飯田線を走る特急伊那路。ローカル特急として知られており、速度も速くありません。そんな特急ですが、良い風景を走り旅情はあります。そんな特急伊那路を堪能しました。
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写真1. 豊橋に停車中の特急伊那路
復習:特急伊那路の概要
まず、特急伊那路の概要を紹介します。
- 区間:豊橋-飯田
- 本数:1日2往復
- 所要時間:2時間35分前後(豊橋-飯田)
図1. 豊橋と飯田の位置関係(googleマップより引用)
特急伊那路は飯田線の特急列車です。人口40万人近くの豊橋市と人口10万人の飯田市を結ぶにも関わらず、1日2往復と本数は少ないです。これは飯田線の速度で説明できます。
飯田線はほとんどが単線でカーブも多く、速度が上がりません。豊橋から飯田まで2時間30分もかかります。一方、中央道を通る信南交通の高速バスは名古屋と飯田を2時間程度で結びます。そのため、所要時間に勝る高速バスが利用されます。また、高速バスが運賃2600円なのに対し、特急伊那路だと運賃と特急料金の合計が5030円(自由席利用で4500円)と価格面でも及びません。
ここまでの比較内容を簡単に表にまとめます(表1)。
表1. 高速バスと飯田線特急の比較
特急伊那路 | 高速バス(名古屋線) | |
区間 | 豊橋-飯田 | 名古屋-飯田 |
所要時間 | 2時間35分程度 | 2時間程度 |
運賃+特急料金 | 5030円 | 2600円 |
本数 | 1日2往復 | 1日12往復 |
特急伊那路の車両
特急伊那路の車両を紹介します。373系電車が使われ、例外はありません。373系は「軽特急」というたたずまいの車両で、最小限の設備で最小限の両数で走る感じです。重厚長大な車両ではありません。とはいえ、座席は最低限の基準をクリアしており、その点は問題ないように見えます。
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写真2. 天竜峡に停車中の373系電車
その373系電車の外観です(写真2)。3両編成を連結し、6両編成や9両編成で運転することも可能です。その際に車内の通り抜けが可能なように、貫通扉が設置されています。2022年現在では6両編成以上での営業運転はありませんが、かつてはムーンライトながら号などで6両編成や9両編成で運転されていました。
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写真3. 373系電車の車内
その373系電車の車内です(写真3)。デッキ部分と客室部分は仕切扉はなく、パーテーションで区切られています。仕切扉がないのは普通列車で運用することを考慮したためとされていますが、仕切扉を設置し、普通運用の際は常時開放するという対応のほうがスマートなように見えます。
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写真4. 車端部にはボックスシートがある
車端部にはボックスシートが付いています。JR東海側の表現によると、この区画はセミコンパートメントとされ、セミコンパートメントは全席指定席です。
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写真5. セミコンパートメントの様子
セミコンパートメントの様子です(写真5)。コンパートメントと称していますが、仕切りもないことがわかります。ただし、大型テーブルがあるので、その点はグループでの移動に良さそうです。
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写真6. 座席の背面
一般的な座席に座ってみましょう。その座席の背面を眺めます(写真6)。テーブルがないように見えます。
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写真7. ひじかけがある
座席の端にひじかけが備わっています(写真7)。このひじかけの内部にテーブルが収納されています。
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写真8. テーブルを展開!
テーブルを展開してみました(写真8)。それなりの大きさで使い勝手は良さそうです。
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写真9. 座席からの視点
座席からの視点です(写真9)。明るい壁に直線的な照明。1990年代らしさを感じる車両です。
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写真10. デッキの様子
デッキの様子です(写真10)。特急車両としては珍しい、両開きドアです。普通運用を考慮し、ある程度の乗降性を重視したことがわかります。ここは運転席直後ですが、運転席仕切窓が広くとられており、前面展望性を考慮していることもわかります。このような取り組みはもっと広がってもらいたいものです。
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写真11. トイレ前の様子
トイレ前の様子です(写真11)。1990年代の車両らしく、曲線を使用していない車いす対応トイレです。トイレは1編成に1か所あり、全てが車いす対応です。
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写真12. トイレの様子
トイレの様子です(写真12)。タイルを意識した床面が印象的です。
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写真13. 洗面所もある
この車両は特急車両ということもあり、洗面所も備わっています(写真13)。トイレの近くにあります。1990年代の車両で、2020年代となってはレトロ感もあります。
実際に特急伊那路に乗る
さて、実際に特急伊那路に乗ってみましょう!
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写真14. 4番線に停車中の特急伊那路
4番線に特急伊那路がとまっています(写真14)。
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写真15. 特急伊那路が停車中
特急伊那路が停車中です(写真15)。車掌さんがいますが、この車掌さんは顔見知りのお客と話していました。フレンドリーな路線なのでしょうか。
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写真16. 豊橋を発車!
豊橋を発車しました(写真16)。向こうに見えるのが3番線で、名鉄専用ホームです。そのため、名鉄車を見ることができます。
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写真17. 名鉄車が見える
名鉄車とすれ違います(写真17)。先ほどの特急の一般車でしょうか。
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写真18. 線路が多い
豊橋を出て、多くの線路を渡ります(写真18)。
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写真19. 車庫が広がる
車庫が広がります(写真19)。飯田線の車両は大垣に所属している建前ですが、実際は豊橋などを活動拠点にしています。いうなれば、大垣という所属会社から飯田線の派遣先に派遣され、所属会社に戻るのは月1回以下の派遣会社社員のようなものでしょうか。
2022年3月ダイヤ改正で313系1700番台の所属が神領区から大垣区に変わりましたが、実際には派遣先は変わっていません(共通予備車が神領区運用から大垣区運用に変わった)。
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写真20. 豊川を渡る
豊川を渡ります(写真20)。この付近は飯田線と名鉄線が同じ線路を共有しています。財産区分上は今走っている線路(下り線)はJR東海、車窓に見えている線路(上り線)は名鉄と聞いています。
JR東海と名鉄は競合相手であり、その競合相手が線路を共有している事例は珍しいです(他はりんくうタウン-関西空港くらいか?)。もともとは東海道線と飯田線は異なる会社でした。飯田線が私鉄の時代に飯田線を運営する会社と、名鉄を運営する会社が線路を共有したのが発端です。
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写真21. 郊外の風景を走る
郊外の風景を走ります(写真21)。線路を共用していている名鉄線は名古屋に近づき、わが飯田線は名古屋から遠ざかる、同じレールの上を走るのに、行く方向は全く異なります。
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写真22. 豊川放水路にさしかかる
豊川放水路にさしかかります(写真22)。
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写真23. 名鉄と分岐する
名鉄線との共用区間は終わり、名鉄は西に向かい、飯田線は北に向かいます。飯田線の下り線と名鉄線の上り線が立体交差します(写真23)。
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写真24. 牛久保を通過!
牛久保を通過します(写真24)。
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写真25. 豊川市内を走る
豊川市内を走ります(写真25)。この先に日本有数の秘境駅があるとは思えない、のどかな光景です。
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写真26. 豊川に停車!
豊川に停車します(写真26)。豊橋から豊川までは区間運転が30分間隔、新城方面に向かう便が30~60分間隔と、それなりの本数が確保されています。欲をいえば、平均15分間隔を望みたいところです。
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写真27. 豊川を発車!
豊川を発車しました(写真27)。ここから30~60分間隔と本数が減少します。
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写真28. 三河一宮を通過!
三河一宮を通過します(写真28)。駅をゆっくりと通過するので、通過する駅もきちんと確認できます。趣味者にとってはこれは良いのでしょうが、ポイントを改良するなどしてもう少し高速に通過できないでしょうか。
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写真29. 住宅街を走る
住宅街を走ります(写真29)。このあたりは住宅が多く、豊川以北で60分も間隔が開くと乗客を逃しそうです。30分間隔は必須でしょう。
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写真30. 長山を通過!
長山を通過します(写真30)。ここ折り返しもあり、沿線風景を見るとここまで15分間隔でも良さそうです。豊川-長山が単線なので線路容量が厳しいかもしれませんが…。
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写真31. 山あいに入ってきた
長山を過ぎると、山あいの風情が漂います(写真31)。
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写真32. 田園風景が広がる
とはいえ、まだ山中でなく、田園風景が広がります(写真32)。
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写真33. 黄金色の田園が広がる
田園風景が広がります(写真33)。10月上旬だからか、黄金色で美しく見えます。
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写真34. まもなく新城に停車!
まもなく新城に停車します(写真34)。
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写真35. 新城に停車!
新城(しんしろ)に停車します(写真35)。沿線風景を見ると、日中でもここまで30分間隔でも問題なさそうです(現実は60分間隔がある)。ここまで30分間隔、ここから60分間隔のことが多いように見えます。
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写真36. 新城を発車!
新城を発車しました(写真36)。
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写真37. 三河東郷を通過!
三河東郷を通過します(写真37)。
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写真38. 道の駅を通過!
道の駅の横を通過します(写真38)。道の駅は集客力はそれなりにありますが、三河東郷からのアクセスに難点があり、やや残念ですね。
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写真39. だんだん緑が深くなってきた
だんだん緑が深くなってきました(写真39)。車内はそれなりに乗っていて、自由席は8割程度の乗車率と記憶しています。
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写真40. 本長篠に停車!
本長篠に停車します(写真40)。このあたりから降りる人がぼちぼち出てきました。ここまでは60分間隔が確保されていますが、ここからは3時間程度間隔が開くこともあります。本長篠から天竜峡は山間部を走り、風景がみごとです。
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写真41. いきなり山間部に入るわけではない
とはいえ、いきなり山間部に入るわけではありません(写真41)。
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写真42. 三河大野を通過!
三河大野を通過します(写真42)。だんだん山に近づいてきました。
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写真43. 山間部に入った
山間部に入りました(写真43)。
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写真44. 湯谷温泉に停車!
湯谷温泉に停車します(写真44)。無人駅ですが、多くの人が降りていきます。こんな時間から温泉宿に行くのかと思いましたが、鳳来寺への最寄駅で、ここに行く人もいるのでしょう。
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写真45. 天竜川沿いを走る
天竜川沿いを走ります(写真45)。飯田線は終点まで天竜川沿いを通ります。
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写真46. 渓谷を走る
渓谷を走ります(写真46)。
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写真47. 駅を通過!
飯田線はもともと民鉄として開業したためか、山のなかにも駅があり、行き違いが可能になっている場所も多いように見えます(写真47)。
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写真48. 山間部を走る
山間部を走ります(写真48)。
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写真49. 森の中を走る
森の中を走ります(写真49)。
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写真50. 山の中にも人の営みがある
そんな山中でも人の営みを感じます(写真50)。
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写真51. 高い場所を走る
高い場所を走り、集落を見下ろします(写真51)。
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写真52. 山中を走る
山中を走り、すぐに車窓が変わります(写真52)。
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写真53. 東栄を通過!
東栄を通過します(写真53)。
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写真54. 渓谷を走る
渓谷を走ります(写真54)。このような美しい風景が広がるのに、観光特急が走らないのはややもったいないと感じてしまいます。
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写真55. 茶畑が広がる
東栄を通過して少しすると愛知県から静岡県に入ります。だからではないでしょうが、茶畑があります(写真55)。
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写真56. 山間部にも集落がある
静岡県に入っても風景はそう変わりません(写真56)。しかし、ここは政令指定都市浜松市の一部です。
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写真57. 集落がある
集落は意外とあります(写真57)。これで3時間間隔はやや少ないように感じます。沿線住民の利便性を考慮するのであれば、1時間間隔をお願いしたいところです。
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写真58. 浦川付近を走行中
浦川付近を走行中です(写真58)。山間部にしては住宅が多いように感じました。
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写真59. 天竜川を渡る
天竜川を渡ります(写真59)。
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写真60. 再び山中を走る
小さな平地は終わり、再び山中を走ります(写真60)
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写真61. 中部天竜に停車
中部天竜に停車します(写真61)。山間部のなかでは拠点となる駅で、豊橋と飯田の中間付近です。ここから本数が若干減ります。ここで上りの特急とすれ違います。上りの特急は空いています。この先から乗ると思いたいですが…。
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写真62. 中部天竜を発車!
中部天竜を発車しました(写真62)。
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写真63. 山が深くなった
山が深くなってきました(写真63)。
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写真64. 斜面に家が建つ
斜面に家が建っています(写真64)。
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写真65. 渡らずの鉄橋を渡る
有名な渡らずの鉄橋を渡ります(写真65)。よく見ると、川の右岸から左岸に渡り、再び右岸に戻るのがわかります(実際は川の流れで右岸・左岸を表現するので、表現が逆ですが)。
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写真66. エメラルドグリーンが美しい!
渡らずの鉄橋ばかり見てしまいますが、川面を見てみるとエメラルドグリーンで美しいです(写真66)。
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写真67. 家が多い
意外と家が多いように見えます(写真67)。このような沿線風景を見ると、やはり60分間隔が最低限のマナーのように見えます。
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写真68. 水窪に停車!
水窪(みさくぼ)に停車します(写真68)。
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写真69. 水窪を発車!
水窪を発車します(写真69)。ここでも降りる人が多いです。このように途中駅の利用が多く、1本の列車として成立している様子がわかります。
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写真70. 天竜川を渡る
天竜川を渡ります(写真70)。飯田線の山中の区間で何回天竜川を渡っているのだろう?
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写真71. 大嵐を通過!
大嵐(おおぞれ)を通過します(写真71)。ここも低速での通過です。
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写真72. 平岡に停車!
平岡に停車します(写真72)。静岡県を抜け、長野県に入っています。
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写真73. 斜面に家が並ぶ
斜面に家が並びます(写真73)。
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写真74. 左側に天竜川が見える
この区間は天竜川は進行方向左側に見えます(写真74)。ここまで来るとだいぶ空いてきました。
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写真75. 万古川を渡る
進行方向右側も視界が開ける瞬間がありました。万古川を渡ります(写真75)。
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写真76. 温田に停車!
温田(ぬくた)に停車します(写真76)。ここで降りる人はそう多くなかったように記憶しています。
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写真77. 天竜川を渡る
天竜川を渡ります(写真77)。天竜峡観光の場所にも近いです。
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写真78. 天竜峡に停車!
天竜峡に停車します(写真78)。
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写真79. 天竜峡を発車した特急
天竜峡に到着しました。私はここで降りましたが、同様に降りる人は多かったです(写真79)。
特急伊那路に乗ってみて
特急伊那路は1日2往復です。この日は土曜の午前中ということもあってか、それなりに乗っていました。ただし、天竜峡発車時点(=飯田到着時点)では空いており、名古屋地区と飯田の行き来には使われていないことを改めて実感しました。これは冒頭で記した通り、名古屋と飯田の行き来はバスが圧倒的に便利なためです。
高速バスは飯田線の各駅には通りません。そのため、特急伊那路は高速バスが通らない場所との行き来に使われている印象が強かったです。
このような状況を考えると、1日2往復でも良さそうに思えます。ただし、行楽に使えるのが1日1往復というのも不便で、1日4往復はあっても良いでしょう。また、飯田線の車窓は魅力的で、観光特急を運転するのも魅力的でしょう。ただし、合理性を重んじるJR東海のことです。汎用車で効率的に運用することを重視し、観光特急の運行には消極的に見えます。
今後はリニア新幹線が飯田地区を通り、飯田地区との行き来は相当便利になります。特急伊那路は飯田との行き来というよりも沿線との行き来が主力に見えます。そのため、リニア開業後も細々と残るのでしょう。