写真19)。早雲山から桃源台まで待ち時間込みで50分かかりました。単純な所要時間は23分でしたので、乗車時間ぶん並んでいたことになります。

箱根ロープウェイに乗ってみて

箱根ロープウェイに乗ってみて、ロープウェイならではの風景を満喫することができました。この風景は箱根観光の白眉といっても過言ではありません。ただし、移動時間と同じ程度の待ち時間が生じるなど、不快な場面も見過ごせません。しかもロープウェイ内は空席があるのです。

本来であれば、多客時には定員制限を緩和するなどの柔軟な方策を採用してもらいたいです(行列で密になるので、どちらでも同じです)。これでも2001年以前よりも輸送力が増強されています。これからも適正な待ち時間になるように工夫してもらいたいものです。

前後を読みたい!

さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

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箱根ロープウェイに乗る←今ココ!

芦ノ湖遊覧船に乗る(次)→

※それぞれ別ウィンドウで開きます。

※箱根旅行の基礎知識:箱根旅行の基礎知識とモデルコース

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