yahoo!みんなの検定~山手線検定(詳細解説付き)

記事上部注釈
弊サイトでは実際に利用したサービスなどをアフィリエイトリンク付きで紹介することがあります

検定概要:日本でも有数の知名度を誇る山手線。この路線についての基礎知識を学びましょう。私が問題を作成すると合格率が悪くなるようですから、合格基準を5問正解に変更しました。
※投稿したのが2011年9月ですので、その時点での状況でお考え下さい。
合格基準:10問中5問以上の正解
合格率:24.4%(82名受験、20名合格)

山手線と対面する7000形

写真. 大塚に停車中の電車

■10問中1問
山手線の路線形態について述べた次の文章があります。空欄( A )( B )にふさわしい語句の組み合わせの選択肢を選んでください。
山手線は( A )を起点とし、田端に至る路線である。そのため、正式には( B )を通らない。ただし、( B )も通る都心部を一周する路線として認識したうえで他人と話すのが良い。
(1)A. 大崎 B. 新宿や池袋
(2)A. 品川 B. 新宿や池袋
(3)A. 大崎 B. 東京や上野
(4)A. 品川 B. 東京や上野

■1問目の解説
正解 (4)
山手線は正式には品川を起点とし、新宿や池袋を経由して田端に至る路線です。そのため、上野や東京は通りません。田端-東京は東北本線、東京-品川は東海道本線に所属します。
蛇足ですが、代々木-新宿は中央本線との重複区間でしたが山手線単独の区間とされました。中央本線の単独区間ではありません。

■10問中2問
山手線の歴史に関する(A)~(D)の記述のうち、正しいものはいくつありますか。ただし、この問題では細かな年月日の正誤を問う意図はありません。
正しい選択肢のをお答えいただく問題です。
(A)明治18年(1885年)に日本鉄道品川線として品川-田端が全通した。
(B)1925年から現在に続く環状運転を行う直前は「の」の字運転が行われていた。
(C)(B)で環状運転がなされていなかったのは、秋葉原-神田間は開業していたものの、電化されていなかったためである。
(D)池袋駅よりも目白駅の開設が新しい。
(1)全て誤り
(2)1つ正しい
(3)2つ正しい
(4)3つ正しい

■2問目の解説
正解 (2)
(B)のみ正しい記述です。
(A)1885年に日本鉄道によって開業されましたが、その区間は品川-赤羽です。池袋-田端間の開通は1903年でした。1885年に「全通した」というのは誤りですから、誤りの記述です。
(B)中野-新宿-東京-品川-新宿-池袋-上野の系統で運転されていた時期がありました。
(C)秋葉原-神田は未開通のため、環状運転ができなかったのです。なお、環状運転開始まで上野-秋葉原は貨物営業のみでした。
(D)目白駅は1885年に開業しました。池袋駅は1903年に開業しました。そのため、池袋駅よりも目白駅の開設が古いです。池袋駅は、池袋-田端の開業に伴って設置されたのです。

■10問中3問
「戸籍上の」山手線で使用されているE231系に関する(A)~(D)の記述のうち、正しいものはいくつありますか。ただし、定期運用でお考えください。
正しい選択肢のをお答えいただく問題です。
(A)全てE231系500番台に統一されていますから、グリーン車やセミクロスシート車はありません。
(B)全ての車両は東京総合車両センターの所属です。
(C)最も新しい車両の一部はドア窓に複層ガラスが採用されています。
(D)地下鉄直通用の車両は定期運用に使われていません。
(1)1つ正しい
(2)2つ正しい
(3)3つ正しい
(4)全て正しい

■3問目の解説
正解 (2)
(C)と(D)が正しいですから、答えは(2)です。
戸籍上の山手線に使われる車両は、いわゆる山手線と山手貨物線に使われる車両に分けられると思います。
(A)山手貨物線通る湘南新宿ラインは、E231系500番台を使っていません。
(B)E231系500番台は東京総合車両センターの所属ですが、湘南新宿ラインの車両の所属は小山車両センターや国府津車両センターのため誤りです。
(C)E231系500番台の10号車に組み込まれた車両のドア窓は複層ガラスです。7号車も複層ガラスにしなかった理由は、私には分かりかねます。
(D)地下鉄に直通しないので、当然の記述です。いわゆるりんかい線は国土交通省監修の統計資料では地下鉄としては扱われていません。
E235系の前面
写真.当時には存在していなかったE235系

■10問中4問
運行体系上の山手線には6ドア車がありました。6ドア車について述べた次の文章があります。空欄( A )( B )に最もふさわしい説明の組み合わせの選択肢を選んでください。

6ドア車は1990年から連結され始めた。この時座席を減らして立たせるのはどうか、という批判があったが( A )のため、正しい批判とは言えない。2010年から6ドア車を4ドア車に置き換え始めたが、この直接の理由は( B )である。
(1)A. 乗車時間が短いので立っていても問題ない B. 混雑が大幅に緩和された
(2)A. 乗車時間が短いので立っていても問題ない B. 6ドア車がホームドアに対応できない
(3)A. 座席数が減っていない B. 混雑が大幅に緩和された
(4)A. 座席数が減っていない B. 6ドア車がホームドアに対応できない

■4問目の解説
正解 (4)
ラッシュ時に座席収納車として運用できる車両として6ドア車がデビューしました。山手線ではこのときに10両から6ドア車を組み込み11両になりました。このため、1編成当たりの座席数は減っていません。なお、ホームドアに対応するため、6ドア車は引退せざるを得ませんでした。
ここで、他の選択肢について考えます。( A )に入る説明に「乗車時間が短いので立っていても問題ない」というのは不適切です。その理由は(建前上であっても)鉄道営業法では立席を禁止しています。そのため、(現状では机上の空論ですが)鉄道事業者は座席を提供する義務があるのです。利用実態を考えても「最も適切」な説明にはならないでしょう。
( B )の説明に「混雑が大幅に緩和された」とありますが、これも「最も適切」とはなりません。2005年度は216%で2009年度は202%です。これでは大幅に混雑が緩和されたとは言えませんね。
【後日談】上野東京ライン開業で上野-御徒町の混雑は緩和しましたね。

■10問中5問
ATCをデジタル化する際、他の手段も考えられました。山手線に先立ち京浜東北線のATCを更新する際に考えられた検討として誤りを選んでください。
(1)当時のATCは多段ブレーキ制御方式であったため、停止までの距離が長くなるという欠点があった。
(2)ATS-Pは一段ブレーキが可能という点は優れていたが、信号機の増設が必要なため見送られた。
(3)常磐線(各駅停車)と同様にアナログ方式のまま一段ブレーキが可能な仕組みもあったが、コストアップのため見送られた。
(4)ATCをデジタル化しても一番ブレーキ性能の悪い列車に合わせる必要があるため、新型車両に更新した。

■5問目の解説
正解 (4)
【解説】
(4)は「D-ATCは車両の減速性能が向上した場合、車上のデータベースを変更すれば、地上設備の変更なしに列車運転間隔の短縮が可能」なため、「一番ブレーキ性能の悪い列車に合わせる必要」なことはなく、誤りです。
【背景】
京浜東北線のATCが老朽化していたため、ATCを更新することにしました。この際、当時のATCの問題点として以下の点が挙げられていました。
(a)速度信号に応じて階段状に多段階で減速するため、多段ブレーキ制御(ブレーキの動作・緩解の繰り返し)により乗り心地に影響を与える。
(b)一番ブレーキ性能の悪い列車に合わせているため、時間的なロスが大きく、車両のブレーキ性能が向上しても列車の運転間隔や運転時分の短縮につながらない。
(c)重厚な装置構成や専用機器の利用により、高コストな設備が必要。
という問題点がありました。これを全て解決できるのがD-ATCでした。なお、ATS-Pでは信号機の増設が必要なため、(c)を満たせず、アナログ式のまま閉塞区間を短くしても(b)と(c)の問題点は解決できませんでした。(って鉄道ジャーナルに書いていました。)

■10問中6問
山手線の読み仮名に関係した(a)~(d)の記述のうち、正しいものはいくつあるか選んでください。
正しい選択肢のをお答えいただく問題です。
(a)「山手」は「やまのて」と読み、この由来は東京の山の手を通るためである。
(b)山手線の読みを正式に決めたのは、吾妻線開業時に国鉄が全路線名のよみがなを振ることにした時である。
(c)終戦直後、GHQが来た際にローマ字を割り振った際は「YAMANOTE」とした。
(d)通常、山の手と対をなす概念は都心である。
(1)全て誤り
(2)1つ正しい
(3)2つ正しい
(4)3つ正しい

■6問目の解説
正解 (3)
(a)と(b)が正しいため、(3)が答えです。
(a)現在は「やまのてせん」と読みます。
(b)吾妻線を「あづません」と読ませないために、国鉄は各路線に振り仮名をつけました。
(c)終戦直後、国鉄はYAMATEとローマ字を振りました。これが改められたのは1973年の吾妻線開業です。
(d)通常は「山の手」と「下町」に分けられると思います。

■10問中7問
山手線は踏切が少ない路線の1つです。戸籍上の山手線の踏切に関する記述として正しいものはいくつあるか答えてください。
正しい選択肢のをお答えいただく問題です。
(a)旅客線には第一中里踏切しか存在しません。
(b)貨物線単独の踏切はいくつか存在します。
(c)旅客線と貨物線の踏切を合計すると3か所です。
(d)貨物線と旅客線を同時に渡る踏切では開かずの踏切として問題視されています。
(1)1つ正しい
(2)2つ正しい
(3)3つ正しい
(4)全て正しい

■7問目の解説
正解 (1)
(b)が正しいため、(1)が正解です。
(a)第二中里踏切です。第一ではありません。
(c)大崎支線を除いても4つあるため、誤りの記述です。
(d)現在は旅客線単独の踏切か、貨物線単独の踏切しかありません。
なお、戸籍上の山手線に存在する踏切は以下の通りです(大崎支線を除きます)
(1)旅客線
第二中里踏切(駒込―田端)
(2)貨物線
長者丸踏切(目黒―恵比寿)
青山街道踏切(代々木駅の南側)
厩道踏切(代々木駅の北側)

■10問中8問
運転系統上の山手線で活躍していた車両(現在の車両も含む)について正しい記述を選んでください。
(1)101系電車は黄緑色で誕生し、茶色の旧型電車との差は明白でした。
(2)103系電車はATC設置工事の際に後期型に統一され、その際に全車に冷房が取り付けられました。
(3)205系電車は当初10両編成で登場し、国鉄初のステンレス車として華々しく活躍しました。
(4)E231系500番台の起動加速度は3.0km/h/sです。

■8問目の解説
正解 (4)
(1)101系はカナリア色と呼ばれる黄色の車体でした。
(2)ATC導入の際、後期型も統一されましたがまずは先頭車のみの設置でした。
(3)キハ35形でステンレス車が製造されましたので、205系が国鉄初のステンレス車ではありません。

■10問中9問
山手貨物線は貨物列車主体から旅客列車主体にパラダイムシフトしていきました。このことに関する記述について正しいのはいくつでしょうか。なお、定期運行の列車に限ります。
正しい選択肢のをお答えいただく問題です。
(a)埼京線開業に合わせて、まず池袋―新宿間の旅客営業が行われました。
(b)JR化後に池袋以北の貨物線も旅客営業を開始しました。
(c)新宿以南の貨物線の旅客営業は埼京線の開業までありませんでした。
(d)池袋駅北側の山手貨物線と埼京線の立体交差化工事が完了したため、湘南新宿ラインの増発が可能となりました。
(1)1つ正しい
(2)2つ正しい
(3)3つ正しい
(4)全て正しい

■9問目の解説
正解 (3)
(c)は誤りで、湘南新宿ライナー(現在のおはようライナー新宿、ホームライナー小田原)運行開始時に新宿以南の旅客営業が始まりました。

■10問中10問
戸籍上の山手線のうち、他社の乗換駅のないのは次のうちどれか選んでください。
(例)新宿駅は小田急の新宿駅があるため乗換駅である。
(1)大崎
(2)駒込
(3)大塚
(4)五反田

■10問目の解説
正解 (3)
大塚には乗換駅はありません。都電荒川線に乗り換えることができますが、荒川線には駅は存在しません。荒川線に存在するのは停留所です。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする