【誰でも可能】鉄道マニアが教える旅行時の交通費節約テクニック4選

記事上部注釈
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旅行での大きなウエイトを占めるのが交通費です。その交通費を割安にする方法はあるのでしょうか?ここでは、移動時間を犠牲にすることなく、交通費を節約する方法を述べましょう。弊サイトは鉄道ブログですので、鉄道に関する記述を中心にします。基本的には、JRに関する内容を中心にしますが、私鉄でも応用が利くと思います。

指宿たまて箱

写真1. 旅行先でこのような列車に乗ることも魅力的

基本的な内容をおさらいした上で、実例を取り上げて説明しましょう。基本的な内容をつらつらと書いたところで、わかりにくいと思ったためです。そのため、実例を取り上げるのです。教科書の例題と同じイメージです。

基本知識:乗車券と特急券

鉄道料金は大きくわけて、2つの要素(厳密にいえば3つの要素)から成立しています。1つは乗車券で、もう1つが特急券です。乗車券は、移動するために必要な料金です。もう1つが早く移動するために必要な料金です。乗車券は普通列車であっても新幹線でも必要です。一方、特急券は特急や新幹線に乗車するために必要な料金です。他に、設備料金(指定席やグリーン車など)もありますが、ここでは省略しましょう。

重要なことは、両者は全く別々に購入できるということです。例えば、乗車券を松戸→名古屋で購入し、特急券を東京→名古屋で購入しても良いのです。

乗車券とは

乗車券の基本

乗車券は、移動に対する対価として支払うものです。山手線で池袋から新宿まで乗車するためにSuicaをタッチすることも、乗車券の購入に含まれます。どのJRの駅から出発でき、どのJRの駅であっても目的地に指定できます一筆書きであれば自由に経路を指定できます(後戻りはできません)。
余談ですが、乗車券は「売り切れ」という概念はありません。もしも、乗車券に「売り切れ」という制度がありましたら、ラッシュ時の乗車券の販売制限がなされるはずです。乗車券が発行できない場合は、制度上あるいは機械上の制約であると理解しましょう。乗車券に必要な紙がない場合ですか?それは世の中全体が紙不足ということを意味しますから、乗車券の入手ではない別の心配ごとをすべきでしょう。

途中下車制度

乗車券はどこからどこまででも発行できると述べました。例えば、北海道の旭川から九州の宮崎までということも可能です。旭川を朝一番の列車で出発しても、その日のうちには大分県の佐伯にしかたどり着けません。このケースでは、どこかに1泊せねばなりません。その便宜を図ることが目的なのか、途中の駅で改札を出ても構わないという規則が存在します。この規則を途中下車といいます。
鉄道会社としては、途中下車する駅を限定する必要はありません。そのため、どの駅で途中下車しても構いません。この経路上に小幌というマニアに有名な秘境駅(周囲に何もない駅、小幌は民家も道路もありません)で途中下車しても良いのです。列車の速度が遅かった昔の名残なのか、乗車券の有効期間は比較的長いです。この場合は、東京で途中下車して3日くらい東京観光してもじゅうぶんなくらい有効期間があります。

都区市内駅発着の特例

昔はコンピュータもなく(カンピューターはありました)、全て手で計算していました。そんな時代に、東京都23区内の各駅からの乗車券の価格を計算することは大変です。そのため、一定の距離以上の場合、東京都23区の各駅からの乗車券は、東京駅からの料金で計算しようということになりました。出発地(あるいは到着地)が赤羽でも品川でも、東京駅からの料金になるのです。これが適用される範囲として、大阪、名古屋、横浜、仙台、札幌、広島、京都、神戸、北九州、福岡の各市内が挙げられます。運賃の計算用の規則ですから、「市内」と一致しないことがあります。

乗車券の併用に制限はない

乗車券は同時に2枚以上使用することも可能です。さっきの旭川→宮崎の例で途中の札幌に寄りたい場合(旭川→宮崎の経路上には札幌を経由しません)、経路上の白石から札幌にはみだす形で白石-札幌の乗車券を別に用意して、札幌に立ち寄ることができます。

東京-福井の乗車券を使用して京都で途中下車する事例も同様です。この例では、経路上に京都は存在しません(1駅東の山科で折り返す経路のためです)。私はこのとき、京都の改札口で山科-京都の乗り越し精算を行い、所持していた乗車券に「京都 山科途中下車代」とスタンプを押されました。「この乗車券は山科まで使いましたよ」という意味合いなのでしょう。

特急券とは

普通列車だけで移動すると時間がかかります。そこで、「金を払うから、所要時間を短くしてくれ」という要望が出てきます。所要時間の短い特急列車に乗車するために、特急券を支払うのです。ここでは、新幹線も含めて特急券と呼ぶことにします。

特急券は1列車1枚が原則

特急列車を部分的に使うことができるように(出発駅と目的地駅双方に特急が停車しないことがあるため)、特急券は乗車する区間を自由に選択できます。また、特急列車が特別だったころの名残なのか、特急列車は1列車につき1枚必要です。例外は別として、特急列車を2本乗り継ぐ際は、2枚の乗車券が必要なのです。

特急券を通しで買うことができる事例

新幹線を乗車する際は、新幹線を通じて1枚の特急券で利用できます。例えば、三島から博多へは直通列車はありません。これは、JRの都合で直通列車がないだけなのに、料金も別立てとされたら乗客が理不尽です。したがって、新幹線の場合は改札を出ない限り、1枚の特急券として発行するのです。
ただし、東北新幹線と東海道新幹線については、別立てとなります。また、高崎や大宮で上下の新幹線に乗り換える場合(例. 新潟-仙台)も同様です。私は会社の出張で上野から山形まで行く際に、ちょうど良い時間の新幹線が上野通過だったため、上野-大宮を長野新幹線(※当時は長野-金沢は未開業)の列車を利用しました。このようなケースでは、特急料金は通算されます。

乗車券の費用を節約するコツ

では、乗車券の基本を理解したところで、実際に節約する方法を考えてみましょう。最初に一般的に適用できそうな原則を述べた後、そのような原則をどのように活用するのかということを例を出して説明ましょう。参考書に例題があることと同じで、例題があったほうがわかりやすいためです。
乗車券と特急券を別々に買えることを踏まえて、乗車券と特急券を別々の章立てで紹介いたします。

遠距離低減制

乗車券は遠距離だと単価は低減されます。この考えの基本を見たあとに、この考えを導入するための方策を考えましょう。

遠距離低減制とは

乗車券は(例外があるにせよ)距離で価格が決まります。15.76円/km、1000km乗車した場合は12.31円/kmです。単価は1000km乗車する場合のほうが安いです。このように、乗車券は長くればするほど単価は安くなります。スーパーマーケットでまとめ買いすると安くなることと同じと考えれば理解しやすいです。乗車券をまとめればトータルコストは安くなるのです。

途中下車の活用

遠距離低減制を活用しよう、といっても移動距離は決まっています。遠距離低減制といえども絶対額は遠距離になるほど高くなることは変わりません。ここで、重要になってくるのは複数回の移動をする場合です。500kmの移動を2回繰り返す場合は、1000kmの乗車券を購入して、途中下車すれば途中に立ち寄ることができます。

往復割引の活用

今まで取り上げていませんでしたが、往復割引が存在します。往復割引は、601km以上(600kmを超える)経路を往復した場合、往路の乗車券、復路の乗車券がそれぞれ1割引きになります。この割引は自動的に適用されるため、申告しないと適用されないという種類のものではありません。

上級者向け:70条の活用方法

ここで、東京周辺に目的地があれば安くなる方法である70条を紹介しましょう。これは上級者向けといえます。駅員がこの規則を理解していない場合も多いのです…。

70条の適用範囲、太線の区間

図1. JRが70条を適用する範囲(JR東日本の公式サイトで使用されている図)

JRが定める範囲(図1)を通過する場合は、実際に乗車する経路に関わらず、最短経路で運賃を計算します。例えば、成田エクスプレスは東京-新宿で品川経由で運転されていますが、運賃を計算する際は四ツ谷(中央線)経由で行う、ということです。この特例の強力な点は、戻ったり、同じ駅を2度と通らない限り、最短経路以外でも途中下車が可能なことです。
この利用例も後で述べましょう。

乗車券節約の実践例

これらの基本的な考えをどのように利用するのか、実例を出しながら紹介しましょう。この実例で1)遠距離低減制、2)往復割引、3)70条の活用、の具体的な方法を知ることができるでしょう。

例1. 東京から名古屋と大阪への出張

まずは、実例が多そうなケースを出すことにします。東京から名古屋の乗車券は6260円、名古屋から大阪の乗車券は3350円、大阪から東京の乗車券は8750円です。ここで、東京から大阪の乗車券を購入して、名古屋で途中下車することにしましょう。東京→名古屋と名古屋→大阪の乗車券を別々にすれば6260円+3350円は9610円ですが、東京→大阪の乗車券は8750円ですので、860円の節約になりました。
※正確には東京ではなく東京都区内、同様に名古屋市内、大阪市内です。しかし、運賃を計算する上では「都区内」「市内」があろうとなかろうと同じですので、簡単のために省略しました。

これで満足することも良いですが、せっかくなのでもうひとひねりしましょう。東京から大阪までは556.4kmで600kmにわずかに足りません。ここで、601km以上の駅である明石までの往復乗車券を購入するとどうでしょう?運賃表を見ると、東京から明石までの乗車券の価格は9610円です。往復割引は10%引きですので、片道9610円×0.9=8649円となります。乗車券は10円単位ですので、8640円となります。往復なので(片道を2回と考えて)17280円となります。単純な片道×2で購入した場合は8750円×2=17500円ですから、差し引き220円の節約となります。当初予定の18360円から考えると、1080円も安くなりました。

ここまでは多くの節約本や節約サイトに掲載されている内容です。こんな内容では、「鉄道ラボは内容がないようだ」なんて言われてしまいます。そこで、私はもう一つのアレンジを加えます。そう、70条の活用です。

東京から明石までは608.9kmです。実は、601kmでも640kmでも乗車券の価格は同じです。同じ価格帯であれば、有効な距離が長いほどよいでしょう。それならば、640kmギリギリまで乗車券を伸ばしましょう。明石から先の駅まで購入しても実益はありませんから、出発駅を東京から離れた駅にしましょう。多摩地区に用事がある人は中央線、埼玉地区に用事がある人は東北線(京浜東北線)方面に伸ばすことを考えます。東京から北方向へ31.1km近く離れた駅は大宮です。大宮から明石までの往復乗車券とすれば、この出張の前後の都内の移動に活用できるのです。この実例がわかりにくいでしょうから、あえて細かい状況設定をしてみましょう。

居住地:新宿駅
8/7の目的地:池袋(友人との食事)
8/9-8/13:中京・関西地区へ出張(大宮-明石の往復乗車券使用)
8/15:赤羽(友人との食事)

この人はとても予定が詰まっている、いわゆるリア充ですので私からは妬まれます。

まあ、私の妬みは横に置いてこの例について考えてみましょう。

この場合、8/7は(ゆき)の乗車券を使用して池袋→新宿の日常の移動の足しにできます。
また、8/15は(かえり)の乗車券を使用して新宿→赤羽の日常の移動の足しにできます。

いずれも70条の特例を使用したパターンです。ミソは池袋、赤羽とも新宿から大宮への経路上にあるということです。旅費だけではなく、日常の交通費の足しにできました。ここで、大宮から乗車券を活用していないので損ではないか、という指摘もあるでしょうが、大宮に伸ばすことによる金銭的な損は0ですから、大宮から乗車券を活用していないことによる損失はまったくないのです。

最後に有効期間を確認しましょう。大宮から明石までの有効期間は5日間、往復乗車券はこの2倍ですから有効期間は10日となります。8/7~8/15は9日間(8日間ではない!)ですから、有効期間に収まるのです。

ここでは出発駅を大宮にしましたが、必ずしもそのようにする必要はありません。例えば、自宅が池袋にあって前後の予定が東京駅周辺に集中している場合は、出発駅を幕張本郷にします。実際の乗車経路を幕張本郷→東京→上野→池袋→新宿→品川とするのです。このあたりの細かなカスタマイズは各自の自宅、前後の予定を考えて組む必要があるでしょう。ただし、出発駅が都区内よりも1駅でも超えている必要があるので、そこに注意しましょう。また、今回の事例では関係ありませんが、出発駅を川崎にすると自動的に横浜までの運賃になります(川崎も「横浜市内」扱いです)ので、運賃が1ランク上がる可能性があります。その際は武蔵小杉にするなどの工夫が必要です。

例2. 東京から長野と名古屋の出張

さて、次に東京から長野と名古屋に出張することを考えましょう。東京から長野の乗車券は4000円、長野から名古屋の乗車券は4430円、名古屋から東京の乗車券は6260円です。これをひとまとめにしましょう。この場合は一筆書きの経路になりますから、1枚の乗車券にまとめられます。乗車券は「出発駅と到着駅が異なる必要がある」とは、ひとことも書いていないのです。この経路だと(832.6kmなので)11120円となります。別々に購入すると14690円でしたので、3570円の節約です。

この乗車券では名古屋を途中下車できません(近くの金山で折り返す経路になります)。名古屋駅そのものに用事がある場合は金山-名古屋の乗車券380円が必要です。ただし、名古屋でも地下鉄沿線に用事がある場合は千種(長野からの特急が必ず停車します)から地下鉄に乗り換えれば、名古屋で途中下車できないというデメリットは半分になります。また、東京に戻る際も地下鉄で金山に出れば名古屋で途中下車できないというデメリットは完全になくなります。

特急券を節約するコツ

特急券は1列車1枚が通常ですから、乗車券と異なりあまり節約の方法はありません。それでも節約する方法がないわけではありませんので、紹介します。

乗り継ぎ割引の活用

新幹線と特急を乗り継ぐ場合は、当日に限り(在来線→新幹線の場合は翌日も可能)特急列車の特急料金が半額になります(新幹線の特急料金は半額になりません)。ここでもポイントは最初の列車に「乗車した」当日ということです。ただし、適用される駅は新横浜~新下関、新青森、新函館北斗、長岡、新潟、長野、金沢に限定されます。また、同時に購入する場合に限られます。
※昔に書かれたサイトは無条件で翌日が可能と書いていますが、少し前にこの規則が変更されています。

通算する特例

JRの都合で乗り換えになった路線の場合、改札を通り抜けないことを前提に特急料金が通算になる場合があります。

・四国内の拠点駅(宇多津、丸亀、多度津、松山、高知、徳島、阿波池田)、ただし制限有り
・大分でにちりんとソニックを乗り継ぐ場合
・旭川で(札幌方面と網走方面)または(札幌方面と稚内方面)を乗り継ぐ場合

が代表例です。

特急料金節約の実践例

それでは、特急料金節約の実例を挙げます。特急料金(普通車指定席)の場合は、閑散期・通常期・繁忙期とありますので、全て通常期で記すことにします。

例1. 東京から酒田

東京から新幹線で新潟に向かい、新潟から乗り換えて酒田に向かうことを考えます。別々に購入すると東京-新潟の特急料金が4950円、新潟-酒田の特急料金が2250円で合計7200円かかります。しかし、まとめて購入すると6070円で済みます。新潟-酒田の特急料金が1120円になるためです。このようにして、1130円節約しています。

例2. 東京から長野と名古屋の出張

この出張で長野の滞在時間が数時間(長野で宿泊しない)というプランであれば、東京-長野-名古屋の特急券をまとめて購入すると良いです。別々に特急券を購入すると、東京-長野が4200円、長野-名古屋が2900円です。一方、東京-名古屋をひとまとめに購入すると、5650円で済みます。このようにして、1450円節約しています。

余談ですが、ここでもう少し安くする手段を述べましょう。

・新幹線の乗車駅を上野か大宮にする
東北・上越・北陸新幹線の場合、東京発着だと上野発着よりも必ず210円高くなります。上野でも東京でも便利さが変わらない場合は上野から新幹線に乗ることも手です。これは「例1」でも変わりません。大宮のほうが便利な場合は、この例では880円安くなります。新幹線は乗車する距離が短いほど安くなるのですから。
なお、大宮でも上野でも特急料金が変わらない場合もあります。「例1」で取り上げた新潟や仙台がそれに当たります。

・名古屋-東京でのぞみを避ける
名古屋から東京までのぞみだと4830円かかりますが、ひかりだと4620円です。ひかりは遅いというイメージがありますが、2本に1本(つまり1時間に1本)のひかり(小田原か豊橋にしか停車しないひかり)は、東京-名古屋でのぞみから逃げ切ります。タイミングが合えば、そのようなひかりを使うのも手です。

まあ、自由席ならば「のぞみ」「ひかり」「こだま」で特急料金に差はありませんね。

総合演習

ここで、乗車券と特急券をまとめた総合演習を実施して終わりにしましょう。

東京から名古屋と大阪への出張

乗車券を大宮-明石の往復割引にすることで、東京→名古屋、名古屋→大阪、大阪→東京と乗車券を別々に買うより1080円節約できます。残念ながら特急券は安くできません。それでも前後の予定にこの乗車券を使用することで、日常の交通費の足しにできます。出発駅を大宮、目的駅を明石にしましたが、ここは細かなカスタマイズが可能です。重要なことは640kmギリギリの往復乗車券にすることなのです。

東京から長野と名古屋の出張

この場合は一筆書きの経路になりますから、1枚の乗車券にまとめられます。乗車券は「出発駅と到着駅が異なる必要がある」とは、ひとことも書いていないのです。この経路だと(832.6kmなので)11120円となります。別々に購入すると14690円でしたので、3570円の節約です。

また、長野でその当日、名古屋で当日か翌日の乗り継ぎの場合は、新幹線と長野→名古屋の特急券を一緒に購入して1450円を節約できます。どちらを一括に購入するかは思案のしどころでしょう。ただ、全て一括で購入すればそのような悩みからは解消されます。

両方で5020円も節約できます。

東京から酒田への出張

さきほど、特急料金の計算例で出した区間ですが、誰が新潟から酒田まで特急に乗車しなければならない、なんて決めたのでしょう?裏技的な方法として、臨時快速のきらきらうえつを選択するというものがあります。この列車は快速なので、特急料金は不要です。指定席料金が必要ですが、その料金は閑散期は320円、その他が520円です。乗り継ぎ割引が適用されると特急用金が1120円ですから、600円節約できるのです。

きらきらうえつ、これでも快速!
写真2. きらきらうえつ(15年に新潟で撮影)

ただし、きらきらうえつは臨時列車である上に、本数も少ない(観光列車であるためです)ため、タイミングが合えばというイメージでしょう。

このように、特急を利用しなくても高速に移動できる区間は、京都-大阪-神戸-姫路(特急並みの速度を出す新快速が15分間隔)や岡山-高松が挙げられるでしょう。ある程度の距離を移動するのに特急を使うという先入観を捨てることも重要なのです。

旅行商品を活用する方法

番外編として、旅行商品を利用する方法を紹介いたします。旅行商品といっても添乗員が引率する団体ツアーに参加するわけではありません。ホテルと新幹線がセットとなったパックがあります。ただし、この商品を利用する場合は、以下の欠点があります。

・複数の目的地に行くことができないこと
・指定の列車に乗り遅れたら、後続の列車に乗れない(プランが多い)

今回のまとめ

今回は乗車券と特急券を購入方法を工夫することで、ある程度割安になることがわかりました。

・なるべく乗車券は1枚にまとめる(都区内→都区内のような乗車券も可能です)
※途中下車制度を活用しましょう
・単純往復の場合は往復乗車券にする
※東京-大阪の場合はあえて明石まで延長すれば、往復割引が適用されてかえって割安です
・東京出発の場合は、同じ価格帯であれば出発駅を都内の駅から郊外の駅に延長して、70条を活用
・新幹線と特急を乗り継ぐ場合は、まとめて購入すると特急料金が半額(ただし例外あり)

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