台湾初心者旅行のまとめ(25年年末)

記事上部注釈
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2025年12月に実施した、初の台湾旅行。初心者として台湾に挑んだ結果はどうだったのでしょうか。

写真1. 今回の旅行の代表的な写真群

台湾初心者旅行の総括

今回の総括をまとめると以下の通りです。

  • 年末年始の日本の寒い時期に「寒さ回避」としては適切な旅行先だった
  • 八角という香辛料が大手を振るい、リスク管理は重要なテーマとなり、それゆえのストレスを感じた
  • 鉄道面では可もなく不可もなく、というレベルであった

この旅行を通じ、不快感やストレスを軽減することが、満足度をひたすら突き詰めるより重要と再確認しました。

台湾初心者旅行の旅程一覧

写真2. 日本の民鉄有料特急の最新型のような台鉄の自強号(台北駅で撮影)

今回の旅程一覧を示します。なお、日付のカウントは現地時刻(航空機内は出発地の日付)としました。

1日目:日本→台北

この日は日本から台北への移動で終了しました。夕方に多少の時間はありましたが、休息に充てて翌日以降に備えました。

2日目:台北→高雄

この日は台北から高雄の移動が主体でした。往路の移動手段はあえて台鉄(日本でいう在来線相当)を選択し、台鉄の高速輸送を体感しました。午後は高雄のベイエリアを散策しました。

3日目:高雄→台北(お手軽九份観光込み)

この日は高雄から台北の移動が主体でした。復路の移動手段には高鐵を選択し、(往路比で)余った時間は台北からお手軽に向かえる九份を組み込みました。

4日目:台北→日本

台北から日本の帰宅を主眼としました。ただし、午前中は多少の時間の余裕があり、台北市内観光を多少組み込みました。復路の航空便はプレミアムエコノミー相当(事実上のファーストクラス)に搭乗しました。追加料金が数千円であれば、乗る価値は高いと感じました。

東アジアテストとしての台湾

写真2. 中華圏らしい光景が広がる

今回は「東アジアテスト」として台湾旅行を計画しました。これに先立ち、「東南アジアテスト」として、2024年8月に(感覚としては)日帰りの東南アジア旅行としてシンガポールを訪問し、合格点と評価しました。一方、パクチーという香草によるリスクが抽出され、安易なアジア訪問に警鐘を鳴らす結果ともなりました。

東南アジアは一定のリスクを見積もりましたが、東アジアはどうでしょうか。これもテストし、旅行先として適正かを判断せねばなりません。これは私の人生にのしかかる1つの課題でもありました。

「東アジアテスト」の対象は政治体制などから台湾地区か大韓民国を選定していました。テストですから、他の旅行へのダメージを与えない時期が適切と考えました。近年の潮流として、基本的にお盆は欧州地区、GWは国内旅行としていました。したがって、(金銭面はともかく時間的には)他の旅行を犠牲にしないためには、東アジアテストは年末年始を想定していました。年末年始の大韓民国は寒いです。したがって、消去法により東アジアテストの旅行先は台湾地区に決めました(台湾旅行の自然リスクとしても年末年始は台風シーズンから外れ、それなりに適正でした)。

次に期間の設定です。理論上台湾地区を最も楽しめるのは仕事納め後すぐに空港に直行し、仕事初めの前日に帰宅という7日程度の日程です。しかし、台湾を楽しめる保証はどこにもありません。台湾がつらいばあい、これは長すぎでしょう。他方、現地に2泊程度だとあまりにも慌ただしくなります。これらを勘案し、3泊4日としました。

台湾初心者旅行の費用

写真3. 夜市を活用すると食費は低減可能

今回の旅行に使った費用を確認します。

旅費の定義と集計結果

本記事では、日本の空港でセキュリティチェックを受けてから、日本の空港で検疫を受けるまでを旅費と定義します。その定義によると、総額は181,863円でした。

図. 成田空港(出発時)における旅費の対象外/対象の定義(成田国際空港の公式サイト掲載のマップより引用後加工)

図. 成田空港(到着時)における旅費の対象外/対象の定義(成田国際空港の公式サイト掲載のマップより引用後加工)

今回は成田空港を利用しました。なお、自宅は東京都区内にあり(最寄もJR駅)、往復双方JR線と京成電鉄(成田スカイアクセス線経由)の乗車券などを別途負担しています。しかし、海外旅行旅費の厳密さを重視し、これらの費用については除外しています。

まず、私の負担した項目別の金額一覧を示します(表1)。

表1. 私の負担した金額一覧

項目金額 [円]割合[%]割合累計[%]
移動(航空機)102,96956.656.6
ホテル43,86524.180.7
移動(台湾内)18,91510.491.1
食事7,4674.195.2
物品6,5873.698.9
休憩1,2760.799.6
食料7840.4100.0
総合計181,863100.0100.0

各項目の定義は以下の通りです。


  • 移動:旅行中に移動に費やした費用のこと。夜行便で移動した場合は宿泊費も兼ねているが、簡単のため全額を「移動」に算入した(今回は該当なし)。
  • ホテル:宿泊費用のこと。食事つきの場合、厳密には食費と宿泊に分割する必要があるが、簡単のため全額を「ホテル」に算入した。ここでは宿泊施設の種類は問わず、不動産のベッドや布団類で過ごすための費用を合計した。
  • 食事:宿泊施設類の食事付きプラン以外のレストランで消費した費用。今回の旅行では航空機で食事をしたが、航空機の標準的なサービスなので、移動に算入した。
  • 休憩:街歩きなどの合間に喫茶店等で休憩した際に生じた費用。
  • 観光:いわゆる入場料。この項目には不動産等への入場料を算入し、動産への入場料を算入していない。すなわち、観光列車の類は「移動」としており、本項目には算入していない。今回は街歩き観光を主体としたため該当なし。
  • 食料:小売店で購入した食料。飲み物と特に区別していない。
  • 物品:上記項目に外れる消耗品類の費用の合計。本旅行では海外旅行保険と会社へのみやげが当てはまった。

考察1. 世間平均との比較

では、この18万円という金額は世間一般と比べるとどうでしょうか。以前の考察では政府統計との比較で計算しました。しかし、政府統計に算入される旅行の形態は多彩に富んでおり、単純に比較するのは考察にそぐわないと考えました(さかのぼっての考察はしませんが)。そこで、同様の旅行プランツアーと比較します。

表2. 今回の日程と近い目的地のツアー価格

会社目的地期間価格
HIS台北1か所5/4~5/7116,480
※諸税約6600円別
HIS
(現地係員あり)
台北、高雄5/5~5/8145,550
※燃油サーチャージ約10000円別
JTB台北5/5~5/7126,290円
※燃油サーチャージ約10000円別
JTB高雄、台北5/3~5/7489,820
※燃油サーチャージ約10000円別
25年年末台北、高雄12/27~12/30181,863

台北1か所のツアーと比べ高価ですが、高雄と組み込んだ旅程とは同程度と評価でき、最も行きたい日付でツアーが実施されないことを考慮すると、ツアーと同程度と感じました。台鉄の商務車に乗ったりとそれなりに贅沢をしたことを含めると妥当と感じます。

考察2. 支出項目別にみて

添乗員付き周遊旅行より安い旅費であり、バス中心の旅程よりやや高価だった点を考慮しながら、項目別の費用について簡単に考えます。分析のセオリーである上位項目(金額ベースで95.2%)のみの考察とします。

添乗員付き周遊旅行より15万円以上安い旅費だった点を考慮しながら、項目別の費用について簡単に考えます。分析のセオリーである上位項目(金額ベースで95.5%)のみの考察とします。

移動(航空機)(102,969円)

全体の56.6%かかっており、最も支出金額が大きい項目でした。航空券予約が2か月程度前でしかなく、年末年始の繁忙期にかかることもあり、10万円の大台に跳ね上がる結果でした。ただし、Expediaで最も安い航空会社を選び(予約そのものは航空会社の公式サイトで直接予約)、その点は及第点でした。

航空機の座席は前方を手配し、そういう意味では揺れという負担が少なく、事実上のビジネスクラスとファーストクラスで移動できました。もう少し早めの手配を心がけるべきでした。その点が反省点です。

ホテル(43,865円)

次に支出の多い項目でした。台北での宿泊地を台北駅前にしたことが支出がかさんだ要因です。台北駅前から離れた場所であれば、3割程度削減することが可能であり、知識不足による経費上昇を実感した場面です。

他方、台湾初心者であり、その差額は「安心代」として解釈することも可能です。人は誰でも最初は初心者です。そのような意味で、勉強代と解釈する代金もあったのでしょう。

2023年の旅行からgoogleマップでホテルを探し、最も安い予約サイトで予約しています。予約サイトの不備にともなうトラブルがないことは光栄でした。

移動(台湾内)(18,915円)

単純往復でありながら、それなりに長い距離を移動したこともあり、それなりの費用となりました。ただし、台湾西部の往復と九份観光をこなしたことを考えると、低減余地は少ないと感じます。

これに関しては、台湾のフリーパスと公式から購入した価格を冷静に判断したことや、鉄道運営側の公式サイトから購入した点が費用低減に貢献したと解釈しています。

食事(7,467円)

それなりに外食を組み込みましたが、台湾地区では外食の価格が低いこともあり、かなりのコストパフォーマンスを実現できました。また、台湾に慣れてきた後半は、八角リスクを考慮するためにあえて夜市を活用し、ここでも価格低減につながりました。

この点は金銭をかなり上手に活用できたと自負しています。

全般として

台湾旅行はもう少し安価なイメージがありましたが、航空券と宿泊費が予想外の価格の高さでした。旅行構想が9月に始まり、航空券確保が遅かったことや、初心者ゆえの出費も指摘できましょう。

ただし、日本地区や欧州地区で自力手配という経験値があり、とりわけ長距離鉄道で活用できたという意味では及第点と評価できるかもしれません。

台湾の印象

写真4. オールロングシート車に当たり、魅力減と評価せざるを得ない場面(地域の実情などもあり、オールロングシート車がふさわしい場面もあるとは想像しますが)

今回は東アジアテストとして台湾を旅行先に選択しました。その所感をまとめます。

所感のポイントは以下の通りです。

  • 全般的な利便性は高く、治安も良く感じたため、旅行先候補としては最低限の基準はじゅうぶん満たしている
  • 香辛料、とりわけ八角に合致しない場合、台湾の食事は苦痛の可能性は高い
  • 鉄道の利便性は高くなく、かつロングシート車も多く、その点の課題は大きい
  • ただし冬季は日本の寒さを避けることができ、その意味では旅行先として魅力を感じた

全体的な評価は「」(70点超~80点、実際の評点は72点、冬季以外は「可」)としました。日本とやや異なった雰囲気で「外国」にいることを実感しました。

表2. ランク付けとそれに対するコメント

ランク付け点数点数別所感
秀(レギュラー国)90点超必ず再訪し、かつ定期的に訪問したい国や地域
優(準レギュラー国)80点超~90点1度行ったが、ぜひとも再訪したい国や地域
70点超~80点再訪を検討したい国や地域
60点~70点再訪したいわけでないが、避けるほどではない国や地域
不可60点未満今後の人生において立ち入ることは避けたい国や地域

評価点1. 利便性や治安

台湾地区はコンビニエンスストアがあり、かつアメリカのサービス(Googleなど)が使えます。これは基本的な利便性として考えることができます。そのような意味では、台湾地区はじゅうぶんな利便性があり、旅行先のポテンシャルとしてはじゅうぶんです。

また、台湾地区は欧州地区よりのんびりとした雰囲気が漂っており、治安の良さを感じました(治安が良い国であっても外国である以上は油断は禁物ですが)。

そのような意味で、個人的主観ですが、20点中18点と評価しました。

評価点2. 食事に関するコメント

台湾地区は香辛料が強い料理が多く、とりわけ八角が強い印象でした。この点は個人的には好みに合わず、苦痛といえました。確かに八角を使用していない料理も多くあり、旅行中はそれらで難を逃れることは可能でした。しかし、常に八角リスクを考慮しながら動くことはストレスの原因と感じました。

他方、日本地区や欧州地区と比較し、食費そのものは安価でした。そのような意味で、好みに合わない食事であっても金銭的損失は少なく済みました。

そのような意味で、個人的主観ですが、20点中10点と評価しました。

評価点3. 鉄道の利便性や快適性

台湾地区は台鉄と高鐵による運営です。定時制や車内の基本的な快適さは問題ありませんでした。他方、台鉄とりわけ区間車でパターンダイヤ短編成高頻度政策が実施されていないなどの課題も感じました。

また、旅行者としては区間車にロングシート車が多いことも好ましく感じませんでした。台北付近という偏った評価範囲ですが(ローカル線もオールロング車に見えた)、この点は味気なく思いました。別の側面ですが、台北駅や高雄駅で駅の外に出る経路に無駄を感じ(地下街が道路を渡れば…という場面があった)、この点も利便性や快適性の面でベストでないとも感じました。

そのような意味で、個人的主観ですが、20点中14点と評価しました。

評価点4. 天候や気候の快適さ

旅行は屋外で行動することが基本です。したがって、旅行の印象は天気や気候に大きく左右されます。12月の台湾地区はおおむね18℃であり、快適な温度でした。また、大雨に降られることもなく、そのような意味では快適な4日間を過ごすことができました。

一部の日は晴れていないなどの点もありましたが、かなり快適に過ごせ、個人的主観ですが、20点中18点と評価しました。

評価点5. 中華圏特有の雰囲気や観光地の印象

旅行では日本と異なる文化圏に触れます。風景の絶景さは九份を除き、印象には残りませんでした。しかし、中華圏ならではの雰囲気を感じられ、それなりに楽しめました。

絶景を味わえる場所は少なく、車窓も日本に近い感覚もありました。このような「感動」については可もなく不可もなくと感じ、個人的主観ですが、20点中12点と評価しました。

台湾旅行を通じた価値判断

写真5. 九份は台湾らしさが出ている観光地と感じた

旅程全体を通じ、下記の感想を抱きました。

  • 台湾の食事は独特であり、そのストレスを通じ、旅行における食事の重要性を実感した
  • 気候やオペレーションにストレスはなく、その点は好感度を持ち、その点の重要性を実感した
  • クロスシート車の高速運転を望んでいたことに気づく

月並みな感想ですが、食事の好みは重要です。台湾は八角の香りが独特で、その香りの漂う食事が多かったです。個人的に八角は好みでなく、台湾が合わないと感じました。従来、旅行先で食事の好みを気にすることは多くなく、旅行先を選ぶ理由に食事を挙げるという価値観を理解していませんでした。これは、従来の旅行先(欧州地区)の食事がそれなりの水準以上と感じ、気にするレベルではなかったでしょう。このようなことから、不快感を何も感じないことが重要と気づきました。良さや快適さを実感するのは難しいですが、不快感を実感しやすいです。いいかえると、プラスを感じなくともマイナスを感じなければ良い、ということです。

一方、12月下旬であっても15℃を超える気温や、現地の待たされないオペレーションにより、食事時間以外のストレスはありませんでした(九份のアクセスも合格点は超えていたと感じます)。交通機関全般でクレジットカードのタッチ決済を使えればより良い地域となるでしょう。清潔さも問題なく、夜市でいくつか食べましたが、体調不良にならなかった点は光栄でした。

また、台鉄の自強号は在来線ながら高速運転を感じられ、なかなか楽しい体験でした。商務車でゆったりした車内であることや、車内の配色に優れていた点も指摘できましょう。他方、区間車の速度は遅く、ロングシート車が多かった点は「楽しみ」という側面からは一歩劣る評価になってしまうことは否定できません。

これらを総合すると、気温/食事/オペレーションなどでストレスのない環境を重視し、かつ高速運転のクロスシート車に乗れれば、私の旅行は満足なのです。

台湾での体験を実感し、自分の価値観を改めて感じ、成長していないことも理解したのでした。

重要

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前後を読みたい!

果たして前後はどこに行ったのでしょうか?

(←前)台北から東京(成田)までの航空機(Scoot、プレミアムエコノミー相当)

台湾初心者旅行のまとめ(25年年末):現在地

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