熊本から大牟田の在来線普通列車(18年夏長崎・福岡鉄道旅行記)

熊本から福岡までの移動といえば、多くは九州新幹線利用でしょう。しかし、在来線で移動することも可能です。そこで、ここでは熊本から大牟田まで在来線で移動することにしました。


在来線移動の概要

熊本から福岡まで在来線で移動しようとしますと、以下の費用と時間がかかります。新幹線利用の場合も示しましたので、比較してみてください。

熊本から博多までの在来線での移動方法概要
時間:1時間59分前後(新幹線なら38分前後)
運賃・料金:2130円(新幹線なら自由席で4610円)

新幹線より2500円くらい安いけど、1時間20分くらい余計に時間がかかるとお考えください。直通列車は原則ありませんし、特急列車の運転もありません。普通列車の乗りかえが必要になります。熊本からは鳥栖行きに乗ることが多いです。列車によっては博多に直通することもありますが、鳥栖で快速に乗りかえるほうが早く着くことが多いです。場合によっては、鳥栖ではなく大牟田で乗りかえることが良いこともあります。イメージとして、日中は鳥栖乗りかえ、朝夕は大牟田乗りかえが適切ですね。博多から向かう場合は、快速久留米行き、荒木行き、羽犬塚行き、大牟田行き、荒尾行きのどれかに乗ってから、終点で乗りかえです。

直通がないのは、博多周辺では長い編成の列車が必要、熊本地区には短い編成の列車で事足りるという事情によります。列車の長さを調節するために途中駅で乗りかえるという形態にしています。長い編成の列車のまま熊本まで向かうことも可能ですが、輸送力が大きすぎるために、輸送力を調整するために本数を減らすことになってしまいます。

鳥栖と大牟田の間は従来、博多地区から直通の快速が運転されていましたが、コスト削減のために日中時間帯の博多直通の快速は2018年3月のダイヤ改正からはなくなりました。そのかわりに熊本地区から区間快速が運転されていて、鳥栖で博多直通の快速と接続をとっています。朝夕は従来通り、博多直通の快速が運転されています。なお、ダイヤ改正の前後で快速が1時間間隔であることには変化ありません。

熊本断面では30分間隔ですが、博多断面では20分間隔と40分間隔の交互です。これは、速いパターン(博多から大牟田まで快速で移動)か遅いパターン(博多から鳥栖まで快速で移動)が混在し、両者の所要時間が10分異なるためです。私ですか?これと異なる移動パターンにしましたよ。

実際に移動する

写真1. 熊本駅舎

熊本の駅舎はガラスが多く使われた現代的なものです(写真1)。

写真2. 博多方面は4番のりば

意外と駅の改札内は簡素なつくりでした。博多方面の在来線は4番線から発車するようです。昔に比べてだいぶホームが減ったように思います。

写真3. 大牟田から快速…裏を返せば大牟田までは各駅に停車

4番のりばに上がってみます。すると、乗る列車は区間快速と表示されていました(写真3)。私が乗る大牟田までは各駅に停車しますけどね。この区間快速こそが大牟田から鳥栖までの駅では博多直通の快速の代替機能を果たしているのです。

写真4. 美しい815系が停車中

別のホームには美しい815系が停車していました。815系は九州初のワンマン電車です。日立の標準車両(A-train)の初期タイプに分類されます。JRでは数少ないアルミニウムを使った通勤電車です。JRの通勤電車はだいたいステンレスを使った車両なのです。

写真5. 区間快速がやってきた

その区間快速も815系によるものです(写真5)。817系は転換クロスシート、815系はロングシートで、旅には817系が良さそうです。しかし、後で見る実態からするとロングシートでも良いかもしれません。

写真6. 815系の車内

815系の車内です(写真6)。運転席がよく見えますが、前面展望はそこまで良くありません。運転席の視野が高いため、前面窓の面積が小さいのです。運転席以外はもっと下側までガラスを拡大して前面展望を良くするべきでしょう。

写真7. 熊本市内を飛ばす

そんな私の思いはともかく列車は熊本を出ました(写真7)。加速こそ鋭くないものの、みるみるうちにスピードを上げていきます。昔は九州でトップクラスの重要路線だった鹿児島本線です。スピードは出せます。

写真8. 上熊本周辺の景色

熊本の次は上熊本です(写真8)。ここでは熊本電鉄や熊本市電と乗りかえられるサブターミナルです。このあたりまでは熊本の市街地が広がっています。

写真9. 緑が増えてきた

その後、緑が増えてきました(写真9)。

写真10. 緑が広がる

写真11. 緑の中にも人工物

私の印象では熊本から荒尾までは緑の中を走るというものです。ここでは代表的な緑の景色を掲載いたします(写真10-11)。

写真12. 水田が美しい

水田も美しいです(写真12)。

写真13. 新幹線と交差

途中で現代の大動脈、九州新幹線とも交差します(写真13)。このあとは久留米付近まで新幹線と出会うことはありません。

写真14. 途中には街が広がるところもある

写真15. 途中には街が広がるところもある

途中、街が広がるところもあります。熊本と大牟田の間であれば、玉名や荒尾がその代表例でしょう。

写真16. 前面を眺めてみる

前面を眺めてみます(写真16)。なかなかの速度で走っています。

写真17. 大牟田に停車中の815系快速

大牟田に着きました(写真17)。ここはもう福岡県です。福岡市内に1つ近づきましたね。熊本から大牟田まではさまざまな駅で乗り降りが存在し、日中であっても席が8割埋まる程度の混雑であることに気づきました。そのため、快速は合っていないのでしょう。そうでなければ、2011年3月ダイヤ改正で実現した熊本地区の快速は今も存在しているはずです。

前後を読みたい!
さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

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