東横線ダイヤ~渋谷での折り返しと先頭車から観察

東横線のダイヤについて解析しましょう。単に時刻表を眺めるだけではなく、実際に乗車して実態を観察しています。

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ダイヤのあらましの解説

東急東横線(以下東横線)のダイヤは30分サイクルのダイヤになっています(表1)。

表1. 渋谷発車時刻の例(休日12:00-12:30)

東横渋谷下り

・15分間隔で特急急行が各1本走り、特急急行の間に各停が1本入るダイヤになっています。
※これらは全て渋谷-横浜(そして元町・中華街)を通しで運転します。

・この他に、30分間隔で菊名折り返しの各停が設定されています。

・横浜まで直通する各停は自由が丘と菊名で速達列車の待ち合わせます。

・菊名折り返しの各停は元住吉で特急の待ち合わせます。

実際の乗車による観察

上記の内容では時刻表を見て、「はいおしまい」というだけで終わってしまいます。そこで、実際に乗車して運転台後ろから観察してみました。

東横線渋谷駅での観察

まずは、渋谷から東横線に乗り込みます。東横線の駅は地下にあり、山手線から離れた場所にホームが存在します。山手線沿線住民の私にとっては不便ですね。「遠い山手線に乗り換えるのなら、新宿地区や池袋地区まで地下鉄直通があるからそっちを使ってね」というのが本音なのでしょうか?

東横線渋谷駅

写真1. 改札の外からホームは少し覗ける様子

改札前には電光掲示板が存在し、何番線に行けば良いのか明確にわかるようになっています(写真1)。

東横線渋谷の改札

写真2. 改札前に存在する電光掲示板

東急渋谷駅の発車案内表示

写真3. 電光掲示板の詳細

電光掲示板によると、特急は3番線とのことですから、3番線に向かいます。東横線は15分に2本の速達列車があるので、とても利用しやすいです。なお、4番線は始発の各停です。

3番線に目的の電車が入線する前に、4番線に折り返しの上りがやってきました。

渋谷どまりの各停が4番線に入線

写真4. 上りが4番線に入線

4番線に停車中の電車が下りに変わった

写真5. 4番線に到着後、すぐに下りの各停に変わる

時刻表を見ると、09分に渋谷止まりとして到着後、折り返して渋谷発の各停として10分に発車という慌ただしいスケジュールです。引き続き新宿方面に行きたい人は階段を通って乗り換えねばならないので、不便ですね。新宿三丁目まで運転することもダイヤ上可能でしょうが、渋谷-新宿三丁目の7分×2、特急待ち合わせ時間4分×2を考えると、2運用増えてしまいます。渋谷の新宿方で本線上折り返しをすれば、1運用の増加にとどまりますが、メトロが許可するとも考えにくいです。大方の乗客は中目黒で乗り換えが可能なことから、「不便でも良いか」という結論になったのでしょう。

そうこうしているうちに、特急が入線してきました。渋谷までの副都心線内は急行ですが、表示はすでに特急に変わっています。

西武車の特急が入線

写真6. 西武車による特急

東横線には10両編成と8両編成が混在していますが、特急は全て10両編成のため、安心感があります(急行は8両編成が存在します)。メトロや東急に乗り入れる西武車と東武車は全て10両編成です。そのため、東横線でこれらの車両を見たら外れの8両編成ではないことが確定します。各停は8両編成しかありませんから、各停に西武車と東武車は充当されません。

運転台後ろからの観察

幸い、運転台後ろのかぶりつきポジションが空いていたので、カメラ片手に観察してみました。
※周囲から見たら「何この人…」と思われるのでしょうが、気にしたら負けです(何に?)。車両を撮影する人は多いですが、運転台後ろから行き交う列車を撮影して、という人は少ないです。まあ、私は会社の先輩に「tc1151234はメンタルが強いからな」と言われていますけど…。

特急は渋谷を発車しました。

代官山を通過

写真7. 代官山を通過

渋谷と中目黒の両駅は全列車停車しますが、その狭間にあるのが代官山です(写真7)。私のようなセレブ(※)ばかりがいる街ですが、各停しかとまりません。
※私がそんな人ではないと入れ知恵した人は誰ですか?

ここから渋谷以遠に向かう際は、15分間隔でホームが変わる乗り換えが必要なのです(前述の渋谷行きの場合)。

中目黒どまりと並走

写真8. 中目黒手前で日比谷線の中目黒止まりと並走

最初の停車駅の中目黒は日比谷線からの乗り継ぎという側面が強いです。このときは中目黒着13:13の日比谷線とぴったり接続しました(写真8)。直通がなくなれども、接続はきちんとするという意図を感じます。日比谷線は5分間隔ですが、なぜか08分着は存在せず、1分遅れて09分に到着しています。中目黒08分発の東横線各停に接続させていないのはわざとなのでしょうか?

中目黒の引上線

写真9. 日比谷線の引上線

中目黒を発車しますと、引上線が3本現れます(写真9)。目の前の線路が東横線下り、電車(東武車)が走行しているのが最も上り線寄りの引上線です。ホーム上で折り返すという横着をせずに、引上線を活用して主たる乗り換えに対して同一ホームでの接続を担保しているのは、賞賛に値します(他には代々木上原や和光市が挙げられます、中野の不親切ったらもう)

祐天寺の待避線

写真10. 祐天寺の待避線

上り線の待避が可能なように、祐天寺の配線が変更されています(写真10)。原理的には上下ともに待避が可能ですが、下り線で待避すると速達列車がポイントを渡らねばなりません。そのため、上りの待避に使うのみと推測します。上りと下りのダイヤが異なるのはラッシュでしょうから、朝ラッシュ時を中心に使用するのでしょう。そうではなければ、ダイヤ作成者のセンスを疑います(私のセンスについて触れないのが大人です)。

特急の先頭車から自由が丘を眺める

写真11. 自由が丘での待避(下り各停はうまく写せませんでした)

最初の待避駅、自由が丘に到着します。上りでも速達列車と各停の待ち合わせを行っていました(写真11)。特急飯能行きと各停石神井公園の組み合わせです。飯能だの石神井公園だの東横線沿線住民は訳がわからないでしょうが、いずれも「渋谷・池袋方面」の先の駅です。自由が丘そのものの拠点性(おしゃれな街です、私がよく行くかどうかは聞かないのが重要です)、大井町線乗り換え、そして各停連絡ということから全列車停車とされたのでしょう。

東横線に目黒線が合流してくる

写真12. 目黒線が合流してくる(田園調布手前)

東急多摩川線への連絡線

写真13. 目黒線から東急多摩川線への連絡線

自由が丘を出発して、1駅、田園調布で目黒線と合流します(写真12)。そして、田園調布の先で目黒線-東急多摩川線の連絡線があります(写真13)。

武蔵小杉手前で目黒線各停に追いつかれる

写真14. 1回抜かした目黒線各停に追いつかれる

東横線特急から目黒線各停を眺める

写真15. 武蔵小杉で目黒線各停に連絡

新丸子(武蔵小杉の1つ手前)で各停を抜かしますが、こちらが減速してしまい、再び抜かされます(写真14)。武蔵小杉では目黒線各停よりやや遅れて到着です(写真15)。武蔵小杉では目黒線と相互に接続します。これによって、目黒方面から東横線特急に連絡でき、東横線特急からは元住吉と日吉に停車する各停に連絡できるのです。公式には案内されていませんが、元住吉と日吉に向かう人は自由が丘で乗り換えるよりも3分早く目的地に着けるのです。

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元住吉で各停を追い抜く

写真16. 減速させられた犯人、先行の各停

武蔵小杉を発車して、次の駅である元住吉で各停を抜かします(写真16)。武蔵小杉の手前で減速したのはこの電車の存在なのです。

菊名で各停に連絡

写真17. 菊名で各停と連絡

次の停車駅、菊名で再度各停に連絡します(写真17)。私の観察はここまでとしましょう。


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