桜島の観光(公共交通アクセスを紹介)

記事上部注釈
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鹿児島でも有名な観光名称である桜島。鹿児島中心部から気軽に向かえる場所ということもあり、お手軽な観光が可能な場所です。そんな桜島を公共交通機関で満喫しました。

写真1. 桜島は火山がそびえ立つ

復習:桜島の概要

まず、桜島の概要を復習しましょう。

図1. 桜島の位置(googleマップより引用)

桜島の位置を示しました(図1)。桜島といいながら、実は島ではありません(九州そのものが島といったらそうなのですが)。もともとは火山島でしたが、1914年の噴火によって、大隅半島とつながりました。そのため、現在では「島」ではないのです。

とはいえ、大隅半島とつながっているのは、鹿児島市中心部から見ると「裏側」です。鹿児島市中心部から大隅半島まで迂回して桜島までアクセスするのは労力がかかりますから、鹿児島市中心部からのアクセスはフェリーが中心です。鹿児島市中心部から自動車でダイレクトで行ける国道はありませんから、フェリーがある意味国道がわりです。したがって、鹿児島市中心部から桜島までのフェリーは比較的高頻度で運転されます。

ここまであえて「鹿児島市中心部」と述べ、「鹿児島市」と記しませんでした。これは、桜島が鹿児島市内に位置しているためです。

フェリーで桜島に向かう

では、実際に桜島に向かってみましょう。

図2. 桜島フェリーのりば(googleマップより引用)

桜島フェリーはJRの駅でいうと、鹿児島中央よりも鹿児島のほうが近いです。また、市電の水族館前のほうが近いです。私は霧島神宮の次に訪問するという日程上の都合により、鹿児島駅から歩きました。

写真2. 桜島フェリーのりば

桜島フェリーのりばは大きいので、外から見て迷うこともありません。

写真3. 国道を渡る通路

階段を昇ると、国道を渡る通路があります(写真3)。人が少ないのでやや不安がありましたが、問題ありませんでした。

写真4. フェリーの時刻表

フェリーの時刻表が掲示されていました(写真4)。昼間は20分間隔で運行されており、そこまで待つことはありません。運賃は桜島側で支払うので、こちら側では運賃を支払わずに進みます。

写真5. 船への通路を渡る

私が見た感じでは、出港時刻のだいぶ前に船内に入れるようになっており、ゆったりと船内に入ることができます。

写真6. 船の外観

船の外観です(写真6)。特に良くも悪くもないように見えます。

写真7. 船の様子

船の案内図です(写真7)。1Fと2Fは車両搭載スペース、3Fがメイン客室です。

写真8. 船内の様子

船内の様子です(写真8)。快適な空間のように感じました。

写真9. 客席の様子

客席の様子です(写真9)。前向きに椅子があるように見えますが、桜島から鹿児島市中心部に向かう場合はこれらは後ろ向きになるはずです。

写真10. 名物のうどんがある

桜島フェリーの名物といえば、船内のうどんです(写真10)。航行時間は15分ですが、私は出航前に食べ終わりました。私の他にも食べている人がいました。

写真11. 前のほうの席に座る

前のほうの席に座り、風景を楽しむことにしました(写真11)。

写真12. 出航!

出航しました(写真12)。まだ港を出ていないでしょうか。

写真13. 港から離れた

港から離れたようです(写真13)。

写真14. 桜島が近づいてきた

桜島が近づいてきました(写真14)。

写真15. 桜島に到着!

桜島に到着です(写真15)。

写真16. 自動車がどんどん出ていく

自動車がどんどん出ていきます(写真16)。船の中で自動車が進行方向を変えなくて良いように、鹿児島中心側の自動車の出入口と、桜島側の自動車の出入口が異なっています。この関係で、桜島に向かうときの船首と鹿児島中心に向かうときの船首が異なります。したがって、船のなかで進行方向に向く座席が半数なのです。

桜島の観光

桜島でいくつか観光スポットをめぐることにしましょう。

桜島内の移動方法概要

桜島でいくつかスポットを行きますが、どのように行くのでしょうか。桜島内には鉄道路線がなく、一見して不便です。しかし、桜島アイランドビューというバスが走っており、主要な観光スポットを回っています。この桜島アイランドビューは反時計回りのルートで30分間隔(ただし半数は国際火山砂防センターを通らない)で運転されており、1日乗車券を買えば500円で利用可能です。

表1. 桜島アイランドビューの時刻表(公式サイトより引用)

写真17. アイランドビューに使われる車両

見るからに窓が大きな車両が使われます(写真17)。一般的な路線バスの車両をアレンジし、ワイドな車窓を楽しめるように工夫した印象です。

写真18. アイランドビューの車内の様子

車内の様子も撮影してみました(写真18)。車体後部には天井方向に窓が大きく採られており、桜島の山の様子も見ることができます。

写真19. 桜島が見える

バスは桜島を走ります(写真19)。このバスは方向を変えるので、どちらの席に座っていても、桜島を眺められます。反対側の天窓から桜島も見えるしね★

写真20. 海岸沿いを走る

このように海岸沿いを走る場面もあります。

写真21. 桜島が見える

独特の形状の桜島が見えます(写真21)。桜島は2つの山頂がありますから、角度によって表情を変えるのです。

バスそのものも、桜島の風景を眺められる、良い観光スポットと感じました。

桜島の温泉

写真22. 国民宿舎レインボー桜島の入口(食堂が閉まるのが早いので注意!)

桜島には温泉もあります。

図3. 国民宿舎レインボー桜島の位置(googleマップより引用)

それが国民宿舎レインボー桜島です(図3)。さきほどの桜島アイランドビューで桜島港から2つめ(レインボー桜島バス停)ですが、私は歩いて行けました。

国民宿舎というと、宿泊せねばならないように感じますが、日帰り入浴も可能です。鉄のにおいが強い良い温泉でした。

写真23. 国民宿舎から見える桜島

桜島の展望台

桜島は活火山であり、火口部には入れません。理由は簡単、危険だからです。そのため、桜島で立ち入れる最高地点は展望台です。

図4. 湯之平展望台の位置(googleマップより引用)

それが湯之平展望台です(図4)。桜島アイランドビューはここで10分くらい停車しますので、急ぐ人はバスを1本ずらさなくとも観光ができます。私はそれでは足らないと考えましたので、40分程度観光しました。

写真24. 過去の噴火の記録が残っている

展望台は桜島の地学的な側面を学べる展示物があります。たとえば、噴火の記録です(写真24)。

写真25. 噴火のときの溶岩の状況

比較的近代に近い時代以降は噴火の記録がしっかり残っています(写真25)。展望台の床に航空写真がありますが、1946年の噴火で溶岩が流れた場所は木々が未成長だったように記憶しています。ここにも書いているように、桜島と大隅半島がつながったのは1914年の噴火のときです。

写真26. 山を眺める

展示物だけではなく、風景も眺めしょう。まずは山のほうです(写真26)。

写真27. 山を眺める

もう少し眺めてみました(写真27)。人が入っていないのでしょうか、自然のままという感じですね。

写真28. 海のほうを眺める

次に、海のほうを眺めます(写真28)。

写真29. 海を眺める

海を眺めます(写真29)。海の向こうの陸地との距離が短いように感じます。

写真30. 海を眺める

海を眺めます(写真30)。あちらには薩摩半島があるはずですが、雲が多くてよく見えませんね。でも、私が桜島に上陸したときは雨だったから、それに比べれば上出来かな?

写真31. 帰りのバスが停車中

帰りのバスが停車中でした(写真31)。一般車が「アイランドビュー」を掲げているのですか…。軽い驚きと多大な失望を抱いたのでした。

桜島を訪問してみて

今回、桜島を訪問しました。桜島アイランドビューといいながら、一般車が充当されている事実に失望しましたが、中心部からフェリーで15分、島内でも30分間隔で周遊バスが運行していたりと、公共交通でも楽しめるように工夫がなされていることを実感しました。

よく考えれば、フェリーもバスも鹿児島市の運営です。また、アイランドビューの「外れ車」は市営バスを転用していて、予備車を共用していることがわかります。これはこれで(私のような変わり者が文句を言うことを別とすると)、最低限のコストで一定水準のサービスを提供していることがわかります。

交通関係の考察となってしまいましたが、市内中心部から近いながらも、公共交通でも自然を楽しめる場所、それが桜島なのです。

前後を読みたい!

さて、前後でどこに行ったのでしょうか。

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※それぞれ別ウィンドウで開きます

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