東京郊外におけるクルマと鉄道

日本はクルマ社会といいます。一方、東京は世界有数の地下鉄網があることから、鉄道社会ともいえます。では、その東京の郊外の実態はどうなのでしょうか。東京郊外に会社がある私の事例から考えてみましょう。
私は大都会人でありながら、郊外部に通勤しています。そのため、他と差別化した視点で交通を眺めることが可能です。

※通勤など大都市の交通に関する様々な分析がありますが、いずれも郊外に住んでいて大都市に通勤していることが前提となっています。


バス通勤における現象

そのような視点で交通を眺めたところ、1つ興味深い現象に出くわしました。それは、私の会社の最寄駅(郊外の駅)でバスを待つ時です。私はその駅に8時前に到着します。そこから東上線に乗ると池袋には9時前に到着できます。したがって、東京方面に通勤する人も多いです。

一方、会社の方角には公共施設などがあり、そこに通勤する人も多く存在します。よって、バスで乗るためにバス停でバスを待つ人も多くいます。
しかし、駅に着いたバスから降りる人は少ないのです。つまり、順方向通勤のバス利用者は逆方向通勤のバス利用者に比べて少ないのです。

※弊ブログでは「順方向通勤」とは郊外に住み、都心に通勤すること、「逆方向通勤」は都心に住み、郊外に通勤すること、とそれぞれ定義いたします。

通勤が終わった時間でもありません。その証拠に、駅から池袋方面行きに乗り込む人は多いです。このことから言えるのは、地元住民はバスに見向きもせず(と言ったら言い過ぎでしょうけど)、その地域と縁もゆかりもない人(職場がある時点で縁はありますよね)がバスを利用していることを示します。地元住民に見向きされないことから(この近辺に通勤する人がほとんど存在しない年末年始の)12/29~1/3はこのバスは運休してしまうのです。

そんなことを考えながら、私は自転車で会社に向かうのです。そうして、バス代を懐に入れているエコに貢献しているのです。

地元住民への聞き取り調査

私の職場にはパートのお姉さまがいます。その方はパートですから、その地域に住んでいます。その方が言うには、クルマがないとどこにも行けないとのことです。
私は「安心と信頼の東上線に乗れば良いのでは?」と聞いたところ、「ホームセンターなど東上線では行けないところがあるのよ」と言われました。そう、日本の鉄道網といえども、駅から離れた目的地は多く存在するのです。

東京郊外のクルマ社会の簡単なまとめ

通勤にバスを使う人の目的地は会社と決まっています。そのため、会社へ行ければ良いのです(その会社への来訪ならばタクシーを使えば良いですね、それくらい会社の経費で出るでしょう)。そこには、1つの移動パターンしか存在しません。一方、地元住民は様々な場所に出かけます(食料品ならここ、食事ならここというように)。そこには複数の移動パターンが存在します。単一の移動パターンならば公共交通でも対応可能、複数の移動パターンならばクルマが欲しい、ということなのでしょう。

このように、駅から離れた場所への移動でも各自で巧みに交通機関を使い分けているのです。


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