東海道線での浜松と豊橋の移動

記事上部注釈
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静岡県西部の浜松と愛知県東部の豊橋。この間の距離は35km程度で、そこまでの距離はありません。本数もそれなりに確保されている区間です。その2都市の間を移動してみました。

写真1. 普通豊橋行きが豊橋に到着!

復習:浜松と豊橋の移動方法の概要

まず、浜松と豊橋の移動方法の概要を紹介します。

浜松と豊橋の移動方法の概要

  • 区間:浜松-豊橋
  • 距離:36.5km
  • 途中駅:7駅
  • 所要時間:34分程度
  • 運転間隔:たいてい20分間隔

図1. 浜松と豊橋の位置関係(googleマップより引用)

浜松と豊橋の位置関係を示しました(図1)。この間は新幹線が運転されており、こだま号が平均30分間隔で運転されています(両駅ともひかり号は停車しますが、双方にとまるひかり号はほとんどありません)。新幹線の所要時間は15分程度、在来線であれば34分程度です。

在来線は普通のみの運転です。名古屋方面直通には快速と名前の付くものもありますが、浜松と豊橋の間は各駅に停車します(快速運転は豊橋以西です)。その普通は約20分間隔で運転されます。

2023年1月時点では、多くの列車がクロスシート車4両編成ですが、ロングシート車が充当されることもあります。この区間の列車は名古屋地区のクロスシート車と静岡地区のロングシート車の双方が使われるのです。JR東海新ダイヤと運用表というサイトに各列車の充当車両が書かれています。 今回の運用は東海道線運用 浜松地区土休日(豊橋⇔浜松)に掲載されていました。

浜松から豊橋まで実際に移動する

写真2. 普通浜松行きが到着!

さて、実際に移動しましょう。青春18きっぷシーズン中は、浜松から豊橋までの列車は浜松からの乗り継ぎ客で混雑します(後で確認した情報では、横の新幹線のほうがよほど混んでいたようですが)。座るには多くの人の裏をかく必要があります。

私は11:25発普通豊橋行きに乗りましたが、この普通に接続する普通浜松行きは11:13に浜松に到着します。多くの人は直後の接続列車に乗りこみます。ということは、直前の接続列車が入る前にホームに並べば良いことになります。そこで、私は11:12にホームに並びました。そう、普通浜松行きが到着(写真2)する前にです。

写真3. 普通浜松行きから普通豊橋行きに乗りかえる人々

下り列車を乗りかえる人々がやってきました(写真3)。この人たちよりも早く並べば座れるということです。これは旅の奥義です。

写真4. 普通豊橋行きが入線!

普通豊橋行きが入線してきました(写真4)。当たりを付けていたので、クロスシート車4両編成です。

写真5. 浜松を発車!

浜松を発車しました。(通過線を除けば)引上線のある2面4線のシンプルな配線です。同じような配線の静岡では引上線を駆使して同一ホームでの接続を実現しているので、浜松もそうすれば良いのに…。

写真6. 廃車車両がとまっている

廃車車両がとまっています(写真6)。315系電車の投入で211系電車が廃車になっているのです。私の感覚では211系は「新しい車両」のグループなのですが、その認識はもう古いのかもしれません。

浜松市の市街地に近い場所ですから、このあたりに駅があっても良さそうです。

写真7. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真7)。浜松は静岡県で最も人口の多い都市なので、住宅もそれなりに多いです。

写真8. 建物が減ってきた

高塚を過ぎたあたりでしょうか。建物が少なくなり、だんだんのんびりとした風景に変わってきました(写真8)。

写真9. 舞阪に停車!

舞阪に停車します(写真9)。ガラスの駅舎がイカしていますね!

写真10. 新幹線が近づく

新幹線が近づきます(写真10)。

写真11. 浜名湖が…見えない!

浜名湖沿いを走ります。しかし、新幹線が視界を遮り、よく見えません(写真11)。

写真12. 新幹線に抜かれる

新幹線に抜かれます(写真12)。日本の大動脈ですので、本数は多いです。ただし、その多くは浜松にも豊橋にもとまらないのぞみ号ですが…。

写真13. 浜名湖が見える

弁天島を出て、再度浜名湖が見えます(写真13)。と書きましたが、見えると表現して良いのか?

写真14. 鷲津に停車!

鷲津に停車します(写真14)。ここはまだ静岡県です。

写真15. のどかな風景が広がる

浜松と豊橋の間は山が遠くに見え、のどかな風景が広がります。特にこのあたりは浜松と豊橋の間とあって、民家も少なめです。

写真16. 住宅が増えてきた

と思ったら、住宅が増えてきました(写真16)。まもなく新所原です。

写真17. 新所原に停車!

新所原に停車します(写真17)。駅名標には静岡県湖西市なのですが、駅ホームの一部は愛知県にかかっています(図2)。

図2. 新所原の位置(googleマップより引用)

写真18. 高架線がある

使われていない高架線があります(写真18)。これは天竜浜名湖鉄道から東海道線に直通するための高架線のはずです。現在の列車密度であれば、平面交差でも問題なさそうですが。東海道線列車の直後に運転すれば、1両編成による輸送力不足も問題なさそうなので、豊橋に直通してみてはどうでしょうか?

写真19. 岩山がある

岩山があります(写真19)。あそこだけ緑がないのはなぜだろう?

写真20. 二川に停車!

二川に停車します(写真20)。豊橋の手前の駅です。

写真21. のどかな風景が広がる

のどかな風景が広がります(写真21)。二川と豊橋の間は6.9kmもあります。豊橋の市街地ですので、1駅設置しても良さそうに思います。

写真22. 豊橋鉄道線をくぐる

豊橋鉄道線をくぐります(写真22)。

写真23. まもなく豊橋に停車!

まもなく豊橋に停車します(写真23)。

写真24. 終点豊橋に到着!

終点豊橋に到着しました(写真24)。接続列車は別ホームから発車ですので、不便に感じます。静岡と同じく下りホームと上りホームを分離し、同じホームでの乗りかえを実現すれば良さそうです。

浜松から豊橋に移動してみて

写真25. 3両編成の浜松行きは立ちも生じる

今回、浜松から豊橋に移動してみました。私が乗ったのは4両編成で、中間付近は空席ありで浜松よりと豊橋よりでは席が埋まる程度でした。一方、豊橋で見かけた3両編成は乗客が立っていました(写真25)。毎時3本であれば4両編成が適正なのでしょうか。

そうであれば、全列車4両編成に統一(名古屋地区や静岡地区の事情で5両編成以上になるのは問題ない)するか、毎時4本に増発するかです。理想は毎時4本として、うち半分を名古屋直通の新快速(時間帯によっては特別快速)にすることです。

また、駅間が長い点も気になりました。浜松や豊橋の周辺は市街化が進んでいるにも関わらず、浜松-高塚は5.3km、二川-豊橋は6.9kmと駅間が長く、市街地からの乗客を取りこぼしている点は気になります。この間に1駅設置し、鉄道の利便性を上げるのも良策です。

現在でもそれなりのサービス水準ですが、浜松と豊橋のホームのオペレーションと含め、もう少しのサービス向上を期待したい、そんな区間でした。

前後を読みたい!

(←前) 東海道線静岡地区の普通列車の旅(熱海→浜松)

東海道線での浜松と豊橋の移動:現在地

東海道線新快速での豊橋から名古屋の移動(次→)

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