奥津軽いまべつと津軽二股の乗りかえ光景(19年GW)




隠れた乗りかえ駅である奥津軽いまべつ(北海道新幹線)と津軽二股(津軽線)。両者の乗りかえの光景はどのようなものでしょうか。実際に見てみました。

40系気動車(津軽二股)

写真1. 津軽二股に到着する津軽線列車


奥津軽いまべつと津軽二股の基礎知識

図1. 奥津軽いまべつと津軽二股の位置関係

地図で北海道新幹線を眺めると、本州内に1つの駅があることがわかります(新青森は東北新幹線の駅とカウント)。ここが奥津軽いまべつです。なぜ、今別駅ではないかというと、津軽線に今別駅があるためです(今別町の中心にあります)。奥津軽いまべつは豪華な駅舎ですが、実際のところはあまり利用客はいません。よく、「こんな過疎地帯に駅を造ることが無駄だ!」という指摘がありますが、そのような指摘はナンセンスです。もともと、ここは青函トンネル前後の避難基地という意味合いが強いです。避難基地として機能させるには、日常から活用していたほうが良いでしょう(日常から活用していれば、定常人員がいることになる)。在来線時代には津軽今別という駅がありました。在来線の海峡線の旅客営業は廃止になりましたから、奥津軽いまべつが新幹線の駅として整備されたと認識しましょう。

理由はともあれ、津軽半島の奥地に新幹線の駅として整備されました。その機会を活用しないのも地域にとっては良くありません。そこで、津軽二股駅の近くに道の駅も整備されました。

その奥津軽いまべつはたまたま近くに津軽線の津軽二股駅があります。そして、在来線時代には非公式にも乗りかえ駅として機能していましたが、新幹線開業を機に乗りかえ駅として機能するようになりました。ただし、新幹線・在来線ともに本数が非常に少ないので、訪問には苦労することでしょう。ただし、同一駅という扱いはしていませんので、運賃は通算できません。新青森-奥津軽いまべつ/津軽二股-三厩と移動する場合は、営業キロは通算せずに、新青森-奥津軽いまべつの運賃740円と津軽二股-三厩の運賃210円が別払いになるということです。

実際に訪問する

私は日程の関係から、三厩から津軽二股に現地入りしました。

写真2. 津軽二股の駅名標とホーム

写真3. 簡素な駅出口

新幹線に乗りかえできる駅だからさぞかし立派だろうと予想していたら、簡素な駅でした(写真2-3)。新幹線が乗り入れるターミナル駅ではなく、あくまでも「たまたま」新幹線の駅が近いだけのローカル線の途中駅なのです。私が降りる際には、車掌さんに切符を確認されました。無人駅なので、車内で切符を見せる必要があるのです。

写真4. 道の駅が併設されている

道の駅が併設されています。津軽二股はもちろん、奥津軽いまべつにも食堂や売店はありません。そのため、この道の駅が実質的には両駅の売店や食堂を兼ねています。食堂は16時までですので、夕食はとれませんね!なお、道の駅は19時には閉まりますから、夜間は立ち入れません。私はここで昼食タイムとしました。お手頃価格でちょうど良かったです。そして、今回の旅行でまともにお昼を食べたのは2回目です(移動が多かったので、移動中に駅弁などを食べることが多かったため)。

さて、津軽二股にほど近い「道の駅」から新幹線の駅に向かいます。私の写真の撮影時刻を確認したところ、道の駅から奥津軽いまべつ駅の改札口まで4分かかっていました。

写真5. 新幹線への連絡口

新幹線への連絡口の入口です(写真5)。ここが実質的な入口ですが、あまり立派ではありません。屋根があるだけ良しとしましょう。

写真6. 駐車場を歩く

はじめは駐車場の脇を歩きます。道の駅の駐車場です。あくまでも道の駅と駐車場を結ぶ通路を歩いているのです。

写真7. 消火設備も備わる

駐車場には消火設備があります(写真7)。

写真8. 奥津軽いまべつ駅入口

駐車場を進むと、駅の入口があります(写真8)。ここで道の駅の施設からJR北海道の駅に入りました。

写真9. 改札口へは階段かエレベーターで

改札口へは階段かエレベーターでアクセスする必要があります。それにしても、2階(相当)のホームに上がるのに、3階(相当)に上がるのは、効率が悪いです。

写真10. 売店は駅にはなく、道の駅で

売店がないという案内があります(写真10)。ここで飲み物を買えないと、新函館北斗や新青森まで何も入手できません。道の駅の売店を利用するようにという案内があります。「車内で買えるから道の駅に行かなくても良いだろう」という思考回路にさせないようにするためにも、車内販売が営業していない旨の表示も必要でしょう。本当であれば、車内に飲み物の自動販売機くらいは設置するべきです。

写真11. 階段を上がると長い通路がある

階段を上ると、長い通路があります(写真11)。急いでいる際はこの長さがじれったいですね。

写真12. 改札口の案内が現れた

改札口の案内が現れました(写真12)。ここで、駅の出入口が1つしかないことに気づきます。駅の西側にだけ出入口があり、駅の東口に出入口がありません。将来的には線路の東側にも出入口を設置するべきでしょう。

写真13. 通路から線路が見える(これは北側を見たもの)

写真14. 通路から線路が見える(これは南側を見たもの)

長い通路から線路を眺めることができます(写真13-14)。三線軌条になっていないことが確認できます。奥津軽いまべつでは、在来線の線路と新幹線の線路が分かれていて、貨物列車が新幹線の待ち合わせをすることができます。

写真15. 改札口を眺める

改札口を眺めます。利用客が少ないことを見越して、改札機は最小限の数にとどめられています(写真15)。新幹線のシステムは高度なものですので、数は少なくてもきちんとした改札機を設置せねばなりません。

写真16. ホームの電光掲示板

ホームの電光掲示板を眺めます(写真16)。2時間に1本がベースです。1日7往復しか停車しませんが、かつての津軽今別は1日2往復しかなかったことを考えれば、大進歩ですね。

写真17. 貨物列車の待避線を眺める

貨物列車の待避線を眺めます(写真17)。この日はGWでしたので、貨物列車は確認できませんでした。現在はあまり活用されていないようにも見えますが(これはGWだから貨物列車の本数が少ないためという事情もあるでしょう)、北海道新幹線が札幌まで延伸されれば本数も増えるでしょう。貨物列車と新幹線の同居にはさまざまな意見があるでしょうが、このような立派な設備を造っていることは、非常に良いことです。このようにして、ネックを少しでも緩和するように考えられているのです。

写真18. 下り線の駅名標

下り線の駅名標です(写真18)。JR北海道カラーを前面に出しつつ、東北新幹線のカラーもあります。

写真19. 新幹線がやってきた

新幹線がやってきました(写真19)。H5系ですね。H5系はドア窓が黄緑色に塗装されています。E5系をベースにしつつ、アクセントとなる部分の色を変えて独自色を演出しています。

前後を読みたい!
さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

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★今回の旅行の全体的な計画~まとめは以下のページに記載しています。
北海道鉄道旅行の計画とまとめ(19年GW)

※それぞれ別ウィンドウで開きます。

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