お座敷列車に乗る(探しかた、車内紹介から実際の乗車)

記事上部注釈
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多くの人にとってなぞの存在、お座敷列車。ここでは、お座敷列車の探しかた、予約から実際の乗車まで2015年6月の乗車体験を例に示します。また、お座敷列車特有の車内についてもまとめます。

このページの概要(目次、タップできます)
  1. お座敷列車の探しかた
  2. 華に乗る

お座敷列車の探しかた

「お座敷列車に乗りたいな、でもお座敷列車って団体専用なんでしょ?」そのように考えていました。しかし、お座敷列車は団体列車ではなくとも乗車できるのです。
その証拠に、JR東日本のプレスリリースを見てみましょう(表1、2015年1月に発表、「春の増発列車のお知らせ」より)。

表1. さくらんぼ狩りに関する列車を紹介したコーナー

この内容によりますと、川崎から竜王まで臨時のお座敷列車が運行されることがわかります。そこで、この列車に乗ることにしたのです。

※485系華、485系宴、485系ゆうが対象です。

指定席券は指定席券売機かみどりの窓口で購入できます。指定席券売機で購入する場合は、「乗換案内から購入」を最初に選択しますと、よりスムーズです。

※このような方法で、首都圏の駅でも九州内の特急の指定席が購入できるのです。

華に乗る

このように、華の指定席券を購入しました。華や宴は、快速列車グリーン席扱いで発売されることが多いです。グリーン車といえども、特急の指定席と比較すればそこまで高価ではなく、ゆったり移動できます。

それでは、実際に乗ってみましょう。

写真1. 川崎駅の表示(コンコース)

写真2. 川崎駅の表示(ホーム)

川崎の表示を確認しましたが、どうやら一般列車と表示が異なるようです(写真1、2)。システムに手入力で入れたのでしょうか?そのようなことにケチをつけるうちに、列車が入線してきました(写真3)。やはりこの車両は華のようですね(写真4)。

お座敷列車「華」

写真3. 華の美しい車体

お座敷列車「華」

写真4. 華であることを自己主張

それでは、車内に入ります(写真5)。

華の車内

写真5. 車内全景

お座敷列車ですから、靴を脱いで入るわけです。そのため、特の感じがします。また、天井の照明も「和風」をイメージしていることがわかります。この車両は団体列車で使用することを意図しているので、ミーティングルームも存在し、その中には内線電話(ですよね?)も備わっています(写真6、7)。このような設備は一般の列車には存在しないため、新鮮に感じました。

華の車内

写真6. ミーティングルームの光景

華の車内

写真7. 内線電話(各号車と通話するためでしょう、今ならケータイがあるけど…)

また、くつろぐためなのか、上着を掛けるところも設定されています。そう、ハンガーがあるのです(写真8)。

華の車内

写真8. ハンガーがある様子

列車は南武線を進みます。せっかくなので、運転席背後に行ってみました(このスペースはお座敷ではありません、写真9)。このスペースも撮影したかったのですが、あいにく親子連れ(それも母親が熱心に眺めていました)がいらっしゃたので、スペースの撮影はかないませんでした。

華の運転席後部

写真9. 運転席背後からの景色(何駅か忘れました)

南武線をこのようなお座敷列車が走るのは大変珍しいのか、途中駅にはいわゆる撮り鉄が大量に発生していました。しかし、車内はそこまでの混雑は認められませんでした。

列車は立川から中央線に入ります(件の親子、いや母親)は、このポイントを熱心に眺めていました。どう考えてもマニアですね(それをわかっている私も同類なのでしょう)。この母親はお子さんに「教育」していましたが、子供はその「教育」に無関心でした。彼にとっては南武線だの中央線だのという細かな区分けはどうでも良かったのでしょう。

高尾から運転席背後のカーテンを閉めるとの案内がなされましたので、自席に退散しました。そう、高尾からはトンネルが多いのです。山間部を走るので、景色は良いのです(写真10、11)。

写真10. 列車の窓が額縁のようになった様子

写真11. 雄大な景色

お座敷列車の車内を見ればわかるように、網棚がありません。では、荷物はどうするのでしょう?そう、座席の背後に荷物を置くスペースがあります(写真12)。私はここに荷物を置いたのです。

華の車内

写真12. 高価なかばん(とします)が置かれた状態

終始、のんびりムードで甲府まで向かいました。特急列車の指定席より若干値は張りますが、1人当たりの専有面積は確実に特急列車より優っていましたし、何よりも空いていました。たまにはこのような列車で旅するのも良いと思いました。さくらんぼ狩りをする行楽客が多く、楽しい車内でした。私ですか?甲府からさらに先へ向かい、小海線に乗って帰りましたよ。

写真13. 貫通路の様子

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