中央ヨーロッパの夜行列車~ナイトジェットの概要と運行形態解析(主にオーストリア、ドイツで運行)

中央ヨーロッパに広がる夜行列車ネットワーク。これを運転するのはナイトジェットという列車です。では、そのナイトジェットはどこを走り、どのような列車なのでしょうか。パリまでネットワークを広げた2022年ダイヤ(2021年12月20日施行)をまとめました。

写真1. ウィーン中央に到着したナイトジェット

※2018年7月16日にナイトジェットの乗車記を記しました。別ウィンドウで開きます。
※2018年9月17日にドイツに関係しない系統もまとめました。網羅性が大幅に向上しています。
※2018年12月12日にベルリン-ウィーンの系統を追加しています(2018年12月ダイヤ改正の目玉を反映)
※2019年2月23日に路線図を最新のものに差しかえました(2018年12月ダイヤ改正の目玉を反映)
※2020年1月12日にブリュッセル発着などダイヤ改正の内容を追加
※2021年12月26日にパリ延長を踏まえ、内容を刷新

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概要はわかった。では、どうやって予約するの?

海外鉄道旅行全般のノウハウについては、安く海外個人旅行をするための方法(主に鉄道旅行)にまとめました。

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  1. ナイトジェットの概要
    1. ナイトジェットの運行形態概要
      1. オーストリアで完結する系統
      2. オーストリアから直通:ドイツ・スイス方面
      3. オーストラリアから直通:イタリア方面
      4. オーストリアから直通:フランス方面
      5. オーストリアを通らない系統
      6. EN:オーストリアを通る系統
      7. EN:オーストリアを通らない系統
    2. ナイトジェットの設備概要
  2. 各系統の運転時刻解析
    1. オーストリアで完結する系統
      1. ウィーン-ブレゲンツ
      2. フィラハ-フェルドキルヒ
      3. グラーツ-フェルドキルヒ
    2. オーストリアから直通:ドイツ・スイス方面
      1. ウィーン-ハンブルク
      2. ウィーン-アムステルダム
      3. ウィーン-ブリュッセル(途中まで2に連結、曜日限定の運転)
      4. インスブルック-ハンブルク
      5. インスブルック-アムステルダム
      6. ウィーン-ベルリン(ポーランド経由)
      7. ウィーン-チューリッヒ
      8. グラーツ-チューリッヒ
    3. オーストリアから直通:イタリア方面
      1. ウィーン-ローマ
      2. ウィーン-ミラノ
      3. ミュンヘン-ローマ
      4. ミュンヘン-ミラノ
      5. ウィーン-ヴェネツィア
      6. ミュンヘン-ヴェネツィア
      7. ウィーン-リボルノ
    4. オーストリアからフランスに直通する系統
      1. ウィーン-パリ
    5. オーストリアを通らない系統
      1. チューリッヒ-ベルリン
      2. チューリッヒ-ハンブルク
      3. チューリッヒ-アムステルダム
    6. EN:オーストリアを通る系統
      1. ウィーン-ワルシャワ
      2. ミュンヘン-ブダペスト
      3. ウィーン-スプリト
      4. ミュンヘン-ザグレブ
      5. ミュンヘン-リエカ
      6. チューリッヒ-ザグレブ
      7. チューリッヒ-プラハ
    7. EN:オーストリアを通らない系統
      1. ベルリン-ブダペスト
  3. ナイトジェットのまとめ
  4. 関連する各国の鉄道旅行ノウハウ記事へのリンク
  5. 参考:以前の運行形態と時刻一覧
    1. ドイツ国内を横断または縦断する系統
      1. ハンブルク・ベルリン-チューリッヒ
      2. ウィーン/インスブルック-ハンブルク/デュッセルドルフ
      3. ブリュッセル-インスブルック・ウィーン
    2. ドイツ発着で他国の距離が長いもの
      1. ウィーン-ベルリン
      2. ベルリン-ブダペスト
      3. ブダペスト-ミュンヘン
      4. ミュンヘン-ローマ/ミラノ
      5. ミュンヘン-ベネチア/ザクレブ/リエーカ
    3. ドイツを通らない系統
      1. ウィーン-ブレゲンツ
      2. フェルトキルヒ-フィラッハ(チューリッヒ-ザクレブ)
      3. ウィーン-チューリッヒ
      4. チューリッヒ-ブダペスト
      5. グラーツ-チューリッヒ
      6. ウィーン-ミラノ/ローマ
      7. ウィーン-ベネチア
      8. ウィーン-リヴィルノ
      9. ウィーン-ワルシャワ
      10. チューリッヒ-プラハ

ナイトジェットの概要

まず、ナイトジェットが経由する路線について簡単に述べたあと、設備について簡単に触れます。

公式サイト路線図と時刻表が掲載されていました

ナイトジェットの運行形態概要

ナイトジェットはオーストリア国鉄の列車です(オーストリアに関係ない場所を走る系統もあります)。そのため、オーストリア国内で完結する系統から述べましょう。

nightjet network 21.12

図1. ナイトジェットネットワーク

オーストリアで完結する系統

オーストリアで完結する系統は以下の通りです。各系統の時刻表は下の章で示します。

  1. ウィーン-ブレゲンツ
  2. 参考フィラハ-フェルドキルヒ
  3. 参考グラーツ-フェルドキルヒ

なお、2と3は国際列車の国内利用というイメージです(列車はオーストリア国外に直通します)。

オーストリアから直通:ドイツ・スイス方面

オーストリア以外に直通する系統は27系統あります。そのうち、ドイツ・スイス方面に直通する系統を記します(ミュンヘン発着のイタリア・スロベニア方面を除きます)。

  1. ウィーン-ハンブルク
  2. ウィーン-アムステルダム
  3. ウィーン-ブリュッセル(途中まで2に連結、曜日限定の運転)
  4. インスブルック-ハンブルク
  5. インスブルック-アムステルダム
  6. ウィーン-ベルリン(ポーランド経由)
  7. ウィーン-チューリッヒ
  8. グラーツ-チューリッヒ

なお、ウィーン-ハンブルク、アムステルダムの系統とインスブルック-ハンブルク、アムステルダムの系統は途中のニュルンベルクでパートナーを変更する併結運転を行います。

オーストラリアから直通:イタリア方面

オーストリア以外に直通する系統は27系統あります。そのうち、イタリアに直通する系統を記します(ミュンヘン発着でオーストリアを通る系統も含みます)。

  1. ウィーン-ローマ
  2. ウィーン-ミラノ
  3. ウィーン-ヴェネツィア
  4. ウィーン-リボルノ
  5. ミュンヘン-ローマ
  6. ミュンヘン-ミラノ
  7. ミュンヘン-ヴェネツィア

4の「リボルノ」はマイナーな場所に感じます。しかし、手前でピサを通ると考えると、そこまでマイナーな目的地という感じはありません。

オーストリアから直通:フランス方面

現在のところ、フランスに直通する系統は1系統のみで2021年12月ダイヤ改正で新設された系統です。

  1. ウィーン-パリ

この系統はスイスではなく、ドイツを通ります(フランスとオーストリアは接していません)。

オーストリアを通らない系統

興味深いことに、オーストリアを通らない系統があります。

  1. チューリッヒ-ベルリン
  2. チューリッヒ-アムステルダム
  3. チューリッヒ-ハンブルク

いずれも、スイス発着ですね。

EN:オーストリアを通る系統

ナイトジェットはオーストリア国鉄のブランド列車ですが、オーストリア国鉄が関与しつつも完全なブランドではない列車もあります。このうち、オーストリアを通る系統を列挙します。

  1. ウィーン-ワルシャワ
  2. ミュンヘン-ブダペスト
  3. チューリッヒ-ブダペスト
  4. ウィーン-スプリット
  5. ミュンヘン-ザグレブ
  6. ミュンヘン-リエカ
  7. チューリッヒ-ザグレブ
  8. チューリッヒ-プラハ

これらの列車は多くの区間で連結して走ります。複数の列車を1本でまとめることで、必要な運転士の数を減らしています。

EN:オーストリアを通らない系統

ナイトジェットはオーストリア国鉄のブランド列車ですが、オーストリア国鉄が関与しつつも完全なブランドではない列車もあります。このうち、オーストリアを通らない系統を列挙します。

  1. ベルリン-ブダペスト

ナイトジェットの設備概要

大本営発表資料を参照しますと、6人がけのコンパートメント(見知らぬ人と相席)、6人寝台(日本でいう3段B寝台です)、4人寝台(日本でいう2段B寝台)、1-3人用個室が存在するようです。個室といっても、あくまでも「豪華」な存在ではなく、昔のシングルデラックスに相当するレベルのようです。

私が御託を並べ立てるよりもオーストリア連邦鉄道のサイトに掲載されている写真を掲載したほうがよいでしょう。

ナイトジェット6人がけ座席の内装

写真2. 6人がけのコンパートメント

ナイトジェット6人簡易寝台

写真3. 6人用簡易寝台

ナイトジェット2人用寝台

写真4. 2人用のコンパートメント

各系統の運転時刻解析

それでは、各系統の運転時刻を紹介しましょう。概要の章で述べた順番に準じて記すことにします。

オーストリアで完結する系統

オーストリア国内で完結する系統について記します。

ウィーン-ブレゲンツ

ウィーンがオーストリアの首都であることはご存じでしょうが、ブレゲンツをご存じでない人も多いでしょう。そこで、ブレゲンツについて簡単に紹介します。

図2. ブレゲンツの位置(googleマップより引用)

ブレゲンツの位置を示します(図2)。オーストリアは東西に長い国で、ウィーンは比較的東のほうにあり、ブレゲンツは西の端にあります。すぐ北にはドイツ、すぐ西にはスイスがそれぞれ近い場所です。このため、オーストリアを東西に連絡する役割があります。

表1. ウィーン-ブレゲンツの時刻表

NJ、ウィーンーブレゲンツ

ウィーン中央22:55 → ブレゲンツ8:29
ブレゲンツ21:40 → ウィーン中央6:58

なお、ザルツブルクとインスブルックの間でドイツを走行します。とはいえ、両国ともドイツ語を使う国家で、途中はどこにも停車しません。そのため、国境を越えたという感覚は薄いでしょう。

フィラハ-フェルドキルヒ

フィラハはオーストリア南部の都市、フェルドキルヒはオーストリア西部の都市です。

図3. フィラハの位置(googleマップより引用)

図4. フェルドキルヒの位置(googleマップより引用)

両都市ともあまりなじみのない地名でしょうから、位置を示しました(図3、図4)。フィラハはスロベニア国境に近く、フェルドキルヒはスイス国境に近い場所です。

表2. フィラハーフェルドキルヒの時刻表

NJ、フィラハーフェルドキルヒ

フィラハ22:49 → フェルドキルヒ7:21
フェルドキルヒ22:45 → フィラハ6:04

両駅の発車・到着時刻が使いにくく、両都市の移動には適しているとは思えません。また、両都市ともに大きな都市でもなく、(ウィーン、グラーツなどを通らないことからも)果たして利用されるのか、と疑ってしまう系統です。

実は厳密にはオーストリア国内で完結する系統ではなく、チューリッヒ(スイス)-ザグレブ(クロアチア)を結ぶ系統が途中でオーストリアを通っている、という理解のほうが適切です。

グラーツ-フェルドキルヒ

グラーツと聞いてもピンと来ない人もいるかもしれませんが、実はグラーツはオーストリア第2の人口を有する都市です。

図5. グラーツの位置(googleマップより引用)

グラーツの位置を示します(図5)。オーストリア南東部の都市です。フェルドキルヒは先の章で示した通り、オーストリア西部の都市で、スイスに接します。

表3. グラーツ-フェルドキルヒの時刻表

グラーツ22:26 → フェルドキルヒ7:21
フェルドキルヒ22:45 → グラーツ7:00

この系統も国際列車の国内区間を列挙している格好です。実際には、チューリッヒ-グラーツの系統です。

オーストリアから直通:ドイツ・スイス方面

ヨーロッパは陸続きの土地です。そして、国境の向こうにも線路が伸びています(歴史的なことを述べると、その国境が移動したこともあります)。オーストリアは中央ヨーロッパに位置し、7か国(オーストリア国鉄運営のリヒテンシュタインを含めれば8か国)に接しています。そのような場所柄、オーストリアを越えて運転する系統もあります。ここでは、オーストリアからスイス・ドイツ方面に直通する系統を紹介します。

※ミュンヘン(ドイツ)発着のイタリア方面行きはここでは省略しています。
記述はオーストリア→ドイツ・スイス方面の向きを基準としています。反対方向は適宜読み替えてご解釈ください。

ウィーン-ハンブルク

図6. ハンブルクの位置(googleマップより引用)

ウィーンとドイツ北部の都市、ハンブルクを結ぶ系統です。ウィーン発車時点では、アムステルダム行きと連結します。途中のニュルンベルク(ドイツ南部の都市)で切り離します。と同時に、インスブルック発のハンブルク行きと連結します。もう少し整理すると、以下の構図です。

  1. ウィーン発ハンブルク行き
  2. ウィーン発アムステルダム行き
  3. インスブルック発ハンブルク行き
  4. インスブルック発アムステルダム行き

以上の4系統があり(ウィーン発ブリュッセル行きはとりあえず無視します)、ニュルンベルクでパートナーを入れ替える興味深い運転方式です。すなわち、ウィーンやインスブルック断面では、(1と2)、(3と4)の組み合わせ、ニュルンベルクからは(1と3)、(2と4)の組み合わせとなるのです。

さて、このような組み合わせの1つのウィーン-ハンブルクの時刻は以下の通りです(表4)。

表4. ウィーン-ハンブルクの時刻表

NJ、ウィーン-ハンブルク

ウィーン中央20:13 → ハンブルク中央8:47 → ハンブルクアルトナ9:04
ハンブルクアルトナ20:11 → ハンブルク中央20:29 → ウィーン中央9:19

ハンブルクはハンブルクアルトナに発着しますが、運行の都合上で中央駅発着ができずにアルトナ駅まで延長運転していると考えるのが自然です。

ウィーン-アムステルダム

ウィーンからオランダまで直通する系統です。途中、ドイツ北西部の人口の多い場所(※)を走り、ボン、ケルン、デュッセルドルフなどを通ります。

※ドイツで最も人口の多い州はノルトライン・ヴェストファーレン州(ケルンやデュッセルドルフがある州)です。

先述の通り、終始、他の系統と連結して走ります。時刻は以下の通りです(表5)。

表5. ウィーン-アムステルダムの時刻表

NJ、ウィーン-アムステルダム

ウィーン中央20:13 → ケルン中央6:51 → アムステルダム中央9:59
アムステルダム中央19:30 → ケルン中央22:16 → ウィーン中央9:19

私は2018年にこの系統(まだデュッセルドルフ発着でした)に乗りましたが、ウィーン中央を出発するのは20:41発でした。だいぶアムステルダム発着になるためか、発車が早まり、スピードアップされていますね。

ウィーン-ブリュッセル(途中まで2に連結、曜日限定の運転)

ウィーンからベルギーのブリュッセルに向かう系統です。ウィーンからケルンまでは先のウィーン-アムステルダムと合わせて走ります。この系統ができるまでは、ナイトジェットは中央ヨーロッパと南ヨーロッパ(イタリア)だけを運転する系統でしたが、この系統で晴れてナイトジェットの西ヨーロッパ進出が果たされました。

※ベルギーは西ヨーロッパの国で、西ヨーロッパの十字路と評されています。

時刻は以下の通りです(表6)。

表6. ウィーン-ブリュッセルの時刻表

NJ、ウィーン-ブリュッセル

ウィーン中央20:13 → ブリュッセル南9:52(ウィーン発日曜、火曜、木曜運転)
ブリュッセル南19:32 → ウィーン中央9:19(ブリュッセル発月曜、水曜、金曜運転)

ケルン中央の時刻が書かれていないことが気になります。ボン(ケルンの前の停車駅)からケルン中央に入るには駅の西側から進入し、ケルン中央からアーヘン(ケルンの次の停車駅)に向かうには駅の西側に出発することになります。そのため、ケルン中央付近では短絡線を通り、方向転換を省略できるようにしているのです。

インスブルック-ハンブルク

インスブルックと言われても、ピンと来ない人もいるでしょう。そこで、インスブルックの位置を示します(図7)。

図7. インスブルックの位置(googleマップより引用)

インスブルックはオーストリア西部の都市です。

この系統は、途中でミュンヘンを通り、ドイツ国内連絡列車の意味合いもありましょう。その列車の時刻を示します(表7)。

表7. インスブルック-ハンブルクの時刻表

NJ、インスブルック-ハンブルク

インスブルック20:44 → ミュンヘン中央22:50 → ハンブルク中央8:47 → ハンブルクアルトナ9:04
ハンブルクアルトナ20:11 → ハンブルク中央20:29 → ミュンヘン中央7:11 → インスブルック9:14

インスブルック-アムステルダム

先の列車群についての記述を読むとわかりますが、この系統も終始他の系統と連結運転しています。時刻は以下の通りです(表8)。

表8. インスブルック-アムステルダムの時刻表

NJ、インスブルック-アムステルダム

インスブルック20:44 → ミュンヘン中央22:50 → ケルン中央6:51 → アムステルダム中央9:59
アムステルダム中央19:30 → ケルン中央22:16 → ミュンヘン中央7:11 → インスブルック9:14

ウィーン-ベルリン(ポーランド経由)

ドイツ語を使う2大国家といえば、ドイツとオーストリアでしょう。その2か国の首都はベルリンとウィーンです。その2首都を結ぶ系統があります。ドイツとオーストリアは接していますが、この系統はわざわざチェコとポーランドを通ります。この列車に乗るだけで、4か国に行ったことになるのです。

もっとも、第一次世界大戦前であれば、ドイツとオーストリアで完結していた経路でもあります(チェコはオーストリア、ポーランドはオーストリアやドイツ(やロシア)の一部分でした)。

時刻は以下の通りです(表9)。

表9. ウィーン-ベルリンの時刻表

NJ、ウィーン-ベルリン

ウィーン中央22:10 → ベルリン中央9:51 → ベルリンシャルロッテンブルク10:03
ベルリンシャルロッテンブルク18:22 → ベルリン中央18:43 → ウィーン中央7:00

ベルリン中央駅はそこまで線路が多くないので、少し先のシャルロッテンブルクに延長運転していると理解するのが適切でしょう。

この系統はベルリンの都心部を通るのに、アレクサンダー広場や動物園などの主要駅を通過するのは、どうかと思います。利便性向上になるのですから、停車させたほうが良いと思います。

なお、フランクフルトと書かれていますが、多くの人が思い浮かべるフランクフルト(マイン)ではなく、ポーランド国境にあるフランクフルト(オーダー)です。乗り間違えないように気を付けたいものです。

ウィーン-チューリッヒ

写真2. 2階建て車両が連結されていた(2019年にチューリッヒで確認)

オーストリアの西にはスイスが接しており、この両国は緊密に直通しています。ナイトジェットも例外ではなく、スイスのチューリッヒと結ぶ系統が運転されています。

時刻は以下の通りです(表10)。

表10. ウィーン-チューリッヒの時刻表

NJ、ウィーン-チューリッヒ

ウィーン中央21:27 → チューリッヒ中央8:20
チューリッヒ中央21:40 → ウィーン中央7:58

この系統はザルツブルクでブダペスト-チューリッヒの系統と連結します。そして、このブダペスト-チューリッヒの系統はザルツブルクまでブダペスト-ミュンヘンの系統と連結しています。惜しいのは、ウィーン-ミュンヘンの系統がないことです。

なお、チューリッヒはスイスで最も人口の多い都市ですが、スイスの首都ではありません。スイスの首都はベルンです。2019年に見たときには、2階建ての車両を連結していました。

グラーツ-チューリッヒ

オーストリアとスイスを結ぶ便はもう1つ設定されています。それが、グラーツ-チューリッヒの系統です。この系統はチューリッヒ発着時刻がウィーン発着便と1時間程度ずれています。

その時刻を示します(表11)。

表11. グラーツ-チューリッヒの時刻表

NJ、グラーツ-チューリッヒ

グラーツ中央22:26 → チューリッヒ中央9:20
チューリッヒ中央20:40 → グラーツ中央7:00

オーストリアから直通:イタリア方面

オーストリアから南のほうに向かい、イタリア方面に直通する系統の時刻を示します。ここでは、ミュンヘン(ドイツ南部の都市)発着のオーストリア経由イタリア方面直通の系統も示します。

なお、この章では、ウィーンやミュンヘンを発車する方向で記述しています。逆方向の列車に乗る場合は、適宜読み替えてください。

ウィーン-ローマ

オーストリアの首都ウィーンと、イタリアの首都ローマを結ぶ系統です。

ウィーン発車時点では、ミラノ行きと連結します。途中のフィラハ(オーストリア南部の都市)で切り離します。と同時に、ミュンヘン発のローマ行きと連結します。もう少し整理すると、以下の構図です。

  1. ウィーン発ローマ行き
  2. ウィーン発ミラノ行き
  3. ミュンヘン発ローマ行き
  4. ミュンヘン発ミラノ行き

以上の4系統があり、フィラハでパートナーを入れ替える興味深い運転方式です。すなわち、ウィーンやミュンヘン断面では、(1と2)、(3と4)の組み合わせ、フィラハからは(1と3)、(2と4)の組み合わせとなるのです。

では、具体的な時刻を示します(表12)。

表12. ウィーン-ローマの時刻表

NJ、ウィーン-ローマ

ウィーン中央19:23 → ローマテルミニ9:10
ローマテルミニ20:17 → ウィーン中央8:52

ウィーン-ミラノ

ウィーンからミラノ(イタリア北西部の都市)を結ぶ系統も設定されています。上で述べた通り、ウィーン発、ミュンヘン発、ローマ行きと連結運転されています。

なお、ミラノの発着駅は中央駅ではなく、ミラノ・ポルタ・ガリバルディです(図7)。

図7. ミラノ・ポルタ・ガリバルディ駅の位置(googleマップより引用)

では、具体的な時刻を示します(表13)。

表13. ウィーン-ミラノの時刻表

NJ、ウィーンーミラノ

ウィーン中央19:23 → ミラノ・ポルタ・ガリバルディ8:10
ミラノ・ポルタ・ガリバルディ21:10 → ウィーン中央8:52

ミュンヘン-ローマ

ミュンヘンはドイツ南部の都市であり、ドイツ国内ネットワークの端部という印象があります。その一方で、ドイツより南側のオーストリア、イタリア方面への系統の玄関口という側面もあります。

そのミュンヘンからイタリア方面に運転される系統のうち、ローマ、ミラノに向かう系統はウィーン発と連結運転します(2つ上の章をご覧ください)。

時刻は以下の通りです(表14)。

表14. ミュンヘン-ローマの時刻表

NJ、ミュンヘンーローマ

ミュンヘン中央20:10 → ローマテルミニ9:10
ローマテルミニ20:17 → ミュンヘン中央9:20

ミュンヘン行きがミュンヘン東駅を通過するのは何か理由があるのでしょうか。

ミュンヘン-ミラノ

ミュンヘンからミラノに向かう系統も運転されています。この系統もウィーン発着と連結して走ります。ミラノは中央駅ではなく、ミラノ・ポルタ・ガリバルディです。

時刻は以下の通りです(表15)。

表15. ミュンヘン-ミラノの時刻表

NJ、ミュンヘンーミラノ

ミュンヘン中央20:10 → ミラノ・ポルタ・ガリバルディ8:10
ミラノ・ポルタ・ガリバルディ21:10 → ミュンヘン中央9:20

ウィーン-ヴェネツィア

ヴェネツィアはイタリアでも有数の観光地です。そのヴェネツィアにもナイトジェットは運転されています。この系統はザルツブルクで上下方向を含めたパートナーチェンジを行いますが、とりあえず、ウィーン発とミュンヘン発のヴェネツィア行きがあり、ザルツブルクで連結されると理解しておきましょう。

その時刻です(表16)。

表16. ウィーン-ヴェネツィアの時刻表。

NJ、ウィーン-ヴェネツィア

ウィーン中央21:27 → ヴェネツィア・サンタルチア8:34
ヴェネツィア・サンタルチア21:48 → ウィーン中央7:58

なお、この系統は鉄道ジャーナル2018年11月号でも取り上げられています。

ミュンヘン-ヴェネツィア

ヴェネツィアへはミュンヘンからも運転されています。ミュンヘン発の段階ではスロベニア方面系統と連結します。そして、ザルツブルクでウィーン発と連結します。

時刻は以下の通りです(表17)。

表17. ミュンヘン-ヴェネチアの時刻表

NJ、ミュンヘン-ヴェネツィア

ミュンヘン中央23:20 → ヴェネツィア・サンタルチア8:34
ヴェネツィア・サンタルチア21:48 → ミュンヘン中央6:29

ウィーン-リボルノ

イタリアでもそれなりに有名な場所がピサでしょう。ピサの斜塔がある都市です。そのピサを通る系統もあります。この系統は対応するミュンヘン発着はありません。

表18. ウィーン-リヴォルノの時刻表

ウィーン中央20:01 → リヴォルノ9:00
リヴォルノ19:20 → ウィーン中央8:20

オーストリアからフランスに直通する系統

2022年ダイヤからオーストリアからフランスに直通する系統が新設されました。

ウィーン-パリ

オーストリアの首都ウィーンと、フランスの首都パリを結ぶ系統です。中欧の歴史都市と、西欧の歴史都市を直結する系統です。これは、オリエント急行を彷彿させるルートです。ただし、往年のオリエント急行と異なるのは、オリエント急行がパリ視点であるのに対し、ナイトジェットがウィーン視点であることです。

ドイツ南部のミュンヘンやカールカースエを通ります。パリの発着は東駅です(パリには中央駅はありません)。

時刻は以下の通りです(表19)。

表19. ウィーン-パリの時刻表

NJ、ウィーン-パリ

ウィーン中央19:40 → パリ東9:42
パリ東19:58 → ウィーン中央10:12

オーストリアを通らない系統

興味深いことに、オーストリアを通らない系統があります。スイス発着の3系統を紹介します。

チューリッヒ-ベルリン

チューリッヒからベルリンの系統です。途中のゲッチンゲンまではハンブルク発着系統と連結します。2016年12月にデビューしたときはベルリン経由ハンブルク発着でしたが、現在はそれぞれが独立しています。

運転時刻は以下の通りです(表20)。

表20. チューリッヒ-ベルリンの時刻表

NJ、チューリッヒ-ベルリン

なお、ベルリンでSüdkreuzを通るということは、地下ホーム発着です。そのため、高架ホームを通る線路の通るポツダムは通りません(ベルリンの外環状線を通ると推測いたします)。ベルリンの新都心のポツダム広場を通るのですから、ここにも停車させたほうが良いと思います!

※ポツダム広場とポツダム(市)は別ものです。ポツダム広場はベルリンの新都心、ポツダム市はベルリンに隣り合う小都市です。ポツダム市はポツダム会談やポツダム宣言の場所です。

チューリッヒ中央19:59 → ベルリン中央7:38
ベルリン中央20:54 → チューリッヒ中央9:05

この系統には2階建て車両が使われると聞いたことがあります。

チューリッヒ-ハンブルク

チューリッヒ-ベルリン系統と連結し、ハンブルクに向かう系統です。

時刻は以下の通りです(表21)。

表21. チューリッヒ-ハンブルクの時刻表

NJ、チューリッヒ-ハンブルク

チューリッヒ中央19:59 → ハンブルク中央7:54 → ハンブルクアルトナ8:10
ハンブルクアルトナ20:35 → ハンブルク中央20:50 → チューリッヒ中央9:05

チューリッヒ-アムステルダム

この系統は連結運転されることなく(時刻表を読んだ限りです)、単独で運転します。

時刻は以下の通りです(表22)。

表22. チューリッヒ-アムステルダムの時刻表

NJ、チューリッヒ-アムステルダム

チューリッヒ中央21:59 → アムステルダム中央9:14
アムステルダム中央20:30 → チューリッヒ中央8:05

EN:オーストリアを通る系統

ナイトジェットはオーストリア国鉄のブランド列車ですが、オーストリア国鉄が関与しつつも完全なブランドではない列車もあります。これはEN(ユーロナイト)と称されています。ENのうち特別な系統について、NJ(ナイトジェット)と呼ぶことにいていると理解するのが早そうです。

このうち、オーストリアを通る系統を列挙します。

ウィーン-ワルシャワ

ウィーンから北に向かい、ポーランドの首都ワルシャワに向かう系統です。この系統は途中、クラクフ(図8)を通ります。クラクフそのものが古都で観光名所であると同時に、ポーランド南部は意外と人口が多いのもミソです。

図8. クラクフの位置(googleマップより引用)

チェコ東部を通りますが、チェコ国内では客扱いしないようです(オーストリア、チェコ、ポーランドはEU内ですので、そこまで国境を意識することはありません)。

時刻は以下の通りです(表23)。

表23. ウィーン-ワルシャワの時刻表

NJ、ウィーン-ワルシャワ

ウィーン中央22:10 → クラクフ中央5:36 → ワルシャワ中央9:10 → ワルシャワ東9:26
ワルシャワ東19:29 → ワルシャワ中央19:45 → クラクフ中央23:04 → ウィーン中央7:00

ウィーン-ベルリン系統と連結運転されると思いますが、どこで切り離すのかは私の薄い知識ではわかりません…。

ミュンヘン-ブダペスト

写真2. ブダペスト東駅に停車中のミュンヘン行き(19年夏に撮影)

ミュンヘンはドイツ南部の駅で、中欧やイタリア方面の列車が運転されています。そのミュンヘンからブダペストへの列車も運転されています。私が見た限りでは、ハンガリー車で運転されています。なお、ブダペストでは東駅に発着します。

図9. ブダペスト東駅の位置(googleマップより引用)

運転時刻は以下の通りです(表24)。

表24. ミュンヘン-ブダペストの時刻表

NJ、ミュンヘン-ブダペスト

※この系統はシャワーがありません

ミュンヘン中央23:20 → ブダペスト東9:19
ブダペスト東20:40 → ミュンヘン中央6:29

この系統のパートナーともいえる、チューリッヒ-ブダペストの系統は記載が消えています…(運転していることは確認しました)。

ウィーン-スプリト

ウィーンからアドリア海沿いのスプリト(図10)まで運転されています。クロアチアを縦断する系統ですね。

図10. スプリトの位置(googleマップより引用)

運転時刻は以下の通りです(表25)。

表25. ウィーン-スプリトの時刻表

NJ、ウィーン-スプリット

ウィーン中央18:01 → スプリト9:50
スプリト17:28 → ウィーン中央8:58

ミュンヘン-ザグレブ

ミュンヘンからクロアチアに向かう系統が2系統あり、途中のスロベニアのリブリャナで切り離します。

同じクロアチアに向かうのに、スロベニアで切り離しというと変な感じがしますが、1980年代までは両国ともユーゴスラビアという同じ国であることを考えれば、違和感も減るでしょう。

そのうち1つ目がミュンヘンとザグレブを結ぶ系統です。ザグレブはクロアチアの首都です(図11)。

図11. ザグレブの位置(googleマップより引用)

運転時刻は以下の通りです(表26)。

表26. ミュンヘン-ザグレブの時刻表

NJ、ミュンヘンーザグレブ

ミュンヘン中央23:20 → ザグレブ8:35
ザグレブ21:22 → ミュンヘン中央6:29

これとは別にチューリッヒとザグレブを結ぶ系統がありますが、これらは連結しません。よく見ると、ミュンヘン断面ではブダペスト行きとヴェネチア行きと連結されています。

ミュンヘン-リエカ

ミュンヘンとリエカを結ぶ系統もあります。リエカはクロアチア北部の海岸沿いの都市です(図12)。

図12. リエカの位置(googleマップより引用)

時刻は以下の通りです(表27)。

表27. ミュンヘン-リエカの時刻表

NJ、ミュンヘンーリエカ

ミュンヘン中央23:20 → リエカ9:27
リエカ20:40 → ミュンヘン中央6:29

チューリッヒ-ザグレブ

スイスからクロアチアへの系統もあります。スイス発着は首都のザグレブのみであり、リエカ系統はありません。

時刻は以下の通りです(表28)。

表28. チューリッヒ-ザグレブの時刻表

NJ、チューリッヒ-ザグレブ

チューリッヒ中央20:40 → ザグレブ10:49
ザグレブ18:38 → チューリッヒ中央9:20

チューリッヒ-プラハ

チューリッヒとプラハを結ぶ系統があります。オーストリアのリンツから北上し、チェコに入ります。

時刻は以下の通りです(表29)。

表29. チューリッヒ-プラハの時刻表

NJ、チューリッヒ-プラハ

チューリッヒ中央21:56 → プラハ本10:56
プラハ本18:20 → チューリッヒ中央8:20

EN:オーストリアを通らない系統

ナイトジェットはオーストリア国鉄のブランド列車ですが、オーストリア国鉄が関与しつつも完全なブランドではない列車もあります。このうち、オーストリアを通らない系統を列挙します。

ベルリン-ブダペスト

ベルリンとブダペストを結びます。ドイツ、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーの5か国を通る、「国数稼ぎ」に最適な列車です。ブダペストでは西駅に発着します。他の系統は東駅発着ですので、その点は注意が必要です。

時刻は以下の通りです(表30)。

表30. ベルリン-ブダペストの時刻表

NJ、ベルリンーブダペスト

ベルリン中央18:43 → ブダペスト西8:20
ブダペスト西19:41 → ベルリン中央9:51

ナイトジェットのまとめ

ナイトジェットは連結運転を行い、最小限の人的コスト(連結すると運転士が1人で済む)で最小限のダイヤ(1本で運転するとダイヤを傷めない)で面的ネットワークを実現しています。

日本ではあまり知られていない夜行列車ですが、中央ヨーロッパではこのような夜行列車ネットワークが実現し、今日も走っているのです。

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参考:以前の運行形態と時刻一覧

以上は、2021年12月ダイヤ改正後のものですが、それ以前の運行形態も参考に記します(2021年12月加筆前のものをそのまま残しています)。参考までにご覧ください。この当時はドイツのシティナイトラインの廃止を受けてのものですので、ドイツ中心の視点になっています。

ドイツ国内を横断または縦断する系統

ハンブルク・ベルリン-チューリッヒ

ハンブルク-チューリッヒの系統とベルリン-チューリッヒの系統です。

表1. ハンブルク・ベルリン-チューリッヒの時刻表

ナイトジェット2020(ベルリン・ハンブルク-チューリッヒ)

以前はハンブルクからベルリンを経由してチューリッヒに向かっていましたが、ハンブルク系統はベルリンを通らないように改められました。上りと下り(そんな概念はないでしょうが)でフランクフルトの停車駅が異なるので、注意しましょう。チューリッヒ行きはフランクフルト南駅に、チューリッヒ発はフランクフルト中央駅に停車します。

(以前の運転系統)
ナイトジェットネットワーク-1(ハンブルク~チューリッヒ)

図2. ハンブルク-ベルリン-チューリッヒの運転区間

ナイトジェットの時刻:ハンブルク-チューリッヒ
図3. ハンブルク-ベルリン-チューリッヒの運転時刻

ハンブルクからまっすぐスイスには向かわず、1回ベルリンに立ち寄る点が興味深いです。ハンブルクを20:52、ベルリンを23:02に出発し、チューリヒに到着するのは9:05です。逆にチューリヒを20:00に出発し、ベルリンに6:06、ハンブルクに8:30に到着します。ドイツ国内の利用にはちょっと厳しい(深夜出発か早朝到着)ような印象を抱きました。

<追記>
2018年冬ダイヤではハンブルク-チューリッヒの系統とベルリン-チューリッヒの系統が分離されて、フルダで連結されているようです。ベルリン発車時刻は21:06、ベルリン到着時刻は7:54となっています。

ウィーン/インスブルック-ハンブルク/デュッセルドルフ

正式には4系統ですが、ここでは便宜上まとめて紹介します。

ナイトジェットネットワーク(ウィーン-ハンブルク等)

図4. ウィーン/インスブルック-ハンブルク/デュッセルドルフの運転区間

表2. デュセルドルフ-ウィーンの時刻表

ナイトジェット2020(デュセルドルフ-ウィーン)

表3. デュセルドルフ-インスブルックの時刻表

ナイトジェット2020(デュセルドルフ-インスブルック)

表4. ハンブルク-ウィーンの時刻表

ナイトジェット2020(ハンブルク-ウィーン)

表5. ハンブルク-インスブルックの時刻表

ナイトジェット2020(ハンブルク-インスブルック)

南行きの発車時刻は
デュッセルドルフ20:54、ケルン21:21、ハンブルク20:12。

南行きの到着時刻は
ミュンヘン7:09、インスブルック9:14、ウィーン8:27。

北行きの発車時刻は
インスブルック20:44、ミュンヘン22:52、ウィーン20:38。

北行きの到着時刻は
ケルン8:15、デュッセルドルフ8:42、ハンブルク8:47。

興味深いことは、これら4系統は単独運転ではなく、途中駅で相手を変えながら併結運転することです。停車時間の長いニュルンベルクで連結・切離します。

わかりやすく有楽町・副都心線系統で例えると、以下のようになるでしょう(余計わかりにくい?それを言わないのが大人の約束ですよ)。

a) 新木場時点では西武線飯能行きと東武線川越市行きを連結
b) 渋谷時点では西武線飯能行きと東武線川越市行きを連結
c) 両系統が合流する小竹向原で連結相手を変更
d) 西武線に入る時点では新木場方面始発と渋谷方面始発を連結
e) 東武線に入る時点では新木場方面始発と渋谷方面始発を連結

デュッセルドルフ行きに乗れば、朝にライン川沿い(マインツ→コブレンツ)を走りますから、車窓も期待できます。ミュンヘンとドイツ北部を連絡する夜行列車としても利用価値はありそうです。

ライン川沿いの景色(偽ローレライ))

写真5. ライン川沿いの美しい景色(2016年に撮影)

※この系統には実際に乗っています。ナイトジェットに乗る(18年、ウィーンからコブレンツ)

(参考:ナイトジェット運行開始当初の運転時刻)
ナイトジェットの時刻:ウィーン-デュッセルドルフ

図5. ウィーン-デュッセルドルフの運転時刻

ナイトジェットの時刻:インスブルック-デュッセルドルフ

図6. インスブルック-デュッセルドルフの運転時刻

ナイトジェットの時刻:ウィーン-ハンブルク

図7. ウィーン-ハンブルクの運転時刻

ナイトジェットの時刻:インスブルック-ハンブルク

図8. インスブルック-ハンブルクの運転時刻

ブリュッセル-インスブルック・ウィーン

ナイトジェットの歴史上はじめてベルギーに乗り入れます。ケルンから南側は先ほど紹介したデュセルドルフ-ウィーン・インスブルックの系統と連結されて走ります。アーヘンでドイツからベルギーに入ります。ベルギーに乗り入れた瞬間、ナイトジェットの歴史上はじめて西ヨーロッパに乗り入れることになるのです。

ただし、運転日に注意です。ブリュッセル行きは日曜と水曜のみ運転、ブリュッセル発は月曜と木曜のみ運転です。最低限毎日運転するべきでしょうが、ブリュッセル-ケルンはタリスを利用せよということでしょうか。

表6. ブリュッセル-ウィーンの時刻表

ナイトジェット2020(ブリュッセル-ウィーン)

表7. ブリュッセル-インスブルックの時刻表

ナイトジェット2020(ブリュッセル-インスブルック)

ブリュッセル-インスブルックの系統はブリュッセルとミュンヘンの行き来に便利でしょう。小便小僧からのノイシュバンシュタイン城でしょうか。これもニュルンベルクで切り離しされます。

ドイツ発着で他国の距離が長いもの

ウィーン-ベルリン

2018年に設定されて以来、定着しています。個室もあります。

ナイトジェット ウィーン-ベルリン(地図)

図9. ウィーン-ベルリンの運転区間

表8. ベルリン-ウィーンの時刻表
ナイトジェット2020(ベルリン-ウィーン)

このような経路でベルリンとウィーンを結びます(図9)。途中、ポーランドを通過する点がミソです。ポーランド南部のヴロツワフ(ポーランド第4の都市)やチェコ東部のオストラバ(チェコ第3の都市)という、有名ではない都市を通ります。ベルリンは中央駅を通りますが、その始発駅はシャルロッテンブルク駅です。この駅を出て、中央駅、東駅を通って、ドイツ東部国境からポーランドに進みます。どうせなら、ベルリン動物園駅やアレクサンダー広場駅に停車すれば便利なのに、と思います。

ウィーンの滞在時間を重視していることがわかります。というより、ウィーン-ワルシャワ系統と連結して走るために、これらの系統と時刻を合わせています。何となく、ウィーン-ヴロツワフの系統を設定しつつ、ヴロツワフだけだと需要が少ないのでベルリンまで伸ばした感触があります。

(以前の時刻表)
2016年12月から2017年12月までベルリン-ウィーンをプラハ経由で結んでいました。2018年12月まではベルリン-ウィーンの直結列車はなかったということです。

ナイトジェットネットワーク ウィーン-ベルリン

図9. ウィーン-ベルリンの運転区間

ナイトジェットの時刻:ウィーン-ベルリン

図10. ウィーン-ベルリンの運転時刻

ドイツとオーストリアという2つのドイツ圏国家(オーストリアもドイツ語を話します)の首都を結ぶ系統です。途中でチェコを通るのが興味深いといえます。途中駅からの利用はしんどそうです。

ベルリン-ブダペスト

ベルリンからブダペストまで運転している系統です。正式にはナイトジェットではなく、ナイトジェットパートナーという扱いです。

表9. ベルリン-ブダぺストの運転時刻

ナイトジェット2020(ベルリン-ブダペスト)

さきほど紹介したベルリン-ウィーンの系統に連結して走ります。昼間のベルリン-ブダペストの列車はプラハを経由しますが、この列車はプラハを経由しません。ドイツ、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーの5か国を通る列車です。国数稼ぎにはちょうど良いですね!

ブダペスト-ミュンヘン

ナイトジェットネットワーク

図11. ブダペスト-ミュンヘンの運転区間

ドイツからオーストリアを経由してハンガリーまで結ぶ系統です。ミュンヘンとウィーンの移動にも活用できます。この列車はオーストリアのザルツブルクでパートナーチェンジを行います。

表10. ブダペスト-ミュンヘンの運転時刻

ナイトジェット2020(ブダペスト-ミュンヘン)

(以前の運転時刻)

ナイトジェットの時刻:ブダペスト-ミュンヘン

図12. ブダペスト-ミュンヘンの運転時刻

ミュンヘン-ローマ/ミラノ

ここでもミュンヘン-ローマとミュンヘン-ミラノをまとめて紹介します。理由は途中まで併結運転しているためです。

ナイトジェットネットワーク 南欧

図12. ミュンヘン-イタリアの運転区間

表11. ミュンヘン-ミラノの運転時刻

ナイトジェット2020(ミュンヘン-ミラノ)

表12. ミュンヘン-ローマの運転時刻

ナイトジェット2020(ミュンヘン-ローマ)

これらはミュンヘン断面では連結され、途中で切り離すという芸当を行います。ミラノやローマではウィーン発着編成としれっと連結しています。どこかで見たような気がしますが…。

(以前の運転時刻)
ナイトジェットの時刻:ミュンヘン-ミラノ

図13. ミュンヘン-ミラノの運転時刻

ナイトジェットの時刻:ミュンヘン-ローマ

図14. ミュンヘン-ローマの運転時刻

ミュンヘン-ベネチア/ザクレブ/リエーカ

ベネチアがイタリアの都市であることはわかると思いますが、ザクレブ?リエーカ?っていう感じでしょう。ザクレブはクロアチアの首都、リエーカはクロアチア北部の海沿いの都市です。

ナイトジェットネットワーク 南欧

図15. ミュンヘン-ベネチア/ザクレブ/リエーカの運転区間

表13. ミュンヘン-ベネチアの運転時刻

ナイトジェット2020(ミュンヘン-ベネチア)

表14. ミュンヘン-ザクレブの運転時刻

ナイトジェット2020(ミュンヘン-ザクレブ)

表15. ミュンヘン-リエカの運転時刻

ナイトジェット2020(ミュンヘン-リエカ)

(以前の運転時刻)

ナイトジェットの時刻:ミュンヘン-ベネチア

図16. ミュンヘン-ベネチアの運転時刻

ナイトジェットの時刻:ミュンヘン-ザクレブ

図17. ミュンヘン-ザクレブの運転時刻

ナイトジェットの時刻:ミュンヘン-リエーカ

図18. ミュンヘン-リエーカの運転時刻

ドイツを通らない系統

もともと、このページはシティナイトラインの代替を紹介するという意図で紹介しましたが、ナイトジェットをきちんと紹介したほうが親切でしょう。そこで、ドイツを通らない系統を紹介します。

ウィーン-ブレゲンツ

オーストリア東部のウィーンと、オーストリア西部で3国の国境に近いブレゲンツを結んでいます。ブレゲンツはボーデン湖に近い小都市です。2018年冬ダイヤでは、以下の時刻で運転されています。

ウィーン22:55 → ブレゲンツ8:29
ブレゲンツ21:40 → ウィーン6:54

ウィーン-ブレゲンツ

図19. ウィーン-ブレゲンツの運転区間

表16. ウィーン-ブレゲンツの運転時刻

ナイトジェット2020(ウィーン-ブレゲンツ)

(以前の運転時刻)

ウィーン-ブレゲンツの時刻

図20. ウィーン-ブレゲンツの運転時刻

フェルトキルヒ-フィラッハ(チューリッヒ-ザクレブ)

フィラッハ-フェルトキルヒ(路線図)

図21. フェルトキルヒ-フィラッハの運転区間

実際はチューリッヒからザクレブの系統の一部です。ここで、チューリッヒ-ザクレブ間の補足をしましょう。ザクレブとはクロアチアの首都です。

表17. チューリッヒ-ザクレブの運転時刻

ナイトジェット2020(チューリッヒ-ザクレブ)

(以前の運転時刻)

キルヒ-フィラッハの時刻

図22. フェルトキルヒ-フィラッハの運転時刻

ザクレブ-チューリッヒの運転時刻

図23. ザクレブ-チューリッヒの運転時刻

ウィーン-チューリッヒ

オーストリアの首都ウィーンとスイスの代表都市チューリッヒを結ぶ系統です(注.スイスの首都はベルンです)。

ウィーン-チュリッヒの運転系統

図24. ウィーン-チューリッヒの運転系統

表18. ウィーン-チューリッヒの運転時刻

ナイトジェット2020(ウィーン-チューリッヒ)

(以前の運転時刻)

ウィーン-チューリッヒの運転時刻

図25. ウィーン-チューリッヒの運転時刻

後で述べますが、チューリッヒ-ブダペストの系統もウィーンを通りますが、ウィーンとチューリッヒの行き来はこちらのほうが快適です。この系統は2階建ての車両も使われます。

写真5. チューリッヒ中央駅に停車中のナイトジェット(ウィーン始発)

チューリッヒ-ブダペスト

さきほどの系統をブダペストまで延長したような格好です。2017年にナイトジェット運行開始時のPDFファイルには記述がありませんが、れっきとして存在します(2020年のPDFファイルにも記載されていません、一応ナイトジェットパートナーなのですが…)。

チューリッヒ21:40 → ブダペスト9:24(ウィーン着6:35)
ブダペスト20:40 → チューリッヒ8:20(ウィーン発23:25)

ナイトジェットパートナーとして運転されるようですから、ナイトジェット運転開始時のPDFファイルには記載がないのかもしれません。ウィーン発着の時刻が中途半端ですから、上記の系統が別にあると理解しています。

この系統はザルツブルクでミュンヘン-ブダペストと連結・切り離しをしつつ、チューリッヒ-ウィーンと連結・切り離しをしています。ミュンヘン-ウィーンの系統もあればザルツブルクでパートナーチェンジができたのに残念ですね。

写真6. ナイトジェットとは異なるクラシックな車内

グラーツ-チューリッヒ

グラーツはオーストリア第2の都市です。そのグラーツとチューリッヒを結ぶ系統です。

グラーツ-チューリッヒの運転系統

図26. グラーツ-チューリッヒの運転系統

表19. グラーツ-チューリッヒの運転時刻

ナイトジェット2020(グラーツ-チューリッヒ)

(以前の運転時刻)
グラーツ-チューリッヒの運転時刻

図27. グラーツ-チューリッヒの運転時刻

ウィーン-ミラノ/ローマ

ウィーンから南に向かう系統です。この系統は途中まで連結運転されるので、ここではひとまとめにして紹介します。

ナイトジェットネットワーク イタリア

図28. ウィーン-ミラノ/ローマの運転系統

表20. ウィーン-ミラノの運転時刻

ナイトジェット2020(ウィーン-ミラノ)

表21. ウィーン-ローマの運転時刻

ナイトジェット2020(ウィーン-ローマ)

(以前の運転時刻)

ウィーン-ローマの運転時刻

図29. ウィーン-ローマの運転時刻

ウィーン-ミラノの運転時刻

図30. ウィーン-ミラノの運転時刻

ウィーン-ベネチア

イタリアでも人気の観光地であるベネチアと、古都ウィーンを結ぶ系統です。

ウィーン-ベネチアの運転系統

図31. ウィーン-ベネチアの運転系統

ベネチアまで近いとはいえ、ウィーンからまっすぐイタリアに向かわずに、ザルツブルクに寄っています。ミュンヘンからの系統と連結するためでしょう。

表22. ウィーン-ベネチアの運転時刻

ナイトジェット2020(ウィーン-ベネチア)

(以前の運転時刻)
ウィーン-ベネチアの運転時刻

図32. ウィーン-ベネチアの運転時刻

ウィーン-リヴィルノ

リヴォルノというとあまり有名でないかもしれませんが、簡単にいうとピサを通る系統です。

ウィーン-リヴォルノの運転系統

図33. ウィーン-リヴォルノの運転系統

リヴォルノ系統はミュンヘン発着がないので、(ミュンヘン発着のある)ミラノやローマより需要が少ないのでしょう。

表23. ウィーン-リヴォルノの運転時刻

ナイトジェット2020(ウィーン-リヴォルノ)

(以前の運転時刻)
ウィーン-リヴォルノの運転時刻

図34. ウィーン-リヴォルノの運転時刻

ウィーン-ワルシャワ

今までは、ウィーンを中心に西方向、南方向、東方向が中心でしたが、北方向にはないのでしょうか。答えは「あります」です。ウィーンからクラクフを通り、ワルシャワまで結ぶ系統です。ナイトジェット運転当初はワルシャワ行きとクラクフ行きを連結していましたが、現在はクラクフ経由となっており、クラクフ系統とワルシャワ系統の途中で連結・切り離しはありません。

表24. ウィーン-ワルシャワの運転時刻

ナイトジェット2020(ウィーン-ワルシャワ)

この系統は途中ボフミンでスロバキア東部のコシツェ発着の系統と切り離しします。

ウィーン22:10 → コシツェ9:08
コシツェ20:35 → ウィーン7:00

経路を見ればわかりますが、とても大回りしています。オーストリアとスロバキアは接しているのに、わざわざチェコを通り、ポーランド国境近くまで迂回するのです。

チューリッヒ-プラハ

この他の運転系統に、スイスのチューリッヒからチェコのプラハまでの系統もあります。この系統のおかげでプラハもナイトジェット(パートナー)のネットワークに入れましたね!この系統はチューリッヒではウィーン系統、ブダペスト系統に連結されますが、私がブダペストからチューリッヒまで乗ったときには連結されていませんでした。どうしてだろう?

コメント

  1. 渡辺舞子 より:

    こんにちは 今年夏にウィーンからベルリンに夜行を使って行きたく、電車情報を探していてこのサイトを見つけました。女性2名(1名高齢者)の予定です。夜行は廃止されたという方もいる中で、時刻表の記載があり安心しました。ウィーン→ベルリン間はナイトジェットとは異なるとのことですが、呼び名が異なるだけで、夜行と考えてよいのでしょうか?個室は1名しか利用できないのですよね?3名室を2名で使うのと2名室を使用する違うなど、教えていただけませんか?

    • tc1151234 より:

      コメントありがとうございます。ご質問が2点ありましたので、それぞれ回答いたします。

      1) ナイトジェットとは異なるとのことですが、呼び名が異なるだけか?
      ちょっと記事が読みにくいと反省していますが、もともとユーロナイトが運転されていましたが、2017年に廃止されました。それから1年後に全く異なる経路でナイトジェットとして復活しています。そのため、ナイトジェットとお考えください。2018年12月に追記した部分を再度ご覧ください。

      2) 個室は1名しか利用できないのか?2人利用は無理か?
      ナイトジェットの個室は3人利用が前提の設備となっています。お2人で利用される場合は、以下の3パターンが考えられます。

      a) 3人部屋を3人用個室として利用する
      →この場合、お2人の他に第三者が1人入る可能性があります(列車の利用状況で誰も来ない場合もあります)
      b) 3人部屋を2人用個室として利用する
      →この場合、3人用設備を2人で利用するので、やや値段は高くつきます。
      c) 3人部屋を1人用個室として利用する
      →この場合、3人用設備を1人で利用するので、もっと値段は高くつきます。2人なので、2つの個室を利用することになります。

      このページの他にも予約方法をまとめたページや、実際に乗車した様子もまとめています。当ページの最後に示した関連リンクもご参照ください。

      ネット予約は以下の2つのページです。

      ・ナイトジェットのネット予約方法(オーストリア連邦鉄道)
      ・ドイツ鉄道からナイトジェット(国際夜行列車)をネット予約

      乗車記は以下のページです。

      ナイトジェットに乗る(18年、ウィーンからコブレンツ)

  2. 山森有希 より:

    こんにちは。サイトを拝見させてナイトジェットに乗りたい気持ちがどんどん大きくなってまいりました。
    8/10(8/8の質問の追加質問)に更に追加の質問を再再送として質問させてください。
    大変恐縮ですがどうかよろしくお願いします。
    2019年12/28から1/4まで中欧へ旅行を計画しております。
    12/28はブダペストからインスブルックまで夜行列車で移動し 
    1/1にインスブルックからプラハまで日中に列車で移動しようと思っています。
    そこでお伺いさせて頂きたいことがございます。
    まず この日程の乗車券や指定券等のチケットの発売はいつですか?
    ⓵12/30ブダペスト⇒インスブルック
     下記b,cのナイトジェットの設備は「中央ヨーロッパの夜行列車~ナイトジェットの概要と運行形態解析」 の記事のナイトジェットの設備概要の写真等 設備は同じですか?
     b、cの設備に違いはありますか? 
     aのEN40462の設備はどのようになっていますか?
     aのEN40462はb,cのナイトジェットの設備と比べてどうですか?
     b、cのウィーンでナイトジェットに乗り継ぐためにブダペスト⇒ウィーンの路線でもっと効率の良い列車は  ありますか? 
     
     a.EN40462 ブダペスト20:40発⇒インスブルック4:23着
     b.EC148  ブダペスト18:40発⇒ウィーン21:18着
       NJ466  ウィーン21:27発⇒インスブルック4:23着
     c.EC148  ブダペスト18:40発⇒ウィーン21:18着
       NJ246  ウィーン22:55発⇒インスブルック5:19着
    ⓶1/1インスブルック⇒リンツ⇒プラハ
      リンツ発のEX1542のEXとは何という名前の列車ですか?
      またEX1542はどんな設備ですか?
     
       RJ765 インスブルック08:17発⇒リンツ 11:14着
       EX1542 リンツ11:52発⇒プラハ(中央) 15:57着
    ③12/2に乗車すると仮定して OBBの予約の画面を進んでいったのですが
    どうしても途中からドイツ語になります。
    下記の様 日本語訳を試みたのですが理解できません。
    どの様に解釈したらいいのか
    NJ466 NJ246 座席の種別を教えて下さい。
    12/2に空席がなかっただけで 他の種類の座席もあれば教えて下さい。
    また EN40462の座席は売り切れでどの様な座席があるか見ることが出来なかったのですが どの様な種類の座席があるかも教えていただけますか? 
    早割り(SparSchiene – tickets ) €29 Bestr Preis(最高の価格)
     Sitzwagen (座席者)              +€0
     Liegewagen (クシェット車)           +€20
     Schlafwagen (寝台車)            +€55.90 
    Komfort-ticket nightjet(コンフォートチケット(広い))通常運賃? €59
     Sitzwagen (座席者)               +€0 Liegewagen (クシェット車+€20
     Schlafwagen (寝台車)             +€40    
    Privatabteil(個室?)Sitzwagen(座席者)    +€99                        Sitzwagen (座席者)               +€0
    Privatabteil(個室?) Liegewagen (クシェット車)6人用かな? +€139
                                  (12/2購入の場合)
    また このスケジュールで何かアドバイスがあれば教えて下さい。
    宜しくお願いします。

    • tc1151234 より:

      山森有希さま、コメントありがとうございます。何回かコメントいただいておりましたが、最後のコメントのみを掲載させていただきます(他の2回はこのコメントがあれば網羅されるためです)。

      ①ブダペストからインスブルック
      基本的には同じような設備となりますが、やや設備が劣る車両です。具体的にはシャワーはありません。また、車両も古いものです。それがお気に召さないのであれば、ウィーンまで別の列車で移動して、ウィーンからご希望の列車に乗ってください。手前味噌となりますが、ブダペストからウィーンの列車は弊ブログに列車時刻と予約方法をまとめております(※)。なお、列車遅れを考慮して、ウィーンの乗りかえ時間は30分なり60分をかけたほうが良いでしょう。

      ウィーンからブダペストまでの列車のネット予約方法(手数料なし!)

      予約は90日前から可能と記憶しております。

      ②リンツからプラハ本駅
      ご質問の列車がどのようなものかは存じませんが、大まかには通常のユーロシティと同じと考えてもらって良いと思います。こちらも手前味噌となりますが、弊ブログにユーロシティの乗車記(※)を書いております。

      ベルリンからプラハまでEC(国際特急列車)に乗る

      ③予約の種別について
      予約画面のスクリーンショットがあれば明確になりますが、ないようですので、推測でお答えします。

      予約時には表形式になっていたはずです。基本的にはキャンセル可能で高い価格、キャンセル不可能で安い価格、の区別です。これが等級との組み合わせで最終的な価格となります。

      本コメントが参考になれば望外の喜びです。