東急池上線の前面展望(五反田→蒲田)

東急でもそこまで有名でない路線の池上線。そんな池上線も意外と起伏に富んだ地形で前面展望することも趣があります。そんな池上線の前面展望を満喫しました。

東急1500系

写真1. 蒲田に停車中の池上線の電車

復習:東急池上線の概要

東急池上線の概要を紹介します。まず、本当の概要だけを示します。

東急池上線の概要
・区間:五反田-蒲田

・距離:10.9km
 ※このような短距離なので、各駅停車のみの運転です

・運転間隔:6分間隔(日中時間帯)

五反田から蒲田までの短距離路線です。都心側で地下鉄との直通運転もなく、郊外側で直通運転もありません(車両は多摩川線に直通する運用もありますが、車両運用の都合という側面が強いです)。そのため、都心と郊外を結ぶ大動脈ではなく、地域輸送が主な役割です。そのためか、電車も3両編成と短いです。

途中の旗の台で東急大井町線と連絡するほかは、途中駅での他の路線との連絡はありません。五反田と蒲田は24分かかりますが、乗りとおす人はそう多くないでしょう。五反田と蒲田はJRで15分です(乗りかえ時間含まず)。そうであれば、五反田と蒲田のピンポイントの移動はともかく、山手線と京浜東北線のショートカット路線で東急池上線を利用する人はいないでしょう。

図1. 東急池上線の経路(googleマップより引用)

東急池上線の前面展望を堪能する

では、実際に乗ってみましょう。

東急1500系(蒲田)

写真2. 五反田で発車待ちをする東急1500系

五反田は山手線に直交するかたちでホームがあります。ここからさらに都心に入るという意図があったことが読み取れます。その小さなターミナル駅に3両編成の電車が待機しています(写真2)。昔は帯の色が赤かったのですが、池上線用ということを明確に示すためか、緑色のカラーに変更されています。

写真3. 目黒川が近い

五反田は目黒川が近くにあります。同じく目黒川に近い駅といえば、中目黒でしょうか。

写真4. ポイントを渡る

五反田を出てポイントを渡ります(写真4)。

写真5. 大崎広小路に停車!

大崎広小路に停車します。五反田からわずか300mの場所にあります。

写真6. 高架はいったん終了!

高架区間は終わります(写真6)。五反田では地表よりはるかに高かった池上線ですが、ここでは池上線よりも周囲の地表面のほうが高い位置にあります。

写真7. 戸越銀座に停車!

戸越銀座に停車します(写真7)。有名な商店街があります。戸越公園駅がありますが、そちらは東急大井町線の駅です。ちょっと紛らわしいですね。また、地下鉄浅草線の戸越駅も近くにあります。

写真8. 荏原中延の手前で地下に入る

荏原中延の手前で地下に入ります(写真8)。連続立体化工事をするにあたって、高架ではなく地下という選択をしたのです。

写真9. トンネルが迫ってきた

そのトンネルが迫ってきました(写真9)。決して東急池上線は旧態依然とした姿を残し続けているわけではないことがわかります。

写真10. 地下区間が終わった

地下区間が終わります(写真10)。ここは周囲との高低差を利用して、道路交通と立体化したことがわかります。

写真11. 旗の台が見える

池上線唯一の他線との連絡駅の旗の台です(写真11)。大井町線の立派な高架橋が見えます。

写真12. 再び地下に入る

旗の台を出ると、再び地下に入ります(写真12)。

写真13. 長原で五反田行とすれ違う

その地下に次の駅、長原があります。その長原付近で対向列車とすれ違いました(写真13)。乗り鉄と撮り鉄を同時に行う私の上級者ぶりが読み取れます!

写真14. 地上に出る

地上に出ます(写真14)。地下ばかりではつまらないので、地上に出てほっとしました。

写真15. 洗足池に停車

洗足池に停車します(写真15)。こうしてみると池上線沿線は意外と起伏が多い場所であることに気づかされます。

写真16. 周囲より高い場所を走る

盛り土のある区間も走ります(写真16)。ここでも五反田行とすれ違います。理論上は3分間隔ですれ違います。

写真17. まもなく雪が谷大塚に停車!

次の駅は雪が谷大塚です(写真17)。ここ雪が谷大塚は運転上の拠点です。

写真18. 車両基地が見える

車両基地が見えます。ここ雪が谷大塚には池上線と多摩川線の車両の基地があるのです。

写真19. 車両基地で休む車両たち

この日は1500系を多く見かける気がしましたが、車庫に7000系が多く留置されていたので、それも納得です(写真19)。まだ赤帯の車両もいたんですね。

写真20. 御嶽山に停車!

御嶽山にとまります。ここで東海道新幹線を乗り越しますが、ちょっとわかりにくいですね。

写真21. 7000系とすれ違う

7000系とすれ違います(写真21)。ホームの先端のほうで東海道新幹線を乗り越しているのですが、前面展望のアングルではわかりにくいですね。

写真22. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真22)。このあたりは大田区であり、下町的な住宅街が広がります。地上を走ることもあいまって、地域密着という感覚があります。

写真23. 久が原に停車!

そんな下町の駅の1つ、久が原に停車します(写真23)。

写真24. 下町といえども起伏はある

下町といえども起伏があります(写真24)。このような場所だと意外と自転車は不利です。もしかしたら、池上線が地元利用でにぎわう原因はそのようなことがあるのかもしれません。

写真25. 千鳥町に停車

千鳥町に停車します。大田区千鳥にある駅です。余談ですが、さきほどの久が原駅は大田区久が原にはありません。

写真26. 第二京浜をまたぐ

第二京浜こと国道1号線をまたぎます(写真26)。

写真27. 池上が近づいてきた

池上線の名称の発祥、池上が近づいてきました(写真27)。池上本門寺の近くの駅ですが、駅から本門寺までの距離はややあります。

写真28. 住宅街を走る

このあたりになるとだいぶ平坦になります(写真28)。池上あたりから都心に向かう場合、蒲田を通るのでしょうか。

写真29. 蓮沼に停車!

蓮沼にとまります(写真29)。池上線最後の駅です。

写真30. 東急多摩川線と合流!

東急多摩川線と合流します(写真30)。両線とも西側から蒲田に入る入りますので、直通といえどもあまり意味はないでしょう。特に千鳥町と下丸子であれば、歩いたほうが早いでしょう。

図2. 池上線と東急多摩川線はほぼ平行(googleマップより引用)

写真31. 蒲田が近づいてきた

蒲田が近づいてきました(写真31)。東急多摩川線含めて4線あり、複々線のようにも見えます。

写真32. まもなく蒲田

蒲田です(写真32)。終端側に改札があり、ホームがドーム屋根で覆われている様子は、ヨーロッパの終着駅のような光景にも見えます。ただし、ヨーロッパの終着駅には6分間隔で電車がやってくることはありません。

東急1500系

写真33. 蒲田に到着

蒲田に到着しました(写真33)。ほどなくしてこの電車は五反田に折り返します。五反田よりもターミナル駅らしい雰囲気もあります。

東急池上線に乗ってみて

東急池上線は都心を通ることもなく、都市間輸送や観光輸送を担うこともなく、地味な路線ということもできるでしょう。しかし、駅の出入り口からアクセスしやすいホーム、頻繁にやってくる電車、路面電車よりも速度が速い輸送体系。これはこれで完成された輸送体系であり、ヨーロッパのLRTのモデル路線にもなったという話も聞いています。

決して派手ではないものの、地域にとっては重要な路線。これからもこのような役割を担って東急池上線は走るのでしょう。そして、地味ながら変化に富んだ車窓を楽しめる路線でもあります。東京の人は地元再発見の意味で、東京観光の人は観光の一環として訪問するのも良いでしょう。

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コメント

  1. 南町田 より:

    7700系ではなく7000系ではないでしょうか?

    • tc1151234 より:

      南町田さま、コメントとご指摘ありがとうございます。おっしゃる通り、7000系でしたね。

      当該の記述を訂正いたしました。本当に助かりました。