yahoo!みんなの検定~113系、115系検定(詳細解説付き)

これらの形式の基本的な知識の定着を目的とします。合格基準は10問中5問の正解です。
※2011年時点での状況でお考え下さい。
合格率:23.7%(93名中22名合格)



■10問中1問
113系と115系は似ている車両ですが、別形式です。それでは、両形式の本質的な違いは何でしょう?
※下関区のG編成、H編成のクハ111は115系としてお考えください。
(1)115系は寒冷地対応のため、半自動ドアです。一方、113系は半自動ドアではありません
(2)115系は勾配線区向けに抑速ブレーキが付いています。113系は平坦線区のため抑速ブレーキは付いていません。
(3)湘南色では113系と115系は塗り分けが異なります。
(4)115系はローカル線用なので2ドア車です。

正解 (2)
115系と113系の本質的な違いは抑速ブレーキの有無です。
(1)113系700番台(湖西線用)は半自動ドア装備です。半自動ドアが本質的な違いであればこの車両は115系と呼ばれたことでしょう。
(3)113系と115系では色の塗り分けが異なりますが、本質的な違いではありません。宇都宮線には115系の塗り分けをした113系も存在しました。
(4)115系において2ドア車はむしろ異端車です。
なお、下関区G編成、H編成のクハ111は113系からの転入車で115系に連結されて抑速ブレーキが付いています。

■10問中2問
113系はJR化後に新型車両に追われて数が減り、各種改造もなされました。以下の記述のうち正しいのはいくつでしょうか?
正しい選択肢のを選んでいただく問題です。
(A)クハ113は国鉄時代の最盛期に比べて約2割の車両数となってしまいました。
(B)JR西日本管内では110km/h対応車が誕生し、改造後は原番台と関係なく5000番台とされました。
(C)一部の車両は415系に改造されました。
(D)ラッシュ時の増発用に高崎線に113系が運用されたりするなど、従来の113系と115系の使われ方の常識にとらわれない運用もなされました。
(1)全て誤り
(2)1つ正しい
(3)2つ正しい
(4)3つ正しい

正解 (2)
(C)のみ正しい記述です。
(A)113系にはクハ113はもともと存在しませんでした。数多く存在したのはクハ111です。現在はJR四国にクハ113が存在します。
(B)正しくは原番号+5000です。一部の車両は+5500とされました。
(C)七尾線電化用に113系800番台が415系800番台に改造されました。交流区間に対応する機器は北近畿地区の485系から抜き取られ、183系となりました。余談ですが、改造前の形式の合計は113+485=598で、改造後の形式の合計は183+415=598で一致しています。
(D)高崎線には113系は運用されていません。ただし、宇都宮線で113系が定期運用された実績はあります。

■10問中3問
115系が定期運用(定期列車の運用に入った)された路線は次のうちいくつあるか答えて下さい。
正しい選択肢のを選んでいただく問題です。
(A)東海道本線
(B)東北本線
(C)可部線
(D)成田線
(E)常磐線
(1)2路線
(2)3路線
(3)4路線
(4)5路線

正解 (3)
(A)湘南新宿ラインとして、大船以東の運用がありました(品川-大船は東海道線です)。また、静岡地区では113系に交じって活躍していました。
(B)115系の当初の投入路線ですね。
(C)可部線は105系が多いですが、115系も使われます。
(D)113系が使用不可となった際に、115系が湘南色のまま使われていました。
(E)415系と103系の天下だったため、割り込む余地はなかったようです。

■10問中4問
115系の2ドア車についての文章中、( A )( B )に当てはまる記述を選んでください。
115系3000番台は広島地区に導入された。JR化後しばらくして115系の2ドア車は増加したが、この理由は( A )ためである。これらは3500番台と命名され、3000番台に比べて車内は( B )という特徴がある。

(1)A. 編成中間の3ドア車の中間扉を撤去した B. クロスシートが少ない
(2)A. 117系電車から改造した  B. クロスシートが少ない
(3)A. 編成中間の3ドア車の中間扉を撤去した B. クロスシートが多い
(4)A. 117系電車から改造した  B. クロスシートが多い

正解 (4)
広島地区の115系3000番台は先頭車が多めに製造されました。この理由として短編成化・高頻度化政策のために先頭車の需要が高まったためです。JR化後3ドアの中間車の一部は117系から改造された115系3500番台に置き換えられました。
115系3000番台の車端部はロングシートなのに対して、115系3500番台の車端部はクロスシートです。そのため、115系3500番台は115系3000番台に比べてクロスシートが多いという特徴があります。車端部がクロスシートのためです。なお、115系3500番台は岡山地区でも活躍しています。
なお、岡山地区には中間のみ2ドアの編成が、広島・下関地区には先頭のみ2ドアの編成があります。これらの編成組み替えはしないのでしょうか?
【後日談】広島地区にも新型が導入されて変化しましたね。

■10問中5問
JR東日本で最後まで113系が活躍していたのは房総地区です。以下の文章のうち、房総地区の113系に対する記述として誤っているものを選んでください。
(1)房総地区の113系は千葉駅以東で運用されていました。そのため、千葉駅の西側の稲毛駅に顔を出すことは通常ありませんでした。
(2)千葉駅以東では最大10両で運用されていて、人々の足として重宝されていました。
(3)鹿島線では後継車の211系での運用はありませんでした。
(4)湘南カラーに塗り替えられた車両も存在し、一部の物好きに注目されました

正解 (1)
(1)車庫が幕張にありますので、稲毛駅を通過することは日常の光景でした。現在は209系が通過しています。
(2)千葉駅に発着する電車のうち、外房線側は最大10両編成です。総武本線側は8両が最大です(津田沼以西発着の場合は最大15両です)。内房線に直通する電車も最大10両です(厳密には千葉-蘇我は外房線なのでこの表現としました)。
(3)211系は5両編成です。一方、鹿島線直通が主に使う佐原駅0番線は4両までしか対応できません。そのため、鹿島線に211系は入れなかったのです(鹿島線の起点は香取です)。
(4)記述の通りです。湘南色ファンが注目したようです。たまたま、私は館山から安房鴨川まで乗ったのですが、変な気分でした。

■10問中6問
113系800番台について書かれた次の文章を読み、( A )と( B )の空欄に当てはまる語句の組み合わせとして正しいものを選んでください。
113系800番台は福知山線の電化を記念して国鉄が改造した車両である。ベンチレータ-の形状が( A )り、無理やり半自動ドアにしたりとお金がないことを窺わせる苦心作であった。後に、415系や113系( B )番台に改造されている。
(1)A. 後期型のベンチレーターに交換した B. 2800
(2)A. 後期型のベンチレーターに交換した B. 3800
(3)A. 開口部の一部を板で埋めた B. 2800
(4)A. 開口部の一部を板で埋めた B. 3800

正解 (4)
A. 113系の初期型のベンチレーターは換気効率を最優先にしていましたが、それでは雪まじりの風を吸いこんでしまいます。そのため、あまり風を入れないように板でふさいだのです。後期型のベンチレーターでも同じ目的を達成できましたが、お金がかかるのでやらなかったようです。
B. 113系3800番台です。先頭車改造がなされた側の先頭車は独特の形状でした。現在では223系に置き換わりました。

■10問中7問
JR東海で活躍していた113系や115系に関する(a)~(d)の記述のうち正しいものはいくつありますか。ただし、ここでは中央東線は中央本線の塩尻以東とします。
正しい選択肢のを選んでいただく問題です。
(a)神領車両区の113系はエキスポシャトルとして万博輸送でも活躍していました。
(b)万博輸送には神領電車区の車両だけでは不足していましたから、静岡地区の115系も使われました。
(c)いわゆる湘南色(115系や165系パターンも含む)の車両が中央東線を走っていました。
(d)運転席と客席仕切窓のサイズが拡大されていました。
(1)1つ正しい
(2)2つ正しい
(3)3つ正しい
(4)全て正しい

正解 (3)
(b)以外の3つが正しい記述です。
(a)神領車両区の211系5000番台がエキスポシャトルの主力でしたが、一部で113系も使われました。この113系の一部は静岡地区の車両でした。
(b)115系ではなく113系です。
(c)飯田線から中央東線に乗り入れる車両は湘南色でした。現在は313系1700番台に置き換わっています。
(d)記述の通りです。JR東日本車よりも状態が良かった(と個人的に思います)ので、熱海以東で当たると幸運と思ったものです。

■10問中8問
113系や115系には転換クロスシートに改造された車両があります。転換クロスシートに改造された113系が定期運用で走行したJRは何社でしょうか?
(1)1社
(2)2社
(3)3社
(4)4社

正解 (3)
JR東海、JR西日本、JR四国の3社です。
JR西日本とJR四国は自社で転換クロスシートの113系を保有しています。
また、JR東海の保有していた113系や115系はボックスシート車でしたが、大垣-米原でJR西日本保有の113系が乗り入れていました。このため、JR東海も該当するのです。
なお、JR北海道には直流電化区間がないですし、JR九州の直流電化区間は筑肥線(と門司駅構内を除く山陽本線)だけですから、113系が走行した実績はありません。JR東日本でも転換クロスシートを備えた113系が定期運用に充当された実績はありません。

■10問中9問
いわゆる信州カラーの115系について正しい記述を選んでください。
(1)東京都から新潟県までが守備範囲であるが、長野県の隣の岐阜県には入らない。
(2)地方向けのため、2両編成と3両編成が主で4両編成が最大である。
(3)1987年3月にオールロング化された編成がありますから、オールロングシート車が存在します。
(4)活躍の場は3社にまたがる。

正解 (4)
(1)JR東海管内の中津川-塩尻でも活躍しますから、岐阜県にも入ります。このため、誤りの記述です。
(2)6両編成が存在するため、誤りの記述です。なお、この記述は新潟地区の115系ならばおおむね正しい記述です。
(3)オールロング化された編成は存在しますが、2002年にセミクロスシートに戻されています。
(4)記述の通りです。所属のJR東日本の他に、JR東海としなの鉄道でも活躍します。
【後日談】長野地区も211系ばかりになりましたね。私は松本-長野までE217系に揺られました。

■10問中10問
113系がまとったカラーで正しい記述を以下の(a)~(d)のうちいくつあるか選んでください。なお、カラー名の些細な違いを問う意図はありません。
正しい選択肢のを選んでいただく問題です。
(a)湘南色の113系はなくなりましたが、広島地区、岡山地区、高崎地区で115系による湘南カラーが残っています。
(b)瀬戸内色は115系しかまとっていません。
(c)JR西日本に残存する113系は今後、抹茶色(京阪神地区)、青緑色(和歌山地区)のいずれかに塗り替えられます。
(d)スカ色の113系は長野県では運用されていません。
(1)1つ正しい
(2)2つ正しい
(3)3つ正しい
(4)全て正しい

正解 (1)
(d)のみ正しい記述です。
(a)現在は京都地区、岡山地区(わずかのみ)、広島地区で見られます。
(b)広島地区の113系の一部では瀬戸内色をまとっています。
(c)岡山・広島地区の113系は濃黄色に塗装変更されます。これは、イメージアップなのか塗装代をケチるためかを探ることはしないでおきましょう。
(d)記述の通りです。乗り入れなかったのはスカ色の115系では?と思うかもしれませんが、この文は誤りではありません。

113系の外観(2017年8月、柘植)

写真.イメージアップの塗装を施した(という建前)の113系電車(17年夏京都・福井旅行記~草津線に乗る(113系の観察)に収録)


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