台北から東京(成田)までの航空機(Scoot、プレミアムエコノミー相当)

記事上部注釈
弊サイトでは実際に利用したサービスなどをアフィリエイトリンク付きで紹介することがあります

世間で話題の格安航空会社。格安航空会社には上級クラスの座席も用意されています。LCCの上級座席には思わぬメリットがあり、それを見つける、とても貴重な体験をしました。

写真1. スクートPlus(プレミアムエコノミー相当)はややゆったりし、前方を占める

復習:東京と台北の行き来

最初に東京と台北の行き来の概要を紹介します。

東京と台北の行き来の概要
  • 所要時間:3~4時間(偏西風の影響で往路は4時間余り、復路は3時間)
  • 価格:3万円~10万円強(多くの航空路線と同様、価格は変動します)
  • 主要な航空会社:JAL/ANA/チャイナエアライン、各種LCC

東京と台北の間は多くの流動があり、それに応じ多くの航空会社が航空便を運航しています。航空機の性能には大きな違いはなく(競合する会社どうしであっても、航空機はたいていボーイング社かエアバス社のものです)、したがって航空会社によって所要時間に大きな違いは生じません

航空会社によってサービスは大きく異なります。それが価格の異なる理由です。

1つがフルキャリアと呼ばれる航空会社、もう1つがLCCと呼ばれる航空会社です。前者はやや高い価格と引き換えに手厚いサービスを提供します。後者が輸送以外のサービスを極力切り捨て、低価格を実現しています。フルキャリアがJAL、ANA、チャイナエアラインです。後者がジェットスター、スクートなどです。

今回は価格をそれなりに重視し(といっても予約したのが比較的直近だったので高くついた)、LCCのスクートを選択しました。スクートはシンガポールの航空会社であり、日本と台湾を結ぶ航空便はありません。しかし、日本とシンガポールを結ぶ航空便の多くは台北に立ち寄り、この便を使うと東京と台北の移動が可能です。

フルキャリアと異なり、LCCで省略されるサービスは以下の通りです(航空会社や料金プランにより異なるので参考程度です)。

  • 機内食(上級座席は無料です)
  • 飲みもの(機内で販売、上級座席は無料です)
  • 機内Wi-Fi(別途支払うことで提供はあります、上級座席は無料です)
  • 液晶モニタによるエンターテイメント
  • 事前の座席指定(近年はフルキャリアでも有料化の傾向がありますが)
  • 大型の荷物持ち込みの制限(ある程度の荷物は有料です)

これらのサービスがないかわりに安価なサービスを実現しているのです。私はこれらに対し、以下の対策を施しました(表1)。

表1. LCCの簡素化されたサービスとその対応

簡素化されたサービス対策
機内食空港で事前に腹ごしらえ
飲みもの空港で事前に購入
機内Wi-Fi/機内エンターテイメントある程度我慢!(見たいほどのものでもない…)
事前の座席指定別料金を支払い座席確保
荷物持ち込みの制限荷物を最小化!

このように価格を重視し、LCCを選択したのでした。なお、直近の航空機の遅れ情報についてはFlightAwareで調べることができます。

今回は上級座席を選んでみました。往復で予約すると数千円程度の違いでしたので、モノは試しと「上級座席テスト」としました。

台北から成田まで実際に航空機に乗る

御託はこの程度にして、実際に航空機に乗りましょう!

Stage1. 台北桃園空港での搭乗まで

台北桃園空港までは台北駅から所要時間約40分、15分間隔の列車でアクセスします。

参考までに時系列は以下の通りでした(表1)。

事象時刻経過時間
台北駅の建物進入10:540分
空港行き発車11:006分
桃園空港(第1ターミナル駅)券売機付近11:3945分
空港のカウンター付近到着11:4450分

列車が発車する直前に乗った(乗車後1分程度で発車)のですが、それを加味しても台北駅の建物に入って65分後には空港のカウンターに入れることがわかります。

このときは時間を最大限に活用するため、地下鉄の車内等でWebチェックインを済ませ(手荷物預けはない)、空港でのチェックインによるロスタイムは0秒です。

写真2. 桃園空港のカウンター

桃園空港のカウンターです(写真2)。荷物を預ける人も多く(国際線で荷物を預けないほうが珍しいです)、カウンターは混んでいます。

写真3. 桃園空港はきれい

桃園空港はきれいな建物です(写真3)。

写真4. 各航空会社のカウンター

全航空便の出発一覧です(写真4)。わがスクートは1番カウンターです。前述の通り、Webでチェックイン済なのでカウンターに寄る必要はありません。

写真5. 上の出発ロビーに向かう

上の出発ロビーに向かいます(写真5)。

写真6. 保安検査場に並ぶ

保安検査場に並びます(写真6)。このあたりは軽装の人が多いですが、手荷物を預けた後の人が多いためです。

写真7. 保安検査と出国審査終了

保安検査と出国審査が終わりました。スクート874便はB6搭乗口です(写真7)。

写真8. 免税店が並ぶ

国際空港らしい、免税店が並ぶ光景です(写真8)。私自身がブランドなので、ブランドものと言われるものは買いません。

写真9. 華やかな雰囲気のなかを進む

華やかな雰囲気のなかを進みます(写真9)。

写真10. B6方向に向けて歩く

B6方向に向けて歩きます(写真10)。

写真11. 各所に飲食店が並ぶ

今回は上級座席を予約したとはいえ、ラウンジは使用できないでしょう。そのため、各所の飲食店をさまよいます(写真11)。

写真12. フードコートに到着!

フードコートに到着です(写真12)。ここで軽食としましょう!機内食もそこまで充実していないと思うので…。

写真13. 好好吃大餛飩を選択

薄味の食事が提供されている好好吃大餛飩を選択しました(写真13)。

写真14. B6搭乗口方面に戻る

第2ターミナルに入ったので、第1ターミナルのB6搭乗口に戻ります(写真14)。

写真15. B6搭乗口に向かう

B6搭乗口に向かいます(写真15)。

写真16. 大勢が待つ待合室

大勢が待つ待合室です(写真16)。空港のターミナルに入ってからの時系列は以下の通りでした。

表3. 桃園空港駅(自動券売機付近)に到着後、搭乗口前までの時間経過

自動券売機付近通過0:0011:39:13
空港の案内板に到達6:2111:45:32
保安検査場に並び始める27:4312:06:56
出国審査を通過完了41:4112:20:54
B6ゲート付近の通路通過44:4212:23:55

※基本的に撮影時刻から計算した実測値。ただし、B6ゲート付近通過後、そのまま搭乗口より先の飲食店エリアに直行したため、搭乗口近くのベンチ到着時刻は不明(直後の撮影時刻から32秒程度要したと推定、本表には掲載せず)

※保安検査場に並び始める前に勤務先のみやげを購入するタイムロスあり。これがなければ案内板から保安検査場まで徒歩5分程度と見積もられる

そこまで急いでいませんでした(保安検査場通過前にみやげ購入とトイレ立ち寄り含む)が、空港駅の券売機通過からB6ゲートまで44分42秒でした。もしも、もう少し慣れていたら上記下線部の時間を省略し、16分20秒程度短縮され、29分程度(B6搭乗口前の通路と搭乗口までの32秒を加算した数値)というタイムも達成できたでしょう。

ただし、この数値は搭乗手続きを事前にWebで済ませ、手荷物預かりがなくかつ保安検査場でトラブルが発生していない数値である点にご注意ください。実際にはトラブルや若干の早発も考慮されているためか、空港入りは2時間前が奨励されています。

Stage2. 航空機への搭乗

いよいよ搭乗です。

写真17. ビジネスの区分から進む

ビジネスの区分から進みます(写真17)。数千円の追加出費だった(と記憶しています)ので、プレミアムエコノミー相当を予約しました。いつもはエコノミークラスですので、こちらから搭乗するのは史上初です。

写真18. 通路を進む

通路を進みます(写真18)。このあたりはエコノミー席と変わらなく感じます。

写真19. 客室の様子

客室の様子です(写真19)。スクートプラスの座席数は少ないですが、空席もそれなりに多かったです。LCCの上位座席を選ぶのなら、フルキャリアの航空会社を選ぶのでしょうか。ただし、事実上のファーストクラスであることに後で気づくのです。

写真20. 重厚な座席

重厚な座席です(写真20)。重厚な座席です。スクートは公式サイトで贅沢なレザーシートと表明しています。横8列という座席配列はフルキャリアのプレミアムエコノミー相当と感じました。

快適なレッグルームがあるレザーシート

ゆったりとくつろげる幅18.5 - 19.5インチ(47 - 50cm)の贅沢なレザーシートは、シートピッチ38インチ(96cm)でより深いリクライニングが可能。ワンランク上のフライト体験をお楽しみいただけます。

スクートPlusより引用

写真21. スクートPlusは重厚な座席

スクートPlusは重厚な座席です(写真21)。ただし、シートピッチ96cmという数値は日本の在来線特急相当であり、横幅含めても近鉄のデラックス席レベルですが…。

写真22. 座席の様子

座席の様子です(写真22)。

写真23. 電源も備わる

電源も備わります(写真23)。

写真24. Wi-Fiのパスワードが配られる

Wi-Fiのパスワードが配られます(写真24)。LCCらしく液晶画面はなく、機内エンターテイメントは各自のデバイス頼りです。共用のモニタもありません。安全のビデオを上映する端末もありません。どうするのかと思ったら、キャビンアテンダントが実演していました。

写真25. 機体はボーイング社787

機体はボーイング社の787でした(写真25)。

写真26. 通路が切り離される

通路が切り離されます(写真26)。

写真27. 滑走路に向けて進む

滑走路に向けて進みます(写真27)。

写真28. チャイナエアラインの航空機が見える

チャイナエアラインの航空機が見えます(写真28)。チャイナエアラインは台湾(中華民国)の航空会社、エアチャイナは中華人民共和国の航空会社です。両者を混同しないように注意したいものです。

写真29. 貨物機も見える

貨物機も見えます(写真29)。地球規模で物資のやり取りがなされ、世界が国境を越えてつながることを実感する1つの場面です。

写真30. 滑走路に入る

動画1. 離陸の様子

滑走路から加速し、離陸する様子を動画で収録しました(動画1)。

写真31. 機内食が出される

機内食が出されます(写真31)。簡素な印象はありますが、揺れる機内の食事ですので、この程度でじゅうぶんです。

写真32. 上空は雲が多い

上空は雲が多く、日本上空に差しかかると夕暮れ時で、風景はあまり堪能できませんでした。また、機体前方のためか揺れが少なく、台湾の疲れをゆったりとした機内で癒していた側面もあります。そう、機体前方の座席は揺れないのです。

写真33. 洗面スペースは清潔

洗面スペースは清潔です(写真33)。

写真34. 東側から千葉県に入る

東側から千葉県に入ります。南方向から入らないのは直線的でありませんが、滑走路などの事情があるのでしょう。ゆったりとした3時間、体感はあっという間でした。

Stage3. 航空機から降りてから日本入国まで

航空機を降りたらすぐに外に出られるわけではありません。日本の入国審査もあります。大した買い物もしておらず(職場へのみやげ程度)、手続きに時間はかかりませんが…。

写真35. スクートの機体とお別れ

スクートの機体とお別れです(写真35)。

写真36. 通路を歩く

通路を歩きます(写真36)。スクートPlusという前方の座席に座っていたため、出足は良いほうです。

写真37. 通路は長い

通路は長いです(写真37)。LCCだと端の到着なのでしょうか?

写真38. 残り170m!

残り170mです(写真38)。

写真39. 入国審査はもうすぐ

入国審査はもうすぐです(写真39)。通路が長く、ターミナルビルに入って(ここでは機体を撮影した時刻で定義)からここまで7分23秒でした。座席を立ってから機体を撮影するまで2分18秒程度かかったと想像(座席を撮影してから機体を撮影するまでの時間差が2分18秒でした)すると、座席を立ってから入国審査近くまで9分41秒かかった計算です。

写真40. 成田空港の制限エリアを抜ける

成田空港の制限エリアを抜けました(写真40)。ここは誰でも立ち入れる場所です。撮影時刻からみると、制限エリアを脱したのは18時23分11秒でした。

航空機の定刻を基準としたタイムラインを示します。

表4. 桃園空港駅(自動券売機付近)に到着後、搭乗口前までの時間経過

航空機の定刻0:0018:00:00
座席を立ち始める6:0118:06:01
空港のビルに入る8:1918:08:19
入国審査付近到達15:4218:15:42
制限エリア脱出23:1118:23:11
成田空港駅自動改札通過28:2918:28:29

※基本的に撮影時刻から計算した実測値。ただし、成田空港駅で京成スカイライナーの先発のライナー券売り切れに遭遇し、えきねっとで特急券確保に若干の時間を要したため、その時間も加味

航空機の定刻から23分11秒後、航空機の座席を立ってから17分10秒後には制限エリアを脱して自由に動ける身体になっていました。ウィーン空港で少し待たされたときは25分後(2025年8月)、フランクフルト空港で待たされたときは38分後スムーズな中華民国では22分後でしたので、自国民ということもあり、かなりスムーズに動けたことになります。

スクートで移動してみて

今回、価格を重視し、スクートで移動しました。個人的所感ですが、航空機の乗り心地において航空機の高度が少し下がるときの浮く感じが最も苦手です。これは気流の関係で一概にはいえないでしょうが、前の席が良いとされます

この観点ではフルキャリアサービスよりLCCのほうが得策です。フルキャリアだと揺れない席はファーストクラスやビジネスクラスで占められます。そして、次にプレミアムエコノミーに続き、エコノミークラスはさらにその後ろです(図1)。他方、LCCは前方にプレミアムエコノミー席が配置され、すぐ後ろにエコノミークラスが配置されます(図2)。

図1. ANAのシートマップ(ボーイング787-10より引用)

図2. スクートのシートマップ(スクート公式サイトより引用後加工)

いいかたを変えると、揺れという観点では、LCCでは事実上のファーストクラスに、フルキャリアのエコノミー料金で乗ることができるということです。定時制と揺れにだけ着目すると、LCCは使いようによってはかなり有力な選択肢なのです。

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台北から東京(成田)までの航空機(Scoot、プレミアムエコノミー相当):現在地

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※この旅行の全体像は台湾初心者旅行のまとめ(25年年末)をご覧ください。

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