都電に乗る~実際の乗車と大塚での折り返し

都電の車両に親しむ

都電には様々な車両が走っています。私もよくわかっていませんが、最近は古い車両から真新しい走行音が聞こえてびっくりしました。

7700形

写真1. 吊り掛け駆動の美しい音色を奏でない車両(巣鴨新田で撮影)

巣鴨新田で電車を待っていたら、早稲田行きが入線してきました。この車体なのだから吊り掛け駆動の美しいハーモニーが奏でられる、そう信じていました。しかし、インバーター音が鳴っていました。wikipedia先生を見ると、7700形という車両のようです。

7700形

写真2. 私が乗ったのも7700形

所用があり、王子駅前で降車したところ、私の好きな8500形が現れました。ナウいヤングがフィーバーしそうないかにも90年代前半の軽快電車というデザインで私のお気に入りなのです。

都電8500形と7700形

写真3. 美しい8500形

このとき、王子駅前では乗車券の販売(というより料金収受)が実施されていました。車内で支払うと手間がかかるという理由なのでしょうが、同じく乗降客の多い大塚駅前でも同様の取り扱いを実施すれば良いのに、そのように考えてしまいました。
途中の電停でも乗降客はそれなりに見られました。例えば、大塚と王子を短絡することによる長距離流動としての利用よりも、バス的な感覚で利用されているように見えました。


大塚での折り返し風景

私が大塚駅周辺に用事があった際、たまたま大塚駅前で折り返す電車がやってきました。大塚駅前はそれなりに利用客が存在する停留所ですが、折り返し線など存在しません。さて、どのように折り返すのでしょう?

大塚駅前どまり

写真4. 大塚駅前止まりの美しい8900形電車

8900形は2015年登場の最新型のようです。この車両は大塚駅前に到着したらどのように動くのでしょう?

大塚駅前どまり

写真5. 大塚駅前から少し進んだ、美しい8900形電車

大塚駅前どまり

写真6. さらに進んだところで止まった、美しい8900形電車

大塚駅前からさらに向原方面に進み、ポイントを渡ったところで停車します(写真6)。進んでいたとき(写真5)には尾灯が点灯していることに対し、停止したら尾灯が消えていますね(写真6)。

ポイントを渡る8900

写真7. ポイントを渡る美しい8900形電車

始発として君臨する8900

写真8. 荒川車庫前行きとして君臨する、美しい8900形電車

ここで乗務員が動いて、逆方向に発進します。おもむろにポイントを渡り、逆方向のホームに移動します(写真7)。その後、荒川車庫前行きとして乗客を待ちます(写真8)。
このように、本線を引上線として活用しているのです。柔軟に運用しているさまがわかると思います。都電は民鉄電車の香りがするのです(都の経営なので、公営鉄道に他ならないのですが)。

大塚と向原のあいだの側道の観察

大塚駅前から向原にかけて都電は坂を登ります。その途中に風情のある通りを見つけました(写真9)。

写真9. 極めて狭い側道

この側道は遮断機も何もありません。最初は「道か?」と疑いましたが、地元民(豊島区民?)が平然と横切っているのを確認し、「道だ!」と確信したのです。私もその道を活用して、線路の反対側に回りました。
そして、電車が来ることはどう知らせるのだろう?そんな疑問を持って電車を待ってみました。

南大塚を行く8500形

写真10. 警告表示がなされる

電車接近(だったかな?)という警告表示と都電通過時におなじみの警告音が電車の通過を知らせます。もっとも、この付近は大した速度は出ません。大塚駅前の南側には制限速度15km/hのカーブがあるのです。この電車が坂を下った際に、対向の電車とすれ違います。この時はどちらもナウいヤングが好みそうな8500形でした。

8500形のすれ違い

写真11. 8500形電車どうしのすれ違い

その後、対向の電車が早稲田方面に向かいました(写真11)。

坂を昇る8500形

写真12. さっきの小径を横断する8500形電車

このように、都電は地域とともに機能しているのです。でも、2両編成化と両端の延伸(地下鉄早稲田と地下鉄三ノ輪)をやってくれると便利でしょうね。さらにいうと、最高速度を70km/h程度まで上げて飯田橋と浅草を結ぶ都市内交通になれば、地域の交通の1歩上の役割を担い、山手線などの混雑緩和に貢献できるでしょう。

この時は8500形、8800形、8900形とインバータ車両ばかり出くわしました。東京都が車両に投資していることがわかります。つまり、東京都は都電を今後も活用するという意思表明を私たち都民に示しているのです。


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