宇和島から宿毛への移動
私は2012年に予土線に乗車していましたが、土佐くろしお鉄道には乗車していませんでした。そのため、宿毛へ移動する必要がありました。私は時間短縮を目的として、バスを利用したのです(宿毛に行きたいからではなく、宿毛からの路線に乗ることが目的な私はきっとおかしいのでしょう)。
バスの概要はこちら(宇和島バスの公式サイト)をご覧ください(16年10月現在)。私は宇和島バスについては疎いのであれやこれや言うことを避けますが、四国の端で1時間に1本を確保することは立派といえます。JR四国は松山から宇和島まで毎時1本の特急を運転していますが、これも立派だと思います。
さて、実際に乗ってみましょう。
写真1. 美しい側面
写真2. 素晴らしい内装
観光タイプの車両を期待していましたが、いわゆる路線バスタイプです(写真1)。バスのことは詳しくありませんが、都バスと同じと認識いたしました。内装も一般的なタイプでした(写真2)。
バスは宇和島市内から抜け出し、海岸線に出ます。何箇所か海岸沿いの景色を撮影しましたので、そのうち何枚かの写真を紹介しましょう。
写真3. 美しい海岸線
写真4. 美しい海岸線
写真5. 美しい海岸線
写真6. 美しい海岸線
写真7. 美しい海岸線(コメントが同じ?そういうことは気にしないことがベストです)
このように何箇所かで海岸線を走りました。他にあったのかもしれませんが、ラーメンで満腹だった私は睡眠を選択した場面もあったので、海岸線を見逃したところもあったかもしれません。
写真8. 県境を示すバス停
写真9. 高知県に入ると山中を走る
写真10. 宿毛駅に到着
どこが高知県との境界か気になりましたが、その答えは明らかとなりました。バス停が県界という名前だったのです(写真8)。この辺りからは山中でした(写真9)。もう海岸線とはお別れになったのです。そうして、郊外的な景色が展開し、宿毛駅に到着したのです(写真10)。宿毛駅自体は中心部とは離れているのです。
四万十川を見に行く
宿毛に着いた私は時間も余っていたので、中村まで四万十川を見に行くことにしました。
写真11. 宿毛に停車する土佐くろしお鉄道の美しい車両
写真12. 乗り放題チケット
宿毛からは普通列車を選択しました(写真11)。宿毛から発着する特急列車の本数は少ないので、必然的に普通列車を選択することになりますし、乗り放題チケットを使用できます(写真12)。休日限定で1日500円とは安いですね。通勤客や通学客は定期を所有していますが、彼らは平日にしか使用しないので、定期客を奪われるという心配はないのでしょう。休日の需要掘り起こしなのですね。
写真13. 転換クロスシートが並ぶ車内
写真14. 転換クロスシートのアップ
写真15. 開放的な前面
土佐くろしお鉄道の車両は転換クロスシートとロングシートの組み合わせです。他の第三セクターの鉄道のように、ボックスシートが並んでいるわけではないのです(写真13、14)。また、ワンマン運転対応のために、半室運転台になっていて、運転席の反対側は前面展望に優れています(写真15)。せっかくなので、ロングシートに座り、前面展望を満喫しましょう。
写真16. 発車直前に宿毛止まりが入線してきた
写真17. 宿毛の市街地に近い東宿毛
写真18. 雨粒にピントが合ってしまった例
対向列車が発車後、宿毛市内を走ります(写真17)。東宿毛は宿毛の市街地に近いようです。これでも特急は停車しないようです。その後は雨が本降りになってきて、前面展望は絶望的なものになってしまいました(写真17)。このようにして、中村に到着しました。特急に接続する関係で停車時間は長めです。私はここで降りました。
図1. 一般的な歩行経路
写真19. 美しい四万十川(雨でしたけど)
写真20. 美しいバス
写真21. 一般の路線バスなのにリクライニングシート!
中村駅から四万十川までは歩いて行きました(図1)。細い道を行けばもっと短い距離で移動できる気がしますが(図1の経路)、無難に広い道を選択しました。何とか四万十川を眺められる位置まで移動しました(写真18)。清流という感じはしませんでした。もっと上流で眺めれば良かったかな?帰りはバスを選択しました(写真19)。このバスで驚いたのは、リクライニングシートが装備されていたことです(写真20)。私はもの好きでしたので、そこに腰掛け、リクライニング機構を満喫しました。
中村から宿毛まで普通列車で移動し、宿毛の宿泊先におさまったのです。中村から宿毛へは座席が埋まる程度の混雑が認められました。
さて、この移動の前後はどこに行ったのでしょうか?
宇和島から宿毛へ、そして土佐くろしお鉄道で四万十川:今ココ!
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