近年、直行便の価格が高騰しています。感染対策という名目の制限から一気に回復したなどの原因もありましょう。理由はともかく、経由便の良さが見直されています。その経由便に乗ってみました。待ち時間や遅れなどリアルな数字も出しましたので、参考になることでしょう!
写真1. ターキッシュエアラインズが日本にやってきた!
重要本記事で詳細に解説しますが、ドイツの鉄道に関する内容を一通り、そして詳しく解説した書籍を出版いたしました。同人誌の流通ルートで販売していますが、いわゆる萌え絵は一切なく、一般的な同人誌に嫌悪感を示す人でも抵抗ない内容・体裁になっています。
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経由便のメリットまとめと待ち時間など気になる数字一覧
今回の経由便に関わる多くの数字を書き出しました。
- 条件次第であるが、片道10万円以上の節約になる
- 羽田空港でのチェックインは40分程度、出国審査は25分程度必要であった
- イスタンブール空港での乗りかえは60分でも限界、120分あるとゆとりを感じる
- フランクフルト空港到着は60分程度の遅れであった。データを見ると直近の実績値の最大値であった
- フランクフルト空港での入国審査には15分要し、航空機を降りてから自由に動けるまでの時間は30分を見込むと良いか
詳細は以下の章で記します。
復習:直行便と経由便
写真2. イスタンブール空港は国際線の出国審査後も店が多い!
一般に直行便と経由便という名称で呼ばれていますが、実際にはどのような意味でしょうか。
- 直行便:ある場所に向かうのに乗りかえなしで行ける便
- 経由便:ある場所に向かうのに乗りかえが必要な便
一般にはこのような意味でとらえられます。これはこれで勝手な言いかたです。今回、私は以下の便を選択しましたが、イスタンブールを経由するのは相手の都合のように見えて、私の都合なのです。
東京羽田(TK0199便)イスタンブール(TK1587便)フランクフルト
私の行程を中心にして見ると、イスタンブールに立ち寄るのはどうかと見えます。しかし、何のことはありません。東京羽田-イスタンブールの便とイスタンブール-フランクフルトの便を乗りかえているだけです。もともと東京羽田-フランクフルトを移動する客のために2つの航空便があるわけではありません。世界は私やあなたを中心に回っているわけではない、という大きな原則を思い出しましょう!
とはいえ、ターキッシュエアラインズ(TK0199便とTK1587便を運航する航空会社)としても私のような旅客を呼びたいことでしょう。そのため、私のようなイスタンブールに用のない客も利用しても構いません。
では、経由便の何が魅力なのでしょうか。自分の目的地に向かうのに余計な場所に寄ることでしょうか。空港巡りが目的とする人であれば、これも重要な要素でしょう。しかし、私のように航空機に興味を持っていない「普通の人」にとってみたら経由便の一番の魅力は安さです。
なぜ、経由便だと安いことがあるのでしょうか。それは航空会社の営業戦略、航空会社の国の経済状況に左右されます。例えば、トルコの物価は日本より安いです。日本より物価が安いということは、航空券も安いことが期待できます。つまり、経由便の価格は経由便の本拠地の国の物価に依存するともいえます。
では、どの程度異なるのでしょうか。ここでは本記事執筆時点での2023年8月12日到着の東京地区→フランクフルトで比べてみましょう。いずれも公式サイトの変更可能なエコノミークラスの運賃とします。
- (ANA直行便)東京羽田9:40→フランクフルト17:30 417,000円
- (ターキッシュエアラインズ)東京羽田21:55(8/11)→イスタンブール5:15/8:00→フランクフルト10:15 248,430円
航空券は常に価格が変動し、搭乗する日・予約する日・予約箇所(格安航空券を扱う箇所は団体向けの割安運賃の場合がある)によって価格が異なります。そのため、上記価格はあくまでも目安としてご認識ください。それでも、価格差は断然です。この場合、フランクフルト到着は直行便よりも早く、1夜を航空機で過ごすことを許容すれば、所要時間差も気になりません(ANAには21:30発→5:20着もあるのですが)。
この条件で航空運賃が17万円近く異なるのは無視できません。往復だと34万円の違いです。
重要多くの経由便を公式サイトで探すのは大変です。そこで、以下のような海外航空券の比較サイトで検討・購入するのも手です。日本の会社なら安心です。
エアトリ実際にトルコ経由航空便に乗る
さて、御託はこのあたりにして、実際に乗ってみましょう!今回の搭乗便は以下の通りです。
東京羽田21:55(TK0199)イスタンブール5:15/8:00(TK1587)フランクフルト10:15
羽田空港での搭乗
今回は自宅からモノレールで羽田空港に向かいました。
写真3. 羽田空港第3ターミナルに着いたモノレール
通常、羽田発着の国際線は第3ターミナルに発着します。京急であれ、モノレールであれ、リムジンバスであれ、第3ターミナルで降りれば問題ありません(写真2)。
京急やモノレールは国内線ターミナルの手前に国際線ターミナルがあり、国内線ターミナルに向かうよりも移動時間が短いですが、リムジンバスは国内線ターミナルの次が国際線ターミナルです。そのため、リムジンバス利用の場合は鉄道利用よりも所要時間がかかりやすいことに注意する必要があります(リムジンバスで羽田に向かい場合は国内線よりも所要時間がかかるということです)。
写真4. 出発する国際線の一覧
国際線ターミナルに入ってすぐに、出発便の一覧が示されています(写真4)。さすが国際線、日本語以外の表示も多いです。
さて、ここで今回の旅行で羽田空港でやるべきことをまとめましょう!
- ターキッシュエアラインズへのチェックイン
- 夕食の摂取
- 海外で使えるWi-Fiの受け取り
- 出国審査
免税店で優雅にショッピング(どうせやらないでしょ?)
写真5. もちろん日本語表示もある
もちろん日本語表示もあります(写真5)。いずれにせよ、ターキッシュエアラインズは国際線ターミナルに入って右側にカウンターがあります。
写真6. Bカウンターに向かう
Bカウンターに向かいます(写真6)。自動チェックイン機でチェックインしようとしましたが、自動チェックイン機でチェックインできませんでした。国際線の旅客の多くは手荷物を預ける前提ですから、自動チェックイン機でチェックインする意味がないということでしょうか。人手をかけてもらうのは悪いと思いますので、恐縮です(今回は航空機で手荷物を預けていません)。
写真7. 仕方ないのでカウンターに並ぶ
仕方ないのでカウンターに並びます(写真7)。3時間前からチェックインを開始したことと、3時間以上前に並んだことから、待ち時間は多かったです。結局チェックインに50分かかりました(開始後に並んでいればもう少し所要時間は短かったと思いますが)。有人カウンターの混雑を緩和するために、手荷物を預ける必要のない人については自動チェックイン機でチェックインできるようにすると良いと思います。
チェックインの際に、「ドイツにご出発の鉄道ラボさまですね。」と確認され、「帰りの便はお決まりですか?」と聞かれました。これは航空会社のサービス的な側面もありますが、一番は欧州圏は90日までの滞在と決まっているためです。私は正直に「JAL便で帰ります。」と答え、先方からお礼がなされました。スターアライアンス系列のチェックイン時にJALの名称を出すのは重大なマナー違反に見えますが、羽田空港の国際線ターミナルのチェックイン業務などはJALが委託しています。したがって、これはマナー違反に当たらないと判断しています。
チェックイン時に出国審査後に夕食をとれる場所を聞いてみました。すると、「カフェ的なものがあります」とお茶を濁されました。出国審査後には大した食事はどうせとれないでしょう。そこで、出国審査前に夕食をとることにしました。
写真8. 吉野家がある
JAL側の3Fにひっそりと吉野家とモスバーガーがあります(写真8)。店内飲食も可能ですし、このように外のスペース(といっても冷暖房の効いた室内)で飲食することも可能です。
写真9. 吉野家に入る
これから向かう海外、日本食は食べにくくなるはずです。そこで、和食レストランである吉野家を選択しました(写真9)。時間的制約があるなかでクイックサービスなのは良いですし、何より安いのが魅力です。
写真10. 電光掲示板がある
吉野家(も他もそうでしょうが)の中にも出発便の電光掲示板があることが印象に残りました(写真10)。
なお、このようなコストパフォーマンスが良いものは得てして見つけにくい場所にあります。そのことをこれからの海外でも実感しました。
写真11. チェックインカウンターに並ぶ人々
チェックインカウンターに人々が並んでいます(写真11)。日本から出国する人も多く、世界とのつながりを感じます。2020年からの政策でつながりが弱まっていましたが、世界とのつながりがようやく回復したのです。2020年からの政策もちょっと極端でしたね…。
ここで次のミッションである、Wi-Fiの受取に向かいます。今回、私は価格を重視してテレコムスクエアの海外WiFiレンタル【WiFiBOX】 (※)を選択しましたが、受取カウンターは2F(到着階)にあり、そこに向かうにはやや手間でした。ここから見える3Fに降り、そこから2Fに向かう必要があります。そして、3Fと2Fを結ぶ階段やエレベータも少ないです(通常、到着階と出発階を行き来する人は少ない)。※変圧器が付いていません。変圧器付きを希望するのであれば、変圧器付きのWi-FiサービスのグローバルWiFiが適切です。
次は出国審査です。
写真12. 手荷物検査に並ぶ人々
手荷物検査に並ぶ人々です(写真12)。出国審査と手荷物検査はセットですので、出国しようとする人は手荷物検査は必須です。かなり並んでいるように見えますが、手荷物検査で並び始めてから22分で出国審査まで完了しました。
写真13. 免税店が広がるエリア
出国審査後は(到着の国の入国審査までは)どの国にも所属しないエリアに入ります。そのため、税金がかからない免税店が多く軒を連ねます(写真13)。つまり、ブランド物が安く手に入るエリアです。しかし、私そのものがブランドですから、ブランド物を買う意味がありません。そのため、ここは明かりと見た目の華やかさを提供するだけの空間ととらえています。
写真14. イスタンブール行きは113番ゲート
このときは113番ゲートから出発でした(写真14)。フランクフルト連絡の文字はなく、単なるイスタンブールの表記です。
写真15. 優雅なカフェがある
優雅なカフェがあります(写真15)。もしかしたら出国審査後のカフェ的なところとはここ?私はもちろんここで時間を過ごす、のではなく右側のベンチを選択しました(0円で充電も可能だからね!)。
写真16. ベンチに着席!
ベンチに着席します(写真16)。ところで、このベンチ付近にカメラを持った人がやってきますが、何でしょうか?著名サイト(※)の管理人の私に会いにきたのでしょうか?その割にはこちらにはカメラを向けません。
※もちろん弊サイト鉄道ラボは個人運営の弱小サイトです。
写真17. 航空機の正面だった!
多くの人の目的はこの正面でした(写真17)。
写真18. 搭乗開始!
搭乗開始です(写真18)。ファーストクラスの優先搭乗の際はあえてスルーし、エコノミークラスのタイミングで搭乗しました(ファーストクラスやビジネスクラスの人はそもそもベンチにいないでしょう)。
TK199便での羽田からイスタンブールへの移動
いよいよ史上初の乗継便での欧州への移動が始まります。
写真19. 航空機に向かう
航空機に向かいます(写真19)。
写真20. さてどっちでしょう?
運命の分かれ道です(写真20)。私はビジネスクラスやファーストクラスにふさわしい身分かもしれませんが、どのクラスであっても航空機の到着時刻は変わりません。そのために大金を払うのはコストパフォーマンスに優れません。
写真21. エコノミークラスに着席
最後部の席に座りました(写真21)。最後尾だとトイレに近く、席も少なくて良いと思ったのですが、後で後悔することになります。わちゃわちゃした機内が出発直前の国際線の雰囲気が出ています。
ここまでJALの係員による日本語環境にいましたが、機内に入った瞬間にオールトルコ人によるターキッシュエアラインズの空間に放り込まれました。日本便ということで最低限の日本語は話せるのでしょうが、急に日本から出るという実感が出ました。
写真22. 座席は最低限の設備
座席は最低限の設備でした(写真22)。でも枕があって座席そのものの設備的には寝やすいと思います。
写真23. 機内エンタメもある
機内エンタメもあります(写真23)。ただし、外国の航空機とあり、日本語による映画はあまり多くありません。これはしょうがないですね!最も堪能したのはフライトマップか数独です。
写真24. 数独の画面
数独の画面です(写真24)。縦の9マス、横の9マス、3×3の9マスに1~9の数字を割り振るゲームです。接待モードの初級・中級とエンタメというよりも嫌がらせといえる上級モードがあります。中級と上級にもう1つランクが欲しいですね。
写真25. 出発!
出発します(写真25)。手元の携帯電話の撮影記録を見ると時刻通り出発しています。
写真26. 千葉県上空を航行
千葉県上空を航行しています(写真26)。素人的にはイスタンブールは東京より西にあるのですから、西に向かうほうが良さそうですが、航空経路には多くの制約があり、いったん東に向かうのでしょう。
写真27. 機内は暗い
機内は暗いです(写真27)。
写真28. 東京湾沿いを通る
東京湾沿いを通ります(写真28)。
写真29. 機内食が出される
機内食が出されます(写真29)。日本食を選択しました。
写真30. トイレの様子
トイレの様子です(写真30)。
写真31. トイレの言語はトルコ語が基本
トルコの航空会社ですので、トルコ語が基本です(写真31)。英語もありますが、日本語はありません。このことからも、外国にやってきたという思いを強くします。
写真32. 中国上空を進む
中国上空を進みます(写真32)。このあとカザフスタン、カスピ海と進みます。ところで画面が揺れているとと思います。これでもだいぶ状態の良い写真を選定しています。それほど揺れていたのです。最後部の座席の難点は揺れることです。おかげでなかなか寝付けませんでした。
国際情勢上の制約から2022年3月ごろからロシア上空を通れなくなり、このような経路を通っているのですが、「これで冷戦期の経路に戻った」と判断するのは早計です。カザフスタンやアゼルバイジャンを通る経路ですが、これらの国々は冷戦期にはソビエトでしたので通過できませんでした。ソビエト解体があったことで西側諸国の通れる経路の自由度はまだ確保されているのです。
写真33. 朝食が出された
寝たのか寝ていないのかわからないまま朝食が出されました(写真33)。もう起きろということです。
写真34. イスタンブールは暗い!
まだ5時前とあり、イスタンブールは暗いです(写真34)。このときはおおむね定刻通りの到着でした。
写真35. イスタンブールに到着!
イスタンブールに到着しました(写真35)。8:00出発の便に乗りかえるので時間に余裕もあり、他の人を温かく見送りゆっくりと降ります。
写真36. イスタンブールに到着!
イスタンブールに到着です(写真36)。
図2. イスタンブール空港の位置
イスタンブール空港の位置を示しました(図2)。空港はボスボラス海峡の西に位置しているので、欧州の空港なのでしょうか。
イスタンブール空港での乗りかえ
イスタンブール空港での乗りかえです。史上初の外国での航空機乗り継ぎです。
写真37. 乗りかえ客は右側に進む
乗りかえ客は右側に進みます(写真37)。再度手荷物検査することを承知のうえで空港から外に出ることも可能ですが、乗りかえ時間が3時間以内ですので、そのまま乗りかえの通路に進みました。
写真38. 乗りかえの通路は長い!
乗りかえの通路は長いです(写真38)。延々と歩きます。トイレがいくつかありますが、1か所目のトイレは使えませんでした。
写真39. トイレは2本の通路の間にある
トイレは2本の通路の間にあります(写真39)。
トイレを使用したとき、トイレの洗面台の水が出なくて、困っていたら、隣の人に「出ないよ」と言われました。見知らぬ人に話しかけるとは、日本と違ってフレンドリーですね!
ここで入国審査があります。トルコ基準での手荷物検査なのかな?てっきり審査がないものと思っていたのでびっくりです。
写真40. 国際線の出国審査後の様子
出国審査後の空間です(写真40)。トランジット需要を見越してイスタンブール国際空港には多くの店があります。
写真41. 店舗に入る
電源が近くにあるベンチは埋まっていたので、店舗に入ります(写真41)。安そうな店でしたが、900円もしました!これが空港価格というものでしょうか。このとき私はトルコリラも持っていませんでしたが、エポスカードを持っていたので、何とかなりました。そしてすぐにアプリに使用した旨の通知(と暫定的な日本円での総額表示)がありました。これは便利ですね!写真42. 出発便が多い!
出発便が多いです(写真42)。世界最大のトランジット空港というのもうなづけます。欧州と中東・アジアの交差点にあり、双方の需要を満たすにはちょうど良いのでしょう。また、ロシア非経由だと結果的にトルコを通過することになり、直行便との時間差も小さくなることも大きいでしょう。
フランクフルト行きはB方向です。
写真43. Bゲートに向かう
Bゲートに向かいます(写真43)。
図2. イスタンブール空港のマップ(ターキッシュエアラインズの公式サイトより引用)
A、Bゲートは奥にあります(図2)。それもB14ゲートはその奥にあります。トイレに寄ったという事情もありますが、居場所にしていたカフェからゲートまで30分近く要しました。手荷物検査を含めると60分は必要です。
写真44. AとBの分岐点
ゲートAとゲートBの分岐点です(写真44)。このあたりまで来ると、人は少なくなってきました。
写真45. ゲートBを延々と歩く
延々と歩きます(写真45)。ここまで長いと、「乗り遅れ」の文字が頭をよぎります。
写真46. B14ゲートに到着!
B14ゲートに到着しました(写真46)。コードシェア便ですので、乗る航空機の便番号と異なる番号が付いています。この場合、航空機の便番号が交互表示されますのでしばらく待つことで目的の便番号が表示されます。
写真47. 待合室
待合室です(写真47)。ここで搭乗開始時刻まで待ちましょう。
イスタンブールからフランクフルトまでの航空機(TK1587便)
いよいよ搭乗です。
写真48. 搭乗開始!
搭乗開始です(写真48)。20分前の7:40ごろから搭乗開始されました。羽田の45分前に比べるとぎりぎりの感じは否めません。私の席は19番でしたが、搭乗口には席番ごとに列が書かれていますが、19番は表示されていません(どっちでもどうぞの意味あいでしょう)。搭乗不可を疑いましたが、何のことはなく乗れました。
写真49. 通路を歩く
通路を歩きます(写真49)。
写真50. 別の方向の航空機も待機
別の方向の航空機が待機しています(写真50)。どこ行きだろう?
写真51. フランクフルト行きの機内
フランクフルト行きの機内です(写真51)。素人目にはイスタンブールまで乗った便と内装に大きな違いは見られません。
写真52. 翼の上の席に通された!
座席を指定しなかったところ、翼の上の席に通されました(写真52)。揺れは少ないが、景色は楽しめない、そんな席です。確かに揺れは少なかったと記憶しています。
なお、イスタンブール空港は世界最大の空港とだけあり、多くの航空機がひしめきあっています。そのため、離陸まで60分ほどかかりました。
写真53. 朝食が出てきた!
朝の便だからでしょうか。朝食が出されます(写真53)。トルコ到着前に出てきたのでもう1度の朝食です。もうお腹いっぱいです…。
写真54. 航空機の経路
航空機の経路が示されています(写真54)。ブルガリア、ルーマニア、ハンガリー、オーストリアと通るのでしょうか。
写真55. ドイツ入国?
ザルツブルクを過ぎたあたりでしょうから、ドイツに入りましたね(写真55)!
写真56. ドイツの上空を通る
フランクフルトに近づいてきました(写真56)。美しい田園風景が見えます。
写真57. フランクフルトに着陸!
フランクフルトに着陸しました(写真57)。当初は10:15到着予定でしたが、この時点ですでに11:05です。ここから到着までに10分近くかかりましたので、おおむね60分の遅れです。過去のフライト記録を見るとそこまで遅れることはないので、ある意味最も悪い条件に当てはまったのかもしれません。
写真58. 通路がやたらと混んでいる
通路がやたらと混んでいました(写真58)。前がもたついているように思いましたが、抜き打ちなのかパスポート検査がありました。入国審査があるのにここでやる意味とは…?
写真59. 通路をどんどん進む
通路をどんどん進みます(写真59)。私の航空機での移動はここで終わりですので、Exitに向かって進めば問題ありません。
写真60. 入国審査がある
入国審査があります(写真60)。向こうは不審を見つけるプロフェッショナルでしょう。検査のときだけでなく並んでいるときの行動も採点対象でしょう。そのため、閉まっている検問所を空けるように要請せずに行儀よく列に並びました。ここでの注意点はEUの列に並ばないことです。
私が全世界で受け入れられているのが明白なためか、問題なく入国です(あっけなく審査終了)。列に並んでから入国審査完了まで15分程度でした。待っているときはもっと長いと感じましたが、意外と短い時間でした。航空機を出たのが11:12、入国審査後の手荷物受取所通過が11:37でしたので、航空機を出てから25分後には自由に動けるということです。
エコノミークラスの狭い席とはいえ、とにかくフランクフルトには着きました。久しぶりの欧州です。楽しみましょう!さて、予定の長距離列車に間に合う近距離列車の発車時刻は11:30です。もちろんそれよりも遅れています。これは困りました。さて、どうしよう?
経由便に乗ってみて
写真61. フランクフルト空港のターミナルビルに到着!
今回、経由便に乗ってみました。トルコでの乗りかえ時間は2時間50分でした。当初はこの時間を持て余すという懸念もありましたが、そのようなことはありませんでした。また、トルコの空港での滞在は新鮮なもので(あのようなインテリアデザインは日本では見ない)、わずかながら異文化を感じることができました。
インターネットで見かけるトラブル(乗り継ぎ失敗、ロストバゲージ※など)もなく、経由便は重要な選択肢の1つと認識するに至りました。
※手荷物を預けていないので、ロストバゲージは起こりませんね!
重要今回、この経由便を見つけられたのは、以下のような比較サイトのおかげです。検索だけであれば無料でできるので、相場をしるのに検索してみるのもおもしろいと思います!
エアトリ